スマートフォン普及率は23.6%
調査対象者全体におけるスマートフォンの所有率は23.6%となり、2011年調査の7.6%から16.0ポイント上昇していた。所有パターン別に見ると、「スマートフォンのみ利用」が17.7%、「スマートフォンとフィーチャーフォンを併用」が5.9%、「フィーチャーフォンのみ利用」が73.0%となった。2011年調査と比較すると、「スマートフォンのみ利用」が4.0%から17.7%へと大幅に増加した点が大きな変化だといえる。
スマートフォン所有者の推移(利用歴数値から推計)
スマートフォン普及動向調査(2012年04月18日) by D2 COMMUNICATIONS
ユーザーエージェントとは
スマートフォン用のサイトがPCサイトと異なるURLで構築されている場合には、PCで確認することができますが、PCサイトと同じURLの場合には、PCから単純にスマートフォンサイトを閲覧することができません。PCサイトと同じURLでデバイスによって表示形式を変えているサイトの場合、HTTPリクエストにあるUser Agent(ユーザーエージェント)でデバイスを判断して表示を変更していることが多いようです。ユーザーエージェントの中にスマートフォンと判断できる情報があります。ユーザーエージェントの説明はウィキペディアには下記のようにあります。
HTTPではリクエスト中に、各ユーザーエージェントの識別名をユーザーエージェント文字列として申告する。この文字列には「User-Agent: 」という接頭辞が付いて、HTTPリクエストの一部分を形成する。また一般にアプリケーション名、バージョン、ホストオペレーティングシステムや言語といった情報を含んでいる。例えば、iPhone(iOS5.1)のSafariでサイトアクスした場合のUserAgent(ユーザーエージェント)は、下記のようになります。
ユーザーエージェント ウィキペディアより
Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 5_1 like Mac OS X) AppleWebKit/534.46 (KHTML, like Gecko) Version/5.1 Mobile/9B179 Safari/7534.48.3
ユーザーエージェントを確認するには、UserAgentString.comにアクセスすると簡単に分かります。下記の赤枠部分がUser Agentの文字列になります。
Chromeでアクセスした例 |
IE9でスマートフォンサイトを閲覧する
Internet Explorer 9になってからアドオンなしで簡単にユーザーエージェントを変更できるようになりました。IE9でのユーザーエージェントの変更は開発ツールで行います。IE9を起動して、ブラウザの右端にある設定アイコンをクリックするか、キーボードのF12を押下します。
ブラウザの下側に開発ツールが起動します。
ツール(T) → ユーザーエージェント文字列の変更
で、ユーザエージェントを変更することができます。初期値は、IEの各バージョン、Chrome、Firefox、Operaなどがありますが、スマートフォン系はありません。スマートフォンのユーザーエージェントに変更するためには、カスタム(U)... を選択します。
「ユーザーエージェント文字列」にiPhone(iOS5)のユーザエージェント文字列を入れます。
フレンド名に入力した文字列は次回以降に選択肢として追加されます。
設定するユーザーエージェントについては、実際のデバイスでUserAgentString.comにアクセスして確認するか、userAgent(ユーザーエージェント一覧)などで調べてください。
Chromeでスマートフォンサイトを閲覧する
Chromeも拡張機能なしで簡単にユーザーエージェントを変更できます。また初期値でiPhone, iPad, Androidなどが用意されているので、ユーザーエージェント文字列を調べなくても簡単に変更することができます。Chromeでユーザーエージェントを変更するにはデベロッパー ツールで行います。Chromeを起動して、ブラウザの右端にある設定アイコンをクリックするか、キーボードでCtrl+Shift+Iを押下します。
ブラウザの下側にデベロッパーツールが起動したら右下のSETTINGアイコンをクリック。
Override User Agentにチェックを入れてリストボックスから変更するユーザーエージェントを選択。
デベロッパーツールを閉じてしまうとユーザーエージェントの変更は適用されないので、下図の部分をマウスで選択して下まで下げると邪魔にならなくなります。
下記は、iPhone -- iOS5にした場合のGoogleの表示です。
Googleはタブレット表示にも対応しているので、ユーザーエージェントをiPad -- iOS5にすると下記のような表示となります。