お気に入りの万年筆が、持ち運びの際に傷や汚れがつくのは避けたいですよね。一本差しのペンケースなら、他の筆記具とぶつかることなく、万年筆をしっかりと保護してくれます。
一本差しペンケースは種類や素材、価格が様々です。そんな中、オススメはFREESEのペンケースです。これは本革一枚で作られており、そのシンプルな作りが逆に丈夫さを生み出しています。また、その価格はとても手頃なので、リピート購入も容易です。このペンケースを選ぶ際に重要なのは、万年筆のペン先がぴったりと収まるサイズ感と、内側の柔らかな素材です。これらが大切な万年筆をしっかりと保護してくれます。
万年筆 一本差しペンケースとは?
一本差しペンケースとは、その名の通り、万年筆を1本だけ収納できるペンケースのことです。他の筆記具とぶつかることなく、万年筆を保護することができます。
また、一本差しペンケースには、万年筆をより特別なものに見せてくれるというメリットもあります。しかし、意外と安価なものもあり、選ぶ楽しさもあります。
万年筆 一本差しペンケースを選ぶ際のポイント
以下に示すペンケースは全て1,000円前後で購入可能なものです。あなたの好みに合った万年筆用一本差しペンケースを選ぶ際には、以下のポイントを参考にしてください。
一本差しペンケースの素材と構造の選び方
万年筆 一本差しペンケースには、革製、布製、木製など、様々な素材のものがありますが、安価なペンケースは壊れやすかったりするので、壊れる要素が少ない(ファスナーやボタン、フラップなどがない)、構造がシンプルなペンケースを選びましょう。
木の製品は温もりがあって大好きなのですが、ペンケースの場合には一つ問題があります。例えば、HeroNeoの木製ペンケースの場合、収納可能なペンのサイズは17.3x5.72x2.38cmと記載されています。しかし、このうち2.38cmが直径を指しているのかは不明で、太めの万年筆を収納できるのかという不安があります。また、余裕度が大きすぎるとペンケース中で万年筆がカタカタと動いてしまい、万年筆を保護するという目的から外れてしまいます。
布製と革製を比較すると、本革なら革製の方が見た目もいいし、皮なら経年変化も味となるので長く使えそうです。ということで、一枚皮で作られているシンプルなFREESEのペンケースにしました。
一本差し万年筆ケースのサイズ選びと注意点
万年筆の太さに合わせて選ぶ必要がありますが、実際に万年筆を入れてみないとわかりません。最初に購入したFREESEのペンケースは、2本収納タイプです。サイトでは下記のように記載されています。
- 1本収納タイプ:縦16.5cm、横3.3cm
- 2本収納タイプ:縦17.0cm、横3.5cm
1本と2本で0.2cmしか変わらないように記載されていますが、実測値では2本収納タイプの横幅は4.3cmぐらいはあります、、、。
2本収納タイプ(for モレスキンペン)
モレスキンペン(MoleskineとKaweco のコラボレート万年筆)は、キャップ部分が、かなり太めです。
一本収納タイプだと入らないと困ると思い、2本収納できる少し大きめタイプにしましたが、正解でした。
この万年筆はクリップがないので出し入れするためには、2本収納タイプの隙間が必要でした。しかし、緩いというわけではなく、逆さにして振っても万年筆が抜け落ちることはありません。
しっかりと万年筆を収納してくれます。
1本収納タイプ(for カスタムヘリテイジ912)
先に2本収納タイプを保有していたので、カスタムヘリテイジ912 と プロフェッショナルギアのペンケース選びは、2本収納タイプを基準に考えました。
2本の万年筆は、サイズの記載があります。
- φ15.7mm 140mm(カスタムヘリテイジ912)
- φ18.0mm 129mm(プロフェッショナルギア)
2本収納タイプだと、カスタムヘリテイジの長さだと上部があらわになってしまいます。
これだと鞄の中で、他のものと擦れてしまう可能性があるので、上部まで覆われる1本収納タイプにしました。
ちょうどいい感じです。
1本収納タイプ(for プロフェッショナルギア)
こちらはブルーを選びましたが、ブラウンと比べてレザーの厚さと硬さがかなり異なっていました。
色の違いというよりは、使われている皮の品質の違いなのかもしれません。ブラウンと比べてブルーは、かなり柔らかいので、短いプロフェッショナルギアも取り出すことができますが、硬いブラウンの方だと、短い万年筆を取り出すのに苦労します。
短い万年筆用であれば2本収納タイプの方がいいかもしれません。
FREESE ペンケースの使い勝手
高級感あふれる感じではありませんが、シンプルな作りで見た目も悪くありません。
裏地は柔らかく肌触りのよいスエードで、しっかりと万年筆を守ってくれます。内側のスエード生地もポロポロと剥がれてしまうこともありません。暫く使っていると万年筆の形状にも馴染んできます。
皮の品質にバラツキがあるのかもしれませんが、1,000円とは思えないクオリティです。長く使うために時折レザー用のクリームを塗っています。
お気に入りの万年筆を持ち運びには、最適なペンケースです。
デスクでは一本差しのペンスタンドを
デスクに座っているときは、毎回ケースにしまうのも手間になるので、一本差しのペン立てが便利です。他のペンとぶつかることもないですし、机の上で万年筆が主張してくれます。
ペンスタンドは温もりのある木製を選びました。