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Post Date:2026年6月22日 

再び、アナログ・スマートウォッチという選択

木製テーブルに置かれたWithings ScanWatch Vitals 42mm

以前、Withings ScanWatch についてブログを書きました。Apple Watchが主流の中で選んだ、「時計らしい」スマートウォッチです。

4年半使っていましたが、リューズ(クラウン)の操作ができなくなってしまったため、新しくスマートウォッチを選び直すことにしました。

候補として最初に考えたのは、やはり Withings 系です。しかし調べていくうちに、Garmin vívomove Trend の存在も気になり始めました。

どちらも「アナログ時計らしさ」を残したハイブリッドスマートウォッチですが、Withings は日々の健康変化を静かに見守る時計、Garmin は身体活動を支援する時計という印象で、根底にある思想は少し異なります。


スマートウォッチは健康管理デバイスになった

スマートウォッチは便利で、いまや欠かせないガジェットです。

NTTドコモ モバイル社会研究所の「モバイル社会白書 2025年版」によると、スマートウォッチの所有率は16.2%となっています。

20代・30代での所有率が高い一方で、60代でも一定の所有率があり、若い世代だけのガジェットではなくなりつつあります。

スマートウォッチは、通知や決済といった日常の利便性に加えて、歩数、心拍、睡眠などの健康管理、ランニングやウォーキングなどの運動記録にも使われています。若い世代にとってはスマホと連携する便利なガジェットであり、運動をする人にとっては活動を記録するツールでもあります。

一方で、生活や体調の変化を日常的に記録できることを考えると、60代の所有率が高い背景には、健康管理への関心の高さも関係しているのかもしれません。


それでもスマートウォッチはデジタル化した

スマートフォンの普及によって、腕時計は不要になると言われた時期もありました。しかし世界の腕時計生産を見ると、その中心は今もアナログ時計です。

2020年から2024年までの腕時計生産数量に占めるタイプ別構成比の推移。アナログ・ウォッチが約7割を占め、デジタル・ウォッチが約3割、機械式は約3〜4%で推移している。
【引用】一般社団法人 日本時計協会:2024年 ウオッチの世界生産

2024年でも、腕時計生産数量の約70%が針を持つ時計です。

興味深いのは、腕時計の世界ではアナログが主流であり続けているにもかかわらず、スマートウォッチではデジタル表示が中心になっていることです。

それは、スマートウォッチが形としては腕時計でありながら、実際には情報端末として進化してきたからだと思います。

通知を表示し、メッセージを読み、アプリを操作するためには、自由に表示内容を変えられる大きな画面が有利です。その結果、Apple Watch に代表される全面ディスプレイ型が主流になりました。

一方で Withings や Garmin のハイブリッドスマートウォッチは、あえて時計としての見た目を残しています。

腕時計市場では今もアナログが多数派です。それにもかかわらずスマートウォッチ市場では少数派になっているところに、Withings の面白さがあるのかもしれません。


なぜアナログ・スマートウォッチなのか

スマートウォッチには、生活を便利にし、健康や活動を記録できるという大きな魅力があります。

ただ、その便利さの一方で、日常的に使う道具としては気になる点もあります。

  • 毎日充電が必要
  • 常に画面が光る
  • 通知に意識を引っ張られる
  • 時計というより情報端末になる
  • 多くの人と同じものを選ぶ(Apple Watch)

普段は普通の腕時計として静かに存在しながら、必要な時だけスマート機能を使う。さらに、時計としてのデザインや質感にも個性を感じられます。

この距離感が、自分には合っているように感じます。


Withings のアナログスマートウォッチ

Withings のアナログスマートウォッチには、現在大きく分けて次の3つのラインアップがあります。

  • ScanWatch Healthmaster
  • ScanWatch Vitals(海外名:ScanWatch 2)
  • ScanWatch Light

いずれもアナログ時計をベースとしながら、活動量や睡眠、心拍数などの健康データを記録できる点は共通しています。しかし、それぞれ目指している方向は少し異なります。


ScanWatch Healthmaster

Withings の最上位モデルです。

Vitalsと利用できる健康機能に大きな差はありませんが、サファイアガラスや回転ベゼルを採用するなど、より高級時計らしい外装を特徴としています。

健康管理だけでなく、時計そのものの質感や所有感も重視したい人向けのモデルです。


ScanWatch Vitals

シリーズの中心となる標準モデルです。海外ではScanWatch 2として販売されています。

血中酸素濃度や体温トラッキング、睡眠分析など、日々の健康管理に必要な機能を備えながら、価格と機能のバランスが取れています。

アナログ時計らしい見た目と約1か月のバッテリー駆動を両立しており、Withingsらしさを最も感じられるモデルと言えます。

今回比較対象として選んだのも、このモデルです。


ScanWatch Light

シリーズのエントリーモデルです。

活動量計や睡眠記録、心拍数測定といった基本的な機能に絞ることで、価格を抑えています。

健康管理を始めてみたい人や、通知と活動量計があれば十分という人に向いています。

一方で、体温トラッキングや血中酸素濃度測定などの機能は搭載されていないため、健康データを積極的に活用したい人には、Vitalsの方が適しているでしょう。


Withings と Garmin、思想の違い

Withings以外でアナログスマートウォッチを展開しているメーカーとして、Garminがあります。Withings ScanWatch Vitals(海外名:ScanWatch 2)に近いモデルが、Garmin vívomove Trend です。

下表に両機種の主な機能をまとめました。どちらもアナログ針を持ち、心拍や睡眠、血中酸素を記録できるほか、GPSはスマートフォン連携という共通点があります。

項目Withings ScanWatch VitalsGarmin vívomove Trend
方向性健康管理活動・ライフログ
デザインアナログ時計寄りハイブリッド
表示小型OLED隠しOLEDディスプレイ
バッテリー約30日約5日
心拍測定
睡眠分析
血中酸素
GPS接続GPS接続GPS
通知

機能だけを見るとよく似ています。しかし、アナログ針を持つハイブリッドスマートウォッチといっても、その方向性は大きく異なります。

Withingsは、体調の変化を静かに記録する健康管理寄りの時計です。日々の心拍や睡眠、血中酸素、体温トレンドなどを無理なく蓄積していく感覚があります。時計としての見た目もアナログ寄りで、スマートウォッチらしさは控えめです。

一方で Garmin vívomove Trend は、Garmin Connect を中心に活動量や運動を記録するための時計です。アナログ針を持っていますが、その思想はフィットネスウォッチに近いと感じます。文字盤の下にはOLEDディスプレイが埋め込まれており、必要なときだけ情報が表示されます。アナログ時計らしさを残しつつ、スマートウォッチらしさも内側に潜ませているモデルです。

つまり、

  • Withings は「健康管理のためのアナログ時計」
  • Garmin は「活動記録のためのハイブリッド時計」

という違いがあります。

自分がスマートウォッチに求めているのは、運動記録よりも日々の体調変化を静かに追えること。そして時計としての佇まいです。そう考えると、GarminよりもWithingsの方が、自分には合っているように感じました。


健康機器メーカーの時計、ScanWatch Vitals

ScanWatch Vitals には 38mm と 42mm の2つのサイズがあります。

サイズだけでなくケースのデザインも異なり、38mm(下図左)は全体的に丸みを帯び、バンド取付部にも柔らかな印象があります。一方の42mmは、より直線的でステンレスの質感を強調したデザインです。

Withings ScanWatch Vitalsの38mmモデルと42mmモデルの外観比較。38mmは丸みのあるケース、42mmは直線的でシャープなデザインを採用。
【引用】Amazon - ScanWatch Vitals

下の写真は、左が初代 ScanWatch 38mm、右が ScanWatch Vitals 42mm です。文字盤や針のデザインは変更されていますが、ケース全体の雰囲気は初代モデルのイメージを受け継いでいます。

初代Withings ScanWatch 38mmとScanWatch Vitals 42mmの文字盤デザイン比較。Vitalsでは分目盛りが追加され、視認性が向上している。

ScanWatch Vitals では、文字盤に分単位の目盛りが入り、時刻が読み取りやすくなりました。さらに針が蓄光仕様になったことで、初代 ScanWatch では見づらかった暗い場所でも時刻を確認しやすくなっています。

健康機能もアップデートされています。心拍測定、睡眠分析、血中酸素測定に加えて、体温トラッキングに対応し、皮膚温度の変化を継続的に記録できるようになりました。

こうした健康管理機能を備えながらも、普段は静かなアナログ時計として存在している。この「控えめさ」が、ScanWatch Vitals の魅力です。

また、約1か月というバッテリー駆動時間も大きな魅力です。専用充電器を使い、約2時間で100%まで充電できます。

ScanWatch Vitals 42mmを専用USB充電器にセットした様子

Apple Watch Series 11 もバッテリー性能が向上し、1日から2日程度は使えるようになりました。それでも旅行や出張の際には、充電を意識する必要があります。

その点、ScanWatch Vitals は何週間も充電を気にせず使い続けることができます。朝起きて身につけ、日中は時計として使い、夜はそのまま睡眠を記録する。そんな使い方を続けても、充電のことをほとんど意識しません。

この感覚は、スマートフォンに近いデバイスというより、普通の腕時計に近いものです。

毎日、あるいは数日ごとに充電する前提ではなく、「普通の時計の延長」として使えるように設計されている。そこに、Withings らしさを感じます。


最後まで悩んだポイント

実は、機能面だけで見ると vívomove Trend の方がよりモダンです。

Garmin Connect の完成度は高く、体力や回復度を 0〜100 の数値で見える化する Body Battery のような機能もかなり魅力的でした。

それでも最終的には、ScanWatch Vitals を選びました。

理由は単純で、「時計だった」からです。

これはスペックでは説明しづらい部分です。

  • 針の動き
  • 通知との距離感
  • “情報端末感” の少なさ

そうした要素を含めて、自分の生活には Withings の方が馴染むように感じました。


スマートウォッチを“減らす”という方向

最近のスマートウォッチは、どんどん多機能になっています。

しかし、アナログ・スマートウォッチの面白さは、むしろ逆方向にあるのかもしれません。

必要最低限だけスマートで、普段は静かな時計として存在する。

万年筆や手帳と同じように、「便利だから使う」というより、「自然に使い続けられるから使う」という感覚です。

そう考えると、アナログ・スマートウォッチというジャンルは、今でも独特の価値を持っているように思います。


がんばれ日本、健康ウォッチ

最近気になっているのが、2026年7月9日にシャープから発売される健康管理デバイス「からだメイト」です。

シャープの「からだメイト Watch」は、手首の皮膚から「細胞間の水分移動」と「糖(ブドウ糖)の変化」を読み取り、摂取カロリーを推定するというユニークな仕組みを採用しています。

摂取カロリーと消費カロリーを管理できるだけでなく、水分バランスなどの独自のヘルスケア管理機能に加え、バイタル・運動・睡眠の管理にも対応しています。

主な測定項目は、次のとおりです。

  • 水分バランス
  • 心拍数
  • 血中酸素レベル(SpO₂)
  • 皮膚温度
  • ストレス・心拍変動

Apple Watch、Garmin、Withings など海外メーカーの健康ウォッチが進化する中で、日本人を中心とした解析データをもとに、日本人の健康管理に寄り添うデバイスになれるのか。

日本発の健康ウォッチとして、これから注目していきたいと思います。

Post Date:2026年6月21日 

ボタンインコの居場所を整える ─ ケージ内のパーチと、外の小さな遊び場

自然木のプレイグラウンドにとまるルリコシボタンインコ

ルリコシボタンインコと暮らしていると、パーチ(止まり木)の大切さを感じます。

ケージの中で鳥は、飛び回るわけではなく、パーチからパーチへ移動しながら過ごしています。だからこそ、どこに、どんな太さのパーチを置くかで、ケージの中での過ごしやすさは変わります。

また、放鳥時もずっと床の上にいるわけではありません。鳥は基本的に高い場所を好み、安心できる止まり場所を探します。

そこで、ケージの中のパーチ(止まり木)を見直し、放鳥時間に安心して止まれる外の小さな遊び場も用意しました。

鳥にとって少しでも心地よく、健やかに過ごせるようにケージの中と外に「居場所」をつくることはとても大切です。


パーチ(止まり木)の太さを考える

パーチ(止まり木)は、細すぎても太すぎても足に負担がかかります。目安としては、鳥が止まったときに爪同士が触れ合わず、指が止まり木の3分の2ほどを包み込むくらいが、安定して止まりやすい太さとされています。

ただし、ケージの中に同じ太さのパーチだけを置くよりも、太さや表面の違うパーチを組み合わせた方が、足の使い方に変化が出ます。

下表は、実際にケージ内で使っているパーチの太さです。今回、新しく追加した15mmと25mmのパーチも含めています。

 
太さボタンインコのサイズ感足への影響と役割
10mmやや細め指が深く回り込みます。しっかり握る姿勢になるため、移動用や補助的なパーチとして使いやすい太さです。一方で、爪がパーチに当たりにくく、爪の摩耗は期待しにくいと感じます。
15mm基準になる太さ指がほどよく回り、安定して止まりやすい太さです。メインのパーチとして使いやすく、リラックスして過ごす場所に向いています。
20mmやや太め15mmよりも指の回り込みは浅くなりますが、足裏でしっかり支えながら止まれる太さです。表面に凹凸がある自然木なら、爪もパーチに掛かりやすいと感じます。
25mm太め指を深く巻き込むというより、足を広げて支える太さです。細めのパーチとは足の当たる場所が変わるので、休憩場所や、足への刺激を変えるためのパーチとして使っています。

大切なのは、どれか一つの太さを正解にすることではなく、太さの違うパーチを組み合わせることだと思います。

細めのパーチは移動しやすく、太めのパーチは足の置き方が変わります。さらに、表面に凹凸のある自然木を使うことで、爪が掛かりやすくなります。

そこで今回は、ケージ内のパーチを「移動する場所」「休む場所」「餌や水を飲む場所」に分けて見直しました。


ケージ内のパーチ(止まり木)を見直す

餌入れ(フードフィーダー)の前には、もともとケージに付属していたパーチ(直径10mm程度)を使っていました。

しかし、水入れとして使っている「三晃商会 SANKO 小鳥の快適バスタイム」はケージの外側に取り付けるタイプです。水を飲むときには、ケージの内側から水入れの前まで移動できる足場が必要になります。

そのため、水入れの前には「KAWAI ニームパーチ SS」を短く切ったものを取り付けていました。

下の図は、見直す前の餌入れ・水入れまわりの配置です。

餌入れ前と水入れ前のパーチ配置図。餌入れ前にはケージ付属パーチ、水入れ前にはKAWAIニームパーチSSを配置している。

配置としては問題ありませんでした。しかし成長するにつれて、餌を食べるのに夢中になると前のめりになり、細いパーチをしっかり握って体を支えている様子が気になるようになりました。

そこで、もう少し太く、表面に凹凸のあるパーチに替えれば、爪が掛かりやすくなり、より安定して体を支えられるのではないかと考えました。


餌入れと水入れの前に、コジマ ブルーベリーパーチ 20cm を設置

餌入れと水入れの前には、「コジマ ブルーベリーパーチ 20cm」を設置しました。

餌入れと水入れの前にコジマ ブルーベリーパーチ 20cmを設置したケージ内の様子

ブルーベリーパーチは、無農薬栽培のブルーベリーの木を使った天然木のパーチです。表面の凹凸がそのまま残されているので、ケージに付属している均一な丸棒とは足裏への当たり方が違います。

直径はおおよそ15mm程度。ボタンインコにとっては、指がほどよく回り、安定して止まりやすい太さです。20cmという長さはメインのパーチとしては少し短めですが、水入れ前、餌入れ前、あるいは移動用のサブパーチとして使うにはちょうどよい長さだと思います。

これまで使っていた細めのパーチでも止まることはできていましたが、餌を食べるときや水を飲むときには、体を前に倒す姿勢になります。そのとき、パーチが細いと、指で強く握って体を支えるような止まり方になっていました。

しかし、ブルーベリーパーチに替えると、指を深く巻き込むというより、足裏でしっかり支えながら、爪を表面の凹凸に掛けて止まる感じになります。

ブルーベリーパーチに止まりながら餌を食べるルリコシボタンインコの足元

実際に見ていると、餌入れに体を寄せたときも、爪をしっかりパーチに掛けて自分の体重を支えています。単に「止まる」だけでなく、食べたり飲んだりする姿勢を安定させる足場として、かなり使いやすそうです。

また、自然木の凹凸によって足裏への刺激に変化がつくのもよい点です。同じ太さに削られたパーチより、足の当たる場所が変わるため、足裏への負担を分散しやすいと感じています。

バンブルフット(趾瘤症)の予防を考えるうえでも、パーチの太さや表面に変化をつけることは意識したいところです。

爪を削る効果をはっきり断定することはできませんが、表面の凹凸に爪が掛かりやすいため、自然な摩耗は期待できます。うちではこのパーチに替えてから、以前より爪の伸びが気になりにくくなりました。


太めのパーチ(止まり木)として、川井 穂がさせるニームパーチ short を追加

「コジマ ブルーベリーパーチ 20cm」とあわせて、「川井 穂がさせるニームパーチ short」も追加しました。

サイズは、直径約25mm、長さ約150mm。天然木なので、太さや形には多少の個体差がありますが、ボタンインコには太めのパーチになります。長さは短めなので、ケージを横断するメインのパーチというより、休憩場所や遊び場を兼ねたスポット的なパーチです。

このパーチは、インド原産のニームの木で作られています。ニームは、虫を寄せつけにくい特徴を持つ木として知られており、インドでは古くから生活の中で活用されてきた樹木です。

天然木らしい表面の凹凸も特徴です。パッケージでは、足裏の汚れや古い角質が落ちやすいこと、爪が削れやすいことなどがメリットとして挙げられています。

太めのパーチに止まると、細いパーチとは足の開き方が変わります。指で深く握り込むというより、足を広げて体を支える姿勢になるため、足裏への当たり方にも変化が出ます。

太めのニームパーチに止まるルリコシボタンインコの足元

また、このパーチは穴に粟穂などを挿せるのも特徴です。パーチとして使うだけでなく、食べる・かじるといった動きにつなげやすく、ケージ内のちょっとした遊び場にもなります。

葉を挿したニームパーチ short に止まるルリコシボタンインコ

15mm前後のブルーベリーパーチと、25mm前後のニームパーチを追加したことで、ケージ内の足場に変化をつけることができました。


太さの違うパーチで導線をつくる

パーチを設置するときに意識したのは、ケージの中での導線です。

ケージ内では、鳥が大きく飛び回るわけではありません。パーチを伝って上下に移動できること、餌や水を飲むときに安定して止まれること、そして落ち着いて休める場所があることを意識しています。

下図がケージ内のパーチの全体像になります。

ケージ内に設置したパーチの配置図

①② 上段左右の20mmパーチ
上段の左右には20mmのパーチを配置しています。ケージ上部を移動するときの足場になり、休む場所としてもよく使っています。

上段左右の20mm自然木パーチに止まり、爪を掛けて体を支えるルリコシボタンインコ

特に右奥のパーチにいると落ち着くようで、安心して過ごしていることが多い場所です。

上段右奥のパーチでくつろぐルリコシボタンインコ

③ センターのツリーパーチ
ケージ中央には、階段のように上下へ移動できるツリーパーチを配置しています。枝の太さは約10mmで、ケージ内を移動するための通路のような役割をしています。

さまざまな太さのパーチを配置したルリコシボタンインコのケージ全景

④ 上段手前のパーチ
上段手前には、左右のパーチより少し細いパーチを配置しています。上段を移動する中でも太さに変化をつけることで、足の置き方が同じになりすぎないようにしています。

上段手前のパーチに止まるルリコシボタンインコの足の様子

これは、百日紅(サルスベリ)の枝で作った自作のパーチです。

⑧ 太めの遊び場
今回購入した25mmの太めのパーチは、中段に配置しました。足の置き方に変化をつけられるだけでなく、上段とは違う高さで過ごせる小さな遊び場にもなっています。

KAWAI 穂がさせるニームパーチ short に止まるルリコシボタンインコ

同じ太さのパーチだけでそろえるのではなく、太さや表面の違うパーチを組み合わせることで、ケージの中にもいくつかの役割を持った場所ができました。

下にはウッドチップを敷いています。パーチの上だけでなく、下でも過ごせるようにしておくと、くちばしでカミカミしたり、足で蹴り上げたりして遊べます。

水分を含んだチップは色が変わり、その部分だけが小さく固まるので見分けやすく、掃除も楽です。


放鳥時間に安心して止まれる外の小さな遊び場

ケージの中の環境を整えたら、次は放鳥時間の居場所です。

部屋に出したとき、目を離すといろいろといたずらをするようになりました。鳥が安心して止まっていられる場所があると、飼い主としても目を配りやすくなります。キッチンで家事をしているときはリビングに目が届かなくなるので、キッチンにも鳥が過ごせる場所を用意しました。

最初はジオラマパーチを置こうと考えていたのですが、一箇所にじっとしているタイプではありません。

そこで、キッチン用のコーナーラックに自然木の枝を紐で括り付けて、遊び場を作りました。

近くには水浴び用の容器も置き、パーチと水浴び場を行き来できるようにしています。また、ラックにはキッチンペーパーを敷き、フン受けにしています。

放鳥時の遊び場として用意した自然木のプレイグラウンドに止まるルリコシボタンインコ

枝が用意できない場合は、市販の自然木パーチを使ってもよいと思います。I型のまっすぐなものより、Y型や少し曲がっているものの方が、自然の枝のように取り付けやすいです。

パーチの金具は使わず、鳥が止まりやすい向きに調整して、紐でラックに括り付けます。

麻ひもで枝を固定した手作りのプレイグラウンド

オンラインでパーチを購入すると実際の形状は確認できませんが、届いた形に合わせて工夫する楽しみもあります。

この遊び場も気に入ってくれています。放鳥中に一時的に止まったり、部屋の様子を見たり、少し休んだりするだけでなく、今ではわりと長い時間をこの枝の上で過ごすようになりました。

放鳥時の遊び場として用意した自然木の枝に止まるルリコシボタンインコ

枝の太さや向きが一定ではないので、止まる場所によって足の置き方も変わります。ケージの中とは違う高さや角度のパーチがあることで、安心して過ごせる場所になっているようです。枝に身体をこすりつけるようにして掻いていることもあります。


まとめ:ケージの中と外に、安心できる居場所を

ケージの中のパーチを見直し、外にも小さな遊び場を用意したことで、鳥が過ごせる場所の選択肢が増えました。

パーチの太さや表面、置く場所を少し変えるだけでも、鳥の動き方は変わります。これからも様子を見ながら、少しずつ居心地のよい場所にしていきたいと思います。

Post Date:2026年6月3日 

日傘デビュー — 畳みやすさで選ぶ

形状記憶生地を使った自動開閉日傘 weer Lite model E を開いた状態

日傘が涼しいというのは、単なる気分の問題だけではありません。

環境省は「日傘の活用推進について~夏の熱ストレスに気をつけて!~」で、日傘の使用により、日向と比べて暑さ指数(WBGT)が 1〜3℃ 程度低下したとしています。また、人工気象室での実験では、帽子のみの場合と比べて、日射を99%以上カットする日傘を使った場合、汗の量が約17%減ったと報告されています。

つまり日傘は、直射日光を避けるだけでなく、身体にかかる熱ストレスを下げる道具としても意味がありそうです。

とはいえ、これまで自分で使うものとしては、あまり考えていませんでした。

持ち歩くのが面倒ですし、何より折りたたみ傘を畳むのが嫌いです。雨の日でさえ、使ったあとにきれいに畳むことを考えると億劫で、少しの雨ならそのまま我慢してしまいます。

そんなとき、WBSの「トレたま」で見たのが、形状記憶タイプの折りたたみ日傘でした。畳む手間が少ない日傘なら、自分でも使えるかもしれないと思いました。

そこで今回は、日傘デビューにあたって、畳みやすさを軸に日傘を選んでみることにしました。


折りたたみ傘のサイズ

雨用の折りたたみ傘は、軽量・コンパクト・撥水力で選びました。使っているのは親骨50cm で約100g の傘です。このサイズなら、常にバッグの中に入れていても邪魔になりません。

折りたたみ傘のサイズは、親骨の長さで50cm、55cm、60cmあたりが一般的です。50cm はかなりコンパクトなので、本格的な雨のときに肩や荷物までしっかり覆うには少し小さく感じます。

一方、日傘であれば、雨傘ほど広い範囲を覆う必要はありません。直射日光を避ける目的なら、まず頭部を覆えることが重要です。

  • 50cm前後(コンパクト)
    収納性を最優先するサイズ。バッグに入れっぱなしにしておきやすい。開いた直径は約85〜90cm前後。
  • 55cm前後(スタンダード)
    日差しを避ける範囲と持ち運びやすさのバランスがよいサイズ。開いた直径は約95〜100cm前後。
  • 60cm前後(ラージ)
    肩先や荷物までカバーできるサイズ。携帯性にはやや難があります。開いた直径は約105cm前後。

肩先や荷物までしっかり覆いたいのであれば、60cmクラスが安心です。

ネーミングが印象的な Waterfront(ウォーターフロント)の「銀行員の日傘 折りたたみVer.」60cm は、収納時のサイズが約26.5cm × 直径 6cm、重さは約290g です。

いつもバッグに入れておくには少し大きく、気軽に持ち歩けるサイズ感ではありません。


折りたたみ傘の重さ

サイズと同じくらい気になるのが、重さです。バッグの中で場所を取らなくても、重ければ持ち歩くのが負担になります。

一般的には、サイズが大きくなるほど重くなりますが、傘の重さは親骨の長さだけで決まるわけではありません。骨の素材や本数、生地の厚さ、遮光・遮熱加工、自動開閉機能の有無によっても変わります。

軽量傘として見ると、50cm前後なら100g前後のものがあります。いつもバッグに入れておくには、このくらいの重さだと負担が少なく感じます。

Waterfront の「極軽カーボン」は、晴雨兼用の超軽量傘です。いつもバッグに入れておける軽さがあり、価格も手ごろです。

しかし、日傘としての性能と畳みやすさを求めると、50cm サイズでも 200g を超えてしまいます。


畳みやすい日傘

畳みやすい日傘といっても、各社の考え方は少しずつ違います。

また、Amazon などで探すと、さらに安価な海外ブランドの日傘も多く見つかります。しかし、折りたたみ傘は、骨の強度、生地の品質、生地の張り、開閉機構、縫製など、細かな作りの差が使い勝手に出やすい製品です。

そのため今回は、日本ブランドで国内流通があり、形状記憶や形状安定加工など「畳みやすさ」に関する機能を打ち出しているものの中から、ワンタッチで開閉できる自動開閉タイプを中心に選びました。

比較するのは、weer (ウェア)、Waterfront (ウォーターフロント)、KIZAWA (キザワ)、OGAWA (オガワ) の4ブランドです。

weer Lite(ウェア ライト)は、形状記憶系の機能に自動開閉を組み合わせた日傘です。一方、Waterfront クイックシャットは、シェイプメモリー機能により生地がまとまりやすく、収納袋への入れやすさまで含めた実用型という違いがあります。

KIZAWA と Ogawa は、畳みやすさに加えて、日傘としての使い勝手や遮熱性能も含めて選べるブランドです。KIZAWA は生地そのものに折り目をつける形状安定加工、Ogawa は Spatto Shut(スパットシャット)や -0&(ゼロアンド)など、機能別のラインナップに特徴があります。

 
ブランド畳みやすさの特徴方向性
weer
(ウェア)
形状記憶生地+自動開閉形状記憶+自動開閉の高機能型
Waterfront
(ウォーターフロント)
シェイプメモリー機能+自動開閉+収納しやすい傘袋収納まで含めた実用型
KIZAWA
(キザワ)
形状安定加工・ガイドパネル折り目を安定させる機能型
Ogawa
(オガワ)
Spatto Shut や -0& などの機能別ラインナップ畳みやすさと日傘性能の選択型

weer Lite:形状記憶生地と自動開閉のコンパクトモデル

まずは、今回の比較の基準にした weer Lite です。weer Lite は、形状記憶生地と自動開閉を組み合わせた折りたたみ日傘です。畳みやすさだけでなく、遮光性能やUVカット、自動開閉まで含めた、いわば全部入りのモデルといえます。

カバンにすっきり収まる、軽量でコンパクトな設計です。遮光率100%・UVカット率100%で、しっかりと紫外線を防ぎます。親骨の長さは、50cm と 55cm があり、重さは50cmで約220g、55cmで約250gです。収納時の長さは、50cmで約26cm、55cmで約28cmです。

収納した状態のweer Lite model E。親骨50cmの自動開閉日傘として標準的なサイズ感

Waterfront クイックシャット ライト UVブロック:畳む動作全体を楽にする軽量実用型

Waterfront には通常のクイックシャットもありますが、毎日カバンに入れて持ち歩くならば、軽量・コンパクトな「クイックシャット ライト UVブロック」の方が weer Lite に近い製品です。

クイックシャット ライト UVブロックは、シェイプメモリー機能を備えた折りたたみ日傘です。生地がきれいにまとまりやすいだけでなく、収納しやすい傘袋も用意されており、畳んでしまうところまで含めて楽にする実用型といえます。

親骨の長さは55cmで、重さは約210gです。収納時の長さは約23cmとコンパクトで、バッグに入れて持ち歩きやすいサイズです。UVカット率99.9%以上、遮光率99.99%以上で、晴雨兼用として使えます。


KIZAWA Selfold:形状安定加工で折り目を整えやすいコンパクト日傘

KIZAWA の最新モデルには、形状記憶ガイドパネルと自動開閉を備えた Pattofold swifit(パットフォールド スウィフィット)もあります。ただ、価格が高めなので、より手に取りやすい Selfold(セルフォールド)の日傘で比較します。

Selfold は、自動開閉ではありませんが、生地そのものに折り目をつける形状安定加工を特徴とした折りたたみ日傘です。閉じたときに生地が自然にまとまりやすく、手で折り目を整える手間を減らしてくれます。

レディース向けとして掲載されていますが、色やデザインの好みが合えば、性別を問わず使える色合いです。

遮光率100%・UVカット率100%で、晴雨兼用として使えます。親骨の長さは50cmで、直径は約88cmです。収納時の長さは約26cm、重さは約201〜211gです。


OGAWA (小川) Spatto Shut:コンパクトとワンタッチから選ぶ

小川(Ogawa)の Spatto Shut(スパットシャット)は、形状記憶加工を特徴とした晴雨兼用の折りたたみ日傘です。Amazonでは「約5秒でたためる 晴雨兼用コンパクト折りたたみ傘」として販売されています。

親骨50cmのコンパクトタイプで、遮光率100%、UVカット率99.9%以上、遮熱加工、撥水加工を備えています。50cmは自動開閉ではありませんが、重さは約170gと軽量です。畳みやすさと軽さを両立した日傘として、比較対象にしやすいモデルです。

Spatto Shut(スパットシャット)には、親骨55cmの自動開閉タイプもあります。収納時の長さは約26.5cm、重さは237gと少し重くなります。


候補にした日傘の比較

ここまで、畳みやすさを特徴とする日傘として、weer、Waterfront、KIZAWA、小川(OGAWA)の4ブランドを見てきました。

いずれも日傘としての基本性能は高く、遮光率やUVカット率だけを見ると大きな差はありません。違いが出るのは、開いたときの大きさ、収納時のサイズ、重さ、自動開閉の有無、そして畳みやすくするための仕組みです。

カバンに入れることを考えて、携帯性の高いものを候補としていますが、Waterfrontは55cmですが、軽量で収納時はコンパクトです。

 
ブランドweerWaterfrontKIZAWAOGAWA
モデルweer Lite model EQuick Shut Light UVSelfold stellaSpatto Shut Compact
親骨50cm55cm50cm50cm
開いた直径88.5cm約98cm88cm90cm
収納時26cm約23cm26cm16cm
重さ約220g約210g約230g約180g
自動開閉ありなしなしなし
遮光率100%99.99%100%100%
UVカット率100%99.99%100%100%
畳みやすさ形状記憶生地シェイプメモリー機能形状安定加工スパットシャット
価格¥3,480¥5,390¥4,620¥3,800

比較してみると、携帯性では小川(OGAWA)の Spatto Shut Compact が目立ちます。収納時16cm、約180gという軽さは、いつもバッグに入れておく日傘として魅力があります。

Waterfront の Quick Shut Light UV は、親骨55cmで開いた直径が約98cmありながら、約210gに収まっています。カバー範囲と重さのバランスはかなりよさそうです。

一方で、weer Lite は今回の候補の中で唯一の自動開閉モデルです。重さは約220gありますが、形状記憶生地と自動開閉を備えている点は大きな違いです。

KIZAWA の Selfold stella は、収納時26cm、約230gなので、携帯性では他の候補に一歩譲ります。

こうして見ると、単純に一番軽いものを選ぶなら Spatto Shut Compact、広げたときのカバー範囲まで考えるなら Waterfront、ワンタッチで開閉できる手軽さまで含めるなら weer Lite という整理になります。


weer Lite model E を選んだ理由

Spatto Shut Compact の収納時16cm、約180gという携帯性にはかなり惹かれました。常にバッグに入れて持ち歩く日傘として魅力があります。

しかし、今回は、weer Lite / Umbrella AT 形状記憶日傘 model E を選びました。理由は、自動開閉に対応していることと、Amazonのセールで価格が下がっていたことです。

日傘を使い続けるうえで、自分にとっては「畳みやすさ」だけでなく、「開くのも楽であること」が大切でした。折りたたみ傘を使うこと自体が面倒に感じやすいので、ワンタッチで開閉できることは、日傘デビューには大きな後押しになります。


weer Lite model E の使い勝手

weer Lite model E を実際に使ってみると、形状記憶生地の効果はわかりやすく感じます。

折りたたみ傘を閉じた直後は、生地がふくらんでバラバラになりがちです。しかし weer Lite は、生地が折り目の方向に戻ろうとするので、閉じた状態でもまとまりやすくなっています。

weer Lite model E を閉じた直後の状態。形状記憶生地により生地がまとまりやすくなっている

もちろん、何もしなくても完全にきれいに畳まれるわけではありません。最後は手で整える必要があります。ただ、普通の折りたたみ傘のように、生地を一枚ずつ探して折り目を合わせるという感じではありません。折り目が見えやすく、どこに沿って畳めばよいかがわかりやすいので、畳む作業のストレスはかなり少なくなります。

weer Lite model E の折り目に沿って生地を整えている様子。畳む方向がわかりやすい

自動開閉なので、ボタンを押せば開き、もう一度押すと傘が閉じます。日傘を使ううえで、開くこと自体は大きな問題ではありませんが、移動中に何度も差したり畳んだりすることを考えると、自動開閉はやはり便利です。

weer Lite model E の自動開閉ボタンと持ち手部分。ボタン操作で開閉できる

内側は黒で、日差しをしっかり遮る印象があります。外側の生地には多少のシワが残りますが、開いたときの形はきれいです。日傘として使う分には、見た目にも大きな違和感はありません。

開いた状態のweer Lite model E。内側は黒で、日差しを遮りやすい構造になっている

収納時は、親骨50cmの折りたたみ日傘としては標準的なサイズ感です。超軽量・超コンパクトというよりは、自動開閉と形状記憶生地を備えた日傘として、持ち歩ける範囲に収まっているという印象です。

収納した状態のweer Lite model E。親骨50cmの自動開閉日傘として標準的なサイズ感

【まとめ】日傘デビューに必要なのは、使い続けられること

日傘を選ぶとき、遮光率やUVカット率、遮熱性といった性能はもちろん大切です。暑さ対策として使う以上、日差しをしっかり避けられることは前提になります。

ただ、日傘は買っただけでは意味がありません。暑い日にきちんと持ち歩き、必要なときに開き、使い終わったら面倒に感じずに畳めることが大切です。

これまで日傘を使ってこなかった理由は、涼しさを疑っていたからではありません。持ち歩くのが面倒で、何より折りたたみ傘を畳むのが嫌いだったからです。

そう考えると、日傘デビューにあたって大切なのは、最高性能の一本を選ぶことではなく、無理なく使い続けられる一本を選ぶことでした。

軽さを重視するのか、収納時のコンパクトさを重視するのか、自動開閉の便利さを重視するのか。優先順位は人によって違います。

畳みやすさと自動開閉が、日傘デビューの大きな後押しになりました。

日傘は、暑さへの我慢を減らすための道具です。だからこそ、遮光率やUVカット率だけでなく、面倒に感じずに使い続けられるかどうかまで含めて選ぶのがよいと思います。

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