Translate

ラベル :文房具 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル :文房具 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
Post Date:2026年5月7日 

1本差しから2本差しへ ― なぜ2本持つようになったのか

PILOT 太軸筆記具用 シース 2本差

「持ち歩く万年筆は1本でいい」。そう考えて、FREESE(フリーゼ)の1本差しペンケースを使っていました。余計なものは持たず、その日の気分で選んだ1本だけを使う。その方が道具としても扱いやすく、自然だと思っていたからです。

この1本差しペンケースは、自宅での万年筆の保管用としてもちょうどいいです。

ところが、ノートと向き合って考える時間が増えるにつれて、状況が少し変わってきました。ログやTODOなど小さな文字を書くときには細字、見出しや思考を書き出すときには中字、と用途に応じて使い分けるようになってきました。

また、万年筆を替えることで気分転換にもなります。

こうして細字と中字の2本の万年筆を持ち歩くようになると、それらをまとめて持ち運べた方がよいと考え、2本差しの万年筆用ペンケースを購入することにしました。


2本差しの万年筆ケースに求めた条件

目的は、細字と中字の2本の万年筆を持ち歩くことです。

  1. 2本の万年筆が収納できる

    PILOT Custom 743 や Custom Heritage 912 を持ち運ぶため、最大径φ16mm前後の万年筆が2本収納でき、大きすぎないサイズであること。

  2. ペン同士が接触しない

    万年筆どうしがぶつかって擦れや傷がつくのは避けたい。内部が仕切られている、あるいは干渉しにくい構造であること。

  3. すぐに取り出せる

    書こうと思ったときに、手間なく取り出せること。

  4. シンプルなデザイン

    装飾のないシンプルなデザインで、革の質感を活かしたもの。

  5. 高価すぎないこと

    革製品は価格帯が広いため、日常的に使える範囲のものを選びたい。

これらの条件を満たすものとして、いくつかのペンケースを検討しました。


ペンケースの種類

ペンケースにはいくつかの種類があります。構造によって使い勝手が大きく変わるため、用途に応じて選ぶ必要があります。

愛用しているFREESEのペンケースには2本差しもありますが、細軸の万年筆でないと2本収納するのは難しく、内部に仕切りもありません。そのため、今回は以下の3タイプから検討しました。

WANCHER の万年筆は軸が太く、FREESEの1本差しには入らず、WANCHER テラサキ レザーペンケースを使用していますが、このペンケースフラップ式です。

フラップ式は構造がシンプルなのでサイズも小さく、2本差しでも持ち運びやすそうです。そこで、フラップ式を候補として、PILOT シース 2本差<太軸用>の詳細をチェックしました。


PILOT のシースとペンケース

シース・ロールペンケース(革) 検索結果一覧|PILOT に、少数本の万年筆を持ち運ぶためのシースやペンケースが掲載されています。

ちなみに、シース(sheath)とは、ペンの保護や少数のペンを携帯することを目的としたもので、形状は鞘(さや)状、あるいは筒状に近いものを指します。

PILOTには2本収納できる「トレンダーレザー05 シース 2本差」もありますが、こちらは内部に仕切りがありません。そのため、今回重視した「ペン同士が接触しない」という条件には合わず、候補から外しました。

また、収納本数を3本まで広げると、シースに加えて、ロール式やファスナー式のペンケースも選択肢に入ります。いずれも万年筆を1本ずつ独立して収納できる構造になっています。

「ペンサンブル ロールファスナーペンケース 3本差」にも少し心を奪われましたが、今回はなるべくシンプルに2本の万年筆を持ち歩くことを想定していたため、太軸筆記具用の2本差しシースを選びました。


PILOT 太軸筆記具用 シース 2本差を使ってみて

実際にPILOT 太軸筆記具用 シース 2本差を使ってみると、まず感じたのは作りの安定感です。革はしっかりしており、型崩れしにくそうです。過度な装飾はなく、PILOTらしいシンプルで実用的なデザインです。

太軸筆記具用というだけあって、Custom 743 や Custom Heritage 912 のような最大径φ16mm前後の万年筆も無理なく収まります。2本を入れても窮屈な感じはなく、太軸用として十分な余裕があります。仕切りもきちんと作られており、ペン同士が直接触れない点も安心です。

PILOT シース 2本差 <太軸用>

写真はElabo(エラボー)とCustom Heritage 912を収納したものです。

PILOT シース 2本差 <太軸用>

下は、1本差し、2本差し、3本差しを並べた写真です。PILOT 太軸筆記具用 シース 2本差のサイズは45×165×38mmで、2本収納できるケースとしては、邪魔にならない絶妙なサイズ感です。

PILOT シース 2本差 <太軸用>

横から見ると万年筆が少し露出していますが、鞄の中で傷ついてしまうことはなさそうです。

PILOT シース 2本差 <太軸用>

フラップを開けて取り出す必要はありますが、構造はシンプルなので、出し入れに大きな手間は感じません。ファスナー式のように開閉幅を気にする必要もなく、必要な1本をすぐに取り出せます。

革の質感や経年変化を前面に楽しむタイプというより、万年筆を安全に持ち運ぶことを重視した、機能的な美しさのある製品です。


まとめ

1本差しは、気に入った万年筆を1本持ち歩くには、シンプルでスリムな使いやすいペンケースです。しかし、2本を持ち歩くなら、1本差しを2つ持ち歩くよりも、2本をまとめて収納できるケースの方が合理的です。

「PILOT 太軸筆記具用 シース 2本差」は、高級感を前面に出した革製品というより、万年筆を安全に持ち運ぶためのシンプルな道具です。華やかさはありませんが、まさに質実剛健という印象です。

Custom 743 や Custom Heritage 912 のような太軸寄りの万年筆も収納でき、普段使いで万年筆を2本持ち歩くケースとしては、かなり使いやすいと感じました。


追記:仕舞い込んでいたロール式ペンケース

物入れを整理していたら、ずいぶん前にいただいたロール式のペンケースを見つけました。当時は木製のペンケースを使っていたため、いつか使う日が来るだろうと思って仕舞い込み、そのまますっかり忘れていました。

見つけたのは、スリップオンのミネルバ・ボックス(SLIP-ON Minerva Box)のロールペンケースです。

スリップオン ミネルバ・ボックス ロールペンケース

「VEGETABLE TANNED LEATHER」「ITALY」(植物タンニン鞣し革・イタリアンレザー)と刻印されています。

スリップオン ミネルバ・ボックス ロールペンケース

紐をボタン状の留め具に巻きつけて留める形です。

スリップオン ミネルバ・ボックス ロールペンケース

長く仕舞い込んでいましたが、革のいい匂いはしっかり残っていました。表面はつるっとした革ではなく、揉み加工による細かなシボのある革です。傷が目立ちにくく、使い込むほど艶が増していきそうです。

スリップオン ミネルバ・ボックス ロールペンケース

4つの大きめのポケットがあり、万年筆同士が接触しないように収納するのであれば、中央のふたつのポケットに入れるのがちょうどよさそうです。

スリップオン ミネルバ・ボックス ロールペンケース

間仕切りポケットに万年筆を収納し、上からフラップ(かぶせ)をかける構造です。ただし、両端のポケットにかかるフラップは斜めになっているため、収納する位置によってはペンをしっかり覆いにくいかもしれません。また、ボタンが付いている側は内側に金具が出ているため、万年筆に当たる可能性があります。

スリップオン ミネルバ・ボックス ロールペンケース

せっかく見つけたので、こちらのペンケースも使っていきたいと思います。

Post Date:2026年4月9日 

ページを半分に折る ── トラベラーズノートで思考ログを記録する

TRAVELER'S notebook Brown

使い始めたのは、空港で出会ったトラベラーズノート(茶)でした。

TRAVELER'S notebook 2015年 ワッペン

そのすぐ後に、限定のブルーエディションが発売、、、。

さすがにすぐに買い替える勇気はなく、「ブルーいいな」「欲しいな」と声に出していたら、当時の仕事仲間が誕生日にプレゼントしてくれました。

それ以来、ブルーを中心に10年以上使い続けています。

表紙の革は時間とともに表情が変わり、経年変化を楽しめます。結束バンドやリペアキットでパーツを交換しながら、長く使い続けられる文房具です。

トラベラーズノートは、ページを縦に半分に折り、左にログ、右に思考を書く使い方をしています。

単なるノートではなく、「思考を残すためのログ装置」です。


トラベラーズノートは「ログ」に向いている

トラベラーズノートは自由度の高いノートですが、実際に使い続けていく中で、最も相性が良いと感じたのが「ログ用途」でした。

打ち合わせの内容や会話の断片、ふと浮かんだアイデアなど、その場で消えていく情報をそのまま書き留める。この使い方において、トラベラーズノートは非常に扱いやすいです。

その理由のひとつが、MD用紙と万年筆の相性の良さにあります。

MD用紙の良さを知ったのも、トラベラーズノートのリフィルがきっかけでした。万年筆でもにじみや裏抜けがなく、インクの乗りも自然で、書くこと自体がストレスになりません。

普段は、温かみのあるクリーム色のMDクリームと、ページ数が倍の軽量紙(128ページ)を使っています。軽量紙は、万年筆で書いてもにじみや裏抜けはありませんが、裏の文字は多少透けます。

ただ、実用上は気にならないレベルです。

また、人前で広げても堂々とした風格があるのも、このノートの特徴です。


ページを半分に折る理由

トラベラーズノートをログ装置として使う中で、ログの取り方も試行錯誤を重ねてきました。その中で落ち着いたのが、ページを縦に半分に折って使う方法です。

013 トラベラーズノート リフィル 軽量紙 を縦半分に折る

書ける量が減ることで、要点だけが残る

ページを半分にすると、書ける量は当然少なくなります。トラベラーズノートは1ページを縦に折ると、左右とも実際に書けるのは5cmほどです。

しかしその制約によって、自然と要点だけを書くようになりました。

文章を書こうとせず、その場で必要な情報だけを残す。結果として、ログとして扱いやすい形に整っていきます。


今どこを書いているかが明確になる

新しいページを書き始めるときに半分に折ることで、ノートを開いたときに書き始めるページを容易に見つけることができます。

これは副次的な効果ですが、ノートを開いてすぐに書き始められるため、非常に便利です。

「新しいページに書き始めるときに折る」

たったこれだけで、使い勝手は大きく変わります。


バレットジャーナルもどき

書く領域が限られているため、バレットジャーナルを参考にした記号を使っています。

バレットジャーナルの詳細は「初心者でも簡単!バレットジャーナルの書き方の基本 - KOKUYO」にまとめられていますが、ここでは箇条書きで素早く簡潔に書くための記号だけを取り入れています。

自分なりの記号は以下の通りです。

  • ⬜︎ タスク
  • ☑️ 完了済みのタスク
  • ☆ 重要
  • ⚪︎ イベント
  • ? 疑問
  • ! アイデア
  • → 結論

記号を付けておくと、振り返りの際にタスク化したり、アイデアのキーワードを拾いやすくなります。


ログと考えを分けて書ける

半分に折ることで、自然と左右で役割が分かれます。

  • 左:事実や会話(ログ)
  • 右:気づきや解釈(思考)
 
左(ログ) 右(思考)
・カフェで作業
・大学生がノートで勉強
? 大人はなぜノートを使わない
☆ 思考整理は紙の方がよい
  ⬜︎ 思考整理方法を調べる
  ⬜︎ A5ノートパッドを検討
・ユーザーから「使いづらい」との声 モバイルファーストになっていない
  ⬜︎ インセプションデッキの確認
!新入社員に使ってもらう案

この分離によって、記録と考えが混ざらなくなり、後から読み返したときの解像度が上がります。

ページを半分に折ることで、ノートは単なる記録ではなく、「ログと思考を同時に扱うためのフレーム」に変わります。


ログの取り方のコツ

ページを半分に折ることで書き方の枠はできましたが、実際に使い続ける中で、いくつか意識しているポイントがあります。

特別なルールではありませんが、これらを意識することで、ログとして使いやすくなりました。


① 書き直さない(そのまま残す)

ログは整理しません。

  • 書き直さない
  • きれいにまとめない
  • 消さない

→ 思考の流れを残すことを優先


② 1行で書く

短文でまとめてなるべく1行で書く

  • 1行 = 1情報
  • 長く書かない
  • 改行を多めに使う

→ 後から読み返しやすくなる


③ 記号で軽く分類する

前述したバレットジャーナルを模した記号で分類します。

  • タスク
  • アイデア
  • 疑問

→ 見返したときに拾いやすい


④ 完成させない

ログは、きれいに仕上げることを前提にしていません。

  • 途中で終わってOK
  • ページを使い切らなくてOK

→ 思考の途中をそのまま残します


トラベラーズノートを長く使うためのメンテナンス

トラベラーズノートは構造がシンプルなため、修理やメンテナンスも比較的簡単です。

ゴムが伸びてきたため、リペアキット(009/010)を使って、本体のゴムと金具を交換しました。併せてリフィルノートを束ねる連結バンドも新しいものに交換しました。

リフィルのセット方法は、連結バンドを使ったリフィルのセット方法を参照してください。

TRAVELER'S notebook 連結バンド、リペアキット、クラフトファイル

また、外側に取り付けてポケットとして使えるクラフトファイル(020)も新調。

020 TRAVELER'S notebook クラフトファイル

さらに、羽田空港の文房具店で下敷きを見つけたためこちらも新調し、クリアホルダーも追加しました。

ちなにトラベラーズノートの下敷きですが、ネットでは和気文具のものしか見つかりません。東京駅にある TRAVELER'S FACTORY STATION で訊いたら、3月時点で「今年分はもう売り切れました」と言われました。しかし、たまたま訪れた羽田空港T1の南青山 Shosaikanで見つけ購入。

TRAVELER'S notebook 下敷き クリアホルダー

TRAVELER'S FACTORYでもコラボ商品を出していますが、「ラナパー レザートリートメント」は、汚れ落としや保護、ツヤ出しに最適です。

他の革製品と兼用するのであればコスパの高いコロンブス ミンクオイル(COLUMBUS MINK OIL)もオススメです。ミンクオイルは油分が多いのでトラベラーズノートには薄く塗ります。

コロンブル ミンクオイル

手を入れながら、長く使い続けられるのも、このノートの魅力です。

TRAVERER'S notebookのメンテナンス

トラベラーズノートは「思考のログ装置」になる

トラベラーズノートは、好きなリフィルで自由に使えるノートですが、ページを縦に半分に折り、左にログ、右に思考を書く。

これだけで、記録と考えを同時に扱えるようになります。

書き直さない1行で書く完成させない。 この3つを意識することで、思考の流れをそのまま残せるようになります。

もともとトラベラーズノートは、「旅するように日常を記録する」というコンセプトで作られたノートブックです。TRAVELER’Sも旅行者ではなく、日常を移動しながら記録する人という意味です。

整理されたノートではなく、思考の過程そのものが残るノート。トラベラーズノートは、もともとそういう道具なのかもしれません。

Post Date:2026年4月6日 

「書いて捨てる」から「少し残す」へ ─ Mnemosyne A5ノートパッドという選択

マルマン ニーモシネ ノートパッド&ホルダー<A5> と ノートパッド&カバー<A5>

打ち合わせの内容や日々の気づきはトラベラーズノートにログとして残し、思考の整理や作業中のメモにはペーパージャケット flexでA4のコピー用紙を使ってきました。

「書いては捨てる」その手軽さが、考えを広げるにはちょうどよかったからです。

TRAVELER's notebook と Paper Jacket

しかし、A4サイズのペーパージャケット flexは、手狭な机の上ではやや扱いづらい。さらに、その場で捨ててしまう「思考プロセス」も、本当に全てをすぐに手放してよいのかと考えるようになりました。

サイズだけを考えればA5のペーパージャケット flexが自然な選択です。

ただし、「少し残す」という使い方を前提にすると、まず一時的に保管できるスペースと、思いついた瞬間に書き出せる即時性、さらに思考を広げるための余白が必要になります――その条件を満たすのが、A5ノートパッド+パッドカバーでした。

ところが、いざ探してみると、この選択には驚くほど選択肢がありませんでした。


A5ノートパッドは選択肢が少ない

A5ノートパッドで探してみましたが、候補はそれほど多くありませんでした。Amazonで入手できる主な製品は以下の通りです。

ノートパッドを持ち歩く前提で考えると、カバーの存在も重要になります。そうなると実質的な選択肢は次の3つに絞られます。

  • ロディア No.16 + カバー
  • ニーモシネ ノートパッド&ホルダー <A5>
  • ニーモシネ ノートパッド&カバー <A5>

ロディアは専用カバー以外にも対応するカバーが多く、選択肢は比較的豊富です。ただ、紙の表面が非常に滑らかで書き心地は悪くないものの、インクフローのよい万年筆では乾きが遅く、手を置いたときにインクが付いてしまうことがありました。

一方で、ニーモシネは「万年筆でもにじみにくく、裏抜けしにくいマルマン社独自の高品質な国産筆記用紙を使用」と謳われていますが、実際に使った経験はまだありません。

また、ニーモシネのホルダーはPP(ポリプロピレン)、カバーはPVC(ポリ塩化ビニール)といった素材が使われており、実用性を重視した作りです。長く使い続けたくなる魅力という点では、やや物足りなさを感じます。


まずは、比較的安価に試せるニーモシネから

ロディア No.16用のカバーを使い、中身をツバメモやニーモシネに入れ替えるという選択肢も考えました。カバーの選択肢が豊富で、レザー製も含めて満足度の高い構成にできそうだったからです。

しかし、レザーカバーは高価で初期コストがかかるうえ、メモパッドの厚みやペンホルダーの有無など、実際に使ってみないと自分の使い方に合うかどうかは判断できません。

そこで、まずは比較的安価に試せるニーモシネのノートパッド&ホルダーを選ぶことにしました。

これまで方眼ノートを使ったことはありませんでしたが、横罫よりは自由度が高そうだと感じたこと、そしてホルダーの方がニーモシネのノートパッド&カバーより手を出しやすい価格だったことも理由です。


厳密にはA5ではないニーモシネ

ニーモシネ ノートパッド&ホルダーが届き、開封してみると「あれ、A5より大きい?」という違和感がありました。

MDノート<A5>と並べてみると、ホルダーは一回り以上大きい…。

マルマンのサイトで仕様を確認すると、カバーは縦238×横170×厚12mm、そしてメモパッドは<A5>と表記はあるものの、本体寸法は縦227×横148×厚9mm。一般的なA5サイズ(縦210×横148mm)よりも縦方向に約1.7cm長くなっています

ニーモシネ ノートパッド  A5 方眼罫 N188A

本文寸法の縦212×横148mmというのは、ミシン目から切り取った後のサイズのようです。

つまり、「本体はA5より大きく、切り取るとほぼA5になる」という構成のノートパッドです。

一方、ニーモシネのノートパッド&カバー<A5>は逆の仕様になっています。メモパッドの本体寸法は縦210×横148mmでA5サイズですが、本文寸法は縦195×横148mmと、切り取ったメモはA5より縦方向に約15mm短くなります。

詳細は下表を参照してください。

 
Mnenosymeノートパッド&ホルダー <A5>ノートパッド&カバー <A5>
型番HN188APH169
本体サイズ縦238×横170×厚12㎜縦227×横167×厚12㎜
素材PPPVC
ノートパッド型番N188AH169
ノートパッド縦227×横148×厚9㎜縦210×横148×厚20㎜
切り取ったあと縦212×横148㎜縦195×横148㎜
用紙80g/㎡(厚めの上質紙)70g/㎡(コピー用紙より上)
罫線の種類特殊5mm方眼罫8mm横罫マージン付
枚数70枚50枚

8mm横罫のA5ノートパッドは70g/㎡と、一般的なコピー用紙(64g/㎡)よりも厚いため、万年筆でも裏抜けしにくいかと思っていました。しかし、実際にはインクフローのよい万年筆では裏抜けが発生します。

そのため、両面仕様ではありますが、基本的には片面のみで使用しています。


ニーモシネ ノートパッド&ホルダーの使い勝手はいい

日付とタイトルを書き込めるフォーマットになっており、短期的な記録を整理するには十分な機能があります。5mm方眼も主張が強すぎず、思考の邪魔になることはありません。

ニーモシネ ノートパッド  A5 方眼罫 N188A

万年筆との相性もよく、細字から中字までしっかりと受け止めてくれます。

ノートパッドの良さを活かすには、表紙がない方がすぐに書き始められますし、表紙があると書くときにかなり邪魔になります。

表紙をぐるっと後ろに回して差し込むとすっきりします。

下記の製品紹介の写真では、表紙を切り取って使っているように見えます。

【引用】Amaon - ニーモシネ ノートパッド&ホルダー<A5>

…ってことで、切り取ってしまいました。

また、背表紙を逆に折りたたむことでコンパクトに使えるため、PC横に置いたときのサイズ感もちょうどよく収まります。

切り取ったメモは左側のポケットに保存できるので、短期保存にも向いています。

持つ楽しさを感じるタイプの文房具ではありませんが、機能性は非常に高いメモパッドです。一方で、リフィルは特殊5mm方眼罫のN188Aに限られており、選択肢がないのが残念です。


もう一つの選択肢、ニーモシネ ノートパッド&カバー

ニーモシネが意外といいかもしれないと思い始めた矢先、新生活セールで「ニーモシネ ノートパッド&カバー」が大幅値引きに。使い道も決めないまま、物欲の神に従ってそのままポチッと。

薄型のパッドカバーはPVC(ポリ塩化ビニール)製ですが、「塩ビですが、何か?」という割り切り方が逆に悪くありません。

ホルダーと比べると、全体的に一回りコンパクトなサイズ感です。

  • ホルダー:H238×W170×D12mm
  • カバー :H227×W167×D12mm

使い方として考えたのがToDoリストです。8mm横罫は一見すると幅がありますが、これまで使っていた無印良品のToDoリストは12mm罫なので、それと比べると行間はやや狭くなります。

その一方で横幅は広いため、タスクだけでなく補足も書けるようになりました。結果として、これまでより多くの情報を書き込めそうです。

また、これまで無印良品のToDoリストをカバンに無造作に突っ込み、すぐにヨレたり折れたりしていたことを考えると、カバー付きのノートパッドはそうしたトラブルの回避にもつながります。

ただ、長年無印のToDoリストを使ってきたため、この使い方には少し慣れが必要になりそうです。


ふたつのノートパッドで手書きライフを充実させる

ペーパージャケットのA4コピー用紙で行っていた思考整理は、A5ノートパッドへと移行しました。これまで使っていたペーパージャケットは、自宅で落書き帳として使っていこうと思います。

ニーモシネ ノートパッド&ホルダーは、「書いては捨てる」という軽さを保ちながらも、「少し残す」という使い方を可能にしてくれました。その結果、思考のプロセスにも変化が生まれてきています。

また、ニーモシネ ノートパッド&カバーは、これまでより多くの情報をToDoとして管理できるようになりそうです。

どちらも完璧ではありません。サイズの微妙な違いやリフィルの制約など、気になる点もありますが、役割を明確にして使い分けることで、手書きの「思考整理」と「タスク管理」の使い勝手は確実に向上しました

文房具としての楽しさという点では物足りなさを感じる部分もありますが、機能性という意味では非常によくできた道具です。そして何より、「書く楽しみ」を少し増やしてくれました。

トラベラーズノートと共に書くことを楽しんでいきたいと思います。

広告

象と散歩:人気の投稿(過去7日間)