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Post Date:2025年5月24日 

筋膜リリースで肩コリ・腰痛を解消!MYTREX REBIVE MINI XS2の効果的な使い方

MYTREX REVIVE MINI XS 2

最近、「肩がコル」「背中がガチガチ」「長時間座っていると腰がツラい」と感じていませんか? デスクワークやスマホ操作が当たり前になった今、こうした不調に悩む人がとても増えています。

これらの不調の多くは、単なる疲れではなく、筋膜の癒着や筋肉の深いコリ(=トリガーポイント)が原因かもしれません。

これまで、セルフケアにランブルローラー(フォームローラー)やビースティーボール(マッサージボール)を取り入れてきました。ガチガチに固まった深層のコリにはやっぱり“刺さる”道具が最高です。

実際、筋膜の癒着を解消する「筋膜リリース」や、筋肉の緊張点に働きかける「トリガーポイント療法」は、慢性痛の軽減や柔軟性の向上に有効であることがわかってきています。

ビースティーボールは浴槽内で使っていますが、お風呂じゃないと滑らず、“面で広くほぐす”ような動きがしづらいのが難点です。また、「手が届かずトリガーポイントをうまく狙えない…」「場所によっては、力を込めることができない」と不便さもあります。

そこで、日々のケアにプラスしたのが、パーカッシブ療法(振動刺激)を取り入れた『MYTREX REBIVE MINI XS 2』というコンパクトなマッサージガン。小型ながらしっかり振動し、角度の調整も自由自在で簡単に扱えます。

振動刺激は筋膜や筋肉の血流を促進し、可動域の改善や慢性的なこわばりの軽減にもつながるとされており、ガチガチの体がスッと軽くなる感覚が得られます。


肩コリ・腰のだるさは “筋膜” と “トリガーポイント” が原因かも?

「肩がこる」「背中が張る」「腰がだるい」──こうした慢性的な不調の原因は、単なる“筋肉疲労”ではないかもしれません。 最近では、筋膜の癒着トリガーポイントと呼ばれる筋肉のしこりが、こうした不調の根本原因として注目されています。

MYTREX REVIVE MINI XS 2:「筋膜」と「トリガーポイント」が原因かも

筋膜とは?──筋肉を包む“ウェットスーツ”のような存在

筋膜(きんまく)は、筋肉を包む薄い結合組織で、体全体に張り巡らされている“ボディスーツ”のような存在です。 筋肉だけでなく、骨・内臓・神経・血管など、あらゆる組織を包み込み、それぞれの位置を適正に保ち、動きがスムーズになるよう支えています。

よく言われる例えとして、鶏肉についている半透明の膜を思い浮かべるとわかりやすいでしょう。


筋膜が硬くなると、どうなる?

筋膜は本来しなやかですが、以下のような要因で“ねじれ”や“癒着”を起こしやすくなります:

  • 長時間の同じ姿勢(デスクワークなど)
  • 運動不足やストレス
  • 怪我や過度な使いすぎ

筋膜が癒着すると、筋肉の動きが悪くなり、血流や神経の働きも妨げられます。
その結果、以下のような不調が現れることがあります:

  • 肩こり、腰痛、背中のハリなどの慢性痛
  • 筋肉の柔軟性の低下、関節の可動域の制限
  • 血行不良、疲労の蓄積、姿勢の乱れ

筋膜リリースとは?──筋膜の癒着を“解放”するセルフケア

筋膜リリースは、硬くなったり癒着した筋膜に対して、 圧迫・摩擦・ストレッチなどの刺激を与えることで、筋膜を元の滑らかで柔軟な状態に戻すアプローチです。

このリリースにより、以下のような効果が期待できます:

  • 動きやすさの改善(筋肉・関節がスムーズに動く)
  • 痛みの軽減
  • 血行促進・疲労回復
  • 姿勢バランスの改善

トリガーポイントとは?──不調を引き起こす“コリの芯”

トリガーポイントとは、筋肉の中にできる過度な緊張状態(しこり)のこと。
押すとズーンと響いたり、離れた部位に痛みを飛ばす「関連痛」を引き起こすのが特徴です。

例:
  • 肩のトリガーポイント → 首や腕の痛みに波及
  • お尻のトリガーポイント → 腰や脚のだるさにつながる

日常的な動作や姿勢がつらくなる原因が、意外な場所の“コリの芯”に潜んでいることも多いのです。


なぜ今、筋膜リリースとトリガーポイント療法が注目されているのか?

この2つのケア法は、アスリートや理学療法の現場でも広く活用され、研究も進んでいます。
次のようなメリットが科学的にも確認されつつあります:

  • 柔軟性の向上、可動域の拡大
  • 慢性的なコリや痛みの緩和
  • リラクゼーション効果、血流促進

こうしたケアは、正しい知識と、体に合った道具を使えば、自宅でも十分に行うことができます。


MYTREX REBIVE MINI XS 2の特徴──“整体師の手”を持ち歩ける感覚

「ピンポイントで狙いたい」「広くゆるめたい」「強すぎず、でも深く届いてほしい」──
セルフケアの悩みは、人によっても部位によっても違うもの。

そんなニーズに応えるように進化したのが、第2世代のハンディガン『MYTREX REBIVE MINI XS 2』です。


30通りの刺激を実現するマルチ調整機能

このモデル最大の特長は、振動の“速さ”と“深さ”の組み合わせで30通りの刺激が選べることです。

  • 速さ(振動スピード):5段階で調整可能(例:やさしいほぐし〜深部刺激まで対応)
    MYTREX REVIVE MINI XS 2:速さ(振動スピード)
  • 深さ(ストローク幅):2mm〜7mmの6段階で可変
    MYTREX REVIVE MINI XS 2:深さ(ストローク幅)
  • 手圧変動テクノロジー:押し当てる力に応じて自動で深さが変化

まるでプロの整体師が“押し加減”を変えながら施術してくれているような感覚。 筋膜リリースだけでなく、トリガーポイントにも深く届きやすいのが魅力です。


小型・軽量なのにパワフル。どこでも使いやすい設計

手のひらサイズのコンパクトボディながら、しっかり振動が伝わるのもポイント。

  • 軽量設計で、女性でも片手で扱いやすい
  • 長時間の使用でも疲れにくく、出張や旅行にも持ち運びしやすい

私は肩甲骨の内側や腰の奥など、手が届きにくくフォームローラーでは当てにくい部位にもこれ1台でアプローチしています。


静音&コードレスで、時間・場所を選ばない

リビングでテレビを見ながら、ベッドで寝る前の5分間、あるいは仕事中の休憩にも。
静音設計で家族の迷惑にならず、充電式なのでコードも不要。思い立った時にすぐ使えるのが意外と大きなメリットです。


各アタッチメントの活用法──筋膜リリースとトリガーポイントへのアプローチ

MYTREX REBIVE MINI XS 2には、目的や部位に応じて使い分けられるアタッチメントが複数付属しています。
それぞれの特徴と、筋膜リリースおよびトリガーポイント療法での活用方法を見ていきましょう。


1. 球形アタッチメント(BALL HEAD)

MYTREX REVIVE MINI XS 2:球形アタッチメント

最も汎用性が高く、柔らかめの刺激で広い範囲に使えるスタンダードタイプです。

  • おすすめ部位:背中、太もも(前・裏・外側)、お尻、ふくらはぎなどの広い筋肉群
  • 筋膜リリース用途:面積の広い筋肉の表層を滑らせるように動かし、全体的な筋膜の柔軟性を促進
  • トリガーポイント用途:面全体にやさしく当ててから、圧痛点まわりを軽くほぐす“前準備”に適している

初心者や初めての部位には、まずこのアタッチメントからスタートするのが安心です。


2. 平形アタッチメント(FLAT HEAD)

MYTREX REVIVE MINI XS 2:平形アタッチメント

平らな接地面で、均一な圧をかけたい時に便利な万能タイプ。

  • おすすめ部位:太もも、背中、二の腕、ふくらはぎなど
  • 筋膜リリース用途:球形と同様に広範囲に使用できますが、よりパワフルでしっかり圧をかけたいときにおすすめ
  • トリガーポイント用途:筋肉の厚い部位で“軽く押し込むように”して使うと、深部までアプローチしやすい

ウォームアップやクールダウン、日々のリラクゼーションにも使いやすい形状です。


3. 円柱形アタッチメント(BULLET HEAD)

MYTREX REVIVE MINI XS 2:円柱形アタッチメント

先端が細く、振動が一点に集中するため、ピンポイントの刺激が可能です。

  • おすすめ部位:足裏、手のひら、肩甲骨のキワ、関節周り、臀部の深層部など
  • 筋膜リリース用途:筋膜の癒着が起こりやすい小さな部位、足底筋膜などに
  • トリガーポイント用途:ズーンと響く「しこり」や硬結に対して、慎重に短時間でアプローチ

※骨に当たらないように要注意。特に強い刺激のため、1か所に長く当てないようにしましょう。


4. U字形アタッチメント(FORK HEAD)

MYTREX REVIVE MINI XS 2:U字形アタッチメント

二股に分かれた形状で、骨の両側を挟むように使えるアタッチメントです。

  • おすすめ部位:背骨の両脇、首の付け根、アキレス腱の周辺など
  • 筋膜リリース用途:筋線維や筋膜が明確な走行をしている部位に沿って、リズムよく滑らせるように使用します
  • トリガーポイント用途:背骨沿いなどに並ぶ小さな圧痛点に対し、骨を避けながら軽く刺激するのに適している

「骨に当てないように沿わせる」構造が、セルフケアにおいて非常にありがたい設計です。


5. スカルプ用アタッチメント(SCALP HEAD)

MYTREX REVIVE MINI XS 2:スカルプ用アタッチメント

頭皮の血流促進やリラクゼーション用に設計されたアタッチメント。平形ヘッドに装着して使用します。

  • おすすめ部位:頭全体(側頭部、後頭部、頭頂部)
  • その他の効果:眼精疲労、頭の重だるさのケア、顔まわりのリフト感アップなどに活用

「頭皮も筋膜の一部」と考えれば、緊張をゆるめるという点で間接的な筋膜ケアとも言えますが、用途はやや特殊です。


スピード&ストロークの使い分けガイド

MYTREX REBIVE MINI XS 2は、5段階のスピード設定2〜7mmの可変ストローク幅(6段階)に対応しており、 筋膜リリースからトリガーポイント療法、リラクゼーションまで幅広くカバーできます。

以下は、目的別におすすめの設定・アタッチメント・使用部位をまとめた一覧です。

目的別アタッチメント
用途 スピード(レベル) ストローク幅(mm) おすすめアタッチメント 代表的な使用部位
筋膜リリース(表層・広範囲) レベル1〜2(低速) 2〜4mm(浅め) 球形・平形 太もも(前・外)、背中(広背筋)、ふくらはぎ、お尻(表層)
筋膜リリース(深層・重点部位) レベル2〜3(中速) 4〜6mm(中程度) 平形・U字型 お尻(深部)、肩甲骨まわり、ハムストリング、首の付け根
トリガーポイントアプローチ レベル4〜5(高速) 6〜7mm(深め) 円柱形 お尻の奥、足裏、手のひら、肩・腰の“しこり”ポイント
リラクゼーション/クールダウン レベル1(超低速) 2〜3mm(浅め) 球形・平形・スカルプ用 全身(広範囲)、腕、ふくらはぎ、頭皮(スカルプ用)

💡 使い分けのコツと注意点

  • 初めての部位や敏感な箇所は、低速・浅め・球形からスタート
  • 筋膜リリースは“広く流す”、トリガーポイントは“短く深く押す”が基本の考え方
  • 骨や神経の近くは避ける(特に円柱形は注意)
  • 1か所につき30秒〜1分程度を目安に。痛みがある場合はすぐに中止

📌 こんなときどうする?Q&A的な補足(必要に応じて追記できます)

  • 「どのアタッチメントが一番効く?」 → 筋膜リリースなら球形 or 平形。ピンポイントなら円柱形。
  • 「全部試す必要ある?」 → まずは2〜3種類でOK。体感に合わせて増やしていくのが◎
  • 「痛いのが効いてる証拠?」 → 必ずしもそうではありません。「心地よい強さ」が最も効果的です。

私のセルフケアルーティン ── 3ステップで無理なく続くセルフケア

セルフケアは“継続”が何より大切。でも、がんばりすぎると逆に続かなくなってしまいます。

そこで私が取り入れているのが、「リラックスしながらできる」「お風呂のついでにできる」「ストレッチと組み合わせる」という、無理のない3ステップケアです。


① ソファーでリラックスしながらMYTREX

まずは、1日の終わりにソファーに座ってリラックスしながら、MYTREX REBIVE MINI XS 2を使用します。 設定はストローク7(最大)、スピード1(最低)。 ゆっくりした振動が心地よく、体を“ゆるめる”準備にぴったりです。

特に使うのは:
  • 肩まわり(僧帽筋や肩甲骨の周囲)
  • 胸(大胸筋まわり)
  • 腰の両脇
  • 太ももやお尻(長時間座った日の疲れに)

ポイントは「頑張って“ほぐそう”としない」こと。リラックスしながら、振動を感じるだけでも十分です。


② お風呂でビースティーボール

湯船につかりながら、ビースティーボールでのケアも欠かせません。
水の浮力と温熱効果で筋肉がゆるみやすく、特に頭皮や首筋には効果的です。

  • 頭皮のリフトアップや眼精疲労のケアに
  • 首の後ろ〜うなじにかけては「前傾姿勢の巻き肩リセット」に

ビースティーボールは滑りやすいお湯の中で使うと、強い刺激でも痛みが和らぐのが特徴。
「痛気持ちいい」を楽しむには最適な環境です。


③ 風呂上がりのストレッチ+ランブルローラー

仕上げは、風呂上がりのストレッチタイムにランブルローラーを使います。
温まった体は柔らかく、筋膜リリースに最適なタイミング。特に次の部位に重点を置いています:

  • 背中(脊柱起立筋まわり)
  • お尻(中臀筋・大臀筋)
  • ふくらはぎ(下腿三頭筋)

体重をかけてグリグリと転がすのは少し痛いけれど、その分スッキリ感は段違い。このステップで1日を締めくくると、翌朝の“だるさ”や“重さ”がぐっと軽くなるのを感じます。


💡 無理なく続けるコツ

3つ全部やらなくてもOK。 「今日はMYTREXだけ」「ビースティーで頭皮だけ」といったライトなケアでも、“何もしない日を作らない”ことが習慣化の鍵です。


まとめ ── MYTREX REBIVE MINI XS 2はこんな人におすすめ

肩こり、背中のハリ、腰のだるさ……
毎日のちょっとした不調の多くは、筋膜の癒着やトリガーポイントといった“体の奥のこり”が関係しています。

そんな不調に、自分の手で手軽にアプローチできるのがMYTREX REBIVE MINI XS 2
振動の速さと深さを細かく調整できるので、「ちょっとほぐしたい日」から「がっつり解きほぐしたい日」まで対応可能です。

私自身、フォームローラーやビースティーボールと併用しながら、
その日の体調やライフスタイルに合わせて使い分けることで、セルフケアの習慣化がしやすくなりました。


こんな方におすすめです:

  • デスクワークやスマホで慢性的な肩こりや腰の不調を感じている人
  • フォームローラーでは届かない深部のコリをどうにかしたい人
  • できれば家で・手軽に・すぐに使えるセルフケアツールが欲しい人
  • ビースティーボールやランブルローラーを使っていて、併用して効果を高めたい

“自分の体に、自分で手をかけてあげる”。
MYTREX REBIVE MINI XS 2は、それを手軽に、心地よく実現してくれるツールです。

あなたも今日から、ガチガチの体をゆるめる習慣、はじめてみませんか?

Post Date:2025年5月11日 

ウルトラセブンとリズムボックス、そしてYMO

ウルトラセブン 第37話「盗まれたウルトラアイ」に登場したリズムボックス

不朽の名作『ウルトラセブン』のあるエピソードで使われていた音楽機材が、テクノ音楽の礎を築いたYMOへと繋がる、ちょっとマニアックなお話しです。

『ウルトラセブン』第37話「盗まれたウルトラアイ」というエピソードで、マゼラン星への怪電波の発信源となっていたのが、なんと、バンドが生演奏する中、若者たちが踊るステージに置かれていた「リズムボックス」だったんです。

ウルトラセブン 第37話「盗まれたウルトラアイ」に登場したリズムボックス

1968年、放送当時にゴーゴークラブのような場所でドラムの代わりにリズムボックスが使われていたのかは想像の域を出ませんが、若者が熱狂するツイストのようなダンスミュージックに使われる、シンプルでアップテンポなリズムは、当時の大人たちには「単調なリズム」と映ったかもしれません。

一方で、リズムボックスの電子音で奏でられる規則正しいリズムは、近未来的な響きとして捉えられた可能性もあります。実際にテクノミュージックは70年代に開花します。

そして、繰り返される単調なリズムが、同じメッセージを何度も送るモールス信号のように聞こえたのではないか、ということです。実際、マゼラン星人のマヤは、故郷に「迎えはまだか」という短い通信を繰り返し送っていました。

さらに興味深いのは、地球防衛軍極東基地でリズムボックスのカバーが外されると、中にはテープが回っていて、テープ再生型(テープループ)のリズムボックス?でした。メロトロンのリズムボックス版⁈

ウルトラセブン 第37話「盗まれたウルトラアイ」に登場したリズムボックス

もしかしてテープループのリズムボックスってあったの?と、調べてみると、1949年に Chamberlin ‘Rhythmate’というテープに録音されているドラム音がループして再生されるというテープループ式のドラムマシンが発売されていたのを知りました。こちらがメロトロンの先祖でした、、。

60年代後半のリズムボックスは半導体で電子音を発生させるものでしたが、テープというアナログな仕組の方が、より機械的な印象を与えたのかもしれません。

にしても、恐るべしウルトラセブンです。

特撮作品に登場した「リズムボックス」という当時の新しい音楽技術への視点、そして繰り返される電子リズムという描写は、後にコンピューターと音楽を融合したYMOのような音楽が世界を席巻する未来を予見していたのではないかと勘繰ってしまいます。


1960年代後半に進化したリズムボックス

ウルトラセブンの「盗まれたウルトラアイ」が放送されたのは1968年6月16日です。

ウルトラセブン 第37話「盗まれたウルトラアイ」

1960代後半には、ACE Tone (エース電子工業) シリーズ、京王技術研究所 Donca Matic / Mini Pops シリーズなど、60年代後半には多くの名機と呼ばれるリズムボックスが発売されています。

「盗まれたウルトラアイ」が放送された1968年当時に発売されていたリズムボックスについて確認してみました。


ACE Tone シリーズ

ACE Tone Rhythm Ace FR-1 / FR-3は、アナログ方式のプリセットリズムマシンで、「電子化リズムマシンの原点」の一つとされています。

エース電子工業の創業者、梯郁太郎(かけはし いくたろう)氏は、エース電子工業を離れ、1972年にローランドを創業し、ACE Toneの技術やデザインを継承したTR-33 / 55 / 77 を発売します。これが後の名機TR-808(通称 ヤオヤ)に繋がっていきます。

  • Rhythm Ace FR-1(1967)

    FR-1は16種類のプリセットリズムパターンを搭載しており、プリセットを組み合わせることが可能です。また、FR-1はハモンドオルガンオプションとして採用されていたともあります。当時はオルガンにリズムボックスが搭載されていたんですね。エレクトーンみたいです。

  • Rhythm Ace FR-3(1967)

    8種類の基本リズムパターンの他に、2ビートと4ビートのリズムに対して、それぞれ6種類ずつのバリエーションが用意されていました。


Donca Matic / Mini Pops シリーズ

京王技術研究所は、1986年に社名がKROGとなりますが、1963年に発売した「ドンカマチック DA-20」は、国産初のリズムマシン市販機です。

Donca Matic DA-20
【引用】「ドンカマチック」が未来技術遺産に登録! | KORG

国産初となる円盤回転式電気自動演奏装置で、日本におけるリズム・マシン開発の出発点となった重要な機器として評価され、2020年に国立科学博物館が制定する未来技術遺産に登録されました。

  • Donca Matic DA-20(1963)

    回転する円盤にある接点が触れることによって真空管を使用したアナログ回路でリズム音が生成され、円盤の回転スピードを変えることでテンポが調整できるという機械的な仕組みでした。

    25種類のプリセットリズムパターンを搭載し、本体のフロントパネルにはミニ鍵盤のようなスイッチがあり、個別の音色を手動で鳴らすことも可能だったとあります。

  • Donca Matic DE-20(1966)

    Donca Matic DE-20になって機械式回転円盤から、トランジスタ回路を使用した電子式に変更されました。また、リズム音の生成もアナログ回路ですが、真空管からトランジスタに変更になっています。

  • Donca Matic DE-11

    DE-20の廉価版とありますが、詳細は不明です。動画で確認することができます。

  • Mini Pops 5 / 7(1966)

    Mini Popsシリーズは、より広範にトランジスタ技術を適用した、次の世代のリズムマシンとして位置づけられていて、トランジスタ式リズムマシンの重要なモデルと言われています。

  • Mini Pops 3 / 20S(1967)

    かなり洗練されているリズムボックスで20SのSはステレオを意味するとWikipediaには掲載されていますが、詳細は不明です。


ドンカマとは?

マルチトラックレコーディングを行う際のガイドリズムのことを、いまでも「ドンカマ」と言います。これは、かつてレコーディングスタジオに Donca Matic(ドンカマチック)が備品として置かれていた時期があり、その略称である「ドンカマ」がガイド音を指す言葉として広まったと言われています。

「YMO 1979 TRANS ATLANTIC TOUR LIVE ANTHOLOGY」のインタビューの中で細野晴臣氏も下記のように言及しています。

「このツアーのときのクリックはドンカマみたいな音が鳴っているだけで、今みたいにバックトラックが鳴っているわけではないから、それに合わせるわけにはいかない。一番肝心だったのは(高橋)幸宏のドラムなので、幸宏のグルーヴに合わせてシンセベースを弾いていたんです」

【引用】YMO 1979 TRANS ATLANTIC TOUR LIVE ANTHOLOGY - ロングインタビュー

と、「ドンカマみたいな音」という言葉を用いて、ライブのときにタイミングを合わせるためのガイド音を「ドンカマ」表現しています。

ちなみに「YMO 1979 TRANS ATLANTIC TOUR LIVE ANTHOLOGY」は、アルファミュージック設立55周年を記念して、ライヴ・レコーディングが行われた4都市5公演の全貌を伝える5CD+1BDのライヴ・ボックス・セットです。

Blu-Rayのライブ映像は、THE GREEK THEATREとHURRAHの映像を最新の技術でアップコンバート、サウンドも新たにミックスとリマスタリングが施されています。

ドラムもベースの音も一つ一つの音の粒がたっていて、とても1979年の演奏とは思えないクォリティです。それにしても細野さんのシンセベースの手弾きの演奏には天晴れです。

YMO 1979 TRANS ATLANTIC TOUR LIVE ANTHOLOGY

アルファミュージックのYouTubeチャンネルでは、このBOX SETに収録されている THE GREEK THEATREでの「RYDEEN」の映像が公開されています。

CDで聴く音楽もいいものです。

YMO LIVE AT THE GREEK THEATRE 4/8/1979

世界初の商用リズムボックス Wurlitzer Sideman

1959年に発売された Wurlitzer Sideman(ウーリッツァー・サイドマン)が世界初の商用リズムボックスと言われています。

真空管と電磁式回転ディスクを用いた機械式のリズム生成機です。ボタンを押すことで手動で演奏することも可能です。

日本のコルグ創業者である加藤氏がドンカマチック開発の着想を得る際、クラブで使われていたSidemanに触発されたというエピソードがWikipediaに記載されています。実際にSidemanの動画を見ると、Donca Matic DA-20がWurlitzer Sidemanを強く意識して作られたことがよく分かります。


テープループのドラムマシン Chamberlin Rhythmate(チャンバリン・リズメイト)

世界初のリズムボックスより10年前にハリー・チャンバリン(Harry Chamberlin)によってテープ再生式(テープループ)の「世界初のドラムマシン」であるリズメイト(Chamberlin Rhythmate)が製造されています。

1インチ幅の磁気テープループに記録された、本物のアコースティックドラムキットやパーカッション(ボンゴ、クラベス、カスタネットなど)の演奏パターン(サンプル)を再生することでサウンドを生成します。サンプリング(PCM)音源を搭載したドラムマシンLinn Drum の大先輩です。


YMOでみるリズムボックス

1980年に発売されたローランド TR-808は、ドンカマチックよりも1年早い2019年に「音楽シーンに大きな影響を与えたリズムマシン」として国立科学博物館の「重要科学技術史資料」(通称 未来技術遺産)に登録されています。

Yellow Magic Orchestra もアルバム『BGM』(1981年)でTR-808を使っています。アルバムに収録されている「1000 KNIVES(千のナイフ)」 は、坂本龍一のファーストソロアルバムのセルフカバーで、「YMO 1979 TRANS ATLANTIC TOUR LIVE ANTHOLOGY」でも演奏されいる、とてもグルービーな一曲です。必ずテーマに戻るという構成はJazzのようでもあります。

しかし、このBGMバージョンではTR-808のリズムが前面に押し出され、ヤオヤ(TR-808の通称)のキック音とクラップによって、より機械的で乾いたアレンジとなっているのが特徴です。


Nothing has to Change(何も変わらないこと)

今回のブログでは、ウルトラセブンに登場した謎のリズムボックスから始まり、初期の国産リズムマシン、そして世界の最先端を走ったTR-808やChamberlin Rhythmateに至るまで、リズムマシンの歴史を辿ってきました。

ウルトラセブン「盗まれたウルトラアイ」のエピソードで描かれた、あの単調でありながらも近未来的なリズムボックス。そして、初期のリズムボックスにおけるテクノロジーの限界からくる「シンプルに、決まったことを繰り返す」という制約こそが、リズムボックスの本質となり、その後の技術的な挑戦へと繋がっていきました。

ウルトラセブンは、北米版ブルーレイで安価に高画質で楽しむことができます。

日本のテクノロジーである Donca Matic DA-20 が示したリズムボックスの本質と挑戦は、時代を超えて脈々と受け継がれています。

少し前に『メトロノームじゃ物足りない!アップライトベース練習に最適なリズムマシンはこれだ!(おすすめ3選)』というタイトルで、B-205の購入理由について「スピーカーで音が鳴らせてシンプル操作」と書いていましたが、もしかしたら、大人になってウルトラセブンに興味をもつのも、昔のリズムボックスに惹かれるのもベースに nothing has to change という思想に基づいて判断していたのかもしれません。

テクノロジーがどれだけ進化しようとも、根源的なリズムの力、そしてシンプルな繰り返しの中に宿る魅力は不変である。音楽の歴史を紐解く中で、そんな普遍的な本質を見出す面白さを改めて感じることができました。

マニアックすぎる書籍 Rhythm Machines

Don Camatic CE-11の動画の最初に紹介されている書籍『Rhythm Machines: The rise and fall of the presets』は、1960年代後半から1980年代初頭にかけて登場したプリセット式リズムマシン(ドラムマシン)の歴史を詳細に記録したものです。Ace Tone、Eko、Elka、Farfisa、Gulbransen、Kay、Kawai、Korg (Keio)、Maestro、Seeburg、Roland、Yamahaなど、主要メーカーからマイナーなメーカーまで、300近い機種を網羅し、カラー写真とモノクロ写真を含む200ページにわたる詳細な情報が掲載されています。

Post Date:2025年5月5日 

ウルトラセブン55周年Anthology【北米版BD】驚異のコスパ!衝動買いのススメ

Ultraseven 55th Anniversary Anthology [Blu-ray]

北米版「ウルトラセブン全48話 Blu-ray」に続いて、3,000円を切る価格に、思わず衝動買いしてしまったのが、北米版「ウルトラセブン55周年記念 Anthology Blu-ray」です。

ウルトラセブン本編から厳選された17話に加え、『帰ってきたウルトラマン』、『ウルトラマンA』、『ウルトラマンタロウ』、『ウルトラマンレオ』といった昭和の第2期ウルトラシリーズから、『ウルトラマンメビウス』、そして『大怪獣バトル』シリーズやウルトラゼロ関連の映画まで、実に38本もの客演エピソードや映画が収録されているのです。

時代を超えて活躍し続けるウルトラセブンの勇姿をまとめて堪能できる、まさに"セブン祭り"状態! 見切れないほどのボリュームというのは嬉しい悲鳴ですね。

それにしても、これだけ多くの作品で活躍しているウルトラセブンの存在感には、ただただ「圧巻」の一言です


データで見るウルトラセブンの客演史

Ultraseven 55th Anniversary Anthology [Blu-ray] は、円谷プロダクションとライセンス契約をしているMILL CREEK ENTERTAINMENTが北米で発売しているBlu-rayです。日本国内では公式には発売されていない、米国限定のアイテムと思われます。

Ultraseven 55th Anniversary Anthology [Blu-ray]

セブンは、自身のTVシリーズ終了後、次シーズンとして始まった『帰ってきたウルトラマン』で早速の出演を果たして以来、様々なウルトラシリーズや映画に登場しています。

ウルトラセブンが、最も多くの回で登場するのは『ウルトラマンレオ』から7話、次いで『ウルトラマンエース』から6話となっています。ウルトラセブン単独での登場というよりは、ウルトラ兄弟の一員という形での出演が多いようです。

以下に、それぞれのウルトラシリーズでのウルトラセブンが登場するエピソード数を一覧でまとめました。

ウルトラマンエピソード数
ウルトラマンレオ7話 / 51話 (14%)
ウルトラマンエース6話 / 52話 (12%)
ウルトラマンタロウ5話 / 53話
帰ってきたウルトラマン2話 / 51話
ウルトラマンネオス2話 / 12話
ウルトラマンメビウス2話 / 57話
ULTRASEVEN X2話 / 12話
ウルトラギャラクシー2話 / 13話
ウルトラマンギンガ2話 / 11話
ウルトラマン801話 / 50話
ウルトラマンゼロ1話 / ??

この表からも、ウルトラセブンが、いかに多くの時代・作品で活躍し続けているかが改めて分かります。単なるゲスト出演にとどまらない、ウルトラシリーズ全体の歴史におけるセブンの存在の大きさを感じずにはいられません。このAnthology Blu-rayは、そんなセブンの偉大な足跡を追体験できる、まさにファン必携のアイテムと言えるでしょう。


北米版のBlu-Rayは日本のプレイヤーで再生できるのか?

こちらは再掲になります。

DVDであれば、日本ではリージョン2、北米ではリージョン1とリージョンコードが異なっているため、日本のDVDプレイヤーでは、北米で販売されているDVDを再生することができませんでした。

しかし、Blu-Rayは、日本も北米もリージョンAと同じなので、北米版「Ultraseven 55th Anniversary Anthology [Blu-ray]」も、日本メーカーのBlu-Rayプレイヤーで問題なく再生できます。

参考までに、Blu-Rayのリージョンコード区分は以下の通りです。

  • リージョンA: 北米、中米、南米、東南アジア、日本、韓国、台湾など
  • リージョンB: ヨーロッパ、中近東、アフリカ、オーストラリア、ニュージーランドなど
  • リージョンC: 中央アジア、南アジア、中国(一部を除く)、東ヨーロッパなど

メニューのタイトル表示は英語ですが、本編を観れば日本語のタイトルも分かりますし、メニューの「SUBTITLE ON/OFF」で「OFF」を選択すれば、ディスク内全話で英語字幕が表示されなくなります。

Ultraseven 55th Anniversary Anthology [Blu-ray]

ウルトラセブン55周年記念Blu-ray 収録内容

6枚のディスクに映画3本を含む55話のウルトラセブンが登場する作品が収録されています。

Ultraseven 55th Anniversary Anthology [Blu-ray]

Disc1とDisc2には、ウルトラセブン本編から厳選された17話と、『帰ってきたウルトラマン』のセブン登場回2話が収録されています。

D
I
S
C
1
ウルトラセブン
ep01姿なき挑戦者
ep03湖のひみつ
ep08狙われた街
ep13V3から来た男
ep14ウルトラ警備隊西へ 前編
ep15ウルトラ警備隊西へ 後編
ep17地底GO!GO!GO!
ep25零下140度の対決
ep26超兵器R1号
ep28700キロを突っ走れ!
D
I
S
C
2
ウルトラセブン
ep37盗まれたウルトラ・アイ
ep38勇気ある戦い
ep39セブン暗殺計画〔前篇〕
ep40セブン暗殺計画〔後編〕
ep43第四惑星の悪夢
ep48史上最大の侵略 前編
ep49史上最大の侵略 後編
帰ってきたウルトラマン
ep18ウルトラセブン参上
ep38ウルトラの星光る時

Disc3には、『ウルトラマンエース』のセブン登場回6話と、『ウルトラマンタロウ』のセブン登場回5話が収録されています。

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ウルトラマンエース
ep13死刑!ウルトラ5兄弟
ep14銀河に散った5つの星
ep26全滅!ウルトラ5兄弟
ep27奇跡!ウルトラの父
ep29セブンの命!エースの命
ep44節分怪獣!光る豆
ウルトラマンタロウ
ep05親星子星一番星
ep25燃えろ!ウルトラ6兄弟
ep33ウルトラの国大爆発5秒前!
ep34ウルトラ6兄弟最後の日!
ep40ウルトラ兄弟を超えてゆけ!

Disc4には、『ウルトラマンレオ』、『ウルトラマン80』、『ウルトラマンキッズ(アニメ)』、『ウルトラマンネオス』、『ウルトラマンメビウス』(TVシリーズ)など、幅広いシリーズからのセブン登場回が多数収録されています。

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4
ウルトラマンレオ
ep01 セブンが死ぬ時!東京は沈没する!
ep02 大沈没!日本列島最後の日
ep06 男だ!燃えろ!
ep13 大爆発!捨身の宇宙人ふたり
ep34 ウルトラ兄弟永遠の誓い
ep40 MAC全滅!円盤は生物だった!
ep51 さようならレオ! 太陽への出発(たびだち)
ウルトラマン80
ep44 激ファイト!80VSウルトラセブン~妄想ウルトラセブン登場
ウルトラマンキッズ 母をたずねて3000万光年
ep01 あれ?! 宇宙に飛び出しちゃった
ウルトラマンネオス
ep04 赤い巨人! セブン21
ep10 決断せよ! SX救出作戦
ウルトラマンメビウス
ep46 不死身のグローザム
ep50 最終三部作Ⅲ 心からの言葉

Disc5には、映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』、TVシリーズ『ULTRASEVEN X』、TVシリーズ『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』、映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』、そして映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』といった作品が収録されています。

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映画ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟
ULTRASEVEN X
ep01DREAM
ep12NEW WORLD
映画大決戦!超ウルトラ8兄弟
ウルトラギャラクシー大怪獣バトル
ep09ペンドラゴン浮上せず
ep13惑星脱出

Disc6には、『ウルトラマンギンガ』、映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』、映画『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』、映画『劇場版 ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!』、そして『ウルトラファイトオーブ 親子の力、おかりします!』といった作品が収録されています。

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映画 大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE
ウルトラマンギンガ
ep10 闇と光
ep11 きみの未来
ウルトラマンゼロ
ep04 ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国 鏡の章
ウルトラマンオーブ
映画 劇場版 ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!
全8話 ウルトラファイトオーブ 親子の力、おかりします!

ディスク6枚で27時間以上の大作です。

Ultraseven 55th Anniversary Anthology [Blu-ray]

ウルトラセブン55周年記念ブルーレイ付属のブックレットに!

このウルトラセブン55周年 Anthology Blu-rayには、本編映像だけでなく、英語のブックレットも付属しています。

Ultraseven 55th Anniversary Anthology [Blu-ray]

ウルトラセブン好きの方ならいまさらなのかもしれませんが、このブックレットには下記のような興味深い記述がありました。

Beginning in the mid-1990s, the classic Ultraseven would return in two TV specials and a trio of video series. He would then pick up where he left off in the 1970s by appearing alongside his fellow Ultramen in the most recent television series and movies. Of particular note is the 2009 film MEGA MONSTER BATTLE: ULTRA GALAXY THE MOVIE which introduced Seven's son, Ultraman Zero, a brash hero who quickly became a fan favorite.

【日本語訳】
1990年代半ばから、ウルトラセブンは2つのテレビスペシャルと3つのビデオシリーズで復活しました。その後、1970年代に中断したところから引き継ぎ、最新のテレビシリーズや映画で仲間のウルトラマンたちと共に登場しました。特に注目すべきは、2009年の映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』で、セブンの息子であるウルトラマンゼロが紹介されたことです。ゼロは向こう見ずなヒーローで、すぐにファンの人気者となりました。

【引用】ウルトラセブン55周年Anthology

注目したいのは以下の二点です。


ブックレットが触れる「平成ウルトラセブン」

ブックレットで言及されている「1990年代半ばからの2つのテレビスペシャルと3つのビデオシリーズ」とは、ファンから「平成ウルトラセブン」と呼ばれる一連の作品のことです。これらの作品は、セブンが現代に復活し、新たな物語が展開された重要な試みでした。

残念ながら、これらの平成ウルトラセブン」作品は、本Anthology Blu-rayには収録されていません。興味のある方は、Prime Videoで視聴可能です。


ウルトラセブンの息子⁉︎

2009年の映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』でウルトラマンゼロが登場し、このウルトラマンゼロが孤高のヒーローであったウルトラセブンの息子であったという衝撃の事実が、、。ゼロは、セブンのアイスラッガー、エメリウム光線などを引き継いでいます。

このウルトラマンゼロの記念すべきデビュー作である映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』は、本Anthology Blu-rayにもしっかりと収録されています! ぜひ本編映像でセブンとゼロ、親子の勇姿をご覧ください。


セブンだけじゃない!北米版ウルトラBDコレクション

今回ご紹介した『ウルトラセブン55周年記念 Anthology Blu-ray』は、驚きの価格と収録内容でしたが、セブンの作品以外にも、円谷プロダクションと正式にライセンス契約を結んでいる北米のMILL CREEK ENTERTAINMENTからは、様々なウルトラシリーズのBlu-rayが数多く発売されています。

Ultraseven 55th Anniversary Anthology [Blu-ray]

これらの北米版Blu-rayは、並行輸入として、日本国内でも非常に安価に入手できます。

例えば日本国内で販売されている東映ビデオの「ネオ・ウルトラQ Blu-ray Collection」が22,000円(税込)なのに対し、北米版の「Neo Ultra Q: The Complete Series [Blu-ray]」は 2,380円(税込)で購入できます(※価格は購入時期やサイトにより変動します)。

「次は、やっぱりウルトラQ?」なんて考えてしまいます。

MILL CREEK ENTERTAINMENTからリリースされている主なウルトラシリーズのBlu-ray(Complete Series版)には、以下のようなものがあります。

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