Translate

2008年7月2日

東海道新幹線で無線LAN

何かと露出の多い東海道新幹線N700系。

今度は来春から車内で無線LANが利用できるとのことです。新聞の紙面上では接続速度が記載されていませんでしたが、JR東海のニュースリリース(http://jr-central.co.jp/news/release/nws000133.html)には、

「 回線速度は2メガであり、これは動画の閲覧までご利用いただける速度ではありませんが、 メールやWEB(ウェブ)の閲覧等のビジネスユースには充分お応えできる速度となっています。」

とあります。いままでモバイル環境で繋げていてもトンネル通過の度に悲しい目にあっていたことを考えれば、常時接続可能というだけでもありがたいです。N700系にはコンセントも常設されているようなので、往路でメールチェック、復路では報告書の作成と送付までできてしまうではありませんか。いと悲し。

このN700系戦略、明らかにビジネスマンをターゲットにしていて、近距離の飛行機利用を払拭しようとしているように思えます。ECO出張では、競合の航空会社と比べてCO2排出量が1/10と謳っています。この比較も東京-大阪区間です。

一方迎え撃つ航空会社は、新運賃としての価格競争、ファーストクラス提供などでの差別化、キャンペーンなどで対抗。最近はチェックインも必要なくなったり、利便性も向上されていますが、空港までの移動時間を考えると時間的優位性も短距離路線では明確ではありません。

でも、新幹線と飛行機では乗るまでの時間の使い方が異なると思います。新幹線を利用する場合は、乗り継ぎ案内で最短で行けるように移動をします。なので、新幹線での無線LANサービスはとてもありがたいです。一方、飛行機の場合は、乗り遅れると困るというのもあり、早めに空港に着いて珈琲でも飲みながら搭乗前にメールチェックなどをします。そして乗っているときはなるべくゆったりと寛ぐようにしています。個人的な差かも知れませんが、利用者の立場からすると同じ移動手段として捉えていないように思えるのですが....。
その違いをうまく利用できているのが新幹線ではないかと思いました。

0 件のコメント:

コメントを投稿

アクセス上位(過去7日間)