日本からhttps://google.com と入力しても、google.co.jp にリダイレクトされてしまいます。これは検索をした場所(IPアドレス)から適切な結果を返すローカリゼーションという仕組みのためです。また検索結果は検索言語によっても異なります。
海外でのGoogle検索結果を確認するにはいくつか方法はありますが、一番簡単な方法は、Google AdWords で提供している Ad Preview and Diagnosis tool(広告プレビューと診断ツール)を利用することです。
広告プレビューと診断ツールでは、検索する地域、言語、デバイスとGoogleのドメインを指定して、通常の Google 検索結果ページと同じようにGoogle検索結果を表示させることができます。
本来の利用方法は、インプレッションを発生させることなく、検索キーワードで広告がどのように表示されるかを確認するツールですが、米国からPCで google.com を使って検索した結果を簡単にみることができます。またAdWordsのアカウントも必要ないので誰でも使えます。
海外での検索結果の調べ方
では、実際に Ad Preview and Diagnosis tool (広告プレビューと診断ツール)を使って、海外からのGoogle検索結果を見てみましょう。検索語句は、各国サイトを持っているSONYを使って、米国からのGoolge検索結果を調べてみます。Ad Preview and Diagnosis tool(広告プレビューと診断ツール)
ここから、広告プレビューと診断ツールを開きます。左側に「地域」「言語」「デバイス」「ドメイン」の設定があります。
地域の設定
地域の検索オプション枠に(アメリカ)を指定します。
国だけではなく、地域も選択できますが、「アメリカ合衆国-国」を選択します。
言語の設定
続いて言語で英語を選択します。デバイス
デバイスは、PC、スマホ、タブレットの選択ができます。スマホ、タブレットを選択すると「オペレーティングシステム」「OSバージョン」「通信キャリア」が選択できます。
ドメイン
ドメインには調べたい国のドメインを選択します。米国であれば www.google.com なので com を選択します。アメリカでSONYを検索した結果は?
あとは、検索語句に調べたい語句(SONY)を入力して、プレビューボタンをクリックすれば結果が確認できます。下記の通り、米国でSONYと検索するとSony USAが検索でヒットすることが確認できます。
また同じ米国からの検索でも言語を日本語とすると、Sony Japan が先頭となり、次に Sony USA が検索されます。