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Post Date:2022年7月3日 

安価なスマートライト TP-Link Tapo を使ってみる

Tapo スマートLEDランプ L510E

最初に Amazon Echo と家電を接続してスマートホーム化を図ったのが照明でした。

その後、

と、家電の音声操作や自動化を進めてきましたが、スマート・ライト化は金銭的な理由で未完のままでした。

TP-Link Kasa は、他社のスマートライトと比べると安価ですが、それでも、普通のLED電球と比べてしまうと高価です、、、。


Kasa と Tapo

TP-Link は、もともと Kasa というブランド名で、スマートカメラ、スマートライト、スマートプラグの製品を出していました。しかし、同じカテゴリーで、更に安価な製品を Tapoブランドとして発売し始めました。

1社で2つのブランド、しかもアプリも別という混沌とした状態でしたが、TP-Linkのサイトを確認すると、Kasaブランド製品は生産終了となっています。今後は、Tapoブランドに一本化されるのでしょうか。

Tapoブランドは、お財布的にはありがたいですが、既にKasaの製品も使っているので、Kasaアプリの今後の更新がちょっと心配になります。


KasaとTapoのスマートLEDライトの違い

下記がKasaとTapoのスマートLEDライトの比較表となります。

スペック Kasa KL-110 Tapo L510E
全光束800lm 806lm
色温度 2700K 2700K
配広角 220° 220°
消費電力 9.5W 9.0W
参考価格 ¥2,300 ¥1,650

全光束と消費電力でTapoが若干優位ですが、数値的にはほぼ同等の性能です。


全光束(ぜんこそく)とは

全光束とは、LEDライトの光源の明るさを示すもので単位はルーメンです。

白熱電球は、40形(W)、60形(W)、100形(W) とワット数で表記されていましたが、LED電球は消費電力が小さいので、ワット数では、いままでの電球に比べてどのくらいの明るさなのかがわかりません。

そこで、JIS(日本産業規格)で、一般照明用電球代替表示区分(JISC7501)で白熱電球と同じ明るさという規格を定めています。

JIS規格では、60形相当が810lmなので、TP-Linkのスマートライトも数値的には、ほぼほぼ60形電球と同様の明るさということになります。

白熱電球 ルーメン(lm)
電球 40形 相当 485
電球 60形 相当 810
電球 100形 相当 1520

余談ですが、JISは、法律が改正によって対象が鉱工業品(有形)からデータ、サービス(無形)の標準化と対象が広がり、日本工業規格から日本産業規格と呼称が変わっています。


電球色とは

JIS規格で同様に電球の色についても定義があります。色温度(ケルビン)の数値が低いと赤みが強くなり、色温度が高いと青白さが強くなります。

色(読み) 色温度 ケルビン(K) 色温度目安(K)
電球色 でんきゅうしょく 2,600 - 3,250 3000
温白色 おんはくしょく 3,250 - 3,800 3500
昼白色 ちゅうはくしょく 4,600 - 5,500 5000
昼光色 ちゅうこうしょく 5,700 - 7,100 6500

Tapo スマートライトの実力は

と、いうことで Tapo L510E を5個 購入。

Tapo も 2.4GHz帯でのWiFi接続が必要ですが、ペアリング、ファームウェアのアップデート、そしてAlexa連携へと問題なくできました。

Tapo L510Eの明るさ、色とも Kasa KL-110 と比べてみて違いは感じられません。しかし、もともと使っていた Panasonic パルック LED 60形 と比べると若干暗く、色は少し赤みがかっています。


場所によっては調色ができると便利

照明の設置場所によっては、生活に合わせて調色できると便利です。

ダイニングで仕事や読書をするときには、昼白色(ちゅうはくしょく)、昼光色(ちゅうこうしょく)を使い、食事やリラックスタイムでは、温白色(おんはくしょく)や電球色にしています。

もちろん、調色も

Alexa, ダイニングを昼白色にして

と、音声コントロールです。

Kasa のマルチカラー(KL130)をペンダントライトに使っていますが、赤や青などにすることはなく、調色で使うのは、電球色、温白色、昼白色、昼光色 の4種類だけです。

Tapo は電球色かマルチカラーの選択ですが、調色が必要な場所で利用するのであれば、Tapo L530E の選択をおすすめします。


Tapo アプリは使わない

Amazon Echo との連携でスマートライトらしさを発揮できますので、初期設定とAlexa連携以外では Tapoアプリは使っていません。

スマートホーム化によってアプリは増えました。TP-Link製品だけで3つもありますが、普段スマホから操作することはありません。

スーマートホーム用のアプリ

Alexaでデバイス(スマートライト)を認識できたら、Tapoアプリではなく、Alexaアプリで照明をグループ化して複数の照明をひとことで音声できるようにすると使い勝手が向上します。

個々の電球を照明器具単位でグループ化(右、手前、左)して、更に複数の照明器具をグループ化(電気)して部屋全体の照明をコントロールできるようにしています。

Alexaアプリでグループ設定

時間による照明のオン・オフもAlexaアプリの定型アクションから設定できますが、基本的な使い方であれば、音声コントロールで、

Alexa, 電気を点けて/消して

で、照明の点灯/消灯と

Alexa, 電気を20%にして

と、調光ができれば十分です。

Post Date:2021年9月4日 

Alexa, エアコンを27度にして - スマート家電コントローラー

ラトックシステム スマート家電リモコン RS-WFIREX4

スマートホームにしたいというより、乱雑するリモコンから解放されたいと思いから ラトックシステム スマート家電リモコン RS-WFIREX4 を購入しましたが、今やすっかりとリモコンのない生活に甘んじています。

ステイホームになってエアコンの利用頻度が多くなりましたが、エアコン操作は劇的に楽になりました。

Alexa, エアコンをつけて

Alexa, エアコンを27度に設定して

Alexa, エアコンを1度上げて/1度下げて

と、音声で操作することで、こまめな温度変更が可能なのでエコな生活にも役立っています。

※ エアコンというデバイス名はスマート家電リモコンで登録した名前ですが、Alexaアプリのサーモスタットの設定から名前を変更することもできます。


Alexaのサーモスタット機能

スマート家電リモコンでエアコンを登録して、スマート家電コントローラー用スマートホームとAlexaをリンクすると、Alexaアプリではサーモスタットとして認識されます。

サーモスタットとして登録されたエアコンは、音声操作やAlexaアプリでON/OFFができるだけではなく、温度調節もできます。

Alexaアプリ サーモスタット 自動27℃

ラトックシステム スマート家電リモコンの登録については、象と散歩: スマートリモコンは、小さく、そしてより高く に記載していますのでこちらを参考にしてください。


エアコン起動時のモードと温度

スマート家電アプリでAlexaに登録する前に各モードで作動するときの温度を設定します。

『電源オン』の設定で、Alexaでエアコンをオンにしたときに、自動、暖房、冷房というモードと温度を設定できます。

上記の設定であれば、

Alexa, エアコンをつけて

と言うと、Alexaアプリでも自動モードの27℃で動作していることが確認できます。

Alexaアプリ サーモスタット 自動27℃

『電源オン』の設定を冷房で登録すると、

Alexa, エアコンをつけて

で、27度の冷房でエアコンが作動します。

Alexaアプリ サーモスタット 冷房27℃

設定の確認

現在のエアコンの設定の確認する場合は、

Alexa, エアコンの設定は?

と訊くと、

「エアコンは27℃に設定されています」

と教えてくれます。


設定温度の変更

設定温度の変更をするときは、

Alexa, エアコンを25度にして

と、直接温度を指定するか

Alexa, エアコンの温度を2度上げて/2度下げて

というような、現在の設定温度から何度変更するかという指定ができます。


冷房・除湿・暖房の切り替え

音声で冷房、除湿、暖房に切り替えることができます。

Alexa, エアコンを除湿にして

といえば現在のモードから除湿に切り替わります。

自動、暖房、冷房、除湿へ切り替えると、スマート家電アプリでAlexaに登録したときの各モードでの温度設定に変更されます。


除湿は温度設定ができない

自動、暖房、冷房では、設定温度の変更が可能ですが、除湿にして温度を変更しようとすると

「そのコマンドはエアコンでは使えません」

と、設定温度の変更ができません

Alexaアプリで確認するとは、表示が除湿ではなくにカスタムとなっているので、自動、暖房、冷房とはちょっと扱いが違うようです。

Alexaアプリ サーモスタット 除湿

下表は、再掲となりますが、エアコンをつけるときに、暖房、冷房であれば

Alexa, 冷房/暖房 をつけて

と、デバイス名を省略できますが、「除湿をつけて」ではエアコンは作動しません。また、スマート家電アプリの『電源オン』で除湿指定すると「エアコンをつけて」でエアコンが作動しなくなってしまいます。

設定名称 音声コマンド 動作
「電源オン」 エアコンを点けて 設定温度で運転開始
「冷房オン」 冷房を点けて 設定温度で冷房として運転
「暖房オン」 暖房を点けて 設定温度で暖房として運転
「除湿オン」 --- ---
「自動オン」 エアコンを自動モード 設定温度で自動運転
「電源オフ」 エアコンを消して エアコンを停止

ケーブルレスなスマートリモコン

ラトックシステム スマート家電リモコン RS-WFIREX4は、とても小さいのでどこに設置しても邪魔にはなりませんが、ケーブルがあると設置場所によっては邪魔です。

RS-WFIREXU はケーブルレスで USB ACアダプタ(5V 1A)に直接差し込めるタイプです。

スマートリモコンを設置しようと思う場所にコンセントがあるのであれば RS-WFIREXU は最適解となるに間違いありません。


スマート家電リモコンの設定は難しい?

ラトックシステム スマート家電リモコンは、2.4GHz帯でWiFiに接続する必要があります。ここで躓いてしまうと先に進めません。

その他のスマート家電(スマートライト、スマートプラグ、スマートライトなど)の多くが2.4GHz帯での接続となりますので、スマートホーム化したいというのであれば、自宅のWiFiルーターで2.4Ghz帯の接続方法を知ることは必須です。

あとは、スマート家電コントローラ セットアップ手順(Webマニュアル)に細かく記載されているので難しいことはないと思います。

また、ケーブルレスのスマート家電リモコン RS-WFIREXU は、『Amazon 簡単セットアップ(Wi-Fi簡単設定)の対象製品です』とありますが、これもEcho端末が2.4GHz帯に接続されているのが前提となっています。Echo端末は5GHz帯に接続可能な端末なので、Echoが5GHz帯に接続していると簡単セットアップできません。

スマート家電リモコン(Amazon 簡単セットアップ対応モデル) RS-WFIREXU に注意書きはありますが、ユーザーフレンドリーにしようとして逆にわかりづらくしているのではないかと思ってしまいます、、、。


定型アクションを活用しよう

定型アクションで小難しい条件で起動するのではなく、単に「エアコンをつけて」と言ったときの設定温度の変更のために使っています。

「冷房をつけて」「暖房をつけて」と言えばいいのですが、なぜか「エアコンをつけて」になってしまいます。

エアコンの電源が入ると自動モードで動作するようにはしていますが、夏と冬では設定温度が遅います。作動時の温度設定はスマート家電アプリで変更できますが、この夏もどこで設定したのかをすっかりと忘れていました。

ということで、普段から使っている定型アクションで「アレクサ、エアコンをつけて」でエアコンの電源オンと温度を設定しておけば、冷房と暖房の切り替え時期に定型アクションで設定温度を変更できるようになります。

Alexaアプリ 定型アクションの設定

リモコンのない世界

テレビとエアコンだけでも、リモコンから解放される意義は大いにあると思います。

Echo + スマート家電リモコンで部屋に散在しているリモコンから解放され、スマートホームライフを満喫しましょう。

Post Date:2020年12月13日 

スマートリモコンは、小さく、そしてより高く

Echo Plus と スマート家電リモコン

「リモコンから解放されたい」そんな思いからラトックシステム スマート家電リモコン RS-WFIREX4 を購入しました。(写真右の小さなデバイス)

スマートリモコンとは、リモコン(赤外線リモコン)を複数登録して、一括で操作をできるようにする機器です。登録と操作はスマホアプリからできますが、リモコン操作は、Amazon Echo と連携して音声で家電をコントロールするのが便利です。

赤外線リモコンの機器を音声コントロールできるようにするスマートリモコンは、自宅のスマートホーム化に必須アイテムです。


リモコンのない生活は快適

現在、スマート家電リモコンに、

  • エアコン
  • テレビ(モニター)
  • サウンドバー
  • DVD
  • コンポ
  • 扇風機(バルミューダー)
  • ファンヒーター(ダイソン)
  • 加湿器
  • 間接照明2個

と、10個のリモコンを登録しています。

テーブルの上には、FireTVのリモコン1つだけです。

Fire  TV のリモコン

リモコンボックスを買っても、すぐに散らかっていたリモコンですが、物理的になくなると、部屋がとってもスッキリとします。

※ DVDは音声操作だけでは操作できませんが、普段使っていないので片付けてしまいました。 


音声で家電を操作する

スマート家電リモコンに登録した家電は、Echoで音声操作が可能です。

Amazon Echo には、スマートホームスキル があるので、

Alexa, スマート家電コントローラで テレビを点けて

のようにスキル名を付けなくても

Alexa, テレビを点けて/消して

Alexa, テレビのチャンネルを1にして

と、簡単な音声指示で家電を操作できます。

スマートホームスキルで下表の音声操作ができます。照明は、スマート電球でスマートホーム化しているので、実際には使っていませんが、テレビ、エアコン、照明であれば音声操作で十分です。

家電 操作できること
テレビ 電源ON/OFF、音量コントロール、チャンネル変更
エアコン 電源ON/OFF、冷房/除湿/暖房、温度設定
照明 電源ON/OFF、照度
その他 電源ON/OFF

上記以外の操作をしたい場合の登録のコツは、象と散歩: Alexa + スマートリモコンでスマートホーム化の促進 で書いていますので、こちらを参考にしてみてください。


サーモスタット機能のエアコンへの媚態

Alexaのスマートホームスキルにはサーモスタットという機能があり、Alexaアプリのデバイスに表示されます。

Alexaアプリ デバイス サーモスタット

サーモスタットとは温度自動調節装置のことですが、ラトックシステム スマート家電リモコン RS-WFIREX4 で登録したエアコンがこの中に表示されます。

Alexaアプリ サーモスタット エアコン

スマート家電リモコンで登録した家電は、「XXXを点けて/消して」と便宜上分けて言っていますが、どちらも同じ動作でリモコンの電源ボタンを押すことを代替しているにすぎません。しかし、Alexaのサーモスタットでは、エアコンをスマートホームのデバイスとして認識してくレます。

スマートリモコンで登録した他の家電よりエアコンは格上扱いです。

Alexaアプリから電源ON/OFF(上写真の右のオフになっているタプで電源ON)ができたり、エアコンの稼働状態、温度変更もできます。下写真は、エアコンが暖房として動作し、設定温度が22℃になっています。温度表記の±ボタンで設定温度を変更することができます。

Alexaアプリ エアコンの稼働状況

サーモスタット機能で音声コントロールが更に便利に

Echoからの音声コントロールでサーモスタット機能の本領発揮です。

Alexa, エアコンをつけて

と言えば事前に設定した温度で自動運転ができます。

またデバイスを名を付けずに

Alexa, 冷房をつけて/暖房をつけて

と言えば、こちらも冷房と暖房で事前に設定した温度でエアコンが動作します。

現在の設定温度を確認するのであれば

Alexa, 設定温度は?

と訊ねると、「暖房は22℃に設定されています」と教えてくれます。

エアコン運転中の温度設定変更は、

Alexa, 温度を1℃上げて/下げて

と、現在の設定温度に対して何度上げ下げするかという言い方と

Alexa, 温度を24℃にして

のように、直接、設定温度を指定することができます。

事前の温度設定は、ラトックシステム スマート家電コントローラ アプリのAmazon Alexaの設定が必要です。

ラトックシステム スマート家電コントローラアプリ Amazon Alexaの設定

電源オンと自動オンは同じ動きですが、別々な設定温度にすることができます。

音声操作とは下表のように対応しています。音声コマンドは、ウェイクワードを省略しています。また別な言い回しでも動作しますので自分の言いやすい言い方を。

設定名称 音声コマンド 動作
「電源オン」 エアコンを点けて 設定温度で運転開始
「冷房オン」 冷房を点けて 設定温度で冷房として運転
「暖房オン」 暖房を点けて 設定温度で暖房として運転
「除湿オン」 --- ---
「自動オン」 エアコンを自動モード 設定温度で自動運転
「電源オフ」 エアコンを消して エアコンを停止

ホームスキルの設定について詳しく知りたい方は、スマート家電リモコン Webマニュアル の「Alexaホームスキルの設定」を参照してください。


スマートリモコンの設置場所

ラトックシステム RS-WFIREX4の赤外線有効範囲は、水平方向 360度、垂直方向180度 です。これだけ聞くとどこに置いても大丈夫そうですが、家電までの直線上に障害物があると赤外線が遮断されてしまいます。

サイトには設置場所について下記のように記載されています。

赤外線は障害物を通さず指向性があるため、見通しのいい場所に設置する必要があります。本製品ならその部屋全体を見渡す壁に取り付けられるため、さまざまな角度にある家電に赤外線を届けることができます。

【引用】製品情報 - RS-WFIREX4 | ラトックシステム株式会社

しかし、壁にUSBケーブルを這わすとなるとケーブルカバーでキレイに設置しても見映えがいまひとつです。

RS-WFIREX4 の最大の特徴は、45mm×45mm 高さ15mmで重量は16gという小型なボディです。電源すら確保できればちょっとした隙間に設置できます。

見た目にも邪魔にならない棚の上に設置してみました。合わせてEcho Plusも引っ越しです。


スマートリモコンとEchoは上に設置するべし

最初の写真にあるようにスマート家電リモコンを棚の上に平置きにしているので、赤外線が下方向に届かないのではないかと心配しましたが、全ての機器が音声で操作可能でした。電源ケーブルは棚の後ろを這わしたので見た目にもスッキリです。

またEchoも上から音楽が聞こえてくる感じが気に入ったので、ステレオペア化している、もう1台のEcho Plus も棚の上に設置しました。

ステレオペア Echo Plus 設置場所

低音を担当するEcho Subは床に設置しています。

Echo Sub 設置場所 床の上

テレワークでもカフェ気分で仕事ができます。


Echo Show5でスマート家電リモコンを使う

前述したAlexaのサーモスタット機能で、Echo Show5であれば画面上からエアコンの操作ができます。テレワークで会議中に手で操作できるのは意外と便利です。

Echo Show5 スマートホーム エアコン 

また、 ラトックシステム スマート家電リモコン RS-WFIREX4には、温度/湿度/明るさのセンサーがあります。スマホのアプリでも確認できますが、

アレクサ、家電リモコンを使って、センサー情報を教えて

と、訊ねると音声と画面で部屋の状況を教えてくれます。

長くて言いづらいので、

Alexa, 家電リモコンを開いて

「スマート家電コントローラーです。何をしますか?」

センサー情報を教えて

と2段階でセンサー情報を得ることもできます。

Echo Show5だと、音声で回答してくれると共に画面にも温度、湿度、明るさが表示されます。

Echo Show5 スマート家電コントローラ センサー

また、

アレクサ、家電リモコンを使って、環境を教えて

と言えば、センサー値(温度・湿度)から快適レベルを5つ(快適、熱中症、脱水症状、リューマチ、呼吸器系疾患)で表示します。

Echo Show5 スマート家電コントローラ 環境

大した機能でははありませんが、画面がある機種であれば画面を活用しようという心意気が好きです。

Echoと組み合わて更なるスマート化

Echo Plus には温度センサーが付いていますが、新しいEchoにも温度センサーがあり、定型アクションの条件として使えます。

温度が何度以下になったら暖房にする。温度が何度以上になったら冷房にするとかできるのですが、

使ってはいません、、、、。

いまのところ脱リモコンの音声操作だけで十分です。

Post Date:2020年10月5日 

Fire TV Stick 4K で 映像美を楽しむ

DMM.make 55インチ モニター(DKS-4K55DG3

DMM.make 55インチ モニター(DKS-4K55DG3) に Fire TV Stick 4K を繋げて自称テレビと呼んでいますが、先日、モニターに不幸な事故があり液晶が破損、、、、。

しかし、モニター購入時に「DMMの液晶ディスプレイってどうなの?」という不安もあり、普段は加入しないAmazonの延長保証に入っていました。保証内容を確認すると物損も対象に!問い合わせをすると修理の見積もり後に新しいモニターが届くという手はずになりました。

ナイスな判断、購入時の自分!

写真は、モニターの入れ替え時に撮影したものですが、部屋に2台並ぶと圧巻です。

このDMM.make 55インチ モニター(DKS-4K55DG3)は、

  • 4Kディスプレイ
  • 55インチ
  • 光デジタル出力(音声)
  • 低価格(¥65,800)

と、テレビは要らないけどビデオ・オン・デマンドのコンテンツを「綺麗な映像とサウンドで楽しみたい」というニーズにピッタリな大型モニターです。


Fire TV Stick

Amazon Fire TV Stick が新しくなりました。

プロセッサがクアッドコアになり、HDR、Dolby Atmosにも対応とより映像コンテンツが楽しめるようになりました。

  Fire TV Stic 第3世代k Fire TV Stick 4K 第2世代
映像 最大1080p(HD), HDR, HDR10, HDR10+, HLG 4K Ultra HD, HDR, HDR10, HDR10+, HLG、Dolby Vision
オーディオ Dolby Atmos Dolby Atmos
ストレージ 8GB 8GB
プロセッサ クアッドコア クアッドコア
価格 ¥4,980 ¥7,480

Prime Video、NHKオンデマンドを始めとする Prime Videoチャンネル 以外でも Netflix、Hulu、ビジネスオンデマンドなどのアプリをインストールして、映像コンテンツを楽しむことができます。

しかし、4Kコンテンツを楽しむであれば Fire TV Stick 4Kが必要です。

Amazonプライム ビデオも 4K UHD で提供されている映像コンテンツが徐々に増えてきています(詳細は こちら)。まだまだコンテンツ数が充実しているとは言えませんが、今後も増加していくことは間違いありません。

4Kコンテンツを楽しむのであれば、Fire TV Stick 4K だけではなく、対応しているテレビなども必要ですが、Amazon.co.jp ヘルプ: Fire TVで4K Ultra HDのビデオを視聴する には、

  • 15Mbps以上のネット環境
  • HDCP2.2に対応したHDMIポートがあるディスプレイ

とあります。HDCP2.2というのは、高解像度のデジタルコンテンツの不正コピーを防止するための暗号化技術です。DMM.make 55インチ モニター(DKS-4K55DG3)も準拠しています。


4Kコンテンツを視聴するための Fire TV Stick4K の設定

Fire TV Stick 4K の初期設定値は、テレビが高解像度に設定されていなかったり、WiFiスピードが遅くてもコンテンツが見られるようになっています。「4Kコンテンツってこんなもん?」と最初は思いましたが、設定を変更すると、鮮明な映像が楽しめます。

Fire TVの 「設定」→「ディスプレイとサウンド」→「ディスプレイ」から確認して、下記の設定になってなければ変更してください。ビデオ解像度は、初期設定で「自動(4K Ultra HDまで)」になっていると思います。

  • ビデオ解像度  自動(4K Ultra HDまで)
  • オリジナルフレームレートに合わせる  オン
  • 色深度  最大12ビット
  • カラーフォーマット  YCbCr

オリジナルフレームレートに合せる

オンにすると、Primeビデオで映像再生時にオリジナルのフレームレート(24pなど)に合わせた出力が可能になります。


色深度

色深度(ビット深度)とは、1ピクセルあたりのデータ量です。初期値では、データ転送量を減らすために10ビットとなっていますが、これを12ビットに変更します。

3,840px × 2,160px の4Kコンテンツの10ビットと12ビットの1フレームあたりのデータ量は、

10ビット 3,840×2,160×10=82,944,000ビット=10,368,000バイト

12ビット 3,840×2,160×12=99,532,800ビット=12,441,600バイト

と、2MBの差があります。


カラーフォーマット

RGBからYCbCrに変更します。

RGBは、光の三原色である赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の値を変化させることで様々な色を表現する方法です。各色を256段階で表現するので256の3乗で16,777,216通りの色表現となります。

しかし、人の目は、それだけの色を識別する能力はなく、色よりも明るさの変化の方が感じやすいということで、Cb=B-Y(青色成分-輝度信号)と Cr=R-Y(赤色成分-輝度信号)で明るさを示す輝度信号(Y)と色で表す YCbCr が、現在の動画コーデックの主流となっています。


サウンド環境

なるべく音の劣化がないようにと、DMM.make 55インチ モニター(DKS-4K55DG3)から光デジタル出力でSony サウンドバー HTS-350に接続しています。サウンドバーのボリューム操作はFire TVのコントローラーで出来るので便利です。

しかし、象と散歩: Echo sub で立体音響+低音を楽しむ に書いたように、EchoスピーカーとEcho Sub の2.1ch環境でホームシアターシステムを作成して、Fire TVのサウンドをEchoスピーカーから出すことができます。音楽と映像とでスピーカーを兼用できるので、省スペース、ローコストなホームシアター環境が構築できます。

また、Fire TV で Amazon Musicアプリで再生した音楽もホームシアターシステムで再生されるので、モニターでジャケット、アーティスト、歌詞を確認しながらの音楽体験ができるようになります。

ホームシアターシステムの設定方法については、Amazon.co.jp ヘルプ: Fire TVとEcho端末をセットアップする を参照してください。


Dolby Atmos

Amazonプライムビデオには、サラウンド記録再生方式のDolby Atmosのコンテンもあります(詳細は こちら)。残念ながら、EchoシリーズでDolby Atmosに対応しているのは Echo Studioだけなので、EchoやEcho Plusで2.1chのホームシアターシステムを構築しても Dolby Atmos は体験できません。

また Fire TVはBluetoothに対応しているので、Bluetoothスピーカーやヘッドフォンでサウンドを楽しむことも可能です。

サラウンドでなくとも、サブウーファーで低音が感じられると映画の楽しみは倍増します。Amazon MusicとAmazon Prime Video の両方のサウンドを Echoスピーカーと Echo Subで2.1chで構成して利用するのはお手軽ホームシアターとしては最適です。


Echo と Fire TVを接続する

Alexaアプリのメニューから「その他」→「設定」→「TV・ビデオ」→「Fire TV」で Echoデバイスと接続しておくと、

Alexa, Huluを起動して

とか

Alexa,  一時停止

で、用事を済ませて、

Alexa, Fire TVを再開して

で、再開できます。単に「再開して」というと直前にEchoで聴いていたものが再開されてしまいます、、、。

しかし、実際に音声で操作するのは、一時停止ぐらいです、、、。

Post Date:2020年5月18日 

Alexa + スマートリモコンでスマートホーム化の促進

LEDスカイツリー

「部屋に何個のリモコンがありますか?」

多くの家電はリモコンで操作できて便利ですが、テーブル上にはリモコンが散乱しています。

しかも、一日に何度もリモコンを探して「見つからない」とイライラしています。

スマートリモコン化を決意したいちばんの理由は、「リビングからリモコンをなくして、音声で操作したい」という思いからでした。

象と散歩: Alexa(アレクサ)でスマートホーム(スマートライト)化 で書きましたが、スマートライトにしたことで、照明の点灯/消灯/照度が音声でコントロールできるようになり、とても便利なりました。

リモコンの数を減らすだけならマルチリモコンという選択もありますが、スマートホーム化には音声コントロールは欠かせません。

しかし、スマートリモコンの導入に当たって心配がいくつかありました。

1)テレビではなくDMM.makeのモニターとサウンドバーを使っているので、この組み合わせでコントロールできるのか?

2)エアコンがかなり古い機種だけど大丈夫なのか?

3)時折、Amazon Echo Plus をBluetooth接続でコンポから音を出しているけど、これも音声コントロールできたらいいんだけど

買ってから「できない」とガッカリするのも嫌なので、事前によく調べてから購入しようと思っていたら、導入まで時間を要してしまいました。

スマートリモコン化の課題
  • DMM.make のモニターもコントロール可能?
  • サウンドバーのコントロールは可能?
  • 古いエアコンのコントロールは可能?
  • コンポのコントールは可能?

Alexaのスマートホームスキルは優れもの

スマートホーム化の大切な要素である音声操作について、Amazon Echo に標準装備されているスマートホームスキルについて調べてみました。

通常、スキルを使う場合には、

Alexa, (スキル名)を使ってXXXして

と、スキル名を付けなければいけません。しかし、Works with Alexa認定のスマートリモコンであれば、Amazon Echoが標準装備しているスマートホームスキルが使えます。スマートホームスキルを使うと、

Alexa, テレビを点けて/消して

Alexa, テレビの音量を5上げて

と、スキル名を付けなくても家電をコントールできます。

スマートスピーカー発話例 &シーン設定 Amazon Alexa | ラトックシステム株式会社 にスマートホームスキルでできることと、カスタムスキル(メーカーが提供しているスキル)の違いについて記載がありますが、

スマートホームスキルでは下記の音声操作が可能です。

家電 操作できること
テレビ 電源ON/OFF、音量コントロール、チャンネル変更
エアコン 電源ON/OFF、冷房/除湿/暖房、温度設定
照明 電源ON/OFF、照度
その他 電源ON/OFF

通常の利用範囲であれば、リモコンを使わなくても音声だけで家電が操作できます。

詳細は後述しますが、サウンドバーやコンポもテレビのリモコンとして登録すれば、音声コントロールで電源ON/OFFだけでなく、ボリュームなどの変更ができるので脱リモコンが図れます。


どのスマートリモコンを選ぶべきか

古い家電や特殊な家電は、プリセットで対応していることは望み薄なので、リモコンの学習ができて、Works with Alexa認定 されているスマートリモコンで、置いて邪魔にならない小型なものをと探してみました。

先ずは、Amazonで「スマートリモコン」で検索。下記の3機種を比較検討して、ラトックシステム RS-WFIREX4 の購入を決めました。

ラトックシステム RS-WFIREX4 は、3機種の中では評価数が最も少なかったですが(購入者が少ない?)、マニュアル(スマート家電リモコン Webマニュアル)が公開されているので購入前に機能について詳細を確認することができました。

またサイズも 45mmx45mmx15mm 16g と小型です。そして何よりも、家電を音声で操作したかったので、Alexaの音声操作についていちばん詳しく説明されていました。

結論から言えば、ラトックシステム RS-WFIREX4 の選択は間違っていませんでした。

スマートリモコンでコントロール可能なのかを心配していた家電もすべて音声操作できました。


ラットックシステム スマート家電リモコン

ラトックシステム スマート家電リモコン

ACアダプターは同梱されていないので、5V/1A以上のACアダプターを自分で用意する必要があります。

セットアップの注意事項としては、WiFiルーターは、2.4GHz帯でないと接続できまないので、セットアップ時にはスマホを2.4GHz帯で接続する必要があります。

またAmazon Echoでコントロールするためには、ラトックシステム社が提供するクラウドを利用するためアカウントの作成が必要です。

セットアップは、マニュアル通りに進めればとくに問題はありませんでした。

プリセットで登録されている家電については「プリセットリモコン一覧」として提供されていますが、実際にプリセットで使ったのは、Dyson Hot&Cool だけでした。

心配していた旧型のエアコンは、メーカーの汎用リモコンを指定することで問題なく登録できました。後はひたすらリモコンのボタンを押しながら学習させていきました。


リモコン操作登録時のコツ

Amazon Echoで音声操作をさせるためには、リモコン学習でちょっとしたコツが必要です。

Alexaのスマートホームスキルで、音声操作で電源ON/OFF以外ができるのは、テレビ、エアコン、照明だけです。つまり、それ以外の機器として登録すると、Amazon Echo の音声操作でできるのは、電源ON/OFFだけになってしまいます。

音量調整や入力切替などが必要なオーディオ機器はテレビとして登録して、音量以外の操作は、チャンネルに割り当てます。

チャンネルに機能を登録すれば、

Alexa, 〇〇をXXチャンネルにして

といえば、チャンネルに割り当てた機能が音声で操作できます。


Dmm.make モニタ

モニターには、Amazon Fire TV Stick と DVD、ゲーム機が接続されています。この入力切替が音声で操作できないとリモコンが必要になってしまいます。

前述したようにモニターをテレビとして登録して、チャンネルに入力切替を割り当ててみるとうまく音声で操作できました。

音はサウンドバーから出しているので音量については登録していません。登録したのは、下記の4つです。

  • 電源
  • CH1・・・HDMI1(Fire TV)
  • CH2・・・HDMI2(DVD)
  • CH3・・・HDMI3(ゲーム機)
ラトックシステム スマート家電アプリ

これで、

モニターのチャンネルを2にして

といえば、入力がDVDに切り替わります。


サウンドバー

サウンドバーは、SONY HT-S350 を使っていますが、こちらもテレビとして登録することで音声でボリュームの調整ができます。

併せてモード選択(イコライザー)をチャンネルとして登録してみました。しかし、違う機能をチャンネルに登録すると自分が何を登録したわからなくなってしまうので、2つだけにしています。

登録したの下記の4つの操作です。

  • 電源
  • 音量
  • CH1・・・オートサウンド
  • CH2・・・シネマ
ラトックシステム スマート家電アプリ

ボリューム調整は、「上げて/下げて」だけだと変化量が小さいので、5下げてとか10上げてと数値も付けるのがコツです。

Alexa, サウンドバーの音量を10上げて

Alexaアプリで家電をグループ化

テレビとサウンドバーであれば電源をHDMIケーブルで連携できますが、モニターとサウンドバーでは電源を連携できません。

FireTVのリモコンの電源で両方がON/OFFできるようにしていますが、

Alexa, モニターを点けて/消して

Alexa, サウンドバーを点けて/消して

と、2回繰り返すのもちょっと面倒です。

そこで、Alexaアプリ で ”モニター” と ”サウンドバー” をグループにして ”テレビ” という名前にしました。

Alexaアプリ グループの設定

これで、

Alexa, テレビを点けて/消して

と言えば、モニターとサウンドバーの電源が両方ON/OFFできるようになります。


エアコンも便利に音声コントロール

旧型のエアコンでしたが、メーカーを選択して汎用リモコンを選択すると、Alexaスマートホームスキルで、エアコンのON/OFF、暖房/冷房/除湿/自動 のモード変更、温度設定が音声で操作できました。

風量の調整はできませんが、

Alexa, エアコンを自動にして

Alexa, エアコンの温度をXX度にして

で十分です。

また音声ではタイマー設定はできませんが、Alexaアプリの定型アクションを使えば、例えば、「Alexa, おやすみ」といった2時間後に冷房を止めることもできます。

単純な指定時間でのON/OFFであれば、家電リモコンのアプリでも設定できます。


リモコンをテーブルからなくす

リビングのテーブルに散乱していたリモコンをすべてスマート家電リモコンに登録してみましたが、登録できなかったものはひとつもありませんでした。

最後にテーブルの上に残ったのは、FireTVのリモコンだけです。スマートリモコンで便利になるだけではなく、整理整頓もできました。


スマートリモコン化によって利用頻度が高まった家電

スマートホーム化といっても、帰宅前にエアコンのスイッチを入れるなどの遠隔操作は利用できそうですが、いまのところ音声操作+定型アクションというのが中心の使い方です。

しかし、音声操作によって利用頻度が高まった家電たちもあります。


Amazon Echo + コンポ

Amazonミュージック Unlimited は、エコープランで契約しているので、ステレオで再生したいとときには、Bluetoothオーディオレシーバーを使ってコンポから音を出しています。

しかし、コンポの電源/OFF といった、ちょっとした動作が面倒でした。

Alexa, コンポを点けて

Alexa, 外部スピーカーと接続して

といって、コンポから簡単に音が出せるようになったから、コンポの利用頻度は格段に高くなりました。


インテリア照明

LEDキャンドル

意外にも活用するようになったのがインテリア照明です。

上の写真は、随分と前に「本物の蝋」という質感が気に入って購入したLEDキャンドル(電池式)でしたが、点灯の機会は次第に減少。しかし、メインビジュアルの「LEDスカイツリー」と「間接照明」という名前でグループ化して、

Alexa, 間接照明を点けて/消して

と、音声で点灯/消灯をできるようしたら、またキャンドルの灯を楽しむ余裕が生まれました。


スマートライトに続く、スマートリモコンによるスマートホーム化でしたが、かなり生活が快適になりました。次はIFTTT(イフト)との連携を試してみようと思います。

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