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2023年4月11日

スマート家電リモコンに温度・湿度を音声で答えてもらう

ラトックシステム スマート家電リモコン RS-WFIREX4

Amazon Echo 第4世代、Echo dot第5世代には、温度センサーが内蔵されているので、

Alexa, 部屋の温度は?

と訊くと、設置してある場所の温度を教えてくれます。またステレオペアにしていると「部屋の平均温度は、、、」と2台の平均値で回答してくれます。

残念ながらAmazon Echo Studioは、音楽を楽しむ良質な環境は提供してくれますが、温度センサーが内蔵されていません。

また、快適に感じるのは湿度も大きく関係します。下表は象と散歩: 快適な温度と湿度の関係からの再掲となりますが、不快指数は温度と湿度によって発表されています。

不快指数は温度と湿度からきまる

スマート家電リモコンに訊いてみよう

リビングからリモコンを排除して、Alexaで操作するために購入したラトックシステム スマート家電リモコンRS-WFIREX4ですが、いまではなくてはならない存在になっています。

Alexa, 電気を50%に

Alexa, 冷房を27度にして

Alexa, テレビを点けて

Alexa, バルミューダを点けて

Alexa, 加湿器を点けて

と、リビングにある家電のほとんどは音声でコントロールしています。

またスマート家電リモコンには、温度、湿度、照度(明るさ)のセンサーが内蔵されていて、Alexaの音声コマンドでセンサーの値(温度、湿度、照度)を確認することができます。更に、温度・湿度の条件から熱中症、脱水症状、リューマチ、呼吸器系疾患の症状悪化の可能性があることも教えてくれます。

Amazon Alexa 発話例 | Ratoc Systems にセンサー値と快適レベルを音声で確認する発話例が記載されていますが、

操作発話例
センサー値取得温度(湿度/ 明るさ)を教えて
センサー情報を教えて
快適レベル表示環境を教えて
今の状態を教えて

センサー値の取得はカスタムスキルとなるので、実際には、

Alexa, アレクサ、家電リモコンで温度を教えて

と、「家電リモコンで(家電リモコンを使って)」を追加しなければなりません。


定型アクションで簡単にする

alexaアプリの定型アクションを使うと、煩わしいワーディングを言い換えて簡単にすることができます。

例えば

Alexa, リビングの温度は?

などに変更することができます。


実行条件を設定

実行条件を設定で「音声」を選択して、開始フレーズを入力します。

部屋の温度を教えて」というのは、Amazon Echoの温度センサーへのフレーズとなるので、具体的な部屋の名前(例えば、リビングなど)でフレーズを登録します。

開始フレーズは複数登録できます。温度でも、湿度の確認でも必ず3つのセンサー値を回答してくれますが、

  • リビングの温度は
  • リビングの湿度は
  • リビングの明るさは

と、3つを登録します。リビングというところは適宜変更してください。

Alexa 定型アクション:開始フレーズの設定

アクションを追加

アクションの追加で「カスタム Alexaに対して言うフレーズを入力」で本来Alexaへの音声コマンドを入力します。

  • 家電リモコンでセンサー情報を教えて

と入力します。

Alexa 定型アンクション:実行条件

定型アクション名は、何でも構いませんが「リビングの温度」として登録します。


定型アクションを確認する

設定した定型アクションを確認します。

Alexa, リビングの温度は?

と、訊ねると「Alexa, 家電リモコンでセンサー情報を教えて」というフレーズが実行されます。

実行結果が戻ってくるまで、少し時間がかかりますが、

「温度はXX度、湿度はXX%、明るさはXXルクスです」

と回答が得られます。

同じように「家電リモコンで環境を教えて」というフレーズも「リンビングの環境を教えて」のように変更することができます。


スマート家電リモコンの温度センサー

小型で高性能なRS-WFIREX4ですが、小さなボディにセンサーが収められているので本体の熱の影響を受けて実際の室温より高い温度で通知されます。

温湿度計を同じ位置に置いて確認すると、湿度の差は小さいですが、温度は常に2-3℃高く通知されます。


SwitchBot 温湿度計プラス

温度と湿度を正しく認識したいと、スマート温湿度計のSwitchBot温湿度計プラスが安かったので購入しました。

SwitchBot 温湿度計プラス

しかし、SwitchBotハブミニを使っていないのでAlexaとも連携できません。過去の温湿度の変遷はスマホで確認できますが、スマートというより見やすい温湿度計として使っているだけです。

ラトックシステムのスマート家電リモコンを使っているのだから、同じラトックシステムのスマート温湿度計 RS-BTTHM1 を購入すればよかった、、、。

スイス製温湿度計センサーを採用し、アプリから計測値を補正できるとあります。


精度の高い計測ができる Smalia スマートリモコン

スマート家電リモコンのセンサー値の課題を解決する新しい機種が販売されています。

ラトックシステムの最新機種 Smalia スマートリモコンは、約60×60×20mm(突起部含まず)約42gと、RS-WFIREX4 の 45×45×15 mm(突起部含む) 約16g からは少し大きくなっています。

しかし、潜望鏡のように伸びたアーム部分に、温度・湿度・照度センサーを搭載。本体内蔵式に比べて、精度の高い計測が可能となっています。

smalia スマートリモコン RS-WBRCH1
【引用】Ratoc System Smalia

5GHzのWiFiにも対応していて、Alexa経由でセンサー値を音声で確認できます。

スマート家電リモコンは、エアコンを含む家電の音声操作には何も不便がありませんが、温度を正しく知りたいというのであれば Smalia スマートリモコンという選択肢もありかと思います。

また第5世代としてコンパクトなコードレスのRS-WFIREXUがあります。コンセントにUSB電源を差し込んだ位置で使うなら便利です。しかし、こちらは温度センサーのみです。センサーは本体に内蔵されているので第4世代のRS-WFIREX4と同じように実際の室温より高くなるのではないでしょうか。

2022年7月3日

安価なスマートライト TP-Link Tapo を使ってみる

Tapo スマートLEDランプ L510E

最初に Amazon Echo と家電を接続してスマートホーム化を図ったのが照明でした。

その後、

と、家電の音声操作や自動化を進めてきましたが、スマート・ライト化は金銭的な理由で未完のままでした。

TP-Link Kasa は、他社のスマートライトと比べると安価ですが、それでも、普通のLED電球と比べてしまうと高価です、、、。


Kasa と Tapo

TP-Link は、もともと Kasa というブランド名で、スマートカメラ、スマートライト、スマートプラグの製品を出していました。しかし、同じカテゴリーで、更に安価な製品を Tapoブランドとして発売し始めました。

1社で2つのブランド、しかもアプリも別という混沌とした状態でしたが、TP-Linkのサイトを確認すると、Kasaブランド製品は生産終了となっています。今後は、Tapoブランドに一本化されるのでしょうか。

Tapoブランドは、お財布的にはありがたいですが、既にKasaの製品も使っているので、Kasaアプリの今後の更新がちょっと心配になります。


KasaとTapoのスマートLEDライトの違い

下記がKasaとTapoのスマートLEDライトの比較表となります。

スペック Kasa KL-110 Tapo L510E
全光束800lm 806lm
色温度 2700K 2700K
配広角 220° 220°
消費電力 9.5W 9.0W
参考価格 ¥2,300 ¥1,650

全光束と消費電力でTapoが若干優位ですが、数値的にはほぼ同等の性能です。


全光束(ぜんこそく)とは

全光束とは、LEDライトの光源の明るさを示すもので単位はルーメンです。

白熱電球は、40形(W)、60形(W)、100形(W) とワット数で表記されていましたが、LED電球は消費電力が小さいので、ワット数では、いままでの電球に比べてどのくらいの明るさなのかがわかりません。

そこで、JIS(日本産業規格)で、一般照明用電球代替表示区分(JISC7501)で白熱電球と同じ明るさという規格を定めています。

JIS規格では、60形相当が810lmなので、TP-Linkのスマートライトも数値的には、ほぼほぼ60形電球と同様の明るさということになります。

白熱電球 ルーメン(lm)
電球 40形 相当 485
電球 60形 相当 810
電球 100形 相当 1520

余談ですが、JISは、法律が改正によって対象が鉱工業品(有形)からデータ、サービス(無形)の標準化と対象が広がり、日本工業規格から日本産業規格と呼称が変わっています。


電球色とは

JIS規格で同様に電球の色についても定義があります。色温度(ケルビン)の数値が低いと赤みが強くなり、色温度が高いと青白さが強くなります。

色(読み) 色温度 ケルビン(K) 色温度目安(K)
電球色 でんきゅうしょく 2,600 - 3,250 3000
温白色 おんはくしょく 3,250 - 3,800 3500
昼白色 ちゅうはくしょく 4,600 - 5,500 5000
昼光色 ちゅうこうしょく 5,700 - 7,100 6500

Tapo スマートライトの実力は

と、いうことで Tapo L510E を5個 購入。

Tapo も 2.4GHz帯でのWiFi接続が必要ですが、ペアリング、ファームウェアのアップデート、そしてAlexa連携へと問題なくできました。

Tapo L510Eの明るさ、色とも Kasa KL-110 と比べてみて違いは感じられません。しかし、もともと使っていた Panasonic パルック LED 60形 と比べると若干暗く、色は少し赤みがかっています。


場所によっては調色ができると便利

照明の設置場所によっては、生活に合わせて調色できると便利です。

ダイニングで仕事や読書をするときには、昼白色(ちゅうはくしょく)、昼光色(ちゅうこうしょく)を使い、食事やリラックスタイムでは、温白色(おんはくしょく)や電球色にしています。

もちろん、調色も

Alexa, ダイニングを昼白色にして

と、音声コントロールです。

Kasa のマルチカラー(KL130)をペンダントライトに使っていますが、赤や青などにすることはなく、調色で使うのは、電球色、温白色、昼白色、昼光色 の4種類だけです。

Tapo は電球色かマルチカラーの選択ですが、調色が必要な場所で利用するのであれば、Tapo L530E の選択をおすすめします。


Tapo アプリは使わない

Amazon Echo との連携でスマートライトらしさを発揮できますので、初期設定とAlexa連携以外では Tapoアプリは使っていません。

スマートホーム化によってアプリは増えました。TP-Link製品だけで3つもありますが、普段スマホから操作することはありません。

スーマートホーム用のアプリ

Alexaでデバイス(スマートライト)を認識できたら、Tapoアプリではなく、Alexaアプリで照明をグループ化して複数の照明をひとことで音声できるようにすると使い勝手が向上します。

個々の電球を照明器具単位でグループ化(右、手前、左)して、更に複数の照明器具をグループ化(電気)して部屋全体の照明をコントロールできるようにしています。

Alexaアプリでグループ設定

時間による照明のオン・オフもAlexaアプリの定型アクションから設定できますが、基本的な使い方であれば、音声コントロールで、

Alexa, 電気を点けて/消して

で、照明の点灯/消灯と

Alexa, 電気を20%にして

と、調光ができれば十分です。

2021年9月4日

Alexa, エアコンを27度にして - スマート家電コントローラー

ラトックシステム スマート家電リモコン RS-WFIREX4

スマートホームにしたいというより、乱雑するリモコンから解放されたいと思いから ラトックシステム スマート家電リモコン RS-WFIREX4 を購入しましたが、今やすっかりとリモコンのない生活に甘んじています。

ステイホームになってエアコンの利用頻度が多くなりましたが、エアコン操作は劇的に楽になりました。

Alexa, エアコンをつけて

Alexa, エアコンを27度に設定して

Alexa, エアコンを1度上げて/1度下げて

と、音声で操作することで、こまめな温度変更が可能なのでエコな生活にも役立っています。

※ エアコンというデバイス名はスマート家電リモコンで登録した名前ですが、Alexaアプリのサーモスタットの設定から名前を変更することもできます。


Alexaのサーモスタット機能

スマート家電リモコンでエアコンを登録して、スマート家電コントローラー用スマートホームとAlexaをリンクすると、Alexaアプリではサーモスタットとして認識されます。

サーモスタットとして登録されたエアコンは、音声操作やAlexaアプリでON/OFFができるだけではなく、温度調節もできます。

Alexaアプリ サーモスタット 自動27℃

ラトックシステム スマート家電リモコンの登録については、象と散歩: スマートリモコンは、小さく、そしてより高く に記載していますのでこちらを参考にしてください。


エアコン起動時のモードと温度

スマート家電アプリでAlexaに登録する前に各モードで作動するときの温度を設定します。

『電源オン』の設定で、Alexaでエアコンをオンにしたときに、自動、暖房、冷房というモードと温度を設定できます。

上記の設定であれば、

Alexa, エアコンをつけて

と言うと、Alexaアプリでも自動モードの27℃で動作していることが確認できます。

Alexaアプリ サーモスタット 自動27℃

『電源オン』の設定を冷房で登録すると、

Alexa, エアコンをつけて

で、27度の冷房でエアコンが作動します。

Alexaアプリ サーモスタット 冷房27℃

設定の確認

現在のエアコンの設定の確認する場合は、

Alexa, エアコンの設定は?

と訊くと、

「エアコンは27℃に設定されています」

と教えてくれます。


設定温度の変更

設定温度の変更をするときは、

Alexa, エアコンを25度にして

と、直接温度を指定するか

Alexa, エアコンの温度を2度上げて/2度下げて

というような、現在の設定温度から何度変更するかという指定ができます。


冷房・除湿・暖房の切り替え

音声で冷房、除湿、暖房に切り替えることができます。

Alexa, エアコンを除湿にして

といえば現在のモードから除湿に切り替わります。

自動、暖房、冷房、除湿へ切り替えると、スマート家電アプリでAlexaに登録したときの各モードでの温度設定に変更されます。


除湿は温度設定ができない

自動、暖房、冷房では、設定温度の変更が可能ですが、除湿にして温度を変更しようとすると

「そのコマンドはエアコンでは使えません」

と、設定温度の変更ができません

Alexaアプリで確認するとは、表示が除湿ではなくにカスタムとなっているので、自動、暖房、冷房とはちょっと扱いが違うようです。

Alexaアプリ サーモスタット 除湿

下表は、再掲となりますが、エアコンをつけるときに、暖房、冷房であれば

Alexa, 冷房/暖房 をつけて

と、デバイス名を省略できますが、「除湿をつけて」ではエアコンは作動しません。また、スマート家電アプリの『電源オン』で除湿指定すると「エアコンをつけて」でエアコンが作動しなくなってしまいます。

設定名称 音声コマンド 動作
「電源オン」 エアコンを点けて 設定温度で運転開始
「冷房オン」 冷房を点けて 設定温度で冷房として運転
「暖房オン」 暖房を点けて 設定温度で暖房として運転
「除湿オン」 --- ---
「自動オン」 エアコンを自動モード 設定温度で自動運転
「電源オフ」 エアコンを消して エアコンを停止

ケーブルレスなスマートリモコン

ラトックシステム スマート家電リモコン RS-WFIREX4は、とても小さいのでどこに設置しても邪魔にはなりませんが、ケーブルがあると設置場所によっては邪魔です。

RS-WFIREXU はケーブルレスで USB ACアダプタ(5V 1A)に直接差し込めるタイプです。

スマートリモコンを設置しようと思う場所にコンセントがあるのであれば RS-WFIREXU は最適解となるに間違いありません。


スマート家電リモコンの設定は難しい?

ラトックシステム スマート家電リモコンは、2.4GHz帯でWiFiに接続する必要があります。ここで躓いてしまうと先に進めません。

その他のスマート家電(スマートライト、スマートプラグ、スマートライトなど)の多くが2.4GHz帯での接続となりますので、スマートホーム化したいというのであれば、自宅のWiFiルーターで2.4Ghz帯の接続方法を知ることは必須です。

あとは、スマート家電コントローラ セットアップ手順(Webマニュアル)に細かく記載されているので難しいことはないと思います。

また、ケーブルレスのスマート家電リモコン RS-WFIREXU は、『Amazon 簡単セットアップ(Wi-Fi簡単設定)の対象製品です』とありますが、これもEcho端末が2.4GHz帯に接続されているのが前提となっています。Echo端末は5GHz帯に接続可能な端末なので、Echoが5GHz帯に接続していると簡単セットアップできません。

スマート家電リモコン(Amazon 簡単セットアップ対応モデル) RS-WFIREXU に注意書きはありますが、ユーザーフレンドリーにしようとして逆にわかりづらくしているのではないかと思ってしまいます、、、。


定型アクションを活用しよう

定型アクションで小難しい条件で起動するのではなく、単に「エアコンをつけて」と言ったときの設定温度の変更のために使っています。

「冷房をつけて」「暖房をつけて」と言えばいいのですが、なぜか「エアコンをつけて」になってしまいます。

エアコンの電源が入ると自動モードで動作するようにはしていますが、夏と冬では設定温度が遅います。作動時の温度設定はスマート家電アプリで変更できますが、この夏もどこで設定したのかをすっかりと忘れていました。

ということで、普段から使っている定型アクションで「アレクサ、エアコンをつけて」でエアコンの電源オンと温度を設定しておけば、冷房と暖房の切り替え時期に定型アクションで設定温度を変更できるようになります。

Alexaアプリ 定型アクションの設定

リモコンのない世界

テレビとエアコンだけでも、リモコンから解放される意義は大いにあると思います。

Echo + スマート家電リモコンで部屋に散在しているリモコンから解放され、スマートホームライフを満喫しましょう。

2020年12月13日

スマートリモコンは、小さく、そしてより高く

Echo Plus と スマート家電リモコン

「リモコンから解放されたい」そんな思いからラトックシステム スマート家電リモコン RS-WFIREX4 を購入しました。(写真右の小さなデバイス)

スマートリモコンとは、リモコン(赤外線リモコン)を複数登録して、一括で操作をできるようにする機器です。登録と操作はスマホアプリからできますが、リモコン操作は、Amazon Echo と連携して音声で家電をコントロールするのが便利です。

赤外線リモコンの機器を音声コントロールできるようにするスマートリモコンは、自宅のスマートホーム化に必須アイテムです。


リモコンのない生活は快適

現在、スマート家電リモコンに、

  • エアコン
  • テレビ(モニター)
  • サウンドバー
  • DVD
  • コンポ
  • 扇風機(バルミューダー)
  • ファンヒーター(ダイソン)
  • 加湿器
  • 間接照明2個

と、10個のリモコンを登録しています。

テーブルの上には、FireTVのリモコン1つだけです。

Fire  TV のリモコン

リモコンボックスを買っても、すぐに散らかっていたリモコンですが、物理的になくなると、部屋がとってもスッキリとします。

※ DVDは音声操作だけでは操作できませんが、普段使っていないので片付けてしまいました。 


音声で家電を操作する

スマート家電リモコンに登録した家電は、Echoで音声操作が可能です。

Amazon Echo には、スマートホームスキル があるので、

Alexa, スマート家電コントローラで テレビを点けて

のようにスキル名を付けなくても

Alexa, テレビを点けて/消して

Alexa, テレビのチャンネルを1にして

と、簡単な音声指示で家電を操作できます。

スマートホームスキルで下表の音声操作ができます。照明は、スマート電球でスマートホーム化しているので、実際には使っていませんが、テレビ、エアコン、照明であれば音声操作で十分です。

家電 操作できること
テレビ 電源ON/OFF、音量コントロール、チャンネル変更
エアコン 電源ON/OFF、冷房/除湿/暖房、温度設定
照明 電源ON/OFF、照度
その他 電源ON/OFF

上記以外の操作をしたい場合の登録のコツは、象と散歩: Alexa + スマートリモコンでスマートホーム化の促進 で書いていますので、こちらを参考にしてみてください。


サーモスタット機能のエアコンへの媚態

Alexaのスマートホームスキルにはサーモスタットという機能があり、Alexaアプリのデバイスに表示されます。

Alexaアプリ デバイス サーモスタット

サーモスタットとは温度自動調節装置のことですが、ラトックシステム スマート家電リモコン RS-WFIREX4 で登録したエアコンがこの中に表示されます。

Alexaアプリ サーモスタット エアコン

スマート家電リモコンで登録した家電は、「XXXを点けて/消して」と便宜上分けて言っていますが、どちらも同じ動作でリモコンの電源ボタンを押すことを代替しているにすぎません。しかし、Alexaのサーモスタットでは、エアコンをスマートホームのデバイスとして認識してくレます。

スマートリモコンで登録した他の家電よりエアコンは格上扱いです。

Alexaアプリから電源ON/OFF(上写真の右のオフになっているタプで電源ON)ができたり、エアコンの稼働状態、温度変更もできます。下写真は、エアコンが暖房として動作し、設定温度が22℃になっています。温度表記の±ボタンで設定温度を変更することができます。

Alexaアプリ エアコンの稼働状況

サーモスタット機能で音声コントロールが更に便利に

Echoからの音声コントロールでサーモスタット機能の本領発揮です。

Alexa, エアコンをつけて

と言えば事前に設定した温度で自動運転ができます。

またデバイスを名を付けずに

Alexa, 冷房をつけて/暖房をつけて

と言えば、こちらも冷房と暖房で事前に設定した温度でエアコンが動作します。

現在の設定温度を確認するのであれば

Alexa, 設定温度は?

と訊ねると、「暖房は22℃に設定されています」と教えてくれます。

エアコン運転中の温度設定変更は、

Alexa, 温度を1℃上げて/下げて

と、現在の設定温度に対して何度上げ下げするかという言い方と

Alexa, 温度を24℃にして

のように、直接、設定温度を指定することができます。

事前の温度設定は、ラトックシステム スマート家電コントローラ アプリのAmazon Alexaの設定が必要です。

ラトックシステム スマート家電コントローラアプリ Amazon Alexaの設定

電源オンと自動オンは同じ動きですが、別々な設定温度にすることができます。

音声操作とは下表のように対応しています。音声コマンドは、ウェイクワードを省略しています。また別な言い回しでも動作しますので自分の言いやすい言い方を。

設定名称 音声コマンド 動作
「電源オン」 エアコンを点けて 設定温度で運転開始
「冷房オン」 冷房を点けて 設定温度で冷房として運転
「暖房オン」 暖房を点けて 設定温度で暖房として運転
「除湿オン」 --- ---
「自動オン」 エアコンを自動モード 設定温度で自動運転
「電源オフ」 エアコンを消して エアコンを停止

ホームスキルの設定について詳しく知りたい方は、スマート家電リモコン Webマニュアル の「Alexaホームスキルの設定」を参照してください。


スマートリモコンの設置場所

ラトックシステム RS-WFIREX4の赤外線有効範囲は、水平方向 360度、垂直方向180度 です。これだけ聞くとどこに置いても大丈夫そうですが、家電までの直線上に障害物があると赤外線が遮断されてしまいます。

サイトには設置場所について下記のように記載されています。

赤外線は障害物を通さず指向性があるため、見通しのいい場所に設置する必要があります。本製品ならその部屋全体を見渡す壁に取り付けられるため、さまざまな角度にある家電に赤外線を届けることができます。

【引用】製品情報 - RS-WFIREX4 | ラトックシステム株式会社

しかし、壁にUSBケーブルを這わすとなるとケーブルカバーでキレイに設置しても見映えがいまひとつです。

RS-WFIREX4 の最大の特徴は、45mm×45mm 高さ15mmで重量は16gという小型なボディです。電源すら確保できればちょっとした隙間に設置できます。

見た目にも邪魔にならない棚の上に設置してみました。合わせてEcho Plusも引っ越しです。


スマートリモコンとEchoは上に設置するべし

最初の写真にあるようにスマート家電リモコンを棚の上に平置きにしているので、赤外線が下方向に届かないのではないかと心配しましたが、全ての機器が音声で操作可能でした。電源ケーブルは棚の後ろを這わしたので見た目にもスッキリです。

またEchoも上から音楽が聞こえてくる感じが気に入ったので、ステレオペア化している、もう1台のEcho Plus も棚の上に設置しました。

ステレオペア Echo Plus 設置場所

低音を担当するEcho Subは床に設置しています。

Echo Sub 設置場所 床の上

テレワークでもカフェ気分で仕事ができます。


Echo Show5でスマート家電リモコンを使う

前述したAlexaのサーモスタット機能で、Echo Show5であれば画面上からエアコンの操作ができます。テレワークで会議中に手で操作できるのは意外と便利です。

Echo Show5 スマートホーム エアコン 

また、 ラトックシステム スマート家電リモコン RS-WFIREX4には、温度/湿度/明るさのセンサーがあります。スマホのアプリでも確認できますが、

アレクサ、家電リモコンを使って、センサー情報を教えて

と、訊ねると音声と画面で部屋の状況を教えてくれます。

長くて言いづらいので、

Alexa, 家電リモコンを開いて

「スマート家電コントローラーです。何をしますか?」

センサー情報を教えて

と2段階でセンサー情報を得ることもできます。

Echo Show5だと、音声で回答してくれると共に画面にも温度、湿度、明るさが表示されます。

Echo Show5 スマート家電コントローラ センサー

また、

アレクサ、家電リモコンを使って、環境を教えて

と言えば、センサー値(温度・湿度)から快適レベルを5つ(快適、熱中症、脱水症状、リューマチ、呼吸器系疾患)で表示します。

Echo Show5 スマート家電コントローラ 環境

大した機能でははありませんが、画面がある機種であれば画面を活用しようという心意気が好きです。

Echoと組み合わて更なるスマート化

Echo Plus には温度センサーが付いていますが、新しいEchoにも温度センサーがあり、定型アクションの条件として使えます。

温度が何度以下になったら暖房にする。温度が何度以上になったら冷房にするとかできるのですが、

使ってはいません、、、、。

いまのところ脱リモコンの音声操作だけで十分です。

2020年10月31日

Amazon Smart Plug でスマートホーム

AmazonスマートプラグとTP-Linkスマートプラグ

スマートプラグとは、「スマホ、スマートスピーカーなどからのリモート、音声による操作、また条件によって自動で家電の電源ON/OFFをできるようにするための電源プラグです。」

既にTP-Linkスマートプラグを何個か使っていましたが、AmazonプライムデーでAmazonスマートプラグが半額だったので購入してみました。

写真の上がAmazonスマートプラグで下がTP-Linkのスマートプラグです。

TP-LinkのKasa製品は、2022年にKasaシリーズが生産終了となり、Tapoシリーズとなりました。


Amazonスマートプラグの利点

Amazonスマートプラグの利点は、下記の3点です。

  1. Alexaアプリだけで完結
  2. どちら向きでも差し込める
  3. 2個挿しができる(Echo電源も併用可)

Alexaアプリだけで完結

TP-Linkスマートプラグを購入した理由は、TP-Linkのスマートライトを使っていたからですが、スマートホーム化を進めていく中で複数のメーカーの製品を購入していくと、インストールしなければならないアプリも複数必要となってきます。

Amazonスマートプラグは、Echoデバイスを使う上で絶対に必要となる「Alexaアプリ」で設定ができ、他のアプリをスマホにインストールする必要がありません。


どちら向きでも差し込める

象と散歩: Alexaでスマートホーム化(スマートプラグ編) で記載しましたが、コンセントの二つの差し込み口には、ニュートラル(左)とライブ(右)があり、左側のサイズの方が大きくなっています。

TP-Link WiFiスマートプラグは、プラグのサイズが左右によって異なっているので逆向きには差し込めないようになっていますが、Amazonスマートプラグはどちら向きでも差し込むことができます。

また、安価な電源タップでは左右の差込み口が同じサイズのものがあります。これらの電源タップでは、TP-Linkスマートプラグは使用できませんが、Amazonスマートプラグなら利用可能です。


2個挿しができる

Amazonスマートプラグは、高さが38mmと、TP-Linkよりも4mmコンパクトです。たかが4mm、されど4mm で、この違いよりコンセントに2つのスマートプラグを差し込むことができます。TP-Linkスマートプラグでは2個挿しができません。

AmazonスマートプラグとTP-Linkスマートプラグのサイズ比較

また下写真のようにEchoデバイスの電源など、大きな電源と併用することでできます。

AmazonスマートプラグとEcho Plusの電源

スマートプラグの使い方

スマートプラグによって実行できる条件は多少の違いはあるかと思いますが、基本的には下記の4つの条件で電源のON/OFFができます。

  • 遠隔操作
    • 外出先からアプリ経由で電源をON/OFF
  • 音声操作
    • Alexaを使った音声でON /OFF
  • スケジュール機能
    • 時間指定でON/OFF
    • 繰り返し設定(曜日指定、毎日)
  • タイマーオフ
    • 起動してからXX分後にOFF

スマートプラグが利用できる家電は、家電のスイッチをONにした状態でプラグを抜き差しをして動作する家電で、

  • 間接照明
  • デスクライト
  • アクアリウム照明
  • 扇風機(サーキュレーター)
  • ホットカーペット
  • 加湿器

などで使えます。


Amazonスマートプラグの欠点

Amazonスマートプラグの前提は、Alexa(Echoデバイス)との連携ですので、他社のスマートスピーカーを使っている場合は利用できません。

また、Alexaアプリの「定型アクション」を利用すれば、スケジューリング、タイマーオフなどの設定ができますが、設定が少し面倒です。

定型アクションの設定方法に付いては、Amazon.co.jp: Alexaの定型アクションを活用しよう: Alexaスキル を参照してください。


定型アクションでタイマーオフを設定する

タイマーオフなどは、複数のアクションを組み合わせる必要があります。

下記は、ベッドサイドライトを点灯してから15分後にOFFにするという設定ですが、

定型アクションでタイマーオフを設定
アレクサ、ライトを点けて

で、ライト(スマートプラグの名前)を点灯にして15分待機した後にライトを消灯と、3つのアクションで設定する必要があります。

TP-Linkスマートプラグの場合は、タイマー設定で簡単に設定できます。

Kasaアプリでタイマーオフを設定

また、TP-Lkinkスマートプラグでは、時間を直接指定するのではなく、日の出、日没という設定があります。この機能を利用して、廊下の間接照明は、日没で点灯して、日の出で消灯となります。

AmazonスマートプラグでもIFTTTと連携するとできるかもしれませんが、設定は更に面倒となります。

間接照明をスマートプラグでコントロール

AmazonスマートプラグをEcho Show5で使う

使ってみると意外と便利だったということもあり、気がついたらTP-Linkのスマートプラグを5個も利用しています。

Amazonスマートプラグは、6個目のスマートプラグです、、、。

Amazonスマートプラグの使い道は考えていなかったのですが、同じくAmazonプライムデーで購入したEcho Show 5は、テレワークのときに仕事をするデスクに置いているので、デスクに座っていないときは使いません。

利用していなくても画面がずっと点灯しているのが何となく気になっていましたが、Echoデバイスもプラグを差し込めば起動するので、 Echo Show5に繋げてみました。

下写真の "Echo Show 5” が、Amazonスマートプラグのデバイス名です。

Alexaアプリ/デバイス/プラグ

デスクで仕事を開始するときに、

Alexa, Echo Show 5(ファイブ)を起動して

と、別のEchoデバイスから音声操作でEcho Show5を起動します。

電源OFFも音声操作でもいいのですが、消し忘れ防止のために、定型アクションで毎晩21:00に電源OFFにするようにしました。

いい感じです。


スマートプラグで生活をもっと便利に

単純に電気の「通電」と「遮断」をするスマートプラグですが、使い方次第でスマートホームライフを満喫できます。

Echoデバイスを持っているのであればAmazon純正スマートプラグでスマートホームを始めてみましょう。