Amazon Echo を購入したときに、TP-Link Kasa スマートLEDランプ 調光タイプ とのセットが安価で販売されていたので、自宅のスマートホーム化の第一歩として、スマートライトを購入してみました。
- Amazon Echo
- WiFiネットワーク環境
- スマホ
の三種の神器があれば、簡単に照明をスマートホーム化できます。
スマートホームとは、Wikipediaで下記のように説明されています。
スマートホームとは、IoT(もののインターネット)やAIなどの技術を駆使して、住む人にとってより安全・安心で快適な暮らしを実現する住宅のこと。
いまでは、Alexa対応製品も多く発売されており、Amazonの商品ページでは、Amazon Echo を保有していると、Alxea認定商品であれば、下記のように表示されます。
最初にスマートライト化をしたのが、ダイニングのペンダントライトだったのですが、使ってみると確かに快適でした。
と、照明の点灯/消灯、明るさが、Alexaの音声コントロールできるのは、思った以上に便利でした。
ということで、リビングの照明のスマートホーム化を決意。更に調色も試してみたく、ダイニングのペンダントライトをマルチカラーに変更してみました。また、Echoユーザーなら1,000円割引きと、購入意欲がそそられる価格設定になっていたので、使い道を考えずにTP-Link WiFi スマートプラグも併せて購入。
TP-Link Kasa スマートLEDランプ
TP-Link Kasa スマートLEDランプ には、調光タイプ(KL110 参考価格:2,590円)とマルチカラー(KL130 参考価格:4,980)の二種類があります。下図写真の左が調光タイプ(KL110)、右がマルチカラー(KL130)です。
共に明るさは、1~100%まで100段階で調節でき、アプリを使えば、遠隔操作、スケジューリング、シーン設定、そして電力使用量をモニタリングできます。マルチカラータイプでは、更に1,600万色を超える膨大な色を表現でき、自動色温度調整の機能(オートホワイト機能)を搭載しています。
TP-Link Kasa スマートLEDにした理由ですが、
- Amazon Alexa認定商品
- 60Wの白熱電球と同じ明るさ(800lm)
- 中継器(ブリッジ、ハブ)が必要ない(WiFi接続のみ)
ですが、Amazon Echo Plus は、スマートホームハブ機能を持っているので、Hueランプでも問題なかったということに後から気がつきました。
TP-Link Kasa スマートLED と同じコンセプトには、+Style スマートLED電球、Meross WiFi スマートLED電球 などがあります。何れもTP-Link Kasa よりも安価です。+Style スマートLED電球 の調色・調光タイプは、電球色から白昼色での変更で、マルチカラーではありません。しかし、E17タイプもあるのでダウンライトのスマートライト化も可能です。またシーリングライト(白昼色・調光のみ)もあるので家中の照明をスマートライト化できます。
TP-Link Kasa スマートLEDの音声操作
寝室の照明であれば、スケジューリング機能で起床時に徐々に明るくするなどといった使い方も考えられますが、リビングでの利用なので音声操作が中心です。TP-Link Kasa スマートLEDは、ON/OFF、調光、調色が音声で可能です。
操作 | コマンド |
電源 |
・Alexa, 〇〇(の電気/ライト)を点けて |
調光 |
・Alexa, 〇〇を(パーセント)にして |
調色 |
・Alexa, 〇〇を(色)にして |
シーン |
・Alexa, [シーン名]を有効にして |
上表の 〇〇には、Kasaアプリで付けた端末名、若しくはAlexaアプリで作成したグループ名になりますが、例えば端末名を”寝室”としていても、「寝室の電気を点けて」、「寝室のライトを消して」、「寝室の電気を5%にして」、「寝室のライトを電球色にして」といってもAlexaは認識してくれます。
Kasaアプリで作成したシーンも、音声で有効にすることができます。
上図写真が、設定したシーン一覧ですが、例えば、映画モードにするなら
で、シーンに合わせた照明に切り替えられます。”映画モード”では、ダイニングのライトは、赤で20%”に、リビングの照明は、ひとつだけ5%で点灯します。
TP-Link Kasa スマートLED の色を音声操作で変える
TP-Link Kasa スマートLED マルチカラー(KL130)は、Alexaで色を変更することができますが、音声操作で指定できる色については、記載がなかったので調べてみました。音声で色を変えられたのは下記の17色です。
- 電球色
- ソフトホワイト
- 白/ホワイト
- 昼白色(ちゅうはくしょく)
- 昼光色(ちゅうこうしょく)
- 赤
- 桃色/ピンク
- 茶色
- 橙色(だいだいいろ)
- 金色
- 黄色
- 黄緑
- 緑
- 水色
- 青
- 紫
- 赤紫
と言って色を変えることができます。
※「Alexa, 〇〇の色をXXにして」というとAlexaアプリのデバイスから確認できる色(上記以外)にも変更できました。
Alexaアプリでグルーピングをする
リビングダイニングルームの下図写真の左がダイニングの照明(現在は合う傘がなく裸電球)、右がリビングの照明です。リビング側の照明は3灯です。
Kasaアプリでは各LEDライトを下記のように名前を付けました。
- 左(KasaスマートLEDランプ マルチカラー)
- 電球1(KasaスマートLEDランプ 調光タイプ)
- 電球2(KasaスマートLEDランプ 調光タイプ)
- 電球3(KasaスマートLEDランプ 調光タイプ)
しかし、これだと右側の3灯、部屋全体をまとめて操作することができないので、下図のようにグルーピングしています。Alexaで音声操作するには、Kasaアプリではなく、Alexaアプリでグルーピングする必要があります。
下図写真は、Alexaアプリでの実際の設定です。
これで、
と、グルーピングした照明に対して音声で操作ができるようになります。
※ このあと ”リビング” というグループ名を ”電気” と変更して、短い呼びかけで照明のOn/Offができるようにしました。
スマートプラグで就寝時の照明を自動消灯
使い道を考えずに「安い!」というだけで買ったTP-Link WiFiスマートプラグですが、購入してから電源をONにしただけで使える家電が殆どないということに気が付きました。
使い方として考えたのは、
- 水槽のLEDスポットライトの自動点灯/消灯
- 寝室のベットサイドライト
水槽のLEDスポットライトは、スケジューリング機能を使えば時間でのOn/Offが自動でできますが、いま使っているタイマーのOn/Offでも不便を感じていないので、とりあえず寝室のベットサイドライトに使ってみました。
音声でOn/Offする以外の使い方を考えて、Kasaアプリでスマートアクションを設定してみました。スマートプラグには ”ライト” と名前を付けています。
これで、
といって、ベッドサイドライトを点けてから、15分後に自動でオフになります。
スマートホーム化を支えるWiFiルーター
スマートホーム化が進むと、自宅のWiFiに接続する機器が増加します。
WiFiルーターに接続する台数が増えると、WiFiスピードが遅くなったり、接続台数オーバーで切断されてしまいますので、スマートホーム化を考えるならWiFiルータの強化は必須です。
TP-Link Archer A10(最新モデルはA10 pro) を使っていますが、値段の割に高性能です。最大接続数が48台、同時に複数の端末と通信し、高速接続を実現するMU-MIMOという技術が使われています。要はたくさんの端末を接続できて、高速でのWiFiを提供してくれます。
このWiFiルーターも、できることは少ないですが、Alexaで音声コントロールが一部可能です(ブリッジモードでは音声操作できません)。
といえば、ゲストネットワークのコントロールが音声でできます。
スマートホーム化計画
スマートホーム化の第一歩がスマートライトでしたが、スマートライトも音声コントロールの利用が中心です。それでも、Alexaアプリのグルーピング、定型アクションで操作の簡略化もでき、生活が快適になりました。
次のホームスマート化に向けてスマートリモコンを物色中です、、、「嗚呼、物欲の神さま!」