Surface Pro 4の画面が突然、上下に激しく揺れるようになってしまいました。Stay at Home でのオンライン会議での酷使が原因?と思いましたが、既知の不具合で購入から3年以内であれば交換可能だとありました。しかし、残念ながら3年半が経過、、、。
急ぎ代替のPCを購入しなければ「Stay at Home without PC」になってしまいます。Surface Pro 7という選択肢も考えてみましたが、既知の不具合で使えなくなったPCの後継機を選ぶのも「なんだかなあ」という感じで少し抵抗があります。
またWindowsノートPCを物色しているうちに、「Windowsじゃなきゃダメなの?」という疑問も生じてきました。クラウドサービスを利用して様々なことがブラウザベースでできるようになったいま、Windows に固執する理由はほとんどなくなってきていました。
そして何よりも、新しい Macbook Air が、かなり魅力的です。
Windowsで使っていたアプリ
Macへの乗り換えができるかを考えるにあたって、Windowsで頻繁に使っていたアプリがなんだったかを考えてみました。
Microsoft Office
Offceで最も利用していたのは Excelでした。しかし、最近では、Googleスプレッドシートの進歩が著しく、Microsoft Office との互換性も非常に高くなりました。関数もほぼ同じように使えます。Excelマクロは使えませんが、GAS(Google Apps Script)でのアプリケーション作成にも慣れてきました。
プレゼンテーション資料は、PowerPointに分がありますが、簡単な資料であればGoogleプレゼンテーションで十分ですし、Keynote も無料で使えます。
Microsoft Office の呪縛から解き放たれ、サヨナラするときがきたのかもしれません。
どうしてもMicrosoft Officeが必要となるようであれば、Microsoft 365 for Mac という保険もあります。
iMindMap
普段は手書きでマインドマップを作成していますが、トニー・ブザンが提唱するiMindMapも時折使っています。こちらは、Mac版をインストールしてライセンス登録するだけで問題なさそうです。
Open Live Writer
実はこれがいちばんの問題でした。ブログを書くのにOpen Live Writerを使っていましたが、Macユーザー向けのGoogle Blogger用のよさげなライティングソフトはなさそうです。しかし、Bloggerが提供する標準エディターが、以前と比べて格段に進化しています。
とはいっても、AtomやBracketsのようなHTMLエディターとの併用も必要そうです。
最初は、いままでよりも時間がかかるかもしれませんが、いずれ新しいブログの書き方に慣れるはずです。
英英辞典
Oxfordの英英辞典を購入して使っていましたが、AppleストアにMac OS版の 「Oxford Dictionary of English」 がありました。価格も1,200円とお手軽です。
ということで、Windowsからの卒業を決心。
MacBook Airは廉価版で十分?
MacBook Air が新しくなって選択肢が増えてしまいました。
- プロセッサ(Core i3, Core i5, Core i7)
- メモリ(8GB, 16GB)
- SSD(256GB, 512GB, 1TB, 2TB)
が、選べるようになっています。標準モデルは、下記の2機種です。
プロセッサとSSDの容量に違いがあり、価格差は3万円です。「なぜ、悩みを増やすの?」という感じですが、選択肢が増えるということは多様なユーザーを取り込むのにいいことなのでしょう。
悩んだら人に訊くべしということで、Macに詳しい友人に訊ねてみたら、「使い方によるけど、動画や音楽をバリバリに編集しないなら、廉価版で十分じゃない、拡張するならメモリにしたら」と即レス。
ではと、Core i3 モデルをAmazonでポチッとな。ちなみにAmazonで購入するとポイントが5%付与されます。
※MacBook Air は、USB Type-C なのでUSB変換ケーブルも併せて購入しました。
廉価版 MacBook Air の実力は
ブラウザベースの作業、YouTubeの再生、メッセージのやりとりなどは、もちろんサクサクと動作して問題ありません。通常の使い方ならCore i3、メモリ8GBで十分そうです
WindowsユーザーのためのMacの使い方
WindowsユーザーがMacに移行したときに戸惑うのが、
- 右クリック
- アプリの切替
- Deleteキー
- ショートカットキー
- 日本語変換の操作
ではないでしょうか。キー操作がWindowsとは若干異なります。
右クリック
トラックパッドで右クリックするには、指二本でクリックします。詳細は、Mac で右クリックする方法 - Apple サポート をみてください。
アプリの切替
Windowsでアプリの切替は alt + tab ですが、Macでは、command + tab です。これだけならわかりやすいのですが、アプリ内で切り替える場合(例えばブラウザを複数立ち上げているときなど)は command + F1となり、実際には command + fn +F1 と3つのキーを押さなければなりません。
Mac | Windows | ショートカット |
---|---|---|
command + tab | alt + tab | アプリの切替 |
command + F1 | アプリ内の切替 |
ショートカットのキーボードの設定で ”次のウィンドウを操作対象にする” を command + F1 から option + tab に変更してみるのもいいかもしれません。
Deleteキー
入力した文字を消していくには、MacではBackSpaceキーを使います。BackSpaceはカーソルより前(左側)を消します。一方、Deleteキーは、カーソルより後ろ(右側)を消します。
MacにはDeleteキーはありませんが、fn + バックスペース で Deleteキーと同様にカーソル後ろの文字を消せます。
ショートカットキー
基本的なショートカットでは、Windowsでは controlキー だったものが、commandキーとなります。よく使うものが下記になりますが、詳細は、Mac のキーボードショートカット - Apple サポート を参照してください。
Mac | Windows | ショートカット |
---|---|---|
command + C | control + C | 選択範囲をコピー |
command + V | control + V | ペースト(貼り付け) |
command + X | control + X | 選択範囲を切り取り |
command + A | control + A | すべて選択 |
command + tab | alt + tab | アプリの切替 |
日本語変換の操作
WindowsユーザーがMacに移行したときに戸惑うのが日本語入力のときの変換です。
Mac | Windows | 変換 |
---|---|---|
control + K | control + I | カタカナに変換 |
control + L | control + O | 半角英字に変換 |
control+セミコロン(;) | control + P | 全角英字に変換 |
これは結構違います。でもAppleもそのあたりは心得ているようで、環境設定のキーボードに ”Windows風キー操作” というのが用意しています。
また日本語変換の確定がエンター2回というのも馴染めません。こちらも上記のWindows風キー操作の設定をすると1回で変換が確定できます。
Windows風キー操作の設定
上で説明したカタカナ変換、英字変換、及び Enter(エンター)キー 1回での日本語変換するために、Windows風キー操作を設定しましょう。
”システム環境設定” の ”キーボード ” を選択します。
”入力ソース” の ”Windows風のキー操作” をチェックします。併せてちょっとお節介な ”ライブ変換” についてはオフしましょう。
これでWindowsユーザーにとっても馴染みのあるキー操作で日本語変換ができます。
あとがき
このブログは、MacBook Air の Chrome で、Bloggerの標準エディタを使って書いてから細かいタグや改行の調整を Brackets で仕上げました。
スクリーンショットや写真の加工、レイアウト調整など、Macの操作で慣れていないこともあって、いつもよりは時間がかかってしまいましたが、何とかやっていけそうです。