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Post Date:2026年6月22日 

再び、アナログ・スマートウォッチという選択

木製テーブルに置かれたWithings ScanWatch Vitals 42mm

以前、Withings ScanWatch についてブログを書きました。Apple Watchが主流の中で選んだ、「時計らしい」スマートウォッチです。

4年半使っていましたが、リューズ(クラウン)の操作ができなくなってしまったため、新しくスマートウォッチを選び直すことにしました。

候補として最初に考えたのは、やはり Withings 系です。しかし調べていくうちに、Garmin vívomove Trend の存在も気になり始めました。

どちらも「アナログ時計らしさ」を残したハイブリッドスマートウォッチですが、Withings は日々の健康変化を静かに見守る時計、Garmin は身体活動を支援する時計という印象で、根底にある思想は少し異なります。


スマートウォッチは健康管理デバイスになった

スマートウォッチは便利で、いまや欠かせないガジェットです。

NTTドコモ モバイル社会研究所の「モバイル社会白書 2025年版」によると、スマートウォッチの所有率は16.2%となっています。

20代・30代での所有率が高い一方で、60代でも一定の所有率があり、若い世代だけのガジェットではなくなりつつあります。

スマートウォッチは、通知や決済といった日常の利便性に加えて、歩数、心拍、睡眠などの健康管理、ランニングやウォーキングなどの運動記録にも使われています。若い世代にとってはスマホと連携する便利なガジェットであり、運動をする人にとっては活動を記録するツールでもあります。

一方で、生活や体調の変化を日常的に記録できることを考えると、60代の所有率が高い背景には、健康管理への関心の高さも関係しているのかもしれません。


それでもスマートウォッチはデジタル化した

スマートフォンの普及によって、腕時計は不要になると言われた時期もありました。しかし世界の腕時計生産を見ると、その中心は今もアナログ時計です。

2020年から2024年までの腕時計生産数量に占めるタイプ別構成比の推移。アナログ・ウォッチが約7割を占め、デジタル・ウォッチが約3割、機械式は約3〜4%で推移している。
【引用】一般社団法人 日本時計協会:2024年 ウオッチの世界生産

2024年でも、腕時計生産数量の約70%が針を持つ時計です。

興味深いのは、腕時計の世界ではアナログが主流であり続けているにもかかわらず、スマートウォッチではデジタル表示が中心になっていることです。

それは、スマートウォッチが形としては腕時計でありながら、実際には情報端末として進化してきたからだと思います。

通知を表示し、メッセージを読み、アプリを操作するためには、自由に表示内容を変えられる大きな画面が有利です。その結果、Apple Watch に代表される全面ディスプレイ型が主流になりました。

一方で Withings や Garmin のハイブリッドスマートウォッチは、あえて時計としての見た目を残しています。

腕時計市場では今もアナログが多数派です。それにもかかわらずスマートウォッチ市場では少数派になっているところに、Withings の面白さがあるのかもしれません。


なぜアナログ・スマートウォッチなのか

スマートウォッチには、生活を便利にし、健康や活動を記録できるという大きな魅力があります。

ただ、その便利さの一方で、日常的に使う道具としては気になる点もあります。

  • 毎日充電が必要
  • 常に画面が光る
  • 通知に意識を引っ張られる
  • 時計というより情報端末になる
  • 多くの人と同じものを選ぶ(Apple Watch)

普段は普通の腕時計として静かに存在しながら、必要な時だけスマート機能を使う。さらに、時計としてのデザインや質感にも個性を感じられます。

この距離感が、自分には合っているように感じます。


Withings のアナログスマートウォッチ

Withings のアナログスマートウォッチには、現在大きく分けて次の3つのラインアップがあります。

  • ScanWatch Healthmaster
  • ScanWatch Vitals(海外名:ScanWatch 2)
  • ScanWatch Light

いずれもアナログ時計をベースとしながら、活動量や睡眠、心拍数などの健康データを記録できる点は共通しています。しかし、それぞれ目指している方向は少し異なります。


ScanWatch Healthmaster

Withings の最上位モデルです。

Vitalsと利用できる健康機能に大きな差はありませんが、サファイアガラスや回転ベゼルを採用するなど、より高級時計らしい外装を特徴としています。

健康管理だけでなく、時計そのものの質感や所有感も重視したい人向けのモデルです。


ScanWatch Vitals

シリーズの中心となる標準モデルです。海外ではScanWatch 2として販売されています。

血中酸素濃度や体温トラッキング、睡眠分析など、日々の健康管理に必要な機能を備えながら、価格と機能のバランスが取れています。

アナログ時計らしい見た目と約1か月のバッテリー駆動を両立しており、Withingsらしさを最も感じられるモデルと言えます。

今回比較対象として選んだのも、このモデルです。


ScanWatch Light

シリーズのエントリーモデルです。

活動量計や睡眠記録、心拍数測定といった基本的な機能に絞ることで、価格を抑えています。

健康管理を始めてみたい人や、通知と活動量計があれば十分という人に向いています。

一方で、体温トラッキングや血中酸素濃度測定などの機能は搭載されていないため、健康データを積極的に活用したい人には、Vitalsの方が適しているでしょう。


Withings と Garmin、思想の違い

Withings以外でアナログスマートウォッチを展開しているメーカーとして、Garminがあります。Withings ScanWatch Vitals(海外名:ScanWatch 2)に近いモデルが、Garmin vívomove Trend です。

下表に両機種の主な機能をまとめました。どちらもアナログ針を持ち、心拍や睡眠、血中酸素を記録できるほか、GPSはスマートフォン連携という共通点があります。

項目Withings ScanWatch VitalsGarmin vívomove Trend
方向性健康管理活動・ライフログ
デザインアナログ時計寄りハイブリッド
表示小型OLED隠しOLEDディスプレイ
バッテリー約30日約5日
心拍測定
睡眠分析
血中酸素
GPS接続GPS接続GPS
通知

機能だけを見るとよく似ています。しかし、アナログ針を持つハイブリッドスマートウォッチといっても、その方向性は大きく異なります。

Withingsは、体調の変化を静かに記録する健康管理寄りの時計です。日々の心拍や睡眠、血中酸素、体温トレンドなどを無理なく蓄積していく感覚があります。時計としての見た目もアナログ寄りで、スマートウォッチらしさは控えめです。

一方で Garmin vívomove Trend は、Garmin Connect を中心に活動量や運動を記録するための時計です。アナログ針を持っていますが、その思想はフィットネスウォッチに近いと感じます。文字盤の下にはOLEDディスプレイが埋め込まれており、必要なときだけ情報が表示されます。アナログ時計らしさを残しつつ、スマートウォッチらしさも内側に潜ませているモデルです。

つまり、

  • Withings は「健康管理のためのアナログ時計」
  • Garmin は「活動記録のためのハイブリッド時計」

という違いがあります。

自分がスマートウォッチに求めているのは、運動記録よりも日々の体調変化を静かに追えること。そして時計としての佇まいです。そう考えると、GarminよりもWithingsの方が、自分には合っているように感じました。


健康機器メーカーの時計、ScanWatch Vitals

ScanWatch Vitals には 38mm と 42mm の2つのサイズがあります。

サイズだけでなくケースのデザインも異なり、38mm(下図左)は全体的に丸みを帯び、バンド取付部にも柔らかな印象があります。一方の42mmは、より直線的でステンレスの質感を強調したデザインです。

Withings ScanWatch Vitalsの38mmモデルと42mmモデルの外観比較。38mmは丸みのあるケース、42mmは直線的でシャープなデザインを採用。
【引用】Amazon - ScanWatch Vitals

下の写真は、左が初代 ScanWatch 38mm、右が ScanWatch Vitals 42mm です。文字盤や針のデザインは変更されていますが、ケース全体の雰囲気は初代モデルのイメージを受け継いでいます。

初代Withings ScanWatch 38mmとScanWatch Vitals 42mmの文字盤デザイン比較。Vitalsでは分目盛りが追加され、視認性が向上している。

ScanWatch Vitals では、文字盤に分単位の目盛りが入り、時刻が読み取りやすくなりました。さらに針が蓄光仕様になったことで、初代 ScanWatch では見づらかった暗い場所でも時刻を確認しやすくなっています。

健康機能もアップデートされています。心拍測定、睡眠分析、血中酸素測定に加えて、体温トラッキングに対応し、皮膚温度の変化を継続的に記録できるようになりました。

こうした健康管理機能を備えながらも、普段は静かなアナログ時計として存在している。この「控えめさ」が、ScanWatch Vitals の魅力です。

また、約1か月というバッテリー駆動時間も大きな魅力です。専用充電器を使い、約2時間で100%まで充電できます。

ScanWatch Vitals 42mmを専用USB充電器にセットした様子

Apple Watch Series 11 もバッテリー性能が向上し、1日から2日程度は使えるようになりました。それでも旅行や出張の際には、充電を意識する必要があります。

その点、ScanWatch Vitals は何週間も充電を気にせず使い続けることができます。朝起きて身につけ、日中は時計として使い、夜はそのまま睡眠を記録する。そんな使い方を続けても、充電のことをほとんど意識しません。

この感覚は、スマートフォンに近いデバイスというより、普通の腕時計に近いものです。

毎日、あるいは数日ごとに充電する前提ではなく、「普通の時計の延長」として使えるように設計されている。そこに、Withings らしさを感じます。


最後まで悩んだポイント

実は、機能面だけで見ると vívomove Trend の方がよりモダンです。

Garmin Connect の完成度は高く、体力や回復度を 0〜100 の数値で見える化する Body Battery のような機能もかなり魅力的でした。

それでも最終的には、ScanWatch Vitals を選びました。

理由は単純で、「時計だった」からです。

これはスペックでは説明しづらい部分です。

  • 針の動き
  • 通知との距離感
  • “情報端末感” の少なさ

そうした要素を含めて、自分の生活には Withings の方が馴染むように感じました。


スマートウォッチを“減らす”という方向

最近のスマートウォッチは、どんどん多機能になっています。

しかし、アナログ・スマートウォッチの面白さは、むしろ逆方向にあるのかもしれません。

必要最低限だけスマートで、普段は静かな時計として存在する。

万年筆や手帳と同じように、「便利だから使う」というより、「自然に使い続けられるから使う」という感覚です。

そう考えると、アナログ・スマートウォッチというジャンルは、今でも独特の価値を持っているように思います。


がんばれ日本、健康ウォッチ

最近気になっているのが、2026年7月9日にシャープから発売される健康管理デバイス「からだメイト」です。

シャープの「からだメイト Watch」は、手首の皮膚から「細胞間の水分移動」と「糖(ブドウ糖)の変化」を読み取り、摂取カロリーを推定するというユニークな仕組みを採用しています。

摂取カロリーと消費カロリーを管理できるだけでなく、水分バランスなどの独自のヘルスケア管理機能に加え、バイタル・運動・睡眠の管理にも対応しています。

主な測定項目は、次のとおりです。

  • 水分バランス
  • 心拍数
  • 血中酸素レベル(SpO₂)
  • 皮膚温度
  • ストレス・心拍変動

Apple Watch、Garmin、Withings など海外メーカーの健康ウォッチが進化する中で、日本人を中心とした解析データをもとに、日本人の健康管理に寄り添うデバイスになれるのか。

日本発の健康ウォッチとして、これから注目していきたいと思います。

Post Date:2022年6月7日 

アナログ・スマートウォッチという選択

Withings ScanWatch 38mm ブラック

Apple Watch と決別をして、Withings ScanWatch にしてから半年が過ぎました。

Apple Watch は、スマホを出さずに完結できる "スマホの代替" としての機能が充実しているのでとても便利でした。

しかし、その利便性の代償として、毎日の充電という苦行があります

これが、Apple Watch に別れを告げた理由です、、、。


充電の束縛からの解放

「毎日充電しなくていい!!」

というのは、常に腕にしているスマートウォッチにとっては大きな意味があるということがこの半年で実感できました。

Apple Watch の駆動時間は最大18時間ですが、ScanWatchは「最大30日間充電不要」です。実際に使ってみても20日以上は充電せずに使えています。

この30日間というのは他のスマートウォッチと比較して、ずば抜けて長い駆動時間です。

スマートウォッチ - 駆動時間の比較

また、バッテーリー低下の通知(4%)から1日以上は普通に使えるので、1日の途中でバッテリー切れるといったことがありません。

また、自宅では Withings Sleep で睡眠計測をしていますが、旅行や出張時には ScanWatch で睡眠計測もするので、バッテリーの消費が多くなります。しかし、出発前日にフル充電をしておけば、1-2週間の不在でも充電器を持ち歩く必要がないというのも安心です。


なぜスマートウォッチではデジタルを受容するのか

日本時計協会のデータをみると腕時計の世界生産の7割がアナログ時計です。

世界のウォッチ生産台数
【引用】日本時計協会 - 2021年ウォッチの世界生産(推定値)

デジタルネイティブではない世代としては、針で時を刻まれた方が、残り時間(あと何分)、経過時間(どれくらい経った)が直感的に分かるのでアナログ時計の方が好きです。

またアナログ時計では、常に時間を物理的な針で示しているので、時計をチラ見したときに時間がわかるというのも地味にありがたいです。


アナログ時計とスマートウォッチのハイブリッド

そんなアナログ時計の良さを活かした、シチズン エコ・ドライブ Riiiver は、充電不要のアナログ時計なスマートウォッチです。

洗練されたデザインで、針で色々なことを表すという発想が素敵です。「LINEで通知あり」とかまでなら針の動きで把握することができます。また加速度センサーが搭載されているので、活動量計の機能もあります。

かなり惹かれましたが、スマホの代替までとはいかなくとも、通知内容を把握するための小型スクリーンと心拍数などの健康管理機能は捨てられない、、、。

小型スクリーンを搭載しながらも長時間駆動、心拍数などのセンサーを備えたアナログ時計型のスマートウォッチとなると、候補は限られ、

  • Withings ScanWatch
  • SKAGEN JORN

の 2つでした。

Withings Scan Watch には、小さなスクリーンがあり、送信者、メッセージの一部、次の予定 などが表示されます。

また、SKAGEN ハイブリッドスマートウォッチJORN は、デザイン変更可能なE-inkディスプレイを搭載していますが、最大2週間の駆動で、価格もお手頃です。


Withings ScanWatch

Withings(ウィジングズ)は、フランスのヘルス・テック企業です。WiFi体重計(Body Cardio)睡眠計測パッド(Sleep)を愛用していたので、Withings ScanWatch を購入。

Withings ScanWatch 38mm ブラック

デザイン的には 42mm の方が好みでしたが、大きな時計は好きではないので 38mm を選択。湾曲した面のサファイアガラスが腕時計感を更に醸し出し、カジュアルでもスーツにもマッチします。

付属のバンドはシリコン製ですが、専用のミラネーゼリストバンド、専用レザーバンド/ミラネーゼバンドが別売されています。

後から専用レザーバンド(ブラック)を購入しました。

Withings ScanWatch 38mm ブラック

バンドの取り外し方は、購入したバンドのケースの裏側に記載されていましたが、簡単です。

Withings 専用レザーバンド

専用バンドでなくても、同じような仕様の18mmのバンドであれば ScanWatch 38mm に取り付けられるのではないかと思います。ScanWatch 42mm のバンド幅は 20mm です。


SacnWatchの健康管理機能

ScanWatchでは、歩数、階段の昇降、心拍、運動(ウォーキングやサイクリングなど自動判定)などが記録されます。

また睡眠時の心拍数、呼吸の乱れ、血中酸素も記録できますが、夜間は時計を外してWithings Sleep(睡眠パッド)で記録し、外泊したときだけ睡眠時もScanWatchを使っています。

残念ながら日本ではScanWachのすべの機能を使えません。酸素飽和度(SpO2)は利用できるようになりましたが、心電図(ECG)などは、まだ日本では利用できません。

Apple Watchでは、ECGも日本でも利用可能となっているのでWithingsにも頑張ってもらいたいところです。

下記が現在、日本でも利用できる健康管理機能となっています。

ScanWatch 健康管理機能日本
心電図(ECG)
酸素飽和度:医療用 SpO2
酸素飽和度:血中酸素✔️
呼吸スキャン:
呼吸障害と夜通し連続の血中酸素
✔️
心拍動通知:不規則な心拍動✔️
心拍動通知:心房細動の徴候

詳細は、ScanWatch - 私の地域では現在、どの様な健康関連の機能が利用できますか? – Withings | Support を参照してください。


アップデートでさらに使い勝手がよくなった

2022年3月末にScanWatchのファームウェアがアップデートされ、

  • アクティビティ・リマインダー
  • 新たな針の動作

が追加されました。

SCANWATCHがさらに進化しました!

アクティビティ・リマインダーで、直近1時間でアクティビティがないと通知されます。夜間や既に目標を達成していると通知がないというのは気が利いています。

  • 「Unwind with 100 steps(100ステップ歩いて体をほぐそう)」
  • 「Let's go for a walk(散歩しよう)」
  • 「Take some time for a walk(散歩の時間を!)」
  • 「Think about taking a lunch walk(お昼に散歩をしたら?)」

など、いくつかのパターンで通知されます。

新たな針の動作というのは、針待避機能のことです。時計の短針、長針の何れかが小さいな円形スクリーン上にあるときに、通知があると、文字を見やすくするために針が(おおよそ)10時10分になります。

ダイヤルボタンを押したときにも同様の動きです。

Withings ScanWatch 38mm ブラック

これ滅茶ありがたい。


ScanWatch を使う上での注意点

通知を受け取るためには、スマホ側とHelth Mate(Withingsのアプリ)での設定が必要です。また、Helth Mate App がバックグランドで起動していなければ通知は受け取れません。

「ScanWatch - 通知の有効化」に設定方法が記載されていますが、日本語の画面だとこんな感じです。LINEやインスタも、もちろん通知を受信することが可能です。

Helth Mate App - 通知設定

またスマホ(iPhone)の通知設定で、「プレビューを表示」を「常に(デフォルト)」にする必要があります。

iPhone 設定 - 通知

アナログなスマートウォッチはちょうどいい

Withngs ScanWatchは、Apple Wathcほど高機能ではありませんが、

  • 充電の呪縛から解放
  • アナログ時計への懐古
  • 健康状態の追跡

を重視するであれば、「ちょうどいい」ハイブリッド・スマートウォッチです。

Post Date:2021年8月31日 

WithingのWiFi体重計が教えてくれたこと

Withings Body Cardio

Withing WS-50 を購入したのが、ダイエットを一大決心した2014年でした。

そして2年後には、WS-50(現在のBody +)を里子に出して、脈派伝搬速度で心臓血管の健康状態を知ることができる Body Cadio を購入。

しかし、脈派伝搬速度の機能 は、暫くして使えなくなってしまいました、、、。


Withings Body Cardioの新機能

長らく日本では、脈波伝搬速度機能が利用できない状態したが、2021年5月に「Withings、Wi-Fi体重計Body Cardioに「血管年齢測定」を追加」という朗報がありました。

血管の硬化を表す指標でもある「脈波伝播速度」を元に算出する「血管年齢」というわかりやすい指標です。

Withingsの日本アカウントでもTwitterに投稿されていました。

血管年齢を測定するためにはアプリでの設定が必要です。

アプリのダッシュボードから血管年齢の測定をスタートさせます。(下写真は、スタートさせて既に1回目の測定を終えた状態です。)

そして、マイデバイスからBody Cardioの「画面のカスタマイズ」で「血管年齢」の表示をオンにします。

マイデバイス > Body Cardio > 画面のカスタマイズ

アプリで設定してから5回の測定後に血管年齢が測定できるようになります。


血管年齢とは

血管が老化すると弾力を失い硬くなってしまいます。血管が固くなると血流が悪くなり、肩こり、腰痛、肌や髪のトラブルの原因ともなります。動脈硬化が進むと心筋梗塞、脳梗塞などのリスクも高まります。

日本では、近年、老衰が死因の上位にあがってきていますが、病気による3大死因は、癌、心疾患、脳血管疾患です。心疾患、脳血管疾患は、動脈硬化が原因となるので、弾力のある血管を維持するために、自分の血管年齢を知ることは大切です。


Withingsの血管年齢

スパなどに設置されている人差し指で血管年齢を測定する機器は、指先の脈拍から血流のスピード(加速度脈波)を測定する方法ですが、簡易に測定できるけど、指先の細い血管で計測するために誤差が大きいといわれています。

Withingsでは、脈波伝搬速度 から独自のアルゴリズムから「血管年齢の幅」として表示してくれます。また同年代のWithingsユーザーと比較して、最適、正常、非最適の3段階で表示されます。

最適 (Optimal) 同年代の上位10%
正常 (Normal) 上位10%下位10%を除いた80%
非最適 (Not optimal) 同年代の下位10%

Body Cardio の画面上では英語での表記です。vascular age が血管年齢で、Optimal, Normal, Not opimal という3段階での表記と年齢幅の中の位置が表示されます。

Body Cardio での血管年齢表示

詳細はアプリで確認できます。


Withings WiFi体重計を選ぶ理由

血管年齢を測定できるというのも魅力的ですが、Withings の体重計を選択する理由は他にもあります。

  • WiFi接続でデータが自動アップロード
  • 無料で半永久的にクラウドにデータが保存
  • スタイリッシュなデザイン

WiFi接続のメリット

体重計がWiFi接続しているので、計測された数値が自動アップロードされます。何も操作しなくてもデータがクラウド上に保存され、各種デバイスから閲覧できるというのは、まさにIoTという感じで便利です。

Bluetooth接続でスマホと連携してデータを取得できる体重計は多くありますが、体重計自体がWiFiに接続してデータを自動でアップしてくれるというのは大きなメリットです。


無料で長期データ保存

長期に渡って無料でデータを保存してくれるというのはとても有り難いです。Withingsの体重計を使い始めてから7年が経ちますが、機種が変わってもずっとデータは保存されいるので体重の経年変化を確認できます。

7年間の体重変化

スタイリッシュなデザイン

そしてスタイリッシュなデザインは、部屋に出しっぱなしにしていても違和感がありません。

出しっぱなしにできるデザインとスマートさというのは体重測定を習慣化する上ではとても大切だと実感しています。


体重計は寝室に置くべき

自分の体重を測るのに、

  • お風呂から上がった後に計ろう
  • 食後だからやめとこう
  • 同じ時間に計測しなければ

とか、なぜか理由を付けて後回しにしてしまいます。

しかし、寝室に体重計を置いてからは、

  • ベットに入る前
  • 朝起きてベットから出たとき

に、体重測定をするようになりました。

寝間着であれば、そう毎日重さも変わりませんし、体重測定の時間も就寝前、起床時で一定します。


Body Cardio は買うべき?

Withings にはWiFi体重計のBody、そしてWiFi体組成計の Body+ と Body Cardioがあります。Bodyの機能は体重測定だけですが、WiFiで測定結果がアップロードされるというのは同じです。

Body+とBody Cardioは体組成計で、体脂肪、筋肉量、骨量、体水分が計測でき、Body Cardioでは更に心拍数が記録されます。

充電式か電池かという違いはありますが、何も長期に渡って利用できるので、どちらでも煩わしさはありません。

モデル 電源 体重 BMI 体脂肪 筋肉量 骨量 体水分 心拍数 血管年齢
Body 電池 ✔️ ✔️            
Body+ 電池 ✔️ ✔️ ✔️ ✔️ ✔️ ✔️    
Body Cardio 充電 ✔️ ✔️ ✔️ ✔️ ✔️ ✔️ ✔️ ✔️

心拍数の計測だけであれば、Body Cardio の魅力は半減しますが、血管年齢を計測できるようになったのは、大きなアドバンテージです。


ScanWatchでも新機能が

WithingsのスマートウォッチのScanWatchでも酸素飽和度(SpO2)が計測できるようになりました。

ScanWatchで酸素飽和度の測定が可能に

Withings Steel HR Sport でも最大酸素摂取量(VO2max)は計測できます。寝るときには腕時計は外すので、Sacn Watichの価値はサイファイアガラスだけでした。

しかし、酸素飽和度が計測できるとなると心惹かれます。

Apple Watchの電池切れから解放される、Withingsの最大30日間充電持続とアナログな時計は魅力的です。


Withingsの体重計が教えてくれたこと

体重計は脱衣所に置くという固定観念がありました。それは、入浴するときに「衣服を脱ぐ場所」=「衣服による体重の誤差を避ける」という意識からだと思います。

だけど、脱衣所の体重計は邪魔な存在です。そのうち洗面台の下や棚に追いやられ、出すのが億劫となり測定の頻度が少なくなるのは必然です。

体重測定を習慣化するためには、体重計が目に付くところにあり直ぐに計測できるという環境は欠かせません。

体組成計で取得できる値は、経年変化の確認が重要です。体重に関しても一定期間を通して増加しているのか、減少しているのか、維持できているのかという傾向を把握することが、とても大切です。

また寝室に体重計を置いてから、着衣での体重測定を避けるという意識もなくなりました。

WithingsのWiFi体重計は、計測結果が自動で記録され、長期に渡ってデータ保存が可能です。寝室にBody Cardioを置いて計測を習慣化できれば、自分の身体の経年変化が確認できます。

Post Date:2020年7月6日 

Withings Sleep で睡眠状態を可視化する

Withings Sleep

「しっかりと眠れていますか?」

不眠症 | e-ヘルスネット(厚生労働省) によると、5人に1人が「睡眠で休養が取れていない」、「何らかの不眠がある」とあります。

厚生労働省の不眠症の説明では、不眠のタイプを下記の4つに分類しています。

  • 入眠障害:なかなか寝れない
  • 中途覚醒:途中で目が覚める
  • 早朝覚醒:早朝に目が覚める
  • 熟眠障害:ぐっすり眠れていない

睡眠時間は短くないのに、すっきりしない、日中に眠気を覚えるというのであれば、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の疑いがあるかもしれません。


自分の睡眠を可視化しよう

睡眠障害、不眠を抱えていなかったとしても、「昨日は寝つきが悪かった」「今日は、やけに眠い」などは日常思うことは多々あります。

  • 寝つきが悪かったけど、実際に寝るまでの時間は?
  • 途中で何回目が覚めているのか?
  • いびきをかいているのか?
  • 無呼吸の心配はないのか?
  • 質の高い睡眠がとれているのか?

など、睡眠中の自分を可視化して、睡眠に対する意識を高めることが健康の第一歩です。また長期的に可視化することで自分の睡眠パターンを把握でき、改善に務めることもできます。

Withings Sleep は、マットレス(敷布団)の下に置いておくと、自分の睡眠を可視化してくれるガジェットで、下記の6項目から睡眠スコアを算出してくれます。

  • 睡眠時間
  • 規則性
  • 寝るまでの時間
  • 深さ
  • 睡眠中の中断回数
  • 起きるまでの時間

更に

  • 睡眠時の心拍数
  • 呼吸の乱れ
  • いびき

を計測してくれます。クラウド上にデータが保存(無料)されるので、長期に渡って自分の睡眠を計測した結果を確認することができます。


睡眠スコア

Sleep / Sleep Analyzer - 睡眠スコアとは? – Withings に睡眠スコアの説明があり、スコアの半分以上が睡眠時間である旨が記載されていますが、6項目をどのように使ってスコアを算出しているのかはわかりません。


睡眠時間

7時間から9時間がスィートスポット(最適な時間)としてグリーンで表示されます。6時間から7時間と9時間以上の睡眠時間の場合はアンバー、6時間未満がレッドとなります。

Withings Sleep 睡眠時間

どのように睡眠は健康に影響を与えるのか に、

睡眠時間が毎晩7時間以上の人は、

  • 健康的なBMIを有する可能性が20%高い
  • 健康的な血圧レベルを有する可能性が21%高い

とある一方、

睡眠時間が毎晩9時間以下の人は、活動的な可能性が59%高いです。

とあることからも、7−9時間の睡眠が推奨されていることがわかります。


規則性

睡眠リズムが不規則だと、概日リズム(サーカディアンリズム)に影響を与えます。体内時計の周期と地球の24時間の周期との間のズレが修正できなくなって、夜寝て朝起きることができなくなってしまのが 概日リズム睡眠障害 | e-ヘルスネット(厚生労働省) というそうです

海外に行ったときの時差ボケについては、時差症候群 | e-ヘルスネット(厚生労働省)に記載がありますが、週末に、遅くまで起きていたり、寝ダメといって昼まで寝てしまう社会的時差ボケ(Social Jetlag)も慢性的に心身の健康に影響すると言われています。

Withings Sleepでは、過去7日間の平均就寝時間と平均起床時間から睡眠と覚醒のリズムに規則性があるかを判定しているようですが、グラフ化して睡眠リズムを可視化してくれます。

Withings Sleep 睡眠の規則性

就寝時間よりも起床時間を同じにすると、いいらしいですが、どうしても寝るのが遅くなった翌日はギリギリまで寝ていたいという欲求に勝てません。


寝るまでの時間

20分以内に眠りに落ちると追加ポイントが加算されるようです。Withings Sleep ユーザーの平均は11分とあります。

一時期なかなか眠りに付けずに色々と試していた頃に記事がありますので、「寝れない!」というのであれば、下記の記事も参考にしてみてください。


深さ

睡眠段階はレム睡眠とノンレム睡眠(1から4)の5段階に分別されます。Withings Sleepでは、睡眠の深さを3段階(深い眠り、浅い眠り、とても浅い)として記録します。

Withings Sleep 睡眠の深さ

各睡眠パターンの推奨値は下表の通りです。

睡眠パターン 推奨
深い眠り 25%
とても浅い眠り 20%
浅い眠り 55%

”浅い眠り” は回復にはあまり寄与しないとありますので、睡眠のパターンのうち、”深い眠り” と ”とても浅い”(レム睡眠) が推奨値を超えていれば「よい」、それ未満だと「悪い」と判定されているようです。

下表の睡眠段階とWithings Sleepでの表示との対応、及び説明については、Sleep / Sleep Analyzer - 睡眠を追跡 – Withings からの引用です。

 アプリの睡眠パターンと睡眠段階の関係
睡眠段階 睡眠の状態 表示 アプリの説明
レム睡眠夢を見る睡眠段階。この睡眠段階は、学習と記憶の統合において重要です。急速眼球運動睡眠は深い睡眠の一部です。とても浅い夢の大半はレム(急速眼球運動、Rapid Eye Movement)睡眠で発生します。ここでは、目が全ての方向に素早く動き、心拍数が上昇し、呼吸がより不規則になります。レムは感情の調節と記憶の統合にとって非常に重要です。
眠りに落ちる段階です。この段階では、筋収縮を経験したり、筋収縮が開始したりすることがあります。浅い眠り浅い睡眠は生理学的には重要ですが、睡眠段階では回復が最小です。この段階では簡単に目が覚めます。
軽い睡眠段階で、目が覚めやすいです。
深い睡眠段階です。これらの段階は、体が再生する段階とみなされています。これらの段階では、目を覚ますのが難しいです。深い眠り深い睡眠中は呼吸が浅くなり、筋肉がリラックスします。この段階は物理的な疲労から回復するのに役立ち、学習と記憶力を向上させる役割があります。

また、下記を読むと睡眠不足のときは、”浅い眠り” から ”深い眠り” に急激に移行するとありますので、睡眠のパターンからも自分の睡眠が満足に足りているのかどうかの判断もできるのではないかと思います。

夜が深まるにつれて、レム睡眠により多くの時間を費やします。睡眠不足になると、私たちの体はまず深い睡眠(ステージ3とステージ4)とREMに追いつこうとします。睡眠不足の人はすぐに眠りに落ち、浅い睡眠(ステージ1と2)から深い眠り(ステージ3と4)へと急速に移行します。

【引用】Sleep / Sleep Analyzer - 睡眠を追跡 – Withings | Support


睡眠中の中断回数

睡眠中に目が覚めた回数と時間が計測されますが、自分は睡眠中にあまり覚醒しないので判定基準が分かりません。しかし、同じ1回の覚醒でも5-6分であればグリーン、20分だとオレンジの表記となっているので、覚醒回数だけでなく覚醒時間も影響するものと思います。


起きるまでの時間

目覚めてから6分以内(利用ユーザー平均値)にベッドを出ると追加ポイントになるようです。しかし、Alexaに起こされて「Alexa, アラームを止めて」といって、次のアラームが鳴るまでの「うつらうつら」としている時間は、浅い眠りとして記録されているようで、0分以外で記録されることは稀です。


睡眠中の心拍数

先ず持って、マットレスの下に置いて心拍数が計測できるというのは驚きです。この睡眠中の平均心拍数が低いほどよいスコアになるとあります。下図からすると、55-80bpm(beats per minuts:毎分心拍数)が標準となっています。

Withings Sleep 睡眠時心拍数

3ヶ月平均の睡眠時心拍数のグラフを見ると、55bpmと80bpmにラインが引かれていますが、要注意、標準、最適 として、

平均心拍数表記
80bpm要注意
50-70bpm標準
50以下最適

というところで、色分けがされているように見えます。これは個人の傾向によって異なる判断がされているのかは分かりません。

Withings Sleep 睡眠時心拍数

上図、3ヶ月の中で1日だけ睡眠時平均心拍数が70bpmを超えている日があります。これは短時間ベッドに入ってうたた寝したときの記録ですが、しっかりと寝ないと心拍数も落ちていませんでした。

下図は、睡眠の深さと心拍数のグラフになります。

Withings Sleep 睡眠段階と心拍数

アプリの説明には『睡眠中の心拍数は、特に夜間の後半のレム睡眠中に上昇し、より変化しやすくなります(これは、主に睡眠段階に起きる夢と関連した脳の激しい活動によるものです)』とあります。自分の睡眠中の心拍数を見ると、夜間の後半ではありませんが、レム睡眠中と判定されている時には心拍数が上昇しています。

また、同様にアプリの説明では、『睡眠中の心拍数は、特に夜間の前半の睡眠中には少なくなります。』とあります。確かに寝始めて心拍数は急激に下がりますが、最も心拍数が下がったのは、起床1時間前の47bpmです。


睡眠時心拍数と肥満の関係

Withingsの利用者を対象とした研究では、BMIが40を超える人の睡眠時心拍数が、BMIが30未満の人と比較して、平均して7.5bpm高かったことがわかりました。

【引用】Withings

とありますので、肥満は睡眠時の心拍数にも影響しているそうです。


呼吸の乱れ

Withings Sleep は2019年3月から”呼吸の乱れ”が測定できるようになりました。呼吸の乱れがあるということは、睡眠時無呼吸症候群の疑いがあるので、いびきと共に注意が必要です。


睡眠時無呼吸の主な症状の1つは、集中力や注意力の低下を引き起こす日中の眠気です。

・・・

睡眠中に起こる慢性の大きないびきや呼吸の一時停止も、睡眠時無呼吸を疑わせる症状です。

【引用】Withingsアプリ

Withings Sleep 呼吸の乱れ

呼吸の乱れは、"低頻度"、"中頻度"、"高頻度"と3パターンで判定されますが、判定には5時間以上の睡眠が必要です。もちろん”呼吸の乱れ”も長期間で観測できます。


いびき

マイクで集音をしてイビキを判定してくれます。寝るときに音楽を流していても、イビキとは判定されません。イビキの”回数”と”時間”、”就寝中のいびきの割合”が表示されますが、オーディオ録音はされません。

Withings Sleep いびき

いびきが検知されない場合は、下記のように「なし」と表示されます。

Withings Sleep いびきなし

Withings Sleep のメリット

睡眠計測用のガジェットやアプリは色々とありますが、何の設定もなしにベッドに入るだけで計測開始できるという手軽さは一番の魅力です。

計測値はスマホとも連携しますが、WiFiでクラウドにアップされるので長期に渡った計測にも向いています。自分の最初の夜は、2018年12月11日でした。それから1年半以上計測していますが、なかなか寝つけない、目が覚めるというの当時の睡眠状態と比べると随分と改善されてきているような気がします。

Withings Sleep 過去の睡眠

また、呼吸といびきの計測も睡眠時無呼吸症候群の気づきとなるかもしれません。

先ずは自分の睡眠状態を可視化して改善を図ってください、人生の1/3を無駄にしないように。

Post Date:2015年10月11日 

ダイエットは自分に必要なカロリーを知ることから始まる

摂取カロリーと消費カロリーのバランス

体重の増減は、摂取カロリーと消費カロリーのバランスです。痩せるためには、摂取カロリーを少なくするか、消費カロリーを増やすしか方法はありません。しかし、ただ単にカロリーが高ければ太るということだけでもないようです。

体脂肪となる(カロリーのある)栄養素は、三大栄養素の炭水化物(糖質)、タンパク質、脂質ですが、同じカロリーでも体脂肪になりやすいものと、なりにくいものがあるということが、油500kcal・砂糖水400kcalどっちが太るにわかりやすく書かれています。

また同じ炭水化物でも、玄米より白米の方が太ると言われていますが、これは、GI(グリセミック指数)、GL(グリセミック・ロード)が関連するようですが、詳しくは、いま調べているところなのでまた別な機会に。


活動量計でアクティブ カロリーを計測

そもそも摂取カロリーは、飲食したものを計算しなければならないので計測が面倒です。しかし、消費カロリーは活動量計やApple Watchで知ることができます。

下記は、Withings Pulse で計測したある日の消費カロリー数です。アクティブ カロリーは、279Kcalでトータル カロリーが1,885Kcal と記録されています。

Withings Pulse アクティブカロリーとトータルカロリー


Withings Puls は、ポケットに入れて使える活動計で、長らく愛用していましたが、いまなら腕時計型の活動量&睡眠トラッカー Withings Move でしょうか。【追記:2019/09/02】

また同じ日をApple Watchで計測した結果では、アクティブ カロリーが、462Kcal、トータル カロリーが、1,991Kcal でした。

Apple Watch アクティブ カロリーとトータル カロリー

計測デバイスによって差はあるものの、この結果からは、この日に 2,000Kcal以上を摂取していたら

摂取カロリー > 消費カロリー  = 体重増加

と、いうことになります。


日本人の平均摂取カロリー

日本人は平均的にどのくらいのカロリーを摂取しているのでしょうか。統計データがないかを探してみたところ、国民健康・栄養調査|厚生労働省 に年代別の摂取エネルギー量(カロリー)がありました。

下表は、平成24年調査結果のExcel表からまとめたものになります。

性別・年代別 摂取エネルギー量
年代 男性 女性
平均値 標準偏差 中央値 平均値 標準偏差 中央値
20代 2,180 657 2,111 1,669 481 1,641
30代 2,124 592 2,066 1,690 449 1,667
40代 2,166 593 2,118 1,701 441 1,689
50代 2,192 569 2,153 1,755 443 1,730
60代 2,150 540 2,116 1,728 434 1,702
70歳以上 1,991 538 1,968 1,619 436 1,589

30代男性でみると、平均摂取カロリーは 2,124Kcalです。ただ、標準偏差が592Kcalと結構なばらつきがあります。平均値と中央値が異なるので正規分布ではありませんが、30代男性では、毎日、1,532Kcal - 2,716Kcal を摂取しているということになります。また中央値より平均値の方が高いので、実際には、平均値の2,124Kcalよりも低い人の方が多いと推測できます。


必要カロリー数の計算

平均値がわかったので、次に実際に自分に必要なカロリーを計算してみましょう。

人は特別な運動をしなくてもカロリーを消費しています。そのベースとなるカロリー消費量は、基礎代謝量、安静時代謝量といわれています。これに活動代謝量を足したものが消費カロリーとなります。

代謝量の関係(基礎代謝、安静時代謝、活動代謝)

基礎代謝量とは

基礎代謝量(BMR: basal metabolic rate)とは、下記にあるように心拍、呼吸・体温など生命活動を維持するための必要最小限のエネルギー量です。

心身ともに安静な状態の時に生命維持のために消費される必要最小限のエネルギー代謝量。

何もせずじっとしている時でも、体は生命活動を維持するために、心拍や呼吸・体温の維持などを行っていますが、基礎代謝量(単に基礎代謝ともいいます)はこれらの活動で消費される必要最小限のエネルギー量のことです。

基礎代謝量は、性別、年齢、身長、体重から基準値を計算できますが、実際には、年齢、性別、身長、体重が同じであっても、また同一人においても測定時の身体の状態で基礎代謝量は異なります。その要因とはしては、体表面積、筋肉量、体温、ホルモン、季節、月経などがあげられています。(参考:運動の基礎科学 - 厚生労働省


安静時代謝量とは

安静時代謝量(RMR: resting metabolic rate)とは、基礎代謝量の測定のように姿勢や食事・室温などの測定条件を規定しないで、座位で安静にしている状態で消費されるエネルギーのことです。

快適な室温の部屋で、座って安静にしている状態で消費されるエネルギー量のことで、基礎代謝量の約1.2倍とされています。

また安静時代謝量は、基礎代謝量の1.2倍程度と言われています。


基礎代謝量と安静時代謝量の計算

基礎代謝量の計算については、できるだけ簡単に腹を凹ましたい! | 象と散歩 にも掲載していますが、下記の計算から求めます。安静時代謝量については、この計算で求めた基礎代謝量に1.2を乗じた数値です。

国立健康・栄養研究所の式(Ganpule et al., 2007)
基礎代謝(kcal/日)=〔0.0481×体重(kg)+0.0234×身長(cm)-0.0138×年齢(歳)-定数(男性: 0.4235、女性:0.9708)〕×1000/4.186

Wihtings WiFi 体重計を使っていれば、Apple のヘルスアプリと連携して安静時代謝も記録されています。

Appleヘルス 安静時代謝量

計算値とどのくらい差があるかを確認してみてください。


必要カロリー数の計算

推定エネルギー必要量(kcal/日)は「日本人の食事摂取基準(2015年度)」策定検討会審議会資料 |厚生労働省 に、成人(18 歳以上)の場合、下記の計算式から求められるとあります。

推定エネルギー必要量(kcal/日)=基礎代謝量(kcal/日)×身体活動レベル

身体活動レベルは、日常生活の活動レベルによって、大まかに分類されている数値を使って計算します。この身体活動レベルには3段階と4段階に分類されているものがありますが、第6次改定日本人の栄養所要量について にある、4分類の説明の方がしっくりとくるので、下記の計算では4分類の値を利用しています。

【引用】生活活動強度の区分(目安)
生活活動強度
と指数(基礎
代謝量の倍数)
日常生活活動の例 日常生活の内容
生活動作 時 間
I
(低い)
1.3
安 静 12 散歩、買物など比較的ゆっくりした1時間程度の歩行のほか大部分は座位での読書、勉強、談話、また座位や横になってのテレビ、音楽鑑賞などをしている場合。
立 つ 11
歩 く 1
速 歩 0
筋運動 0
II
(やや低い)
1.5
安 静 10 通勤、仕事などで2時間程度の歩行や乗車接客、家事等立位での業務が比較的多いほか大部分は座位での事務、談話などをしている場合。
立 つ 9
歩 く 5
速 歩 0
筋運動 0
III
(適 度)
1.7
安 静 9 生活活動強度II(やや低い)の者が1日1時間程度は速歩やサイクリングなど比較的強い身体活動を行っている場合や、大部分は立位での作業であるが1時間程度は農作業、漁業などの比較的強い作業に従事している場合。
立 つ 8
歩 く 6
速 歩 1
筋運動 0
IV
(高い)
1.9
安 静 9 1日のうち1時間程度は激しいトレーニングや木材の運搬、農繁期の農耕作業などのような強い作業に従事している場合。
立 つ 8
歩 く 5
速 歩 1
筋運動 1

では、下記に性別、年齢、身長、体重、生活活動強度を入力して計算してみてください。

*1)必要活動代謝量は、必要エネルギー量から安静時代謝量を減算した値、つまり、必要なエネルギー分のカロリーを取得したら、必要活動代謝量分の身体活動が必要であるということです。

また参考として、現在の身長での適正体重とその場合に必要なエネルギー数を計算しています。(*2)差分カロリーは、適正体重にするために減らさなければならないカロリー数です。

(※IEでは動作しません)

------------------------------------------------
性別 :
年齢 :
身長 : cm
体重 : kg
生活活動強度:
------------------------------------------------
基礎代謝量 0 Kcal / day
安静時代謝量 0 Kcal / day
必要エネルギー量 0 Kcal / day
必要活動代謝量(*1) 0 Kcal / day
適正体重 0 Kg
必要エネルギー量(適正体重) 0 Kcal / day
差分カロリー(*2) 0 Kcal / day


------------------------------------------------

年代別に必要なカロリーを計算する

日本人の平均身長と平均体重については、厚生労働省が実施している、国民健康・栄養調査、平成25年国民健康・栄養調査報告|厚生労働省第2部 身体状況調査の結果 を参考にしています。また適正体重については、皮下脂肪の厚さを知る | 象と散歩 に記載しましたが、下記の計算式で求めています。

BMIと適正体重の求め方
  • BMI指数 = 体重Kg ÷ (身長m)2
  • 適正体重 = (身長m)2×22

下記で計算ができます。(※IEでは動作しません)

-------------------------------------------
身長  : cm
体重  : kg

BMI : 0
適正体重: 0 kg


-------------------------------------------

年齢階級別の平均身長と平均体重
男性
女性
年代
平均身長
平均体重
適正体重
平均身長
平均体重
適正体重
20代
170.9cm
66.1kg
64.3kg
157.9cm
52.3kg
54.9kg
30代
170.8cm
68.3kg
64.2kg
158.3cm
53.7kg
55.1kg
40代
170.9cm
70.3kg
64.0kg
157.8cm
54.6kg
54.8kg
50代
169.5cm
68.7kg
63.2kg
155.9cm
55.2kg
53.5kg
60代
165.9cm
65.0kg
60.6kg
153.1cm
53.1kg
51.6kg

若い女性は美容を意識した体重に

上記の平均体重と適正体重を比較したグラフが下記になります。

年代別 標準体重と適正体重の比較

男性はすべての世代において適正体重を上回っていますが、女性は40代までは適正体重を下回っています。適正体重は、BMI値が22になるように計算されていますが、20代女性のBMIの平均値は21.0、30代で21.4なので、女性はよりやせることを意識していることが伺えます。

がんばれ、男性陣。特に40代の男性のBMIは、肥満ギリギリの24.1です。


年代別の適正カロリーは

最後に年代別の必要カロリーを平均体重と適正体重から求めてみました。身体活動レベルは、「やや低い(Ⅱ)」で計算しています。

年齢階級別の必要カロリー(Kcal/日)
男性
女性
年代
平均体重
適正体重
平均体重
適正体重
20代(25)
2,297
2,267
1,754
1,799
30代(35)
2,285
2,264
1,732
1,756
40代(45)
2,271
2,162
1,694
1,697
50代(55)
2,181
2,087
1,639
1,610
60代(65)
2,039
1,962
1,530
1,504

下表は、第6次改定日本人の栄養所要量について にある「表2 生活活動強度別 エネルギー所要量 (kcal/日)」から生活活動強度が「やや低い」と「適度」の18-69歳までを抜粋した表です。

生活活動強度別 エネルギー所要量 (kcal/日)
男性
女性
年齢
やや低い
適度
やや低い
適度
18-29
2,300
2,650
1,800
2,050
30-49
2,250
2,264
1,732
1,756
50-69
2,271
2,162
1,694
1,697

まとめ

まずは、計算値をもとに自分の現在のカロリー摂取量を知り、消費カロリーを活動量計で測定することによって、摂取カロリーと消費カロリーを意識するようにしましょう。意識することがダイエットの第一歩です。結果は必ず体重計に表れます。

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