羽田空港第3ターミナルの江戸小路の一角にある伊東屋は、銀座店とは異なり、洗練された文房具だけが並ぶ小さな店舗です。しかし、「手にしたときの心地よさ」をテーマに集められた文具たちに、思わず心が踊ります。
その中で目に留まったのが、伊東屋オリジナルブランドCOLOR CHARTの「ジョッターメモ」でした。小さなメモパッドでありながら、デザイン性と機能性に心を奪われました。
挟まっていたのはメモ用紙でしたが、サイズ的に5×3インチの情報カードも使えそうです。店員さんに確認すると、「わからないので…」と、その場で挟まっていたメモ用紙を計測してくれました。125mm x 75mmと、まさにピッタリのサイズ。
後で調べてみると、これは「3×5インチサイズのジョッター用替えメモ『伊東屋オリジナル・メモS』」だと思いました。「店員さん、、。」
全種類のカラーを見せていただき、最終的にレッド(75 Peony bouquet)を購入!
前に紹介した、DIPLOMAT マグナム ソフトタッチ(名前で勘違い、マグナム ソフトタッチはスチール軟調ペン?)との相性もいい感じです。ちなみに、レッドの裏面はこんな感じです。
ジョッターとは?
ジョッターは英語表記ではJotterとなります。Jotには、「さっと書きとめる」「ざっとメモする」という意味があります。「さっと」とか「ざっと」です(笑
「Jot」に「-er」が付くことで、「さっとメモするための道具」や「ざっと書き留めるためのもの」となり、メモ帳というよりも、すぐに書き始められるメモパッドとしての役割が強調されています。
- ジョッターメモの特徴
- 持ち運びに便利
ジョッターは小さくて軽量なので、ポケットやバッグにすっきりと収まります - 速攻メモ取り
表紙を開く手間がなく、立ったままでも、すぐにメモがとれます - 思考の整理
1枚1枚のカード形式なので読み返したときに意外な繋がりに気がつきます
Color Chart(カラーチャート)のジョッターメモ
カラーチャートは、銀座 伊東屋が展開する、「色」にこだわったオリジナルブランドです。文房具を「日常に彩りを添えるもの」として捉え、色と機能性のバランスを重視し、個人のライフスタイルにマッチするよう、多彩なカラーバリエーションとシンプルなデザインを提供しています。
そして、カラーチャートのジョッターメモも、その豊富なカラーバリエーション(全6色)とシンプルで洗練されたデザインが特徴です。ビジネスシーンでもプライベートでも違和感なく馴染むため、使いやすさに配慮されています。薄型でかさばらず、ポケットやカバンに収まり、必要なときにスッと取り出してサッとメモできる利便性は抜群です。
ジョッターメモは、情報カードの上下をしっかりと固定できる構造のため、カードを装着したまま持ち運べ、取り出して直ぐにメモできます。厚さも4mmあるので、手に持った状態でも安定してメモを取ることができます。また内側に予備のカードを数枚収納可能できます。
「どこでも、いつでも、メモをサッと取る!」にフォーカスを当てた、シンプルで洗練されたデザインと機能を兼ね備えた逸品です。メモを取るたびに「良い道具を使っている」という満足感を味わえるので、「持ち歩いて、メモを取らなきゃ!」という気持ちにしてくれます。
あなたも一度手にして、その魅力を体感してみませんか?
5x3インチの情報カード
初版が1967年と古い本ですが、情報の整理法やアイデア発想の参考として、梅棹忠夫氏の著書『知的生産の技術』に登場するのが「情報カード」です。
梅棹氏は大きめのB6サイズの情報カードの使用を推奨していますが、北米では5×3インチの情報カード(Index Card)が一般的です。自分もB6サイズではなく、一時期この5×3インチサイズの情報カードをよく使っていました。
現在もLIFEやコレクトから5×3インチの情報カードが販売されており、根強い需要があることが伺えます。
また、ダイソーでもB6、5×3インチ、名刺サイズの3種類が110円(税込)が購入できます。100均で扱われるほど、ニーズがあるのかもしれないというのは驚愕です。
- B6サイズ:
情報カード index card 無地 B6(182×128×0.2mm)30枚 - 5×3インチ:
情報カード index card 無地(125×75×0.2mm) 80枚 - 名刺サイズ:
情報カード index card 無地(91×55×0.2mm)160枚
紙の厚さは0.2mmと、厚紙程度のしっかりとした厚みがあり、メモやアイデアの記録には十分です。
さらに、ダイソーで出会った「名刺サイズの情報カード」は、新しい出会いとなりました。
ジョッターメモの使い方
5×3インチ(125x75mm)の大きさがあると、短い文章でその瞬間の感情や思考を簡潔に記録できるのが魅力ですね。メモ用紙ではなく、しっかりとした厚みのあるカードなので、手にとったときの手応えがあり、保存性も高いのが特徴です。書いたカードを箱に入れて保管し、時折見返すことで、その時の思考や感情をフラッシュバックできるのも、手書きのメモならではです。
カードには前述した「その瞬間の感情や思考」をするようにしましょう。そして日付を忘れずに書きます。
e.g.
伊東屋@羽田 ジョッターメモ
- カラーチャート
- 5×3inc 情報カード 売ってる?
- ジョッターメモのリフィルは?
- 文房具にカワイイは必要
- やっぱり赤が好き
- ジョッターメモで使う筆記具は?
2024.10.01
こう書いておけぼ、後で調べるときのキーワード、その時の自分の感情や思考が残せます。
なぜ他のメモ帳ではなく、ジョッターメモなのか
世の中には数え切れないほどのメモ帳がありますが、どうしてジョッターメモに心を奪われたのか。その理由を考えてみました。
まずは、ポケットやカバンからサッと取り出して、すぐに書ける携帯性と機動性。メモ帳にはない、抜群の瞬発力です。
そして、手帳やノートが「連続した時間軸としての記録」なのに対して、ジョッターメモは思考や感情の瞬間を切り取る「記憶のカケラ」です。この時間軸に関係性のない断片的な「カケラ」を繋ぎ合わせることで、新しい発見やアイデアが生まれます。
RHODIA(ロディア)No.11にカバーをつければ似たような使いかができるかもしれません。
こんな風にね。
![]() |
【引用】Amazon - RHODIA No.11 LEATHER COVER |
でも、違う、、。
ジョッターメモで持ち歩くのは、1枚に切り離すメモ紙ではなく、厚みのある1枚の情報カードです。かつて情報カードを持ち歩くのが不便で次第に使わなくなってしまった経験からか、ジョッターメモの第一印象は、「お洒落な情報カード・ホルダー!」です。
それが「もう一度、情報カードを使ってみたい」という気持ちに繋がり、「これ欲しいかも」と思わせたのかのもしれません。
実際に使ってみると、とても使いやすく、「持ち歩きたい」「メモをとりたい」という気持ちになります。毎日の中で使う道具だからこそ、こうした満足感はとても大切です。
まとめ:ジョッターメモが日常を特別にする理由
外で使うことを想定して購入したジョッターメモですが、実際には自宅でも、読書中やネットで調べ物をしているときなどに、ふと「これを書き留めておきたい」と思った瞬間にサッとメモできるのが便利です。ブロックメモだとテーブルや下敷きが必要な場面も、ジョッターメモならそのまま書き込めるのが魅力です。
5×3インチのサイズは、思考の「断片の記録」としてもほどよく、今ではなくてはならない存在となりました。伊東屋で出会ったこのメモパッドが、手書きの世界をさらに広げ、自分の感情や考えを記録し、アイデアや思考を整理するための大切なツールになりました。
太字の万年筆を購入したときに考えた、人の目に晒すために一筆箋として使うのもありです。
ジョッターメモをいちど手に取ってみてください。単にメモするためのツールではなく、日常の瞬間を大切にするための相棒としての、その魅力にきっと引き込まれるはずです。
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