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2019年6月16日

ハタゴイソギンチャクとカクレクマノミの共生は紫色の世界で大丈夫?

水槽の中のカクレクマノミとハタゴイソギンチャク

イソギンチャクの飼育には青色LEDスポットライト | 象と散歩 で紹介していたアクシーファインスポット LED 20W ブルー(青色LEDスポットライト)が、年末年始の長期(10日間)の不在時に故障(涙。冬場でもヒーターを使っていないかったことも重なり、自宅に戻ったときには、ハタゴイソギンチャクが小さく縮んでしまっていました。

LEDスポットライトを交換したときの小さくなってしまったハタゴイソギンチャクが下記の写真です。

アクアリウム LEDスポットライト 青色LEDx8 赤色LEDx2 白色LEDx2

代わりのLEDスポットライトを購入しなければとAmazonで検索しましたが、アクシーファインスポット LED 20W ブルーは、既に生産終了(残念)。

ハタゴイソギンチャクの状況からするとウルトラマンのカラータイマーが鳴っているので同じで、少しでも早く光を浴びさせなければ生命維持も難しそうです。

プライム対象商品でないといつ届くのかという心配があるので、翌日には間違いなく届くAmazonでプライム対象の青色LEDスポットライトを探しましたが、残念ながらこの時点ではありませんでした。なるべく青色LEDが多いものとして見つけたのが、アクアリウムライト 24W 青8 赤2 白2灯 LEDスポットライト でした。

初心者のイソギンチャクとカクレクマノミの共生飼育 | 象と散歩 の再掲となりますが、ハタゴイソギンチャクの育成のために青色LEDスポットライトを選んだのは、下記の理由からです。

  • 光合成に必要な波長は400nm-500nm(青色)と600nm-700nm(赤色)
  • 海中では赤色光は吸収されてしまう
  • 褐虫藻には青色の光を吸収する光合成補助色素のペリジニンがある
  • 海中の褐虫藻が光合成を行うには青色以外の光は不要
  • LEDは効率的に青色のみ発光できる
  • 高輝度青色LEDの実現とLEDライトの低価格化(以前と比べて)
  • 光合成光量子束密度を高めるため光を分散させないスポットライト型

アクアリウムライト 24W 青8 赤2 白2灯 LEDスポットライト は、24WのLEDスポットライトですが、青色だけでみると 2Wx8個=16W とアクシーファインスポットよりも青色の光量が少なくなります。放射レンズ角度は60℃で、イソギンチャクを中心としてライトを当てることが可能です。

青色の光量が前と比べて少なくなるので、少し不安もありましたが、イソギンチャク消滅の危機寸前だったので、ポチッと購入し、翌日には設置を完了させました。

アクアリウム LEDスポットライト 青色LEDx8 赤色LEDx2 白色LEDx2

青から紫の世界へ

新旧LEDスポットライトでの水槽中の色の比較です。左が以前の水槽の様子で、深青の世界でした。右が新しく購入したLEDです。新しいLEDスポットライトは水面に反射して映るLEDからもわかるように赤や白が混じり、青色から紫色の世界へと変わりました。写真では濃い紫色ですが、肉眼ではキービジュアルとして使った最初の写真よりも薄い紫に見えます。

白色が入ったことで水槽の視界は青色LEDよりクリアになりました。カクレクマノミとハタゴイソギンチャクの共生を観測するという意味では、カクレクマノミの色も赤く見え、カクレクマノミが水槽映えするようになりました。

アクアリウムスポットライト 青と紫の比較

同じ種類で青色LED8灯、赤色LED4灯(購入時にはありませんでした)だともう少し紫色の世界が濃くなるかと思います。

また同系列で、青色LED8灯、紫外線(UV:Ultra Violet)4灯のいうのもありました。

紫外線(UV)は、可視光線である青色の400nmより短い波長です。褐虫藻の光合成に必要なのは可視光線ですが、紫外線がハタゴイソギンチャクどのように影響するのかはわかりません。


紫の世界でのハタゴイソギンチャク

ハタゴイソギンチャクは、小さく縮こまってしまった時と比べると、だいぶ元のサイズに戻ってきました(メインビジュアルの写真は新しいLEDスポットにしてから3ヶ月後)。室温が上がり、水温も高くなってきたのも起因しているかと思います。なぜか、光を当てていた場所から水槽前面に移動してきました。

紫色の世界を作り出す、青8灯、赤2灯、白2灯のLEDスポットライトでもハタゴイソギンチャクは飼育できそうです。ただ、以前のようなモコモコ感と、ライトを付けたときのうごめきはなくなりました。

暫く様子を見ていきたいと思います。


LEDスポットライトにはこちらも必要

LEDスポットライトのアクアリウムタンク(水槽)への取り付けは、AXY FINE SPOTが便利です。購入から5年半以上経ちますが、問題なく使えています。

AXY FINE SPOT


こんな製品もあったのね、、、

改めてイソギンチャクの飼育に適した、青色LEDを中心とした水槽ライトを探してみたところ、下記の商品を見つけました。

かなり日本語が怪しい説明ですが、3WハイパワークリーLED(クリーロイヤルブルー、クリーブルー、クリーホワイト)×3、スペクトラム比も掲載されています。450nmぐらいを中心とした青色がメインとなっているのでハタゴイソギンチャクにも十分かと思います。

Hipargero LED 水族館ライト 30Wのスペクトラム比率

ただ、スポットライトと異なり、ライトが3か所にあり、水槽全体を照らすようになっているので、イソギンチャクにスポットライトを浴びせることはできなそうです。

青 12灯のアクアリムスポットライトではこちらが入手可能でした、、、。

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