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Post Date:2021年5月13日 

浄水シャワーヘッドの効果と選び方

タカギ キモチイイ浄水シャワピタ

水道水に含まれる塩素は、髪の毛や肌のタンパク質を酸化させるため

  • 髪の毛のキューティクルを分解
  • 肌の脂質を溶かして保湿力を低下

と、髪にも肌にもよくないそうです。


浄水シャワーの効果

浄水シャワーヘッドは、水道水に含まれる残留塩素を減らし、皮膚や毛髪への刺激を減らす効果があるとされています。

またアトピー性皮膚炎に対する浄水シャワーの効果も研究されているようですが、浄水器協会では下記のように記載されています。

多くの臨床試験や試用によって効果やよい結果も得ていますが、すべての人に適合するわけではありません。しかし、消毒用残留塩素を取り除くことで、髪やお肌にやさしい”浄水シャワー”としてご使用いただけます。

【引用】浄水シャワー-浄水器協会

塩素は水道水を殺菌するためには必要で、人には害がないとされていますが、魚も生きられない水がダメージがある髪や肌に良いとは思えません。


浄水シャワーに使われる ”ろ材”

浄水シャワーヘッドのろ材には、

  • 活性炭
  • 亜硫酸カルシウム
  • アスコルビン酸(ビタミンC)

の3種類があります。活性炭は塩素を吸着させる方法ですが、亜硫酸カルシウムアスコルビン酸は化学反応で残留塩素を低減(除去)します。

ろ材の一般的な特徴を下表にまとめてみました。

浄水シャワーのろ材
ろ材 交換頻度 除去反応速度 濾過能力 シャワー水量
活性炭 少ない 遅い 徐々に低下
亜硫酸カルシウム 2-3ヵ月 早い 徐々に低下
アスコルピン酸 2-3ヵ月 早い 一定

活性炭

活性炭の材料はヤシの殻や石炭なので化学薬品が苦手というのであれば活性炭の浄水シャワーがオススメです。

カートリッジの交換頻度が少なくて済むのでランニングコストが安いというメリットもあります。


亜硫酸カルシウム

亜硫酸カルシウムは、亜硫酸イオンを水に溶解しながら残留塩素と反応させて分解します。

反応温度は40℃前後で水だとあまり反応しないので、浄水と原水の切り替えがなくても、お風呂掃除のときに水で洗えば浄水を無駄にしません。

ろ材の成分がお湯で溶け出していくので、徐々に塩素除去率が低下していきます。


アスコルピン酸

アスコルピン酸は、いわゆるビタミンCですが、化学反応で残留塩素を中和し、カルシウムの結晶化も防ぎます。

水溶性で徐々に減っていくので残量を目で確認ができます。ろ材が残っている限りは除去率は一定です。


浄水シャワーヘッドを選ぶポイント

安心して使えるメーカーから選択するのがいいかと思います。浄水器も扱っているというのも目安になります。

お風呂の掃除でシャワーを使うので、浄水と原水が切り替えは必須です。

下表は、自分が購入を検討するときに比較検討した浄水シャワーヘッドです。

いずれも 浄水と原水の切り替えができるタイプ で、4社とも一般社団法人 浄水器協会に属し、東レとSANEIの浄水シャワーヘッドは日本アトピー協会推奨です。

表中のカートリッジの交換目安は、一人での使用を前提とし、1分当たりの水の使用量が8ℓで、トレシャワーは10分、それ以外は8分の使用時間として計算されています。

3タイプの浄水シャワーヘッド
商品名 メーカー ろ材 総ろ過水量 交換目安
トレビーノ トレシャワー 東レ 活性炭 12,000ℓ 5カ月
ビタCシャワーヘッド TOTO アスコルピン酸 6,000ℓ 3カ月
浄水原水切替え式シャワーヘッド SANEI 亜硫酸カルシウム 5,500ℓ 3カ月
キモチイイ浄水シャワピタ タカギ 亜硫酸カルシウム 4,000ℓ 2カ月

家族構成やシャワーの利用時間によってカートリッジの交換時期は異なってしまいますが、下記の計算で目安が分かります。

交換目安日数=総ろ過水量÷1日の利用時間(分)×8ℓ

しかし、前述したように、活性炭や亜硫酸カルシウムのろ材は、塩素除去率が50%に低下する総ろ過水量を交換時期としているので、厳密に計算しなくても大体の目安で大丈夫かと思います。

ビタCシャワーヘッドならろ材が物理的になくなってしまうので交換時期は一目瞭然です。


塩素除去率50%とは

トレビーノ トレシャワー、キモチイイ浄水シャワピタには浄水能力の欄に下表にあるように除去率50%と記載されています。

商品名 総ろ過水量 除去率
トレビーノ トレシャワー 12,000L 50%
キモチイイ浄水シャワピタ 4,000L 50%

「塩素を50%しか除去できないの?」

と思ってしまいましたが、調べてみると違いました。

浄水器協議会では、遊離残留塩素濃度を1mg/ℓの40℃のお湯を浄水して、塩素低減能力が50%となる総ろ過水量をカートリッジの交換時期と定めています。

つまり、トレシャーは12,000ℓ、シャワピタであれば4,000ℓ 使うと「塩素除去率が50%以下になります」ということです。

「わかりづらい」

せめて「交換時の塩素除去率」と記載すればと思います。

SANEIも浄水器協会に属しているので同じ基準を設けているとは思うのですが、敢えてわかりづらい塩素除去率については記載していないのでしょうか、、。


動画で確認

各社の浄水シャワーの商品説明動画です。TOTO ビタCシャワーヘッドは公式の動画はありませんでした。


トレビーノ トレシャワー

「髪や肌をいたわりたい貴方に」で始まり、水道巣に含まれる残留塩素が 髪、頭皮、肌によくないとわかりやすく説明されています。


SANEI 浄水切替シャワー

シャワー音以外の音がなく、動画の中で効果については特に謳われていませんが、水流がこんな感じだよというのは十分に伝わってきます。


タカギ キモチイイ浄水シャワピタ

「飲む水は気にするのに、素肌に浴びる水は気にしないの?」という問いかけから始まった以前のPVの方が、浄水器メーカーらしくて好きでした、、、。


キモチイイ浄水シャワピタに決めた

手元でシャワーを止められる止水ボタン付きのキモチイイ浄水シャワピタをポチリと。

タカギ キモチイイ浄水シャワピタ

本体がちょっと高いかなと思いましたが、カートリッジが2個付いているので、初期投資とは悪くないかと思います。

タカギ キモチイイ浄水シャワピタ 交換カートリッジ

カートリッジの交換時期を忘れてしまいそうなので、Alexaのリマインダーに登録しておきました。

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