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Post Date:2023年10月1日 

Alexa対応音声認識リモコン Pro は買うべきリモコンか?

リモコン第3世代<上>リモコン Pro<下>

Fire TV Stick 4K Maxにして、リモコンが第3世代になって利便でした。アプリをボタンで切り替えることができのがとても重宝しますが、自分では変更できないのが難点です。

自分でアプリの登録が2つできるAlexa対応音声認識リモコンProが気になっていたら、タイムセールで25%!

「ええい、ままよ」と購入。


Alexa対応音声認識リモコンProの新機能

Alexa対応音声認識リモコンProには、アプリが登録できるだけでなくいくつかの機能が追加されています。


① 2つのカスタムボタン

YouTubeやHuluなどリモコンボタンに登録することができます。またアプリだけでなくAlexaコマンドも割り当てることができます。登録方法は設定からもできますが、ボタンの長押しでも簡単にできます。

Alexa対応音声認識リモコンPro カスタムボタン

登録できるのは、

  • アプリ
  • Alexaコマンド

です。

Alexaコマンドの登録方法は、最初どうすれば登録できるのかわかりませんでした。いくつかの推奨コマンドは表示されるのですが、自分で登録する方法はわかりませんでした。

ふと、Alexaボタンを押して「ニュースを読んで」とNHKニュースを見ようと思ったら、登録コマンドに「ニュースを読んで」が追加されていたことに気がつきました。

カスタマイズコマンドを登録するには、まず、リモコンのAlexaボタンを押して、「いま何時?」とか「電気を消して」とか、音声でAlexaコマンドを実行すると、その内容が登録するコマンド一覧に追加されます。

ショートカットの設定方法

「ニュースを読んで」

「今日の天気は?」

など好きなAlexaコマンドをボタンに割り当てることができます。



② バックライト機能

Alexa対応音声認識リモコン Proは、暗闇の中で光ります。

暗闇で光るAlexa対応音声認識リモコン Pro

暗い場所でリモコンを持つとバックライトが自動で点灯します。電気を消して映画をみているときなどに便利です。「常時バックライトが点灯してもいいのでは?」とも思いますが、明るいところでは光らずに地味に電池を節約してくれています。


③ リモコン探索機能

「アレクサ、リモコンを探して」

と、EchoやAlexaアプリにいうと、「トゥルルー♫タラー♫」とリモコンが鳴ります。ソファにリモコンが埋もれていたり、机の上の書類の下にリモコンが隠れていて見つからないときに便利です。

アラームはリモコンの何れかのボタンを押すと止まります。


④ ヘッドホンボタン

普段はサウンドバーからサウンド出力をしていますが、深夜帯に映画をみたいときなどにボタンひとつでヘッドホンとBluetooth接続できます。実はこれがとっても便利でした。

Alexa対応音声認識リモコンPro ヘッドホンボタン

⑤ 設定ボタンがリモコンに

リモコンの設定ボタンを押すと、時間と日付の下に「プロフィール」「アプリ」「スリープ」「ミラーリング」「設定」のアイコンが表示されます。家族でFire TVを共有で使っているときのプロフィール変更をするのには便利かもしれません。またAndroidスマホやWindows PCを使っているならミラーリングに簡単に遷移できるのでいいかもしれません。

Alexa対応音声認識リモコン Pro <設定ボタン>

設定から入って使うものはあまりないのですが、時間を確認するときにつかっています。


Alexa対応音声認識リモコンProを買うべきか?

Fire TV Stick Maxにもリモコンが付いているのに、別売のリモコンを買うべきかは悩ましいとことですが、アプリボタンが超便利と思うのであれば買って損はありません。

ボタンひとつで各動画配信サービスをテレビのチャンネルのように切り替えられるのは超便利です。

登録済みのボタンは、下記の2つから選択できます。

  • 「Prime Video」「NETFLIX」「ABEMA」「amazon music
  • 「Prime Video」「NETFLIX」「TVer」「ABEMA」

Fire TV 4K Max 第1世代とAlexa対応音声認識リモコンProの組み合わせは、セール価格のいまであれば、ベストな組み合わせです。

※Fire TV 4K Max は、第2世代となりました。

Post Date:2023年9月29日 

Fire TV 4K Stick Max:Fire TV Stick 4K から買い換える意味

Fire TV Stick 4K と Fire TV Stick 4K Max

Fire TV 4K Stick Maxは、WiFi環境と4K対応のテレビ(モニター)があれば、Amazonプライムビデオだけでなく、様々な動画配信サービスを高画質と迫力のある音声で映像コンテンツを楽しむことができます。

新しくFire TVの購入を検討しているのであれば、Fire TV 4K Stick Maxが最適な選択肢です。しかし、Fire TV Stick 4Kを既に保有している場合、「Fire TV Stick 4K Maxに買い換える必要があるのか?」と悩みました。

結論からいうと、買い換えても後悔はしません。

WiFi6対応のルーターを持っていないため、WiFi6になったことでの体感の変化はわかりませんが、明らかにアプリの切り替えや動作がキビキビと快適になりました。また再起動も早くなりました。4Kコンテンツの視聴体験の改善は実感できませんでしたが、「やっぱり、性能が上がると随分と違うな」と実感できます。

使い始めて1年以上経過しているのであれば、思い切って買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。※2024年1月現在、Fire TV 4K Max 第2世代が最新版です。


なぜ人は新しいものを欲しがるのか

Fire TV Stick 4K Maxのように、既に持っている製品の新しいバージョンが発売されたときに、買い換えるべきなのかを悩む人は多いのではないでしょうか。高価な商品であれば「まだまだ使える」という自制心が働きますが、手が届く価格帯だと悩みが絶えません。

新しい製品を欲しがる理由は、主に以下の点に集約されます。

  1. 機能や性能の向上への期待

    • 従来のFire TV Stick 4Kよりも40%パワフルに
    • WiFi6対応
    • リモコンが第3世代となりボタンと機能が追加
  2. 新しい体験や価値への期待

    • 自宅での映像体験がこれまで以上に向上する可能性
    • リモコン操作が便利になると意外といいかもしれない
  3. 所有することによる満足感

    • 最新のFire TV Stickを保有することによる満足感

合理的な視点から考えれば、まだまだ利用可能な製品である場合でも、新しい製品への欲望や、新しい製品がもたらす満足度や効用を過大評価し、新製品の購入を決意することがあります。

「物欲の神」の意向だけではなく、新製品によって得られる快感を自分の中で勝手に最大化しているのだから仕方ありません。こうなるとポチることから逃れることはできません。


FIre TV 4K Max第2世代は、処理能力が向上

Fire TV Stick 4K Maxは、CPU、メモリ、GPUのスペックがあがっています。またWiFi6対応となり、通信速度が速くなり通信の安定性が向上するため4KやHDRなど高画質の映像がより安定して見られます。

  • CPUの性能向上(Fire TVの頭脳)

    Fire TV Stick 4K Max 第2世代のCPUは、MediaTek MT8696Tというモデルで、クアッドコア2.0GHzです。一方、Fire TV Stick 4K / Fire TV Stick(第3世代)のCPUは、MediaTek MT8695で、クアッドコア1.7GHzの処理能力です。Fire TV Stick 4K Max 第1世代は1.8GHZでした。そのため、アプリの起動や操作がよりスムーズになりました。

  • GPU(グラフィックスの処理)の性能向上

    グラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)も動作速度が650MHzから800MHzに向上し、より多くの情報を処理できるようになりました。これにより、映像の描画や再生がより滑らかになり、動きの速いスポーツやアクション映画の再生で、よりスムーズで動きの追従性の高い映像を楽しむことができます。

  • メモリの性能向上

    Fire TV Stick 4K Maxはメモリがが増強されが2GBとなりました。Fire TV Stick(第3世代)では 1.0GB、Fire TV Stick 4Kでは 1.5GB でした。これにより、大容量のデータを処理する際に、よりスムーズに動作するようになり、アプリの処理速度が速くなりました。高画質や高フレームレートのコンテンツをより安定して視聴できるようになりました。

  • ストレージ容量の増量

    Fire TV Stick 4K Maxでも8GBだった容量が、4K Max 第2世代では、倍の16GBになりました。一般的な使い方であれば8GBでも問題はありませんでしたが、アプリをたくさん使いたいという方には朗報です。

  • WiFi6対応

    Wi-Fi5の最大通信速度は6.9Gbpsですが、Wi-Fi6では9.6Gbpsとなり最大通信速度が1.4倍高速になります。4KやHDRなどの高画質な映像のストリーミング(大容量データ)の送受信にかかる時間が短縮され、より快適に利用できるようになります。

まとめると下表にようになります。

Fire TV Stick(第3世代) Stick 4K Stick 4K Max 2nd
CPU クアッドコア 1.7GHz
MediaTek MT8695
クアッドコア 1.7GHz
MediaTek MT8695
クアッドコア2.0GHz
MediaTek MT8696T
GPU 650MH 650MH 850MH
メモリ 1GB 1.5GB 2GB
ストレージ 8GB 8GB 16GB
WiFi WiFi 5 WiFi 5 WiFi 6E

Fire TV Stick 4K Maxの性能が改善されていることは一目瞭然です。


リモコンの操作性が向上

Fire TV 4K MAXに付属するリモコンが第3世代となり、下記のボタンと機能が追加されました。

Fire TV Stick 4K Max リモコンに追加されたアプリボタン
  • アプリボタンが追加されてアプリへのアクセスが容易に
  • 下記の2種類のパターンのリモコンがあります。

      ① Prime Video、Netflix、TVer、ABEMA
      ② Prime Video、Netflix、DAZN、ABEMA

    ボタンの割り当ては変更できません。

  • 番組表ボタンが追加されライブ配信中の番組や放送予定を一覧できる
  • Hulu、ABEMA、Prime Video Channel、Redbull TV に対応しています。

  • 音声認識ボタンのデザインが変更(Alexaのアイコンが表示)

いままでは、一旦ホームに戻ってからアプリを選び直していたので、ボタン一発でアプリを切り替えられるのがとても便利です。アプリボタンの割り当てを自分で変更できるともっと便利になるのですが、、、。

と、思ったら「Alexa対応音声認識リモコン Pro」に目が止まりました。2つのカスタムボタンを、よく使うアプリやAlexaコマンドを割り当てられるとあります。

「物欲の神様!」

物欲の神様から逃れることなどできず、「Alexa対応音声認識リモコンPro」も購入してしまいました、、、。

「Alexa対応音声認識リモコンPro」については象と散歩: Alexa対応音声認識リモコン Pro は買うべきリモコンか?をご覧になってください。


Fire TV Stick 4K Max 第2世代

Fire TV Stick 4K Max 第2世代の発売が発表されました。

  • 2.0 GHzクアッドコアプロセッサ
  • 次世代Wi-Fi 6E
  • 16GBストレージ

と更に進化しています。残念ながらリモコンはProではなさそうです。

しかし、Fire TV Stick 4K Maxの第2世代の発売を控えて、2023年10月15日まで 第1世代が半額セールとなっています(第1世代の販売は既に終了)。

買いで間違いありません。

Post Date:2020年10月5日 

Fire TV Stick 4K で 映像美を楽しむ

DMM.make 55インチ モニター(DKS-4K55DG3

DMM.make 55インチ モニター(DKS-4K55DG3) に Fire TV Stick 4K を繋げて自称テレビと呼んでいますが、先日、モニターに不幸な事故があり液晶が破損、、、、。

しかし、モニター購入時に「DMMの液晶ディスプレイってどうなの?」という不安もあり、普段は加入しないAmazonの延長保証に入っていました。保証内容を確認すると物損も対象に!問い合わせをすると修理の見積もり後に新しいモニターが届くという手はずになりました。

ナイスな判断、購入時の自分!

写真は、モニターの入れ替え時に撮影したものですが、部屋に2台並ぶと圧巻です。

このDMM.make 55インチ モニター(DKS-4K55DG3)は、

  • 4Kディスプレイ
  • 55インチ
  • 光デジタル出力(音声)
  • 低価格(¥65,800)

と、テレビは要らないけどビデオ・オン・デマンドのコンテンツを「綺麗な映像とサウンドで楽しみたい」というニーズにピッタリな大型モニターです。


Fire TV Stick

Amazon Fire TV Stick が新しくなりました。

プロセッサがクアッドコアになり、HDR、Dolby Atmosにも対応とより映像コンテンツが楽しめるようになりました。

  Fire TV Stic 第3世代k Fire TV Stick 4K 第2世代
映像 最大1080p(HD), HDR, HDR10, HDR10+, HLG 4K Ultra HD, HDR, HDR10, HDR10+, HLG、Dolby Vision
オーディオ Dolby Atmos Dolby Atmos
ストレージ 8GB 8GB
プロセッサ クアッドコア クアッドコア
価格 ¥4,980 ¥7,480

Prime Video、NHKオンデマンドを始めとする Prime Videoチャンネル 以外でも Netflix、Hulu、ビジネスオンデマンドなどのアプリをインストールして、映像コンテンツを楽しむことができます。

しかし、4Kコンテンツを楽しむであれば Fire TV Stick 4Kが必要です。

Amazonプライム ビデオも 4K UHD で提供されている映像コンテンツが徐々に増えてきています(詳細は こちら)。まだまだコンテンツ数が充実しているとは言えませんが、今後も増加していくことは間違いありません。

4Kコンテンツを楽しむのであれば、Fire TV Stick 4K だけではなく、対応しているテレビなども必要ですが、Amazon.co.jp ヘルプ: Fire TVで4K Ultra HDのビデオを視聴する には、

  • 15Mbps以上のネット環境
  • HDCP2.2に対応したHDMIポートがあるディスプレイ

とあります。HDCP2.2というのは、高解像度のデジタルコンテンツの不正コピーを防止するための暗号化技術です。DMM.make 55インチ モニター(DKS-4K55DG3)も準拠しています。


4Kコンテンツを視聴するための Fire TV Stick4K の設定

Fire TV Stick 4K の初期設定値は、テレビが高解像度に設定されていなかったり、WiFiスピードが遅くてもコンテンツが見られるようになっています。「4Kコンテンツってこんなもん?」と最初は思いましたが、設定を変更すると、鮮明な映像が楽しめます。

Fire TVの 「設定」→「ディスプレイとサウンド」→「ディスプレイ」から確認して、下記の設定になってなければ変更してください。ビデオ解像度は、初期設定で「自動(4K Ultra HDまで)」になっていると思います。

  • ビデオ解像度  自動(4K Ultra HDまで)
  • オリジナルフレームレートに合わせる  オン
  • 色深度  最大12ビット
  • カラーフォーマット  YCbCr

オリジナルフレームレートに合せる

オンにすると、Primeビデオで映像再生時にオリジナルのフレームレート(24pなど)に合わせた出力が可能になります。


色深度

色深度(ビット深度)とは、1ピクセルあたりのデータ量です。初期値では、データ転送量を減らすために10ビットとなっていますが、これを12ビットに変更します。

3,840px × 2,160px の4Kコンテンツの10ビットと12ビットの1フレームあたりのデータ量は、

10ビット 3,840×2,160×10=82,944,000ビット=10,368,000バイト

12ビット 3,840×2,160×12=99,532,800ビット=12,441,600バイト

と、2MBの差があります。


カラーフォーマット

RGBからYCbCrに変更します。

RGBは、光の三原色である赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の値を変化させることで様々な色を表現する方法です。各色を256段階で表現するので256の3乗で16,777,216通りの色表現となります。

しかし、人の目は、それだけの色を識別する能力はなく、色よりも明るさの変化の方が感じやすいということで、Cb=B-Y(青色成分-輝度信号)と Cr=R-Y(赤色成分-輝度信号)で明るさを示す輝度信号(Y)と色で表す YCbCr が、現在の動画コーデックの主流となっています。


サウンド環境

なるべく音の劣化がないようにと、DMM.make 55インチ モニター(DKS-4K55DG3)から光デジタル出力でSony サウンドバー HTS-350に接続しています。サウンドバーのボリューム操作はFire TVのコントローラーで出来るので便利です。

しかし、象と散歩: Echo sub で立体音響+低音を楽しむ に書いたように、EchoスピーカーとEcho Sub の2.1ch環境でホームシアターシステムを作成して、Fire TVのサウンドをEchoスピーカーから出すことができます。音楽と映像とでスピーカーを兼用できるので、省スペース、ローコストなホームシアター環境が構築できます。

また、Fire TV で Amazon Musicアプリで再生した音楽もホームシアターシステムで再生されるので、モニターでジャケット、アーティスト、歌詞を確認しながらの音楽体験ができるようになります。

ホームシアターシステムの設定方法については、Amazon.co.jp ヘルプ: Fire TVとEcho端末をセットアップする を参照してください。


Dolby Atmos

Amazonプライムビデオには、サラウンド記録再生方式のDolby Atmosのコンテンもあります(詳細は こちら)。残念ながら、EchoシリーズでDolby Atmosに対応しているのは Echo Studioだけなので、EchoやEcho Plusで2.1chのホームシアターシステムを構築しても Dolby Atmos は体験できません。

また Fire TVはBluetoothに対応しているので、Bluetoothスピーカーやヘッドフォンでサウンドを楽しむことも可能です。

サラウンドでなくとも、サブウーファーで低音が感じられると映画の楽しみは倍増します。Amazon MusicとAmazon Prime Video の両方のサウンドを Echoスピーカーと Echo Subで2.1chで構成して利用するのはお手軽ホームシアターとしては最適です。


Echo と Fire TVを接続する

Alexaアプリのメニューから「その他」→「設定」→「TV・ビデオ」→「Fire TV」で Echoデバイスと接続しておくと、

Alexa, Huluを起動して

とか

Alexa,  一時停止

で、用事を済ませて、

Alexa, Fire TVを再開して

で、再開できます。単に「再開して」というと直前にEchoで聴いていたものが再開されてしまいます、、、。

しかし、実際に音声で操作するのは、一時停止ぐらいです、、、。

Post Date:2020年2月25日 

テレビはもういらない、動画配信サービスはテレビを駆逐できるか?

DMM.make 55インチ モニター

テレビはもういらない」の続編です。

Amazonプライムビデオ、Netfilx、Hulu、Paraviなど、日本でも随分と有料動画配信サービスが台頭してきましたが、先日、日経プラス10で「動画配信サービス急成長!」という特集がありました。

ちなみに日経プラス10の視聴は、テレビ東京が提供するBOD(ビジネスオンデマンド)で見ました。FireTVアプリからの登録であれば大画面でみることができます。

番組の中では、Hulu、Paravi、AbemaTVなどテレビドラマのスピンオフ、見逃し配信で需要が拡大しているとありました。Netflixは2019年9月に日本の利用者が300万人超と発表がありました。またNetflixを追いかけるHuluも「2018年度 決算説明資料」に契約者数が202.8万人(2019年3月)とあります。


日本で利用者の多い動画配信は?

dTV 2018年6月時点で400万人(dTVが劇場版映画を製作 独自性で海外勢に勝てるのか:日経クロストレンド)とありますが、2016年3月28日時点で500万人(dTV、会員数が500万人を突破--映像配信サービスとして国内初)という記事もあります。実態は????

プレス資料として明確に契約者数を掲載しているのは、Huluだけなので、他の調査資料を調べてみました。

ICT総研|市場調査・マーケティングカンパニー の「2019年 有料動画配信サービス利用動向に関する調査」にある「利用している有料動画配信サービス」では、

  1. Amazonプライムビデオ(66%)
  2. Netflix(21%)
  3. Hulu(19%)

の順となっています。

また 映像メディア総合研究所の「映像メディアユーザー実態調査2019」有料動画配信サービスの利用率(回答者:5934人/複数回答)では、

  1. Amazonプライムビデオ(8.7%)
  2. Netflix(2.5%)
  3. Hulu(2.4%)

と、同順位となっています。

何れの調査資料もNetflixとHuluは僅差です。Netflix 300万人(2019年9月)、Hulu 203万人(2019年3月)という契約者数の公表値は発表時期が異なっているので、実際はもう少し差が小さいのかもしれません。また最も利用者が多いと思われるAmazonプライムビデオについては、契約者数(プライム会員数)は公表されていません。

そこで、ICT総研、映像メディア研究所の順位比率と公表されているHuluとNetflixの契約者数から推測してみます。Huluの契約者は、FY19は四半期毎に10万人増加し、2019年9月末で220万人と仮定しました。

ICT総研の調査結果の比率からAmazonプライムビデオの利用者数を計算すると、764万人(Huluを基準)~943万人(Netflixを基準)です。また映像メディア研究所の調査結果の比率からは、797万人~1,044万人となります。

Huluの公表値は2019年3月時点ですが、両社の調査からHuluとNetflixの差が小さいことから、Amazonプライムビデオの利用者数を850万人としてみました。

しかし、dTVの会員数の謎は不明のまま、、、。


動画配信サービスの比較

下表は、上位3社のサービス比です。コンテンツ数には差がありますが、下記3社は、海外ドラマ、日本ドラマ、洋画、邦画、アニメ、オリジナルコンテンツなどあります。4Kコンテンツに関しては、プライムビデオ、Netflixが対応していますが、Netflixはプレミアムプランでないと見られません。またコンテンツ数も多いわけでもないので現時点ではフルHDで十分かと思います。

またAmazonプライム・ビデオは月額500円とありますが、プライム会員サービスに含まれているので年会費4,900円だけで見られます。コンテンツも充実してきており、最近、ER緊急救命室 全15シーズンもアップされたので、可処分時間の配分に苦労しそうです。

月額(税込み)
フルHD
(1,080p)
4K
(2,160p)
Amazonプライム・ビデオ 500円
(年会費4,900円)
Netflix 1,320円
(スタンダード)
1,980円
(プレミアム)
Hulu 1,026円
×

さらに Amazon Prime Video チャンネルでは、別料金で楽しめるチャンネルがあり、NHKオンデマンド(月額990円 税込)、東京ビジネス オンデマンド Select(月額550円 税込)などもあります。ただ、BODは一部のコンテンツに限定されているので、Fire TV Stick を使うのであれば、アプリをインストールして閲覧する方がお得です。


動画配信サービスはテレビを駆逐できない?

Netflix、Hulu、Amazonプライムビデオもオリジナルコンテンツを作成していますが、各テレビ局や映画のコンテンツの配信が中心となっています。

また日経プラス10の中でも、テレビドラマのスピンオフ、見逃し配信によって動画配信サービスが成長していると言っていましたが、下表がテレビ局との提携状況になります。

動画配信サービス 提携TV局
Hulu 日本テレビ
Paravi TBS、テレビ東京
AbemaTV テレビ朝日
FODフジテレビ

ジャニーズのタレントが出演する番組も一部配信サービスの対象にもなったりと、テレビ放送コンテンツの再利用は拡大傾向です。またスピンオフでのコラボなど、日本のテレビ局は、動画配信サービスとの共存方向の姿勢です。

海外ドラマが観たいと思って契約したHuluでしたが、最近は、ドラマの見逃し配信、スピンオフ(番外編)、それにアニメが幅をきかせるようになってしまいました。


テレビ不要の最大ネックはテレビ?

大画面で動画配信サービスをみようとすると、

  1. Fire TV、Apple TV などの利用
  2. Android TVの利用

のふたつに大別されるかと思います。Android TVは、テレビ受像機そのものです。

SONY BRAVIAでは、リモコンにHulu、Netflixなど動画配信サービスがチャンネルのひとつとして登録されているモデルがあります。テレビというハードウェアも、また動画配信サービスと歩み寄ろうとしています。

SONYブラビア リモコン

また、Fire TV、Apple TV、Chromecast の接続先もテレビという方が大半だと思います。

その理由は、テレビの普及率と大型モニターの選択肢の少なさです。


テレビ普及率

さよならTV、テレビはもういらない? | 象と散歩 では、平日にリアルタイムにテレビを見る人の割合を年代別にグラフしてみましたが、下図(グラフ)は、消費動向調査 平成31年(※長期時系列表は最新月を参照) 3月調査 にある「主要耐久消費財の普及率の推移」のテレビ普及率の推移です。

1975年に普及率90%を超え、99%以上の世帯で保有されていたテレビですが、2014年調査結果から下がり、2019年3月には97%弱になっています。下がったといっても97%の普及率です。

しかし、この統計値には、独り暮らしの世帯は含まれていないので、実際のテレビの普及率は、もう少し小さくなるのかもしれません。

テレビ普及率(消費動向調査)

また同資料の中に、「主要耐久消費財の買替え状況の推移(二人以上の世帯)」という項目があり、これをみるとテレビの買換えは約10年サイクルです。動画配信サービスが閲覧できるテレビが既にあり、買い替え時期でもなければ、あえてテレビ受像機を大型モニターにするという選択肢はなさそうです。


大型モニター(4K対応50インチ以上)

モニターは、以前はパソコンの外部ディスプレイという位置づけでしかありませんでしたが、ここ数年、リビングに置ける50インチ以上の4Kモニターも販売されるようになりました。しかし、まだまだ選択肢は少なく、Amazonで検索してみても、自分が使っているDMM.makeの55インチディスプレイを含めて、55インチの大型ディスプレイは4機種しか扱われていません。

これでは認知も進まない、、、。

下記は4機種の比較表となりますが、リビングで映像コンテンツを楽しむであれば、Fire TVやapple TVとモニターをHDMI接続ますが、サウンドバーなどで音声出力するには、モニターから出力する必要があるので、モニターの光デジタル出力は必須です。そう考えると選択肢は2機種しかありません。

メーカー 型番スクリーン入力端子 音声出力 スピーカー
DMM.make DKS-4K55DG355インチHDMI2.0×3
・AV入力
・VGA
・PC音声入力
・USB2.0×2
・イヤホン
光デジタル
10W×2
JapanNext JN-V5500UHDR55インチ・HDMI1.4×2
HDMI2.0×1
・VGA
・DisplayPort
・イヤホン
光デジタル
5W×2
I-O DATA EX-LD4K552DB54.6インチHDMI2.0×3
・RGB
・DisplayPort
・イヤホン 5W×2
AcerEB550Kbmiiipx54.6インチ・HDMI1.4×2
HDMI2.0×1
・DisplayPort
・Mini D-sub
・イヤホン5W×2

まだまだニッチ市場で、50インチ以上の大型モニターを購入するというのはかなりマニアックな世界なのかもしれません。

需要も少ないのかもしれませんが、安価でよい商品を出している DMM.make DISPLAY には頑張ってもらいたいところです。


テレビ局の方向性

在京民放5局は、見逃し配信を広告付き無料で TVer としてオンデマンド配信をしています。当初は、スマホやタブレット向けだけでしたが、Android TV、そしてAmazon Fire TVアプリにも対応し、テレビで見られるようになりました。

自分にとっては、日テレ以外のドラマもFireTVで見られるようになったわけですが、可処分時間には限りがあるので、実際に視聴する番組が増えているわけではありません。それでも、選択肢は広がりました。

更に民放各局は、TVerでリニア放送(ネット同時放送)の実験しています。ネットでリアルタイムにTVが視聴できるようになれば、テレビチューナーは無用の長物となります。


NHKの方向性

NHKは、NHKオンデマンドで「見逃し見放題パック」と「特選見放題パック」の二種類のオンデマンド配信を提供しています。Amazonプライムビデオチャンネルで提供しているのは、「特選見放題パック」です。

またNHKも2020年3月1日からNHKプラスとしてリニア配信を予定しています。ブラウザとアプリで視聴できるようになります。

放送受信料についての考え方が気になるところでしたが、

NHKプラスは、受信料を財源とする、 放送を補完するサービスで、受信契約者ご本人のほか、ご本人と生計を同一にする方は、利用申込みと認証の手続きを経ていただければ、追加のご負担なくご利用いただけます。NHKがご利用にあたって費用を請求するようなことはありませんので、ご注意ください。

と、いまのところテレビ放送を補完するサービスとして考えているようです。


テレビがない生活とは

テレビがないといっても別に世捨て人のような生活をしているわけではありません。

モニターをDMM.make の55インチディスプレイにして、サウンドバーを購入したことによって、好きな映画やドラマを楽しむ環境も充実しました。

ニュースはラジオと、Huluの日テレニュース24(リアルタイム配信)だったのですが、BODを契約してから経済ニュースについても充実させることができました。
もともと朝の時間帯は、ラジオを聴いていたのですが、少しだけ形を変えて、

アレクサ、J-waveをかけて

になりました。

若干、Amazonのサブスクリプションモデルにハマり気味かとも思いますが、大型モニターとサウンドバーにFire TV Stick、そしてAmazon Echoで映像、音楽ともに充実したものとなりました。

Post Date:2019年11月9日 

マルチルームミュージック 設定で音楽を視る。

DMM.make 55インチ モニター

fire TV stick を付けたら、fire TV stick が”マルチルームミュージック”に対応したと教えてくれました。TVで音楽を聴くという体験は、Sony サウンドバー HT-S350 が、それなりの音で音楽を奏でてくれるので、Fire TVアプリの ”Amazon Music” や ”Spotify” を試していました。


Sopity on fire TV stick 4k

Spotifyでは、アーティスト名、曲名、アルバムジャケットが視認できます。が、CDジャケットを見ながら音楽を聴いていたときの体験をテレビで再現しているにすぎず、それ以上の新しい体験を感じさせるものはありません。

Spotify on fire TV

amazon on fire TV stick 4k

amazon musicでは、更に歌詞に対応している曲であれば、歌詞が流れるのと、アーティストの写真が背景に表示されます。歌詞を大きな画面で確認できると、「ああ、こう歌っていたのね」と新しい発見もあります。

amazon music on fire TV

しかし、Prime Music の楽曲は、同時に複数の端末でストリーミング再生できないので、Fire TVアプリのAmazon Musicを使ったあとに、Amazon Echoで音楽を聴こうとすると

『Amazon Musicは別な端末でストリーミング中です、この端末に切り替えますか?』

と毎回訊かれます。

その煩わしさもあったので、あまりFire TV Stickで音楽を聴くということはしていなかったのですが、

「マルチルームミュージックってどうなの?」

と思い、試してみました。


マルチルームミュージックルームの設定

マルチルームミュージックの設定は、スマホのAmazon Alexaアプリから行います。

1.右下のデバイスを選択してからデバイス画面の右上のプラスをタップ
Alexaアプリ:グループの追加
2.”マルチルームミュージックをセットアップ”を選択
マルチルームミュージックをセットアップを選択

続いて、マルチルームミュージックの説明画面が表示されるのでこちらは”続行”をタップ

3.グループ名を付ける

マルチルームミュージックのグループ名を決めます。標準名から選ぶことも自分で名前を付けることもできますが、Alexaが正しく聞き取ってくれることを期待して標準名から”リビング”を選択しました。

マルチルームミュージック(グループ名)

4.使用可能デバイスを選択

マルチルームミュージックで使用できるデバイスが表示されるので、各デバイスをタップすると右端にチェックマークが付きます。下記の例では、Echo Plus と Fire TV Stick が選択されています。

マルチルームミュージック(使用可能デバイスの選択)

”保存”をタップすると、設定内容がEchoに反映されます。

マルチルームミュージック(セットアップ完了)

音ズレを修正する

”Alexa, リビング(マルチルームミュージック グループ名)で音楽をかけて”

と、お願いするとテレビの電源が付いて amazon music が立ち上がり、Echo Plus と テレビ(fire TV stick 4K)の両方で音楽が鳴り始めました。

しかし、両方から聞こえてくる音がズレていて

「とっても気持ちが悪い!」

テレビの画面の右下に”オーディオ同期を調整”というのがあったので、Fire TV Stickのリモコンでメニューボタンを押下すると、

マルチルームミュージック(オーディオ同期を調整)

オーディオ同期を調整という画面が表示されます。自分の耳を頼りに微妙な音のズレを調整。写真のように近い位置にあると、310ms ぐらいでズレを感じなくなりましたが、これは環境に依存すると思うので、色々と数値を変えて試してみてください。

マルチルームミュージック(オーディオ同期を調整)
”オーディオ同期を調整” で調整していくと Echo 本体と サウンドバー と両方のスピーカーから音楽が流れるので、音の厚みと広がりを感じられ、単体のスピーカーで聴くより、気持ちよく音楽を聴くことができます。

新しい音楽体験

Alexa, リビングでフランス(国名)のヒットチャートをかけて

など、新しい音楽との出会いを求めて、フランスやインドのヒットチャートを探索しているときに、気になった曲が流れれば、

Alexa, この曲は?

と訊かなくても、アーティスト名、曲名をテレビの画面で確認できます。どんなアーティストなのかも写真があるのでわかります。また、知っている曲でも改めて歌詞を見ると新しい発見もあります。

いま流れている曲が気になれば、アーティスト名を見て、

Alexa, XXXX(アーティスト名)の曲をかけて

と、頼めばそのアーティストの他の曲も知ることができます。また、

Alexa, これに似た曲をかけて

と、頼めば、更に色々な音楽に触れることもできます。

また前述した「別なデバイスで、、、」と言われる煩わしさもないし、一度、マルチルームミュージックで再生が始まれば、あとは、通常の Echo での操作と同じです。

fire TV stick での再生を止めるであれば、fire TVリモコンの戻るで終了します。

Echo単体で音楽を楽しむより、マルチルームミュージックで fire TV stick で音楽を見るというのは、音質的な向上だけではなく、新しい音楽体験が楽しめます。


マルチルームミュージックの残念な点

Alexa,リビングで音楽をかけて

と、いえば、Fire TV Stick が繋がっているテレビの電源もONになり便利なのですが、Echoプランだと、Unlimitedの楽曲はマルチルームミュージックでは再生できません。ま、これはプランの問題ですが、、、。

また、マルチルームミュージックで再生しているときに

Alexa, この曲いいね

と、サムアップしようとしても

『すみません。いまは何も再生されていないようです。』

と、冷たくあしらわれてしまいます。


Echo + fire TV stick 4K で新しい音楽体験を

Echo が新しくなり第3世代第4世代となって Echo Plus と同等の音質がより安価に楽しめるようになりました。fire TV stick 4K と合わせても2万円弱という価格で、新しい音楽体験を楽しめます。

Amazon Echo Plus と BOSE SoundLink Revolve を聴き比べると涙が出るわけ | 象と散歩 でも記載しましたが、他社のスピーカーと聴き比べてしまうと、Echo は、音質的に負けています。しかし、プライム会員であれば、Echo + fire TV stick 4Kで、音楽とビデオコンテンツを楽しむことができますし、amazon music unlimited Echoプラン なら月々380円でもっと音楽を楽しむことができます。

安価に音楽を浪費するにはちょうどよいデバイスです。

Echoプランでの音楽の楽しみ方については、Amazon Music Echo プランで音楽を120%楽しむ方法 | 象と散歩 を参照してください。

更にサウンドバーがあれば、映画も音楽も、より良い音環境で楽しむことができます。

Post Date:2019年8月7日 

さよならTV、テレビはもういらない?

DMM.make DKS-4K55DG3 & SONY HT-S350

DMM.make から4K/60p(解像度が4Kで秒間60コマ), HDCP2.2 HDRコンテンツに対応した4Kディスプレイの第3弾が発売されました。「大画面と4K映像ってどうなんだろう?」という好奇心とともに物欲の神が降臨してきました。

『4Kの映像美を手の届く価格帯で!』というキャッチフレーズに惹かれて55インチの DKS-4K55D をポチッと、、、。どうせならよい音で聴きたいとサウンドバー(SONY HT-S350)も購入しました。

これで映像コンテンツを楽しむ環境が一挙に改善されました。


テレビは要らない?

ディスプレイには、Amazon Fire TV Stick 4K とDVD/Blu-rayプレイヤー、ゲーム機が繋がっていますが、テレビチューナーはないので、テレビ放送は見られません。

しかし、Fire TV Stick 4K があれば、Hulu / フールーNetflixAmazonプライムビデオといった動画配信サービスでドラマ、映画、アニメが楽しめます。4KコンテンツもNetflixではプレミアムプランではないと見られませんが、Amazonプライム会員であれば、Amazonプライムビデオで4K映像を体感することができます。

また流行りのドラマやバラエティをチェックしたいのであれば民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー) 」で見られます。

それ以外にも

など Fire TVアプリでたくさんの動画コンテンツを楽しむことができます。

唯一、映像コンテンツで物足りなさを感じていたのは、ニュースや報道番組のコンテンツでした。Huluでも、日テレNEWS24 をリアルタイムで見られますが、経済ニュースなどはもの足りません。

しかし、Fire TV で テレビ東京ビジネスオンデマンドを使えるようになってからは、WBS(ワールドビジネスサテライト)、モーサテ(ニュースモーニングサテライト)をはじめとしたニュースコンテンツが視聴できるようになり、ラジオなど耳メディアの利用が少なくなりました。

と、これだけ映像コンテンツがあると、無意味にテレビをだら見する時間はありません。

ただ、朝だけは、リアルタイム性も欲しいので、

Alxea、J-WAVEをかけて

と、Amazon Echoに呼びかけています。


みんなテレビって見てるの?

世の中の人はテレビをどのくらい見ているのでしょうか?

平成30年版 情報通信白書 第2部 基本データと政策動向 第2節 ICTサービスの利用動向 (1)主なメディアの利用時間と行為者率 から平日にリアルタイムにテレビを見る人の割合を年代別にグラフ化してみました。

総評として、

●テレビの視聴時間は全体で減少。インターネット利用時間は増加傾向

とあったので、ネットを利用する人の割合と対比させてみましたが、平日のテレビとネットの視聴関係は年代によって反比例しています。


リアルタイムにテレビを視聴しているのは、20代 60%、30代, 40代で80%、50代で90%です。20代では、平日はテレビを見ないという人が4割もいるという結果です。

ところが、視聴時間でみると短い20代でも1時間半、40代で2時間半、50代では3時間以上もテレビを見ています。

回答者が仕事をしている有無の分類はないので、主婦などの日中のテレビ視聴時間も含まれていると思いますが、テレビには、ひとたびスイッチを入れると、だらだらと長時間見続けてしまうという魔力が潜んでいることが伺えます。

動画配信サービスなら見ようという意思を伴ってコンテンツを選択して視聴するので、”だら見”というのは少ないような気がします。ただ、ドラマの一気見だけには要注意ですが、、、。

コンテンツを選ぶという意味では、Business On Demand で視聴できるWBSやモーサテなどのニュースコンテンツもチャプターに分かれています。ニュース番組も初めから最後までを視聴するのではなく、気になったニュースだけをチェックすることができます。


テレビがなければNHK受信料は不要

テレビは時間を浪費するだけではなく、NHKの受信料も必要となります。受信料はNHKを見る見ないに関わらず、テレビを受信できる設備を保有していると支払わなければなりません。

下表は2020年10月時点のNHKの受信料です(口座・クレジット)。

放送受信料(年額)
地上放送のみ受信できる
テレビ等の場合
13,650円
衛星放送を受信できる
テレビ等の場合
24,185円

一方で、テレビ受像機を保有せずに、大型ディスプレイ+Fire TVで各種VODサービスなどを利用すると、Hulu 月額1,026円(税込)、Business On Demand 月額550円(税込)、それにAmazonプライム会員の年会費4,900円(税込)で、年額 23,812円です。衛星放送の受信料を支払うよりは安価です。

利用料(年額)
Amazonプライム会員
4,900円
Hulu
12,312円
Business On Demand
6,600円
23,812円

DMM 4Kディスプレイ

DMM.make の4Kディスプレイは、前述したように 4K/60p, HDCP2.2, HDRコンテンツ対応と、映像コンテンツを十二分に楽しめる性能を保有しています。

ディスプレイサイズは、

画面サイズ参考価格
43インチ
45,800円
55インチ
65,800円
65インチ
118,000円

と、3種類あります。さすがに 65インチは、10万円を超える価格ですが、55インチの価格は、4K対応ディスプレイとしては、AQUOS, REGZA, BRAVIA, VIERAなどの国内メーカーのテレビと比べてかなり低価格に設定されています。55インチでも十分、大画面と呼べるサイズです。

またスピーカ(10Wx2)も付いているので外部スピーカーがなくても音がでます。音響を意識したスピーカーではありませんが、音声設定でサラウンドにすれば、それなりの音では聴けます。


4Kディスプレイと各機器の接続

『4Kの映像美を手の届く価格帯で!』というキャッチフレーズに惹かれたのは確かですが、大画面4Kディスプレイとサウンドバーで、どのように各機器を接続して、ホームシアター環境を構築できるを考えました。

HDMIで常時接続したい機器はFire TV Stick 4K、Blu-ray/DVDプレイヤー、そしてゲーム機です。デジカメはHDMI出力がない古いカメラなので、AV接続ができるのが望ましいです。

そして、音声出力は、ディスプレイで入力をまとめてサウンドバーで出力というのが、イメージした接続方法です。

4Kディスプレイと各機器の接続方法

DMM.make 4Kディスプレイの入出力は下記の通りです。

入力
  • HDMI(HDCP2.2)x3
  • AVx1
  • USBx2
音声出力
  • 光デジタル
  • イヤホン

DMM 4Kディスプレイは、入出力も充実しています。入力にはHDMI3系統以外にもAV入力がありますし、光デジタルでの音声出力もあります。単にPCと接続する大型ディスプレイとはコンセプトを異にしており、家庭で動画配信サービスを楽しむためにモニターとしての利用を前提としています。


サウンドバー

折角、大画面ディスプレイにしたので、よい音で楽しみたいと思い、設置も簡単なサウンドバーの購入を検討しました。DMMディスプレイはテレビではないので、HDMI(ARC)では接続できないので、サウンドバーは光デジタルの入力が必須となります。

またディスプレイとサウンドバーで10万円ぐらいに抑えたい(3万円ていどのサウンドバー)という予算上の制約もあり、候補として考えたのは、下記の3機種でした。

BOSE Solo 5 TV sound system は、店頭でも音を確認しました。とても音がよく、コンパクトなボディとは思えない低音の響きもありました。しかし、実際にサブウーファー付きの製品と聴き比べてみると、やっぱりサブウーファーの低音には敵いません。

YAMAHA YAS-207は後継のYAS-209が発売されたこともあり、発売時よりも値段がかなり下がっています。高さ方向のバーチャル音場も実現したというバーチャル3Dサラウンド技術「DTS Virtual:X」というのは実際に音を確認してみたかったのですが、最終的に選んだのは、SONY HT-S350 でした。


SONY HT-S350

SONY HT-S350は、フロント65W×2、サブウーファー100Wの合計230Wと迫力のサウンドです。サブウーファーは16cmあり、低音はかなり心地よいですが、サブウーファー単体でのボリュームあるので調整が可能です。また本体(サウンドバー)とはBluetoot接続なので配線が不要です。

また前方のスピーカーだけで臨場感豊かなサラウンドを実現する「S-Force PROフロントサラウンド」は気持ちよく音に包み込んでくれます。

ソニー独自の高精度なデジタル音場処理技術により、前方のスピーカーだけで仮想的にサラウンド音場を再現。後方にスピーカーを置く必要がなく、すっきりとしたレイアウトで、豊かな臨場感を楽しめます。また、壁からの反射音を利用しないため、部屋の形状の影響を受けにくく、設置する場所の広さや位置にかかわらず良好なサラウンド再生を可能にします。

Fire TV Stick 4K

テレビなしでオンラインで映像コンテンツを楽しむのであれば、Apple TV, Chromecast, Fire TV の何れかは必要です。Amazonプライム会員であれば、Amazonプライムビデオも楽しむことができるのでFire TVがおススメです。以前は、据え置き型もありましたが、現在、販売されているモデルは、スティックタイプの Fire TV Stick だけです。

Fire TV Stick と Fire TV Stick 4K の比較は下記となりますが、4Kに対応している Fire TV Stick 4Kを選びましょう。

FireTV Stick
FireTV Stick 4K
映像 最大1080p 4K Ultra HD, HDR, HDR10
Dolby Vision, HLG, HDR10+
プロセッサ クアッドコア 1.3 GHz クアッドコア 1.7GHz
ストレージ 8GB 8GB
オーディオ Dolby Audio Dolby Audio
WiFi デュアルバンド、デュアルアンテナ
802.11a/b/g/n/ac対応
デュアルバンド、デュアルアンテナ
802.11a/b/g/n/ac対応

Fire TV Stick 4K は、DMM 4Kディスプレイ、DKS-4K55Dの横にあるHDMI入力に差し込むとUSBポートは潰してしまいますが、ちょうどよい塩梅です。

Fire TV Stick 4K

DMM 4Kディスプレイからの電源供給は可能?

DKS-4K55Dには、USBスロットがあるので、「Fire TV Stick 4Kの電源供給も可能?」と思ってディスプレイのUSBポートに差し込んでみました。

ディスプレイの電源をONにしている状態であれば電源供給は可能ですが、ディスプレイの電源をOFF(待機モード)にするとUSBから電源供給はされなくなります。そのためディスプレイの電源をONにする度にFire TVが再起動します。しかも半分くらいの確率でFire TVが起動してくれないので、HDMIポートの抜き差しが必要となり、現実的な使い方ではありません。

バッテリーを保有しているタイプのTV マウント アクセサリーがあると配線がすっきりするかもしれません。


リモコンをFire TVにまとめる

Fire TVでコンテンツをみるために、ディスプレイ、Fire TV、サウンドバー、と3つのリモコンを操るのは煩わしいです。

Fire TV Stick 4Kの "設定">"機器制御">"機器の管理"でTVとサウンドバーのリモコンの設定ができます。

TVのメーカ設定ではDMMというのはありませんが、東芝を選択するとDMM.make 4Kディスプレイの電源ON/OFFのコントロールができるようになります。またサウンドバーは、メーカーをSONYと選択すれば、電源ON/OFFとサンドバーのボリュームコントロールが、Fire TV Stickのリモコン1台で行えるようになります。

上記の設定をしていれば、Fire TV Stickの音声ボタンを押しながら

テレビを付けて

テレビを消して

と言えば、ディスプレイとサウンドバーの両方の電源ON/OFFができます。


動画配信サービスにないコンテンツ

2019年6月に角川シネマ有楽町で『卒業』と『小さな恋のメロディ』のリバイバルが上映されていました(青春映画の名作2選「卒業 4Kデジタル修復版」+「小さな恋のメロディ」公式サイト)。

2つの作品共に古い映画ですが、映像と音楽の融合の素晴らしさを教えてくれた映画です。「やっぱりいいな」と、2作品ともに Blu-rayを購入してしまいました。

素敵な映画のリバイバルとBlu-rayを発売した角川に感謝です。


卒業

『卒業』は、ダスティン・ホフマン主演の1967年の映画です。端的に言ってしまえば、歳の差不倫、そして、その不倫相手の娘の略奪婚という下衆な話しになってしまうのですが、『Simon & Garfunkel』の『Scarborough Fair』、『The Sound of Silence』といった楽曲が、映像と共にゆっくりと心に染み入ってきます。

ラストシーンでの『The Sound of Silence』が流れ始めてからの二人の表情の変化と音楽が絶妙で、バスの向かう先には、本当に幸せな未来があるのだろうかと考えさせられ、♪And touched sound of the Silence (そして、沈黙の音に触れた)という歌詞で終わります。


小さな恋のメロディ

1971年に公開された映画です。なぜか日本人に長く愛されている映画ですが、いちど観ればその理由が納得できます。『The Bee Gees』の美しいメロディもさることながら、純粋無垢な11歳の子供から「人を好きになるということがどういうことなのか」を教えられます。

『The Bee Gees』の『Melody Fair』,『First Of May』そして、最後に2人でトロッコを漕いでいくシーンで流れる『Crosby, Stills, Nash & Young』の『Teach your Children』は、恥ずかしくて素直に好きと言えなかった曲です。

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