Amazon Echo 第4世代、Echo dot第5世代には、温度センサーが内蔵されているので、
Alexa, 部屋の温度は?
と訊くと、設置してある場所の温度を教えてくれます。またステレオペアにしていると「部屋の平均温度は、、、」と2台の平均値で回答してくれます。
残念ながらAmazon Echo Studioは、音楽を楽しむ良質な環境は提供してくれますが、温度センサーが内蔵されていません。
また、快適に感じるのは湿度も大きく関係します。下表は象と散歩: 快適な温度と湿度の関係からの再掲となりますが、不快指数は温度と湿度によって発表されています。
スマート家電リモコンに訊いてみよう
リビングからリモコンを排除して、Alexaで操作するために購入したラトックシステム スマート家電リモコンRS-WFIREX4ですが、いまではなくてはならない存在になっています。
Alexa, 電気を50%に
Alexa, 冷房を27度にして
Alexa, テレビを点けて
Alexa, バルミューダを点けて
Alexa, 加湿器を点けて
と、リビングにある家電のほとんどは音声でコントロールしています。
またスマート家電リモコンには、温度、湿度、照度(明るさ)のセンサーが内蔵されていて、Alexaの音声コマンドでセンサーの値(温度、湿度、照度)を確認することができます。更に、温度・湿度の条件から熱中症、脱水症状、リューマチ、呼吸器系疾患の症状悪化の可能性があることも教えてくれます。
Amazon Alexa 発話例 | Ratoc Systems にセンサー値と快適レベルを音声で確認する発話例が記載されていますが、
操作 | 発話例 |
---|---|
センサー値取得 | 温度(湿度/ 明るさ)を教えて センサー情報を教えて |
快適レベル表示 | 環境を教えて 今の状態を教えて |
センサー値の取得はカスタムスキルとなるので、実際には、
Alexa, アレクサ、家電リモコンで温度を教えて
と、「家電リモコンで(家電リモコンを使って)」を追加しなければなりません。
定型アクションで簡単にする
alexaアプリの定型アクションを使うと、煩わしいワーディングを言い換えて簡単にすることができます。
例えば
Alexa, リビングの温度は?
などに変更することができます。
実行条件を設定
実行条件を設定で「音声」を選択して、開始フレーズを入力します。
「部屋の温度を教えて」というのは、Amazon Echoの温度センサーへのフレーズとなるので、具体的な部屋の名前(例えば、リビングなど)でフレーズを登録します。
開始フレーズは複数登録できます。温度でも、湿度の確認でも必ず3つのセンサー値を回答してくれますが、
- リビングの温度は
- リビングの湿度は
- リビングの明るさは
と、3つを登録します。リビングというところは適宜変更してください。
アクションを追加
アクションの追加で「カスタム Alexaに対して言うフレーズを入力」で本来Alexaへの音声コマンドを入力します。
- 家電リモコンでセンサー情報を教えて
と入力します。
定型アクション名は、何でも構いませんが「リビングの温度」として登録します。
定型アクションを確認する
設定した定型アクションを確認します。
Alexa, リビングの温度は?
と、訊ねると「Alexa, 家電リモコンでセンサー情報を教えて」というフレーズが実行されます。
実行結果が戻ってくるまで、少し時間がかかりますが、
「温度はXX度、湿度はXX%、明るさはXXルクスです」
と回答が得られます。
同じように「家電リモコンで環境を教えて」というフレーズも「リンビングの環境を教えて」のように変更することができます。
スマート家電リモコンの温度センサー
小型で高性能なRS-WFIREX4ですが、小さなボディにセンサーが収められているので本体の熱の影響を受けて実際の室温より高い温度で通知されます。
温湿度計を同じ位置に置いて確認すると、湿度の差は小さいですが、温度は常に2-3℃高く通知されます。
SwitchBot 温湿度計プラス
温度と湿度を正しく認識したいと、スマート温湿度計のSwitchBot温湿度計プラスが安かったので購入しました。
しかし、SwitchBotハブミニを使っていないのでAlexaとも連携できません。過去の温湿度の変遷はスマホで確認できますが、スマートというより見やすい温湿度計として使っているだけです。
ラトックシステムのスマート家電リモコンを使っているのだから、同じラトックシステムのスマート温湿度計 RS-BTTHM1 を購入すればよかった、、、。
スイス製温湿度計センサーを採用し、アプリから計測値を補正できるとあります。
精度の高い計測ができる Smalia スマートリモコン
スマート家電リモコンのセンサー値の課題を解決する新しい機種が販売されています。
ラトックシステムの最新機種 Smalia スマートリモコンは、約60×60×20mm(突起部含まず)約42gと、RS-WFIREX4 の 45×45×15 mm(突起部含む) 約16g からは少し大きくなっています。
しかし、潜望鏡のように伸びたアーム部分に、温度・湿度・照度センサーを搭載。本体内蔵式に比べて、精度の高い計測が可能となっています。
【引用】Ratoc System Smalia |
5GHzのWiFiにも対応していて、Alexa経由でセンサー値を音声で確認できます。
スマート家電リモコンは、エアコンを含む家電の音声操作には何も不便がありませんが、温度を正しく知りたいというのであれば Smalia スマートリモコンという選択肢もありかと思います。
また第5世代としてコンパクトなコードレスのRS-WFIREXUがあります。コンセントにUSB電源を差し込んだ位置で使うなら便利です。しかし、こちらは温度センサーのみです。センサーは本体に内蔵されているので第4世代のRS-WFIREX4と同じように実際の室温より高くなるのではないでしょうか。
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