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2022年3月19日

ウォーキングベースを始めるときに、買うべき2冊の教則本

Fender Jazz Bass

Jazzのウォーキングベースラインって、とってもカッコいい。

象と散歩: Echo sub で立体音響+低音を楽しむ で紹介したEcho Subでは、ベースの低音を気持ちよく響かせてくれます。

Alexa, レイ・ブラウン・トリオの楽曲をかけて

で、心地よいウォーキングベースラインに浸れます。

聴くだけではなく

「弾いてみたい!」

でも、パターン化されてないないのでコピーも大変そう。ラインをどのように組み立てているのかもわからないし、初心者にはかなりハードルが高そうです。


ウォーキングベースとは

ウォーキングベースとは、

コード進行の流れの中を歩くように四分音符でリズムを刻むベースラインです。

レイ・ブラウンのベースワークが堪能できる The Junior Mance Trio のアルバム JUNIOR から "Miss Jackie's Delight" を聴いてみてください。

次は、Miles Davis の "So What" です。Dm7とE♭m7とたった2つのコードの中を自由に歩き回るポールチェンバースのベースラインは華麗です。

Miss Jackie's Delight は F Blues、So Whatは、Dorian Mode を基本として組み立てられているベースラインのようですが、そう言われても???です。

ウォーキングベースラインを習得するには、コード、スケールの構成音といった音楽理論を学ばなければならないようです。


ウォーキングベースの学び方

学びにはゴール設定が必要です。

Ray Brown や Paul Chambers のようにとはいかなくても、

1年後に、コード進行を見ながら、自分なりの Walking Bass Line を組み立てられる

というのが目標です。


ウォーキングベースラインの教則本

初心者向けのよい教則本がないかと探しましたが、そもそもウォーキングベースに関する教則本は少なく、特に初心者でも理解できるものというのが限られています。

体系的に学べる教則本を探して、

の2冊を購入しましたが、"1週間" と "3年" と随分と習得するまでの期間が違います、、、。


1週間で完全習得! ウォーキング・ベース超入門

「1週間で完全習得! ウォーキング・ベース超入門」は、超入門とありますが、流石に初心者は1週間では習得できません。この教則本で3ヶ月ぐらいを過ごしました。

  • ルート、5度、3度、7度といったコード構成音
  • ツーファイブ
  • クロマチック

と、ウォーキングベースラインの基本中の基本をわかりやすく学べます。

基礎的な音楽理論を理解するためには、TAB譜は極力見ないようにすることをオススメします。五線譜を見ながらベースの指板での位置を意識すると、理論とベースのポジションを連動させて理解することができます。

この本であればベースの指板も掲載されているので、「どの弦」で弾くのかは確認ができるので、TAB譜の下にある「どの指」で弾いているのかだけを見ます。

基本的なことは、この教則本で学べますが、ウォーキング・ベースを弾くには、

  • キー
  • コードの機能と役割
  • コード進行のルール
  • 各コードに適応するコードスケール

について学ぶ必要があると「おわりに」で記載されています。

さらなる鍛錬が必要です。


3年後、確実にジャズ・ベースが弾ける練習法

「3年後、確実にジャズ・ベースが弾ける練習法」は、ウォーキング・ベース超入門で基礎的なことを理解してから2冊目としてオススメです。いきなりこの教則本からだと3日で断念してしまうかもしれません。

  • インターバル
  • コード
  • スケール
  • ツーファイブ
  • クロマチック
  • ブルース
  • モード

について学べます(まだ途中なので学べるはずです)。確かにこれを3年練習すればウォーキング・ベースが弾けるようになる気がします。


音符を読めるようになろう

ウォーキングベースを学ぶ機会にTAB譜ではなく、五線譜を読めるようになりましょう。

最初は難しそうに思えますが、ベースは単音なので慣れれば難しくはありません。ウォーキング・ベース超入門を練習した3ヶ月間で何となく読譜ができるようになりました。


へ音記号

ベースの五線譜はヘ音記号で書かれています。へ音記号は英語ではF clef(エフ クレフ)です。

ヘ音記号とは、日本語の音階ではへの音(ファ)の位置を表す記号です。英語の音階表記ではFの音です。ヘ音記号は、五線譜の上から2番目の音がファ(F)ということを表しています。

ファ
CDEFGAB

五線譜とベースのマッチング

では、ベースの弦で五線譜を確認していきましょう。

4弦ベースの開放弦の音は、E(4弦)、A(3弦)、D(2弦)、G(1弦)です。

最初の2小節で開放弦とオクターブ上の関係を譜面と照らし合わせています。1弦開放弦のGの一オクターブ上は、1弦12フレットですが、オクターブ下の4弦3フレットにしています。

3-4小節は、開放弦にはない F(ファ)C(ド) B(シ)の3つの音のオクターブです。

こうやって整理をすると五線譜も怖くなくなります。あとは♭があれば1フレット下を、♯があれば1フレット上を弾けばいいだけです。

上記に慣れたら、同じ音程の音をひとつ下(太い)の弦と2つ下の弦で探してみます。

例えば1弦開放弦のGは、2弦5フレット、3弦10フレットと同じですし、2弦開放弦のDは、3弦5フレット、4弦10フレットでも同じです。同じ音程なのに響の違いがあることが感じられます。


憧れのEUB

ウォーキングベースを学ぶなら、EUB(エレクトリック・アップライト・ベース)が欲しいところです。

Hallstatt(ハルシュタット)のアップライトベースなら安価です。WBSE-1000ならカメラ用のスタンドを取り付けて自立させることも可能です。

しかし、エレキベースしか経験がないので、Ibanez UB-804, NS Design NXT4a のようにエレキベースと同じ34インチのスケールでポジションがあり、弦高が低いタイプの方がいいのでしょうか。

物欲の神様、教えてください。

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