掃除機を使うのをやめて、座敷箒を使うようになってから掃除が楽しくなり、掃除をする頻度が増えました。座敷箒でゴミを掃き集めるたびに、部屋がきれいになっていく様子を見るのは、とても気持ちが良いものです。
また、手編みの座敷箒には伝統的な技術が息づいた風合いがあり、部屋に吊るしていても絵になります。掃除機を出す手間もかからず、音もしないので、いつでも気軽に掃除ができまる座敷箒は最強の掃除用具です。
掃除機を使うのをやめて、座敷箒で掃除をするようになった理由は主に3つあります。
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掃除機の片付けが面倒
掃除機を部屋に出しっ放しにするわけにもいかないので、掃除後に片付けますが、掃除をするたびに掃除機を出し入れしなければならないのは面倒です。
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時間的制約
掃除機は音が大きいため、夜遅くや朝早くに掃除をすると近所迷惑です。そのため朝出かける前とか、夜遅く帰って来てから掃除するということができません。
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日常の儀式化
掃除という日常の儀式化です。掃除機をかけることが、必然的な義務となってしまい、掃除をすることへの楽しさを感じられていませんでした。折角なら楽しく掃除をしたい!
もちろん、座敷箒で掃除するにもデメリットはあります。チリトリだと掃き集めた細かいゴミを取りきれない、掃除に時間がかかるなどです。
しかし、自分にとっては、掃除機をやめたメリットの方が大きいと感じています。掃除が楽しくなったことで、部屋も以前より片付けられています。
座敷箒(ざしきほうき)とは
座敷箒は、日本の伝統的な掃除道具であり、特に江戸時代に一般的に使われていたことから「江戸箒」とも呼ばれます。座敷箒は、ホウキ草(ホウキモロコシ)と呼ばれる植物の茎を束ねて手で編み込みます。ホウキ草の穂は柔らかく、しなやかで弾力があるので、畳、フローリングだけではなくカーペットなど敷物に溜まったゴミもかき出すことができます。また耐久性があり、長く使うことができます。
座敷箒のメリットとデメリット
手編みの座敷箒は、機械で作られたものとは異なり、職人の手仕事によって作られています。そのため、箒一本ひとつに手仕事の温もりや自然な風合いが感じられます。座敷箒を手にすると、日常の簡単な掃除が贅沢なひとときへと変わります。
座敷箒で掃除することのメリットには以下の点があります。
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エコでサステナブル
穂は座敷箒の素材は、地球にやさしいホーキ草と竹の柄です。天然の素材ですが、長く使える掃除用具で、また電力も必要としません。
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時間を気にせず掃除ができる
掃除機と違って騒音がないので、深夜でも明け方でも、自分の都合のよい時間に掃除ができます。
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部屋に吊るせる喜び
見た目が美しくので部屋に吊り下げていてもインテリアになります。出し入れの手間がないので、ちょっとした隙間時間に掃除できます。
座敷箒のデメリットは下記の3点です。
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吊るす場所の確保
穂先にクセがつかないようにい箒を吊るして保管する必要があります。座敷箒には長柄と短柄の2タイプがありますが、柄が長いと箒を吊るす場所の確保に困ります。
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片手で掃除するには少し重い
短い柄のタイプの箒は、片手で掃除するには少し重たく感じます。
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チリトリの取り扱い
掃き集めたゴミを取るのにチリトリを使うと、細かい塵や埃を取り残してしまいます。また時間もかかります。
実用的なアズマ工業の座敷箒
江戸時代から受け継がれ、日本の伝統文化である手編みの座敷箒をタイで職人を育成して生産しているのが、アズマ工業です。座敷箒は伝統工芸品ではなく実用的な掃除機用具です。手軽に使える価格で提供されているのは本当にありがたいと思います。
2023.12時点で販売されているアズマ工業の座敷箒には下記の種類がありますが、表は短柄だけを対象としています。価格はアズマ工業の通販サイト「アズマの快適百貨」での販売価格です。
品名 | 販売価格 | サイズ | 穂幅 |
重量 | 特徴 |
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手編みホーキ特撰短柄AZ112 | ¥3,430 | 約30×78×5cm | 約30cm | 約320g | 軽くて短柄タイプの手編みほうき、天然の厳選素材を使用 |
短柄手編みホーキ匠 | ¥4,590 | 約32×82×5cm | 約32cm | 約400g | 厳選した最上級のほうき草、一本一本が絹糸のようにきめ細かく、しなかやで掃きやすい |
匠125匠箒短柄 | ¥5,280 | 約32×82×5cm | 約32cm | 約400g | Aクラスの高級原料を使用。適度なコシがあり穂先は絹のようにしなやか。 |
価格の差は、「穂の材質」と「穂の量」の違いです。「手編みホーキ特撰短柄AZ112」と「匠125匠箒短柄」の穂を比較するとAクラスの高級原料を使用と謳われている「匠125」は、穂の一本一本がきれいですが、「特選」は枝毛が目立っていることがわかります。
下の写真は「匠125」の穂です。
そして、こちらが「特選」の穂ですが、「匠125」との違いは明らかです。
また、穂を纏めている部分を比較すると、ホーキ草の量が違うことがわかります。
写真の上が「特選」、下が「匠125」ですが、穂をまとめてコブになっている部分の大きさが随分と違います。
品質なら「匠125」、扱いやすさは「特選」
「匠125」と「特選」の中間に位置する「匠」は、保有していませんが、サイズと重量が「匠125」と同じなので、穂(ホーキ草)の品筆の違いではないかと思います。
80gの差は大きいけど、、
最初に購入した座敷箒が「匠125」です。とても気に入っていますが、400gは、片手で掃除をするには少し重いと感じていました。かと言って、簡易な「カバー箒」を部屋に吊るすのは、見た目的に抵抗があるため、手編みの座敷箒で最も軽い320gの「特選」を購入しました。
カバー箒とは、ホウキ草の穂の部分だけを針金でまとめ、カバーで覆って作られる。軽くて扱いやすく、手軽な価格です。
アズマ工業のカバー箒「NUS103」は270gと軽いですが、穂の量に物足りなさを感じます。しかし、「特選」は、カバー箒よりも穂量があり、且つ、片手で掃き掃除ができる重さです。
「しっかり」と掃き掃除ができる「特選」は、手編みの趣もあり、手軽に使える座敷箒としての地位を確立しています。
アズマ工業の座敷箒の唯一最大の難点
アズマ工業の座敷箒には、唯一で最大の難点があります。
それが、柄に貼られたシールです。これを下手に剥がそうとすると粘着力が強いため、柄の塗装まで剥がれてしまいます。下の写真は「特選」に貼られていたシールですが、同様のシールが「匠125」にも貼られていました。
ドライヤーで温めながらゆっくりと剥がすと、比較的きれいに剥がれます。
シールが気にならない人には関係がありませんが、自分は二本とも剥がしました。せめて、剥がしやすくするなどの改善が望まれます。
掃き掃除を画期的に改善する木製柄のコロコロ
箒での掃き掃除のデメリットとしてチリトリを使うことをあげていますが、カーペットクリーナー(コロコロ)で集めた細かいゴミを吸着させることで、きれいにゴミをとることができます。
そして、カーペットクリーナーに柄を装着すれば、立位のまま使えるので掃除が劇的に楽になります。また、木製の柄であれば、部屋に出しっ放しにしても、座敷箒同様にインテリアとして収まりもとてもいいです。
無印良品のカーペットクリーナーと木製ショートポールは、スタイリッシュでとっても素敵な組み合わせです。
木製ショートポールは楽天の無印良品公式で購入できます。
まとめ
アズマ工業の「匠125匠箒短柄」は、長く使える、しっかりとした品質で、見目麗しい逸品です。一方、「手編みホーキ特撰短柄AZ112」は、軽くて使い勝手がカバー箒に近いですが、座敷箒としての品格も保っています。
手編みの座敷放棄とMUJIのカーペットクリーナー+木製ショートポールで「掃く生活」に変えてみませんか?
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