鮮やかな羽色と愛らしい仕草で私たちを魅了するボタンインコ。その小さな体には、好奇心と遊び心がぎゅっと詰まっています。ボタンインコを家族に迎え入れることで大きな喜びと癒しをもたらしてくれます。しかし、小さな命を預かる責任も伴います。
特にケージ選びは、ボタンインコを飼育するあたって重要な要素です。ケージは、彼らの生活の基盤となる空間です。適切なケージを選ぶことは、ボタンインコがストレスなく快適に暮らし、本来の活発さや可愛らしさを発揮するために欠かせません。
これから始まるボタンインコとの生活を、安全で快適なケージで豊かに彩りましょう。
ボタンインコの種類
ボタンインコは、アフリカ原産の小型インコで、Lovebird(ラブバード)と呼ばれるほど、つがいの仲が良いことで知られています。飼い主にもよく懐き、その愛らしい姿と鮮やかな羽色から、ペットとして人気があります。調べてみるとコザクラインコもインコ科ボタンインコ属でした。
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コザクラインコ(Agapornis roseicollis):
最も一般的な野生種のボタンインコで、緑色の体に赤い顔、オレンジ色のくちばしが特徴です。
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キエリクロボタンインコ(Agapornis personatus):
目の周りに白い輪があり、緑色の体に黒い顔、黄色い首輪が特徴です。
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ルリコシボタンインコ(Agapornis fischeri):
上半身が緑色、下半身が青色、オレンジ色のくちばし、目の周りに白い輪があるのが特徴です。
これら野生のボタンインコを元に、様々な色の組み合わせの品種改良が行われ、現在では多種多様な色のコザクラインコ、ボタンインコが存在しています。
ケージのサイズ:快適な空間を確保しよう
ボタンインコの体長(頭から尻尾の先までの長さ)は14-17cm、羽を広げると25cm〜30cm程度になります。
ボタンインコにとって、ケージは生活の拠点となる場所。だからこそ、彼らが快適に過ごせる広さを確保することが大切です。小さすぎるケージは、ストレスや運動不足の原因となり、健康を損なう可能性もあります。
最低限必要なケージサイズ
書籍「いちばんよくわかる!インコの飼い方・暮らし方」には、手乗りのボタンインコ1羽につき、幅40cm×奥行40cm×高さ45cm 以上のケージが推奨されています。ボタンインコの性格や活動量によっては、さらに広いスペースが必要な場合もあるとあります。
シンプルな四角いケージが使いやすい
書籍にもありますが、ケージの形状は、シンプルな四角いケージがおすすめです。レイアウトがしやすく、掃除もしやすいため、日々のメンテナンスが楽になります。また、スペース効率が良いので、デッドスペースなく、部屋の角や壁際にぴったりと設置することができます。
ステンレス製のケージを
ボタンインコとは10年以上の付き合いとなるので、耐久性が高く、錆びにくいステンレス製のケージ を選びましょう。ボタンインコはクチバシが強く、ケージをかじることもありますが、ステンレス製のケージであれば、傷みにくく、長く愛用することができます。
SANKO イージーホーム ステンレス37バード
サイズが幅40cm×奥行40cm×高さ45cm以上で、ステンレス製のシンプルな四角いケージという条件に合致するケージを探してみると下記の2つのケージがヒット。
- SANKO イージーホーム ステンレス37バード(H40cm x D40cm x H45cm)
- ホーエイ 35手のり ステンレス(H38cm x D41.5cm x H54.5cm)
価格でSANKO イージーホーム ステンレス37バードを選択。バリがあるなどの評価もありましたが、届いたケージには特に問題はありませんでした。
部屋に置いてみると結構デカい、、、。
イージーホーム ステンレス37バードの特徴
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サイズ:
外寸は、幅37cm×奥行43cm×高さ58cmで、ケージ空間内サイズは、横幅 約330mm × 奥行 約378mm× 高さ 約450mmあるのでボタンインコが快適に過ごせる空間を確保できます。
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素材:
ステンレス製なので、錆びにくく、耐久性に優れています。ボタンインコがケージをかじっても傷みにくいため、長く使用できます。柵の間隔は11mmで、スノコの間隔は12mm幅です。 -
掃除のしやすさ:
下部は引き出し式のトレーとなっているので掃除が簡単です。
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中央の大きな扉:
中央に大きな扉(横 約12.5cm× 縦 約22.5cm)が前へ大きく開くので、ボタンインコの出入りも楽々です。扉にT字の止まり木を付けることができます。
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付属品:
- 止まり木 2本(木製:径約12mm)
- T型扉用とまり木 1本(木製:径約15mm)
- イージーホーム バード食器M 2個
アクリルカバー
ケージの3面(側面・背面)に透明パネルを差しこんで、水しぶきや餌クズ・抜けた羽・油粉などの飛び散りを防ぐ、「イージーホーム37用 クリアー3面カバー」も併せて購入しました。
柵と土台の間に差し込むだけなのでパネル上部がブラつきます。SANKOの商品説明ページではテープで固定する以外に粘着シール付きフックで固定する方法も紹介されています。
【引用】SANKO 商品説明ページ |
daisoのステンレス製ミニフックは、フックの部分を手で押し曲げられるので、柵への引っかかり具合も調整できます。
床材にはチップを
床面はスノコを外して、木材チップを敷いています。
木材チップは水分を吸収し、フンの臭いを軽減する効果があります。特に、針葉樹の木材チップは消臭効果が高いと言われています。
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吸水性・消臭効果:
木材チップは水分を吸収し、フンの臭いを軽減する効果があります。特に、針葉樹の木材チップは消臭効果が高いと言われています。
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クッション性;
木材チップは適度なクッション性があるため、鳥の足への負担を軽減する効果が期待できます。
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見た目の良さ:
木材チップを敷くことで、ケージ内が自然な雰囲気になり、見た目も良くなります。
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保温性:
冬場など、気温が低い時期には、木材チップが保温材の役割を果たし、鳥の体を冷えから守る効果も期待できます。
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掃除のしやすさ:
フンなどで汚れた部分のチップを摘んで捨てれば、全体を交換せずに部分的に新しいものにできます。
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遊びにも:
木材チップをかじって遊びます。万が一食べてしまったとしても天然木材チップなので安心です。
お引越し
文鳥の雛を育ていたときの竹カゴのケージが、しばらくの仮住まいでしたが、これで引越し先が決まりました。
日中はこのケージで過ごしていますが、夜は竹カゴのケージに移り暗室で寝ています。
ボタンインコに快適なおうちを!