ずっとシステム手帳を愛用していたのにデジタル移民世代の自分はスマホやタブレットを使うようになってから、無理にノートを使わなくしようとしていたのかもしれません。それでも、Mindマップを画くのにCROQUISを手放せかなったり、シャープの電子ノートを使ったりと、手書きの世界は捨てきれません。
書く速さだけでいえば、手書きは1分間に60文字程度なので、スマホでフリック入力をした方が早いということになります。
手書き | 60文字 |
タイピング(PC) | 120~150文字 |
フリック入力(スマホ) | 90文字 |
ここ数年間システム手帳を捨てて記録することをデジタルに移行しようとしてはみたものの、絵や図を描いたり、下線を引いたり、囲ったりと、自由に描ける手書きノートにはやっぱり敵いません。しかし、A5サイズのシステム手帳は持ち運びにもかなり重かったので、デジタルデトックスという名目でノート回帰するにあたって、携帯性に優れて愛着がもてるノートはないかと探して、見つけたのが、TRAVELER'S notebook(トラベラーズ ノート)でした。
モレスキンのノートだと、如何にも ”できる大人のノート” という感じですが、トラベラーズノートの
- A5スリム(H134×W105)という手頃なサイズ
- 多彩なリフィルで自分好みにカスタマイズできる
- ゴムバンドで連結するという単純な構造
- シンプルなレザー カバー
という自由にカスタマイズができて、シンプルというところが気に入りました。またTRAVELER'S notebook(トラベラーズノート)のコンセプトが素敵です。
旅は、発見する。
旅は、想像力を解放する。
旅は、自らの内面をさらけ出す。
そのすべてを受け入れ、
ここに書き留めよ。
”考えたこと“、“見つけたこと“ を ”自由に書く” ということは、旅の記録だけではなく、趣味や仕事に関しても同じです。そして、まさにノートは自分の内面をさらけ出すものです。ノートに書かれた内容は個性そのものです。
TRAVELER'S notebook のリフィルを選ぼう
リフィルには週間や月間のダイアリーもあるので仕事用としても十分使えますが、スケジュール管理はGoogleさまに任せているので主な使用用途はメモ帳としてです。
個人的には、罫線に束縛されず自由に描ける無地が好きなので、トラベラーズノート リフィル MDクリーム 無罫 025 と 同じく無地でページ数が通常リフィルの倍(128ページ)の トラベラーズノート リフィル 軽量紙 013 を購入しました。
後述する TRAVELER'S notebook の使い方 に記載していますが、ノートを左右半分に折って使っています。紙を折るにはの薄い トラベラーズノート リフィル 軽量紙 の方がいいのですが、フリクションの消しゴムで消すと紙がヨレヨレになります。また紙が薄いので裏面に書いたものが、かなりはっきりと透けて写ります。
ノート以外のリフィルとしては、ちょっとした小物もはさめる、トラベラーズノート リフィル クラフトファイル 020 を購入しました。ジッパーケースのリフィルもありましたが、クラフトファイルの方がトラベラーズノートには似合っているのではないかと思います。
ノートを連結しよう!(Join Together)
トラベラーズ ノートのリフィルは、連結バンド(ゴムひも)を使って繋ぎますが、購入時のセットに付属しているゴム紐と箱のゴム紐を使えば連結バンドを購入しなくても3冊まで連結可能です。
連結方法については「連結バンドを使ったトラベラーズノートリフィルのセット方法」を参照してください。
TRAVELER'S notebook と相性のいいフリクションボールビズ
A5スリムタイプの TRAVELER'S notebook の筆記具としては、フリクションボールビス がスリムでフィットします。また 0.5mm という細字も最適です。
また、いつもペンを探してしまうのでペンホルダーも購入しました。
TRAVELER'S notebook の使い方
ノートなので、好きなように使えばいいとは思いますが、自分は、A5スリムサイズのノートを左右半分に折って使っています。
なぜ半分に折るかといえば、簡潔に書くように心がけるためにです。
随分前になりますが、「Yahoo! ニューストピックが13文字である理由」が話題になったことがあります。「読ませる」から「見せる」への意識改革と文字認識範囲が9から13文字という研究結果からということですが、トラベラーズノートを半分に折ると1行に10~15文字ぐらいしか書けません。簡潔に書くためにはちょうどいい長さです。
半分にした左側にトピックやキーワードを書いて、左側に自分が思ったことや、調べたことを書くようにしています。
TRAVELER'S notebook BLUE EDITION
2015年3月にトラベラーズノートに2015年限定モデルとして、ブルー エディション が発売されました。紺碧の空の色とあるように、深みのある青です。ほしい、、、、、
でも、、、、2冊目の使い方を考えないと?
と、思い悩んでいたら誕生日のプレゼントとして トラベラーズノート ブルー エディション をいただきました!
ありがとうございます。欲しいものはやっぱり口にしておくべきですね。
茶のペンホルダーが合わなかったので、青いペンホルダーの トラベラーズノート ペンホルダー 限定 パンナム を購入しました。現在は、ブルー用のペンホルダーも販売されています。
トラベラーズノート ブルー エディション、大切に使わさせていただきます。
追記(2023年4月)
大切に使わせていただきますと書いたブルーですが、まだ現役で活躍しています。もちろん茶もまだ使っています。バンドのゴムは交換していますが、構造がシンプルなので本当に長く使えるノートです。カバーは皮なので、ときどき皮用のクリームを塗っています。
最近、MDノート<新書>を購入したことで、トラベラーズノートについてブログを書いたことを思い出し、フォーマットを修正しました。
ブルーエディションは限定から通常のバリエーションに取り入れられ、トラベラーズノートの販売はミドリからトラベラーズカンパニーとなりました。
自身でも筆記具がフリクションから万年筆へと変わり、それに伴いリフィルもMDクリーム無罫が中心となりましたが、トラベラーズノートはずっと使い続けています。いつまでも手元に置いときたいノートです。