FreeMind 1.0.0 Alpha1
FreeMindは、マインドマップ描画ツールとして、フリーソフトの中では最高峰に君臨しているのではないでしょうか。そのFreeMind 1.0.0 Alpha1がFreeMindプロジェクトにアップされていました。嘗て、FreeMind 0.9.0 RC1がアップされていますとブログに記載したのが、2009年2月でした。RC(Release Candidate)も結局RC15までリリースを続け、FreeMinds 0.9の正式版がリリースされたのが、それから2年経った2011年2月です。1.0版もこの後、Alpha版 → Beta版 → RC版と長い時間をかけて正式版のリリースへと開発が続けられるのでしょうが、息の長い開発プロジェクトに参加している開発メンバーには頭が下がります。
FreeMind の最新版は、こちらからダウンロードしてください。
インストール言語には日本語の選択肢がありませんが、FreeMind自体は日本語化されています。
注意点としては、1.0にアップデートして過去に作成したマインドマップを開くと、1.0で保存すると過去のバージョンで開くことができなくなるというアラートがあがります。
早速、マインドマップを描いてみましたが、こんな感じで描画できます。
iThoughtsHDでFreeMind
iThoughtsHDはiPad用のマインドマップ作成アプリです。iPadの大きな画面であれば、マインドマップの描画にも適しています。またiThoughtsHDは、FreeMindの形式(FreeMind 0.8.x、FreeMind 0.9.x)に対応しています。iPhone/iPod Touch用のiThoughtsもありますので、移動中にiPhone(iThoughts)でメモ的なマインドマップを作成して、喫茶店でiPad(iThoughtsHD)で構想を広げ、会社や自宅でFreeMindで熟考するということができます。FreeMind 1.0.0 Alpha1で作成した、MindMapもiThoughtで読み込むことができました。PC - iPad - iPhoneとの連携は、オンラインストレージのDropboxを利用すると便利です。PCで利用する場合は、ブラウザ経由でもファイル操作ができますが、アプリをインストールするとPC上の特定フォルダとも連携できるので便利です。
iThoughts HDでFreeMindで描いたマインドマップを読み込む
PCのFreeMindで作成したマインドマップをDropboxのフォルダに保存しておけば、iThoughts HDから直接参照することができます。メニューバーの『Transfer』から『Copy from Dropbox』から参照することができます。iThoughtsHDは、FreeMind 0.8.x, 0.9.x をサポートしていますが、1.0.0形式でも読み込むことができました。各ノードのアイコンも同じものが適用されます。
iThoughtHDでは雲(クラウド)ではなくBoundary(境界)という設定があります。親ノードでBoundrayを設定すると子ノードすべてが囲まれます。下図では、『5M2E』ノードで『Has Boundary』が『ON』になっていることがわかります。
『Has Boundary』を『OFF』にすると囲みが消えます。
iToughtsHDで描いたマインドマップをFreemind形式で保存する
iThoughtsHDとFreeMindの互換性
iThoughtsHDでFreemind形式で保存したマインドマップをPC版のFreeMindで開いたものが下記となります。これだけ高い互換性があればPCとiPad/iPhoneで相互でマインドマップを更新して利用できます。
・iThoughtsHD (mindmapping)
・マインドマップ作成アプリ(iPad)
・¥1,200
・マインドマップ作成アプリ(iPhone/iPod Touch)
・¥900
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