象と散歩: Echo Studio は買うべき1台か? で Echo Studio での3Dミュージックの音楽体験に触れましたが、今年のプライムデーでも Echo Studio が安くなっていたので、もう1台Echo Studioを購入して、Echo Studio ×2 にサブウーファーの Echo Sub を加えた構成にしました。
Echo Studio は3.1.1ch
Echo Studioは、高音域のツイーター ×1、中音域のミッドレンジスピーカー ×3、低音域のウーファー ×1の 3Way5スピーカー構成です。
ミッドレンジスピーカーは、左右と上部に配置され、正面にツイーター、下向きにウーファーが設置さているので 3.1.1ch です。
【引用】amazon echo studio |
Echo(第4世代)は、上向きのウーファーと2つのツイーターなので、Echo Subが、かなりリッチなスピーカー構成となっているのがわかります。
【引用】amazon echo 第4世代 |
下表は、サブウーファーを含めたスピーカー構成の比較表です。
Echo | ツイーター | ミドルレンジ | ウーファー | その他 | サイズ/重量 |
---|---|---|---|---|---|
Echo 第4世代 |
0.8インチ×2 | 3.0インチ | 144 x 144 x 133 mm 940 g |
||
Echo Studio |
1.0インチ | 2.0インチ×3 | 5.25インチ | 最大出力330W 24ビットDAC 帯域幅100kHz |
206 x 175 x 175 mm 3.5kg |
Echo Sub | ダウンファイアリング型 6.0インチ |
低域周波数特性 30 Hz (-6dB) 最大出力音圧レベル 103dB |
202 x 210 x 210 mm 4.2kg |
Echo Studioは、重さも3.5Kgあり、かなりずっしりとスピーカーです。
Ultra HD と 3Dオーディオ
Amazon Music Unlimited であれば、
と、HD(CD音源)で楽曲が楽しめますが、Echo Studioであれば、更に高音質な Ultra HD(ハイレゾ)、3Dオーディオ(Dolby Atmos, 360 Reality Audio )が楽しめます。
3Dオーディオは、左右だけでなく、音の方向、距離感を感じられる新しい音楽体験です。録音された音楽は、モノラルから左右を表現できるようにしたステレオへ。そして、さらなる音の広がりや奥行きを表現できるようになったサラウンドと進化してしてきました。
これまでは、5.1ch とか 7.1ch とかのオーディオを再生するにはチャンネル数に応じた複数のスピーカーが必要でした。IMAXシアターで映画を見ると映像と音の世界に没入できるのも5.1chから12.1chに対応したスピーカー配置のおかげです。
なかなか個人では楽しめなかった立体音響を バイノーラル録音 という技術によってヘッドホンで3Dオーディオを手軽に楽しめるようになりましたが、Echo Studio は、立体音響をスピーカーで再現してくれます。
Ultra HD や 3Dオーディオでマスタリングされた楽曲は、新しい作品だけではなく、リマスタリングされた楽曲も随時追加されているので色々な音楽を高音質で楽しむことができます。
Echoで再生しているときの楽曲の音質はAlexaアプリの再生から確認できます。3Dオーディオの楽曲であれば下記のように3Dというバッチが表示されます。
表示される各バッチと音質は下表の通りです。
バッチ | 音質 |
---|---|
3D | 3Dオーディオ |
UHD | Ultra HD(Hi-Res) |
HD | HD(CD音質) |
SD | SD(ロッシー圧縮) |
3Dオーディオでは、Dolby Atmos、360 Reality Audio の区別は表示されません。
やっぱりEcho最高峰のスピーカーだった
プライムデーの度にEchoデバイスが増え、Echo第3世代、Echo Plus 第2世代をステレオペアにしてきましたが、遂に、Echo Studio のステレオペアです。
先ずはEcho Subなしで比較する
Echo第3世代、Echo Plusをステレオ構成にしたときにも新しい音楽体験に感動がありましたが、Echo Studioのステレオペアの没入感は「素晴らしい」のひとことに尽きます。
特に前述した Ultra HD, 3Dオーディオの楽曲だと、中音のアルトサックスやトランペット、中高音域でのピアノソロなどが、とてもクリアに聴こえてきます。
1台でもいい音でしたが、ステレオペアにすることで、スピーカーの設置位置を感じさせない音の広がりで、立体的な音楽に包まれます。
Echo StudioにもEcho Subは必要?
続いてサブウーファーのEcho Subを繋げてみました。
Echo Studio にも5.25インチ(13cm)のウーファーが搭載されているので、Echo Studioでもベースなど低音の音もしっかりと聴こえてきます。
そういう意味では、Echo Plus に Echo Sub を繋げたときよりも低音に関しての感動は少ないですが、Echo Sudioのステレオペアだけだと、なんとなく音に物足りなさを感じます。
サブウーファー の Echo Sub を繋げて2.1chにすると、ベースやバスドラが音としてだけでなく音圧として感じられます。
ベースの一番低い音の4弦解放弦(E)の周波数は約41Hz です。低音を音としてでなく、音圧として感じたいのであれば、Echo Sub は、必須アイテムです。
「とっても、気持ちいい」
ステレオ空間エンハンスメント
Alexaアプリの Echo Studio の「オーディオの設定」に "ステレオ空間エンハンスメント" という設定があります。
「ステレオ音楽に立体感、鮮やかさ、奥行きが加わります。最良の音質を楽しめます。」
とありますが、この機能によって3Dオーディオでない音楽にも立体感がでます。音楽を再生しながらON/OFFしてみると聴こえ方の違いがよくわかります。
リバーブがかかったような感じで、好き嫌いがあるエフェクトです。ちょっとわざとらしい感じがするので、最初はあまり好きではなかったのですが、慣れると気持ちよくなります。
Echo Studioの再配置と自動
Echo Studio が1台のときは、正面にEcho Studioを設置していましたが、ステレオペアにするので、部屋の左右に Echo Studio を置いて、Echo Sub を正面に配置しました。
新しいEcho Studioをセットアップのときに配置場所について下記のように記載されています。
- 壁から15cm以上離す
- 耳の高さに配置
- スピーカーの上部と周囲に空間をあける
また、初期設定のときに、 Echo Studio は音を出して音響特性の自動調整をしますが、再配置したときにも初期設定が必要なの???
調べてみると、amazon デジタル&デバイスフォーラムに下記のように回答を見つけました。
Echo Studioは、初期設定時以降も置かれた部屋の音響特性を自動的に分析し、最適なサウンドを再生するために微調整が行われます。そのため、端末の場所を移動させた際にお客様ご自身で音響調整をしていただく必要はございません。Echo Studioは、最も近い壁、角までの距離を計測し、端末のイコライザー機能を自動的に調整します。壁から15cm以上離れた場所に置いてください。また、スピーカーの上部および両側には隙間が必要です。
設置場所を変えても初期設定は不要で、自動的に音響調整してくれるとあります。
「思っていた以上に賢いぞ、Echo Studio!」
Echo Studio を買うべきタイミング
既にEchoデバイスを保有していると、買い替えのタイミングが難しいですし、Echo Studio はそれなりの値段がします。
しかし、Echoデバイスは、Amazonの各セールで割引が期待できます。
- プライムデー
- ブラックフライデー
- 初売りセール
は、要チェックです。昨年のプライムデーでEcho Studio(12,900円)を1台、そして今年のプライムデーで2台目(14,900円)で購入しました。
AmazonセールをチェックしてEcho Studio とAmazon music unlimitedで立体音楽を体感しましょう。
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