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2014年4月6日

eGO-CE4の煙と戯れる

喫煙者にとっては冬の時代となり、タバコが楽しめる場所はかなり制限されるようになりました。筒井康隆の「最後の喫煙者」における喜劇はもはや小説の世界ではなくなってきています。

「紫煙をくゆらせる」という喫煙における文学表現も、今となっては、「はあ、置きタバコのこと?」「最悪じゃん」と疎んじられるようになってしまいました。タバコを吸わない人に忌み嫌われる理由は健康を害する副流煙と匂いです。しかし喫煙行為から煙がなくなると、単なるニコチン吸引行為となってしまいます。

そこで十分な煙と戯れることができると評判の 電子タバコのeGO-CE4スターターキット をAmazonで購入してみました。購入時は¥5,900でしたが、いま(2014年4月6日 現在)見ると¥4,600と価格が下落しています(涙)。 
2015年10月17日現在では、¥1,980(涙²)。

勿論、煙といっても霧状に気化したリキッドなのでタバコの煙とは異なりますが、雰囲気は味わうことができます。

eGO-CE4スターターキット
【eGO-CE4スターターキット内容】
  • 650mAhエゴバッテリーユニット 2本
  • クリアアトマイザー(アトマイザー、カートリッジ、吸口) 2個
  • USB充電器 1個
  • ACアダプター 1個
  • eGo-CE4オリジナルBOX 1個
  • リキッド注入ボトル 1個

eGO-CE4スターターキットは2本入りのセットになっています。上写真のロゴが入った黒い部分がバッテリーで、透明な部分がクリアアトマイザーです。クリアアトマイザーとは、リキッドを気化するアトマイザーとリキッドを蓄えるカートリッジ、そして吸口が一体となった複合型のタンクカートリッジのことです。このスターターキットにはリキッドは付属していないので別途購入する必要があります。

* 2017.03時点で販売されているスタートキットは下記になります。


電子タバコ eGO-CE4 の使い方

購入状態ではバッテリーが充電されていないので、先ずは充電してからリキッドを注入します。


バッテリーの充電

eGO-CE4のクリアアトマイザーを左に回し外してバッテリーユニットを充電器を接続します。充電中は充電器のコネクタ部にあるLEDが赤く点灯し、電子タバコのバッテリーユニットのLEDは青く点灯しています。

※ バッテリーユニットと充電器はネジ式ではめ込むようになっていますが、深くはめ込んでいると、なぜか、いつまで経っても充電完了サインの緑のLEDが点灯しません。バッテリーユニットを充電器に軽くはめ込んでいき、コネクタ部のLEDが赤く点滅するところで止めるのがコツです。

eGO-CE4充電中

充電は2時間程で終了します。バッテリーユニットのLEDは消灯し、充電器のLEDは緑になります。

eGO-CE4充電完了

仕様書にはバッテリー完了時にLEDが10回点滅するとありますが、実際に点灯するのは確認できていません。また1回の充電で700回吸うことができ、バッテリーは300回まで充電できるとあります。


リキッドの注入

eGO-CE4スターターキットには電子タバコ用のリキッドが付属していないので別途購入する必要があります。電子タバコ本体が2本あるので、リキッドもメンソールタイプと、タバコ風味のマルボロタイプの2種類選んでみました。30mlタイプのコスパの高いリキッドです。個人的にはメンソールタイプの方が吸った感があるので好きです。

電子タバコリキッド

カートリッジへのリキッド挿入時は吸口を左に回して外します。下写真に見える中央の穴はベントで空気が流れる部分なのでリキッドが入らないように注意しましょう。リキッド挿入ボトルを使えば先端が細く長いので穴のまわりにリキッドを簡単に補充できます。カートリッジには満タンで1.6mlです。

eGO-CE4 Atomizer

eGO-CE4の電源ON/OFFの方法

付属の説明書には、吸引しながらボタンを押下と書いてありますが、ボタンを押しても何も反応しません。ググって分かったのですが、電源ONにするためには「カチ、カチ、カチ、カチ、カチ」と5回連続でボタンを押す必要があります。5回連続でボタンを押下するとLEDが青く3回点灯し電源ONになります。輸入品なので説明書が英語なのは仕方がありませんが、販売業者として別途説明書を添付するぐらいのサービスがあってもいいのではないかと思います。

eGO-CE4は他の電子タバコと違って、ボタンを押下し続けることによってアトマイザーが電気回路で熱しられ、気化したリキッドを吸うことができます。ボタンを押しながら吸引するといった感じです。連続5秒以上ボタンを押し続けていると安全回路が働きLEDが3回点灯して切断されます。また説明書には注意事項として14-16回(一般的な喫煙と同じ)吸ったら、30分の間隔を空けるようにとあります。使用後は電源をOFFにせずにスタンバイモードのままでも問題ないと思いますが、起動時と同様にボタンを「カチ、カチ、カチ、カチ、カチ」と5回連続でボタンを押すとLEDが青く3回点灯し、電源がOFFとなります。


電子タバコの有害性

電子タバコの有害性については、リキッドの成分に関係するのではないかと思います。国民生活センターでは2010年に「電子タバコの安全性を考える」というレポートをあげています。このレポートによると

ニコチン、ジエチレングリコールの含有量等

カートリッジの液体を調べたところ、全ての銘柄でジエチレングリコールは検出されなかったが、国内で販売されている25銘柄45味中、11銘柄15味でニコチンが検出された。
【引用】電子タバコの安全性を考える - 国民生活センター

詳細は、こちらの報告書本文を確認してみてください。

またWHO(世界保健機構)の「Questions and answers on electronic cigarettes or electronic nicotine delivery systems (ENDS)」にニコチンリキッド(ENDS)についての記載があります。

ちなみに自分が購入したリキッドの成分には下記の表記がありましたが、どうなのでしょうか?

  • 主成分:PG(プロピレングリコール),VG(植物性グリセリン)混合比=65:35
  • 使用されているすべての成分は医薬品または食品として利用可能なものです

何れにせよ、タバコと同様、電子タバコも自己責任での範囲で楽しんでください。


2017.03追記 現在、愛用している Joyetech eGo AIO (読み方:イーゴ アイオ)の方が圧倒的な爆煙量でエクトプラズムなみです。値段も実売価格で¥2,000 前後です。いまいまで購入を検討されるのであれば、こちらも参考にしてみてください。
eGo AIO の煙に魅せられて | 象と散歩

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