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2023年10月1日

Alexa対応音声認識リモコン Pro は買うべきリモコンか?

リモコン第3世代<上>リモコン Pro<下>

Fire TV Stick 4K Maxにして、リモコンが第3世代になって利便でした。アプリをボタンで切り替えることができのがとても重宝しますが、自分では変更できないのが難点です。

自分でアプリの登録が2つできるAlexa対応音声認識リモコンProが気になっていたら、タイムセールで25%!

「ええい、ままよ」と購入。


Alexa対応音声認識リモコンProの新機能

Alexa対応音声認識リモコンProには、アプリが登録できるだけでなくいくつかの機能が追加されています。


① 2つのカスタムボタン

YouTubeやHuluなどリモコンボタンに登録することができます。またアプリだけでなくAlexaコマンドも割り当てることができます。登録方法は設定からもできますが、ボタンの長押しでも簡単にできます。

Alexa対応音声認識リモコンPro カスタムボタン

登録できるのは、

  • アプリ
  • Alexaコマンド

です。

Alexaコマンドの登録方法は、最初どうすれば登録できるのかわかりませんでした。いくつかの推奨コマンドは表示されるのですが、自分で登録する方法はわかりませんでした。

ふと、Alexaボタンを押して「ニュースを読んで」とNHKニュースを見ようと思ったら、登録コマンドに「ニュースを読んで」が追加されていたことに気がつきました。

カスタマイズコマンドを登録するには、まず、リモコンのAlexaボタンを押して、「いま何時?」とか「電気を消して」とか、音声でAlexaコマンドを実行すると、その内容が登録するコマンド一覧に追加されます。

ショートカットの設定方法

「ニュースを読んで」

「今日の天気は?」

など好きなAlexaコマンドをボタンに割り当てることができます。



② バックライト機能

Alexa対応音声認識リモコン Proは、暗闇の中で光ります。

暗闇で光るAlexa対応音声認識リモコン Pro

暗い場所でリモコンを持つとバックライトが自動で点灯します。電気を消して映画をみているときなどに便利です。「常時バックライトが点灯してもいいのでは?」とも思いますが、明るいところでは光らずに地味に電池を節約してくれています。


③ リモコン探索機能

「アレクサ、リモコンを探して」

と、EchoやAlexaアプリにいうと、「トゥルルー♫タラー♫」とリモコンが鳴ります。ソファにリモコンが埋もれていたり、机の上の書類の下にリモコンが隠れていて見つからないときに便利です。

アラームはリモコンの何れかのボタンを押すと止まります。


④ ヘッドホンボタン

普段はサウンドバーからサウンド出力をしていますが、深夜帯に映画をみたいときなどにボタンひとつでヘッドホンとBluetooth接続できます。実はこれがとっても便利でした。

Alexa対応音声認識リモコンPro ヘッドホンボタン

⑤ 設定ボタンがリモコンに

リモコンの設定ボタンを押すと、時間と日付の下に「プロフィール」「アプリ」「スリープ」「ミラーリング」「設定」のアイコンが表示されます。家族でFire TVを共有で使っているときのプロフィール変更をするのには便利かもしれません。またAndroidスマホやWindows PCを使っているならミラーリングに簡単に遷移できるのでいいかもしれません。

Alexa対応音声認識リモコン Pro <設定ボタン>

設定から入って使うものはあまりないのですが、時間を確認するときにつかっています。


Alexa対応音声認識リモコンProを買うべきか?

Fire TV Stick Maxにもリモコンが付いているのに、別売のリモコンを買うべきかは悩ましいとことですが、アプリボタンが超便利と思うのであれば買って損はありません。

ボタンひとつで各動画配信サービスをテレビのチャンネルのように切り替えられるのは超便利です。

登録済みのボタンは、下記の2つから選択できます。

  • 「Prime Video」「NETFLIX」「ABEMA」「amazon music
  • 「Prime Video」「NETFLIX」「TVer」「ABEMA」

Fire TV 4K Max 第1世代とAlexa対応音声認識リモコンProの組み合わせは、セール価格のいまであれば、ベストな組み合わせです。

※Fire TV 4K Max は、第2世代となりました。

2023年9月29日

Fire TV 4K Stick Max:Fire TV Stick 4K から買い換える意味

Fire TV Stick 4K と Fire TV Stick 4K Max

Fire TV 4K Stick Maxは、WiFi環境と4K対応のテレビ(モニター)があれば、Amazonプライムビデオだけでなく、様々な動画配信サービスを高画質と迫力のある音声で映像コンテンツを楽しむことができます。

新しくFire TVの購入を検討しているのであれば、Fire TV 4K Stick Maxが最適な選択肢です。しかし、Fire TV Stick 4Kを既に保有している場合、「Fire TV Stick 4K Maxに買い換える必要があるのか?」と悩みました。

結論からいうと、買い換えても後悔はしません。

WiFi6対応のルーターを持っていないため、WiFi6になったことでの体感の変化はわかりませんが、明らかにアプリの切り替えや動作がキビキビと快適になりました。また再起動も早くなりました。4Kコンテンツの視聴体験の改善は実感できませんでしたが、「やっぱり、性能が上がると随分と違うな」と実感できます。

使い始めて1年以上経過しているのであれば、思い切って買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。※2024年1月現在、Fire TV 4K Max 第2世代が最新版です。


なぜ人は新しいものを欲しがるのか

Fire TV Stick 4K Maxのように、既に持っている製品の新しいバージョンが発売されたときに、買い換えるべきなのかを悩む人は多いのではないでしょうか。高価な商品であれば「まだまだ使える」という自制心が働きますが、手が届く価格帯だと悩みが絶えません。

新しい製品を欲しがる理由は、主に以下の点に集約されます。

  1. 機能や性能の向上への期待

    • 従来のFire TV Stick 4Kよりも40%パワフルに
    • WiFi6対応
    • リモコンが第3世代となりボタンと機能が追加
  2. 新しい体験や価値への期待

    • 自宅での映像体験がこれまで以上に向上する可能性
    • リモコン操作が便利になると意外といいかもしれない
  3. 所有することによる満足感

    • 最新のFire TV Stickを保有することによる満足感

合理的な視点から考えれば、まだまだ利用可能な製品である場合でも、新しい製品への欲望や、新しい製品がもたらす満足度や効用を過大評価し、新製品の購入を決意することがあります。

「物欲の神」の意向だけではなく、新製品によって得られる快感を自分の中で勝手に最大化しているのだから仕方ありません。こうなるとポチることから逃れることはできません。


FIre TV 4K Max第2世代は、処理能力が向上

Fire TV Stick 4K Maxは、CPU、メモリ、GPUのスペックがあがっています。またWiFi6対応となり、通信速度が速くなり通信の安定性が向上するため4KやHDRなど高画質の映像がより安定して見られます。

  • CPUの性能向上(Fire TVの頭脳)

    Fire TV Stick 4K Max 第2世代のCPUは、MediaTek MT8696Tというモデルで、クアッドコア2.0GHzです。一方、Fire TV Stick 4K / Fire TV Stick(第3世代)のCPUは、MediaTek MT8695で、クアッドコア1.7GHzの処理能力です。Fire TV Stick 4K Max 第1世代は1.8GHZでした。そのため、アプリの起動や操作がよりスムーズになりました。

  • GPU(グラフィックスの処理)の性能向上

    グラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)も動作速度が650MHzから800MHzに向上し、より多くの情報を処理できるようになりました。これにより、映像の描画や再生がより滑らかになり、動きの速いスポーツやアクション映画の再生で、よりスムーズで動きの追従性の高い映像を楽しむことができます。

  • メモリの性能向上

    Fire TV Stick 4K Maxはメモリがが増強されが2GBとなりました。Fire TV Stick(第3世代)では 1.0GB、Fire TV Stick 4Kでは 1.5GB でした。これにより、大容量のデータを処理する際に、よりスムーズに動作するようになり、アプリの処理速度が速くなりました。高画質や高フレームレートのコンテンツをより安定して視聴できるようになりました。

  • ストレージ容量の増量

    Fire TV Stick 4K Maxでも8GBだった容量が、4K Max 第2世代では、倍の16GBになりました。一般的な使い方であれば8GBでも問題はありませんでしたが、アプリをたくさん使いたいという方には朗報です。

  • WiFi6対応

    Wi-Fi5の最大通信速度は6.9Gbpsですが、Wi-Fi6では9.6Gbpsとなり最大通信速度が1.4倍高速になります。4KやHDRなどの高画質な映像のストリーミング(大容量データ)の送受信にかかる時間が短縮され、より快適に利用できるようになります。

まとめると下表にようになります。

Fire TV Stick(第3世代) Stick 4K Stick 4K Max 2nd
CPU クアッドコア 1.7GHz
MediaTek MT8695
クアッドコア 1.7GHz
MediaTek MT8695
クアッドコア2.0GHz
MediaTek MT8696T
GPU 650MH 650MH 850MH
メモリ 1GB 1.5GB 2GB
ストレージ 8GB 8GB 16GB
WiFi WiFi 5 WiFi 5 WiFi 6E

Fire TV Stick 4K Maxの性能が改善されていることは一目瞭然です。


リモコンの操作性が向上

Fire TV 4K MAXに付属するリモコンが第3世代となり、下記のボタンと機能が追加されました。

Fire TV Stick 4K Max リモコンに追加されたアプリボタン
  • アプリボタンが追加されてアプリへのアクセスが容易に
  • 下記の2種類のパターンのリモコンがあります。

      ① Prime Video、Netflix、TVer、ABEMA
      ② Prime Video、Netflix、DAZN、ABEMA

    ボタンの割り当ては変更できません。

  • 番組表ボタンが追加されライブ配信中の番組や放送予定を一覧できる
  • Hulu、ABEMA、Prime Video Channel、Redbull TV に対応しています。

  • 音声認識ボタンのデザインが変更(Alexaのアイコンが表示)

いままでは、一旦ホームに戻ってからアプリを選び直していたので、ボタン一発でアプリを切り替えられるのがとても便利です。アプリボタンの割り当てを自分で変更できるともっと便利になるのですが、、、。

と、思ったら「Alexa対応音声認識リモコン Pro」に目が止まりました。2つのカスタムボタンを、よく使うアプリやAlexaコマンドを割り当てられるとあります。

「物欲の神様!」

物欲の神様から逃れることなどできず、「Alexa対応音声認識リモコンPro」も購入してしまいました、、、。

「Alexa対応音声認識リモコンPro」については象と散歩: Alexa対応音声認識リモコン Pro は買うべきリモコンか?をご覧になってください。


Fire TV Stick 4K Max 第2世代

Fire TV Stick 4K Max 第2世代の発売が発表されました。

  • 2.0 GHzクアッドコアプロセッサ
  • 次世代Wi-Fi 6E
  • 16GBストレージ

と更に進化しています。残念ながらリモコンはProではなさそうです。

しかし、Fire TV Stick 4K Maxの第2世代の発売を控えて、2023年10月15日まで 第1世代が半額セールとなっています(第1世代の販売は既に終了)。

買いで間違いありません。

2023年4月11日

スマート家電リモコンに温度・湿度を音声で答えてもらう

ラトックシステム スマート家電リモコン RS-WFIREX4

Amazon Echo 第4世代、Echo dot第5世代には、温度センサーが内蔵されているので、

Alexa, 部屋の温度は?

と訊くと、設置してある場所の温度を教えてくれます。またステレオペアにしていると「部屋の平均温度は、、、」と2台の平均値で回答してくれます。

残念ながらAmazon Echo Studioは、音楽を楽しむ良質な環境は提供してくれますが、温度センサーが内蔵されていません。

また、快適に感じるのは湿度も大きく関係します。下表は象と散歩: 快適な温度と湿度の関係からの再掲となりますが、不快指数は温度と湿度によって発表されています。

不快指数は温度と湿度からきまる

スマート家電リモコンに訊いてみよう

リビングからリモコンを排除して、Alexaで操作するために購入したラトックシステム スマート家電リモコンRS-WFIREX4ですが、いまではなくてはならない存在になっています。

Alexa, 電気を50%に

Alexa, 冷房を27度にして

Alexa, テレビを点けて

Alexa, バルミューダを点けて

Alexa, 加湿器を点けて

と、リビングにある家電のほとんどは音声でコントロールしています。

またスマート家電リモコンには、温度、湿度、照度(明るさ)のセンサーが内蔵されていて、Alexaの音声コマンドでセンサーの値(温度、湿度、照度)を確認することができます。更に、温度・湿度の条件から熱中症、脱水症状、リューマチ、呼吸器系疾患の症状悪化の可能性があることも教えてくれます。

Amazon Alexa 発話例 | Ratoc Systems にセンサー値と快適レベルを音声で確認する発話例が記載されていますが、

操作発話例
センサー値取得温度(湿度/ 明るさ)を教えて
センサー情報を教えて
快適レベル表示環境を教えて
今の状態を教えて

センサー値の取得はカスタムスキルとなるので、実際には、

Alexa, アレクサ、家電リモコンで温度を教えて

と、「家電リモコンで(家電リモコンを使って)」を追加しなければなりません。


定型アクションで簡単にする

alexaアプリの定型アクションを使うと、煩わしいワーディングを言い換えて簡単にすることができます。

例えば

Alexa, リビングの温度は?

などに変更することができます。


実行条件を設定

実行条件を設定で「音声」を選択して、開始フレーズを入力します。

部屋の温度を教えて」というのは、Amazon Echoの温度センサーへのフレーズとなるので、具体的な部屋の名前(例えば、リビングなど)でフレーズを登録します。

開始フレーズは複数登録できます。温度でも、湿度の確認でも必ず3つのセンサー値を回答してくれますが、

  • リビングの温度は
  • リビングの湿度は
  • リビングの明るさは

と、3つを登録します。リビングというところは適宜変更してください。

Alexa 定型アクション:開始フレーズの設定

アクションを追加

アクションの追加で「カスタム Alexaに対して言うフレーズを入力」で本来Alexaへの音声コマンドを入力します。

  • 家電リモコンでセンサー情報を教えて

と入力します。

Alexa 定型アンクション:実行条件

定型アクション名は、何でも構いませんが「リビングの温度」として登録します。


定型アクションを確認する

設定した定型アクションを確認します。

Alexa, リビングの温度は?

と、訊ねると「Alexa, 家電リモコンでセンサー情報を教えて」というフレーズが実行されます。

実行結果が戻ってくるまで、少し時間がかかりますが、

「温度はXX度、湿度はXX%、明るさはXXルクスです」

と回答が得られます。

同じように「家電リモコンで環境を教えて」というフレーズも「リンビングの環境を教えて」のように変更することができます。


スマート家電リモコンの温度センサー

小型で高性能なRS-WFIREX4ですが、小さなボディにセンサーが収められているので本体の熱の影響を受けて実際の室温より高い温度で通知されます。

温湿度計を同じ位置に置いて確認すると、湿度の差は小さいですが、温度は常に2-3℃高く通知されます。


SwitchBot 温湿度計プラス

温度と湿度を正しく認識したいと、スマート温湿度計のSwitchBot温湿度計プラスが安かったので購入しました。

SwitchBot 温湿度計プラス

しかし、SwitchBotハブミニを使っていないのでAlexaとも連携できません。過去の温湿度の変遷はスマホで確認できますが、スマートというより見やすい温湿度計として使っているだけです。

ラトックシステムのスマート家電リモコンを使っているのだから、同じラトックシステムのスマート温湿度計 RS-BTTHM1 を購入すればよかった、、、。

スイス製温湿度計センサーを採用し、アプリから計測値を補正できるとあります。


精度の高い計測ができる Smalia スマートリモコン

スマート家電リモコンのセンサー値の課題を解決する新しい機種が販売されています。

ラトックシステムの最新機種 Smalia スマートリモコンは、約60×60×20mm(突起部含まず)約42gと、RS-WFIREX4 の 45×45×15 mm(突起部含む) 約16g からは少し大きくなっています。

しかし、潜望鏡のように伸びたアーム部分に、温度・湿度・照度センサーを搭載。本体内蔵式に比べて、精度の高い計測が可能となっています。

smalia スマートリモコン RS-WBRCH1
【引用】Ratoc System Smalia

5GHzのWiFiにも対応していて、Alexa経由でセンサー値を音声で確認できます。

スマート家電リモコンは、エアコンを含む家電の音声操作には何も不便がありませんが、温度を正しく知りたいというのであれば Smalia スマートリモコンという選択肢もありかと思います。

また第5世代としてコンパクトなコードレスのRS-WFIREXUがあります。コンセントにUSB電源を差し込んだ位置で使うなら便利です。しかし、こちらは温度センサーのみです。センサーは本体に内蔵されているので第4世代のRS-WFIREX4と同じように実際の室温より高くなるのではないでしょうか。

2022年10月21日

Amazonの本気を感じるEcho Studioのアップデート

Echo Studo(チャコール)

Echo Studio のカラーバリエーションモデルとしてグレーシャーホワイトが追加され、ステレオ音源が強化されたソフトウェアにバージョンアップ(8087715460)されました。

このアップデートは過去に購入した Echo Studio にも適用されます。

Echo Studio に

Alexa, アップデートして

と言って、デバイスのソフトウェアが最新版になっていることを確認してください。

新たな空間オーディオ処理技術が搭載され、周波数帯域が拡張されとことにより、

  • 深みのある低音
  • 中高音域の明瞭度向上

となり、ステレオ音源を強化するために設計された空間オーディオ処理技術では、音の奥行きや明瞭度、臨場感を向上し、より没入感のあるサウンドにしたと謳われています。


Echo Studioの音質は改善されたか?

はい、気持ちよく改善されました」というのが結論です。

2台の Echo Studio + Echo Sub を使っていますが、「Echo Sub の低音の振動が気持ちよくなった?」というのが、Edho Studioのアップデートに気がついたきっかけでしたが、低音の抜けが抜群に改善されています。

また少しボリュームを上げてみると、音のバランスがよくなっていることもわかります。

Echo Studio(左右)と Echo Sub(中央)

Bill Evans Trio の Waltz for Debby (take 1) - Alternate Take をAmazon Music Unlimied では Ultra HD で配信していますが、

右から聴こえるエヴァンスのピアノ、左から迫るラファロのベースプレイとEcho Subの伝える低音の振動が、空間の中でバランスよく融合され、とても臨場感のある演奏として聴けます。

同じ曲をHDで聴くとやっぱりUltra HDの方が断然、艶やかな音です。Ultra HDの音源を聴けるという意味でもストリーミングを音楽を楽しむデバイスとしてEcho Studioは優れものです。

アップデート前の Echo Studio は、2.0インチミッドレンジスピーカーが3つ搭載されているのに中音域が弱く、イコライザでミドルを+1上げていましたが、「象と散歩: Echo の音質を改善する7つの方法」で書いた、ホワイトノイズを再生して再生される音域を確認する方法を再度試してみると、

Echo Studioでホワイトノイズを再生したときの周波数帯域
iAnalyzer
Echo Studioでホワイトノイズを再生したときの周波数帯域
Analyzer

中音域の凹みがなくなりバランスよく音が出るようになっているので、イコライザはフラットに戻しました。

にしても、ソフトウェアのアップデートでここまで音質改善されるとは驚愕です。Echo Studioの潜在能力を引き出す、今回のソフトウェアアップデートには、Amazonのストリーミング音楽配信に対する意気込みと本気度が感じられます


Echo Studioのステレオペア + Echo Sub は最強

Echo Studio 1台、Echo Studio x2(ステレオペア)、Echo Studio x2 + Echo Sub(サブウーファー)で同じ曲を聴き比べをしてみました。

1台とステレオペアは差は歴然とあり、今回のアップデートによって低音の抜けがよくなったので、Echo Subの存在感もより大きくなりました。

空間オーディオ(Dolby Atmos, 360 Reality Audio)、Ultra HD(ハイレゾ) に対応しているEcho Studioでのステレオペア+Echo Sub(サブ・ウーファー)は、自宅でストリーミング音楽を聴くデバイスとしては現時点では最高峰間違いないです。


他のストリーミングサービスを聴くデバイスとしては?

Echoは、Amazon Music以外に Apple Music、Spotify、AWA、うたパス、dヒッツの音楽配信のアカウントと連携することができます。またradikoも聴けます。


Apple Music

Echo StudioでApple Musicを聴くことができます。しかし、「Apple Music のロスレスオーディオについて」に記載がありますが、Appleのロスレスオーディオ(CD音質以上)は、AALCで配信されているので、Echo StudioではAACでしか聴くことができません。

Apple Musicを聴くにはAlexaアプリでアカウント連携をする必要があります。詳細は、「Alexa で Apple Music を再生する」を参照してください。


Spotify

Spotifyはリコメンドのセンスが素晴らしいので流しっぱなしにするには最適な音楽サービスです。無料プラン(Spotify Free)は、最高音質(320Kbps)では聴けませんが、160Kbps(高音質)で聴くことはできます。しかし、無料プランでは、10曲ぐらい毎に15-30秒の広告が流れるので、有料プランをやめてから聴かなくなってしまいました。

Spotifyを聴くにはAlexaアプリでアカウント連携をする必要があります。詳細は、「AlexaデバイスでSpotifyを利用する」を参照してください。


radikoで聴くラジオNIKKEI第2

radikoは、音楽配信サービスではありませんが、Echoのステレオペアでもラジオ放送を聴くことができます。音質は HE-AAC 48kbps のステレオ配信なので、Amazon Musicと比べると明らかに音が悪いと感じるレベルです。

しかし、ラジオNIKKEI第2(RaNi Music)は、リモートワーク時に小さな音で流しっぱなしにするのに最適な番組です。

コンセプトは、「ず~っと音楽、ほぼトークなし 仕事がはかどるBGMラジオ」です。放送時間も 平日8:00-19:00 と、まさにリモートワーク向けです。

radikoを聴くには、「スマートスピーカーでラジコを聴くには?」を参照してください。


Echo Studioをホームシアターで活用

テレビは大画面と高画質で映像を提供してくれるようになりましあ。しかし、薄型化の弊害として、サウンドに関しては虐げられている感が否めません。映像と音響はセットだと思うのですが、、、。

Echo Studio x2 + Echo Subでホームシアターを構成するとAmazonプライムビデオで映画の世界にも没入できます。

また、Fire TV Stick 4K Max であればTVのHDMI ARCに接続することで、テレビからの音声もEchoで構築したホームシアターから再生することができるので、サウンドバーとしても活用できます。

詳しくは、Amazonのヘルプ「Fire TV Stick 4K MaxでHDMI ARCを使用してホームシアターAlexaをセットアップする」を参照してください。

Echo Studio 2台とEcho Subの構成は奢侈の極みのように思われますが、音楽と映画に没入できる音響環境は心を豊かにしてくれます。

気がつけば、Amazonのデバイスに囲まれ、Amazonのサブスクから抜けられない生活となってしまいました。「Amazonの奴隷と化するのも悪くない」と言い訳する今日この頃。

2022年7月16日

Echo Studioステレオペア + サブウーファー(Echo Sub) の音楽体験が素晴らしい

Echo Studio(左右)と Echo Sub(中央)

象と散歩: Echo Studio は買うべき1台か? で Echo Studio での3Dミュージックの音楽体験に触れましたが、今年のプライムデーでも Echo Studio が安くなっていたので、もう1台Echo Studioを購入して、Echo Studio ×2 にサブウーファーの Echo Sub を加えた構成にしました。


Echo Studio は3.1.1ch

Echo Studioは、高音域のツイーター ×1、中音域のミッドレンジスピーカー ×3、低音域のウーファー ×1の 3Way5スピーカー構成です。

ミッドレンジスピーカーは、左右と上部に配置され、正面にツイーター、下向きにウーファーが設置さているので 3.1.1ch です。

Echo Studioのスピーカー構成
【引用】amazon echo studio

Echo(第4世代)は、上向きのウーファーと2つのツイーターなので、Echo Subが、かなりリッチなスピーカー構成となっているのがわかります。

【引用】amazon echo 第4世代

下表は、サブウーファーを含めたスピーカー構成の比較表です。

Echo ツイーター ミドルレンジ ウーファー その他 サイズ/重量
Echo
第4世代
0.8インチ×2 3.0インチ 144 x 144 x 133 mm
940 g
Echo
Studio
1.0インチ 2.0インチ×3 5.25インチ 最大出力330W
24ビットDAC
帯域幅100kHz
206 x 175 x 175 mm
3.5kg
Echo Sub ダウンファイアリング型
6.0インチ
低域周波数特性 30 Hz (-6dB)
最大出力音圧レベル 103dB
202 x 210 x 210 mm
4.2kg

Echo Studioは、重さも3.5Kgあり、かなりずっしりとスピーカーです。


Ultra HD と 3Dオーディオ

Amazon Music Unlimited であれば、

と、HD(CD音源)で楽曲が楽しめますが、Echo Studioであれば、更に高音質な Ultra HD(ハイレゾ)、3Dオーディオ(Dolby Atmos, 360 Reality Audio )が楽しめます。

3Dオーディオは、左右だけでなく、音の方向、距離感を感じられる新しい音楽体験です。録音された音楽は、モノラルから左右を表現できるようにしたステレオへ。そして、さらなる音の広がりや奥行きを表現できるようになったサラウンドと進化してしてきました。

これまでは、5.1ch とか 7.1ch とかのオーディオを再生するにはチャンネル数に応じた複数のスピーカーが必要でした。IMAXシアターで映画を見ると映像と音の世界に没入できるのも5.1chから12.1chに対応したスピーカー配置のおかげです。

なかなか個人では楽しめなかった立体音響を バイノーラル録音 という技術によってヘッドホンで3Dオーディオを手軽に楽しめるようになりましたが、Echo Studio は、立体音響をスピーカーで再現してくれます。

Ultra HD や 3Dオーディオでマスタリングされた楽曲は、新しい作品だけではなく、リマスタリングされた楽曲も随時追加されているので色々な音楽を高音質で楽しむことができます。

Echoで再生しているときの楽曲の音質はAlexaアプリの再生から確認できます。3Dオーディオの楽曲であれば下記のように3Dというバッチが表示されます。

Come Together(Remastered 2009)

表示される各バッチと音質は下表の通りです。

バッチ 音質
3D 3Dオーディオ
UHD Ultra HD(Hi-Res)
HD HD(CD音質)
SD SD(ロッシー圧縮)

3Dオーディオでは、Dolby Atmos、360 Reality Audio の区別は表示されません。


やっぱりEcho最高峰のスピーカーだった

プライムデーの度にEchoデバイスが増え、Echo第3世代、Echo Plus 第2世代をステレオペアにしてきましたが、遂に、Echo Studio のステレオペアです。


先ずはEcho Subなしで比較する

Echo第3世代、Echo Plusをステレオ構成にしたときにも新しい音楽体験に感動がありましたが、Echo Studioのステレオペアの没入感は「素晴らしい」のひとことに尽きます。

特に前述した Ultra HD, 3Dオーディオの楽曲だと、中音のアルトサックスやトランペット、中高音域でのピアノソロなどが、とてもクリアに聴こえてきます。

1台でもいい音でしたが、ステレオペアにすることで、スピーカーの設置位置を感じさせない音の広がりで、立体的な音楽に包まれます。


Echo StudioにもEcho Subは必要?

続いてサブウーファーのEcho Subを繋げてみました。

ステレオペア/サブウーファー

Echo Studio にも5.25インチ(13cm)のウーファーが搭載されているので、Echo Studioでもベースなど低音の音もしっかりと聴こえてきます。

そういう意味では、Echo Plus に Echo Sub を繋げたときよりも低音に関しての感動は少ないですが、Echo Sudioのステレオペアだけだと、なんとなく音に物足りなさを感じます。

サブウーファー の Echo Sub を繋げて2.1chにすると、ベースやバスドラが音としてだけでなく音圧として感じられます。

ベースの一番低い音の4弦解放弦(E)の周波数は約41Hz です。低音を音としてでなく、音圧として感じたいのであれば、Echo Sub は、必須アイテムです。

「とっても、気持ちいい」


ステレオ空間エンハンスメント

Alexaアプリの Echo Studio の「オーディオの設定」に "ステレオ空間エンハンスメント" という設定があります。

ステレオ空間エンハンスメント

「ステレオ音楽に立体感、鮮やかさ、奥行きが加わります。最良の音質を楽しめます。」

とありますが、この機能によって3Dオーディオでない音楽にも立体感がでます。音楽を再生しながらON/OFFしてみると聴こえ方の違いがよくわかります。

リバーブがかかったような感じで、好き嫌いがあるエフェクトです。ちょっとわざとらしい感じがするので、最初はあまり好きではなかったのですが、慣れると気持ちよくなります。


Echo Studioの再配置と自動

Echo Studio が1台のときは、正面にEcho Studioを設置していましたが、ステレオペアにするので、部屋の左右に Echo Studio を置いて、Echo Sub を正面に配置しました。

Echo Studio と Echo Subの配置

新しいEcho Studioをセットアップのときに配置場所について下記のように記載されています。

Echo Studioの配置場所を選択中
  • 壁から15cm以上離す
  • 耳の高さに配置
  • スピーカーの上部と周囲に空間をあける

また、初期設定のときに、 Echo Studio は音を出して音響特性の自動調整をしますが、再配置したときにも初期設定が必要なの???

調べてみると、amazon デジタル&デバイスフォーラムに下記のように回答を見つけました。

Echo Studioは、初期設定時以降も置かれた部屋の音響特性を自動的に分析し、最適なサウンドを再生するために微調整が行われます。そのため、端末の場所を移動させた際にお客様ご自身で音響調整をしていただく必要はございません。Echo Studioは、最も近い壁、角までの距離を計測し、端末のイコライザー機能を自動的に調整します。壁から15cm以上離れた場所に置いてください。また、スピーカーの上部および両側には隙間が必要です。

【引用】amazon デジタル&デバイスフォーラム

設置場所を変えても初期設定は不要で、自動的に音響調整してくれるとあります。

「思っていた以上に賢いぞ、Echo Studio!」


Echo Studio を買うべきタイミング

既にEchoデバイスを保有していると、買い替えのタイミングが難しいですし、Echo Studio はそれなりの値段がします。

しかし、Echoデバイスは、Amazonの各セールで割引が期待できます。

  • プライムデー
  • ブラックフライデー
  • 初売りセール

は、要チェックです。昨年のプライムデーでEcho Studio(12,900円)を1台、そして今年のプライムデーで2台目(14,900円)で購入しました。

AmazonセールをチェックしてEcho Studio とAmazon music unlimitedで立体音楽を体感しましょう。

2022年7月3日

安価なスマートライト TP-Link Tapo を使ってみる

Tapo スマートLEDランプ L510E

最初に Amazon Echo と家電を接続してスマートホーム化を図ったのが照明でした。

その後、

と、家電の音声操作や自動化を進めてきましたが、スマート・ライト化は金銭的な理由で未完のままでした。

TP-Link Kasa は、他社のスマートライトと比べると安価ですが、それでも、普通のLED電球と比べてしまうと高価です、、、。


Kasa と Tapo

TP-Link は、もともと Kasa というブランド名で、スマートカメラ、スマートライト、スマートプラグの製品を出していました。しかし、同じカテゴリーで、更に安価な製品を Tapoブランドとして発売し始めました。

1社で2つのブランド、しかもアプリも別という混沌とした状態でしたが、TP-Linkのサイトを確認すると、Kasaブランド製品は生産終了となっています。今後は、Tapoブランドに一本化されるのでしょうか。

Tapoブランドは、お財布的にはありがたいですが、既にKasaの製品も使っているので、Kasaアプリの今後の更新がちょっと心配になります。


KasaとTapoのスマートLEDライトの違い

下記がKasaとTapoのスマートLEDライトの比較表となります。

スペック Kasa KL-110 Tapo L510E
全光束800lm 806lm
色温度 2700K 2700K
配広角 220° 220°
消費電力 9.5W 9.0W
参考価格 ¥2,300 ¥1,650

全光束と消費電力でTapoが若干優位ですが、数値的にはほぼ同等の性能です。


全光束(ぜんこそく)とは

全光束とは、LEDライトの光源の明るさを示すもので単位はルーメンです。

白熱電球は、40形(W)、60形(W)、100形(W) とワット数で表記されていましたが、LED電球は消費電力が小さいので、ワット数では、いままでの電球に比べてどのくらいの明るさなのかがわかりません。

そこで、JIS(日本産業規格)で、一般照明用電球代替表示区分(JISC7501)で白熱電球と同じ明るさという規格を定めています。

JIS規格では、60形相当が810lmなので、TP-Linkのスマートライトも数値的には、ほぼほぼ60形電球と同様の明るさということになります。

白熱電球 ルーメン(lm)
電球 40形 相当 485
電球 60形 相当 810
電球 100形 相当 1520

余談ですが、JISは、法律が改正によって対象が鉱工業品(有形)からデータ、サービス(無形)の標準化と対象が広がり、日本工業規格から日本産業規格と呼称が変わっています。


電球色とは

JIS規格で同様に電球の色についても定義があります。色温度(ケルビン)の数値が低いと赤みが強くなり、色温度が高いと青白さが強くなります。

色(読み) 色温度 ケルビン(K) 色温度目安(K)
電球色 でんきゅうしょく 2,600 - 3,250 3000
温白色 おんはくしょく 3,250 - 3,800 3500
昼白色 ちゅうはくしょく 4,600 - 5,500 5000
昼光色 ちゅうこうしょく 5,700 - 7,100 6500

Tapo スマートライトの実力は

と、いうことで Tapo L510E を5個 購入。

Tapo も 2.4GHz帯でのWiFi接続が必要ですが、ペアリング、ファームウェアのアップデート、そしてAlexa連携へと問題なくできました。

Tapo L510Eの明るさ、色とも Kasa KL-110 と比べてみて違いは感じられません。しかし、もともと使っていた Panasonic パルック LED 60形 と比べると若干暗く、色は少し赤みがかっています。


場所によっては調色ができると便利

照明の設置場所によっては、生活に合わせて調色できると便利です。

ダイニングで仕事や読書をするときには、昼白色(ちゅうはくしょく)、昼光色(ちゅうこうしょく)を使い、食事やリラックスタイムでは、温白色(おんはくしょく)や電球色にしています。

もちろん、調色も

Alexa, ダイニングを昼白色にして

と、音声コントロールです。

Kasa のマルチカラー(KL130)をペンダントライトに使っていますが、赤や青などにすることはなく、調色で使うのは、電球色、温白色、昼白色、昼光色 の4種類だけです。

Tapo は電球色かマルチカラーの選択ですが、調色が必要な場所で利用するのであれば、Tapo L530E の選択をおすすめします。


Tapo アプリは使わない

Amazon Echo との連携でスマートライトらしさを発揮できますので、初期設定とAlexa連携以外では Tapoアプリは使っていません。

スマートホーム化によってアプリは増えました。TP-Link製品だけで3つもありますが、普段スマホから操作することはありません。

スーマートホーム用のアプリ

Alexaでデバイス(スマートライト)を認識できたら、Tapoアプリではなく、Alexaアプリで照明をグループ化して複数の照明をひとことで音声できるようにすると使い勝手が向上します。

個々の電球を照明器具単位でグループ化(右、手前、左)して、更に複数の照明器具をグループ化(電気)して部屋全体の照明をコントロールできるようにしています。

Alexaアプリでグループ設定

時間による照明のオン・オフもAlexaアプリの定型アクションから設定できますが、基本的な使い方であれば、音声コントロールで、

Alexa, 電気を点けて/消して

で、照明の点灯/消灯と

Alexa, 電気を20%にして

と、調光ができれば十分です。