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Post Date:2025年12月28日 

冬の空気にうるおいを。ハイブリッド式加湿器という選択

EPEIOS(エペイオス)ハイブリッド加湿器 HM730

空気の乾燥が気になり始めたので、物入れから Levoit の加湿器を取り出してみたところ、まさかの異音……。

Amazon の購入履歴を見ると 2019年10月に購入しており、6シーズン使ってきたことになります。おそらく天寿を全うされたものと思われます。

そこで、新しい加湿器を探すことに。

「衛生面」「加湿力」「静音性」「経済性」そして「デザイン性」を総合的に満たす一台を求めて比較を重ね、最終的に選んだのが ハイブリッド式 EPEIOS HM730 です。

ハイブリッド式の選択、そしてハイブリッド式の加湿器の中から EPEIOS HM730 を選ぶまでプロセスをまとめてみました。


加湿器タイプ別の特徴

加湿器には、気化式・スチーム式・超音波式・ハイブリッド式の4つの方式があります。それぞれの特徴を簡単にまとめると次の通りです。

  • 気化式:電気代が安く自然な加湿。静音だが加湿力は控えめ。
  • スチーム式:衛生面に優れ、加湿力も高い。ただし電気代は高め。
  • 超音波式:静音・省エネだが、衛生面の管理が必要。
  • ハイブリッド式:加湿力・静音性・衛生面のバランスが良い。

4つの方式を、衛生面・加湿力・静音性・電気代の観点で比較すると次のようになります。

方式衛生面加湿力静音性電気代
気化式
スチーム式(加熱式)
超音波式
ハイブリッド式(超音波+加熱100°C)

加湿器を選ぶ上で重要になるのが、衛生面・加湿力・静音性・電気代の4つのバランスです。どれかひとつだけが優れていても、実際の生活では快適に使えません。

なかでも最も重視したのが 衛生面 です。

加湿器のタンクや内部に水が長く残ると、レジオネラ属菌などの細菌が繁殖します。この状態で発生したミストを吸い込むと、レジオネラ症(重症肺炎)を引き起こすことがあります。

特に超音波式は、水をそのまま霧状にして放出するため、タンクの水が汚れていると雑菌まで部屋中に拡散してしまう可能性があります。レジオネラでなくても、タンクにできたバイオフィルム(ぬめり)がミスト化して空気中に広がるのは、健康面でも気分の面でも避けたいところです。

厚生労働省のレジオネラ症の説明をみると次のように記載されています。

Q.5 :加湿器などからの感染を防ぐためにはどうしたらよいですか? 超音波振動などの加湿器を使用するときには、毎日水を入れ替えて容器を洗浄しましょう。レジオネラ属菌は60℃では5分間で殺菌されるので、水を加熱して蒸気を発生させるタイプの加湿器は感染源となる可能性は低いとされています。

【引用】レジオネラ症|厚生労働省

やはり衛生面を重視するなら、「スチーム式(加熱式)」が最も安心だと感じます。一方で、冬場は毎日長時間使うことになるため、電気代も無視できません。

そのため最終的には、この4つの観点を総合的に見て、自分の生活スタイルに合った加湿方式を判断する必要があります。

ここからは、それぞれの加湿器のタイプについて、もう少し詳しく見ていきます。


気化式|省エネで静か。自然に近い加湿方式

気化式は、水を含ませたフィルターに風を当て、湿った空気を送り出す方式です。電気代がとても安く、運転音も静かで、寝室でも使いやすいのが魅力です。

一方で、加湿力は控えめで、部屋全体を素早く加湿したい場合には物足りなさを感じることがあります。また、フィルターにカビやぬめりがつかないように、定期的な洗浄や交換が必要です。

とはいえ、ミストを直接吹き出さないため、衛生面のリスクは比較的低い方式と言えます。


パナソニックの気化式加湿器

気化式といえばバルミューダの「Rain」も有名ですが、他の加湿器と比べても価格が突出して高く、なかなか手を出しにくいのが正直なところです。

そこで候補に挙げたのが、加湿に nanoe(ナノイー)を組み合わせることでお肌の潤いケアも期待できる パナソニックの “FE-KXシリーズ” です。

  • FE-KX05C(500mL/h 適用畳数:木造8畳/プレハブ14畳)
  • FE-KX07C(700mL/h 適用畳数:木造12畳/プレハブ19畳)

気化式の弱点である加湿スピードを補う「お急ぎモード」も搭載。さらに消費電力は強モードでも FE-KX05C が 8W、FE-KX07C が 14W と非常に省エネです。


スチーム式(加熱式)|衛生面と加湿力に優れた王道タイプ

スチーム式は、水を加熱して蒸気として放出する方式です。

加熱によって細菌が死滅するため、衛生面では4つの方式の中で最も優れたタイプとされています。加湿力も高く、真冬の乾燥が厳しい時期でもしっかり湿度を上げてくれるのが大きな魅力です。

一方で、加熱に電力を使うため、電気代は高め

また、蒸気口が熱くなるため、小さなお子さんやペットがいる環境では設置場所に注意が必要です。

水垢(カルキ)が加熱部に溜まりやすいので、定期的なクエン酸洗浄も欠かせません。


象印のスチーム式加湿器「EE-TB60」

スチーム式の候補としたのが、象印のスチーム式加湿器「EE-TB60」 です。

象印は電気ポットの技術を活かしたスチーム式加湿器に定評があり、

  • 水をしっかり沸騰させる衛生面の安心感
  • 加湿スピードの速さ
  • シンプルで丈夫な構造

が特徴です。特に EE-TB60 は、

  • 加湿量:600mL/h
  • 適用畳数:木造10畳/プレハブ17畳

と、標準的な家庭の寝室〜リビング向けのサイズ感。

湯沸かし立ち上げ時の消費電力は985W、加湿時の消費電力が450Wとスチーム式は電気代がネックですが、“とにかく衛生面を最優先にしたい人” に向いた一台だと思います。


超音波式|静かで省エネ。ただし衛生管理が前提の方式

超音波式は、水を超音波振動で細かいミストにして空気中に放出する方式です。

運転音が非常に静かで、消費電力も少ないため、省エネで手軽に使えるのが大きな特徴です。デザイン性に優れた製品が多いのも、この方式ならではと言えます。

一方で注意したいのが衛生面です。

超音波式は、水をそのまま霧状にして放出するため、タンク内の水が汚れていると、雑菌や不純物も一緒に空気中へ拡散してしまう可能性があります。レジオネラ症のリスクが指摘されやすいのも、この方式です。

そのため、超音波式を使用する場合は、次の点に注意して利用することが大切です。

  • 毎日の水交換
  • タンクや超音波振動子のこまめな洗浄

これらを怠ると、雑菌やぬめりが発生しやすくなり、衛生面のリスクが高まります。

静音性や電気代の面では魅力的ですが、しっかりとした衛生面での管理が必要です。


ハイブリッド式|衛生・加湿力・静音性のバランスを重視した方式

ハイブリッド式は、超音波式と加熱式を組み合わせた方式で、それぞれの弱点を補うことを目的としています。

超音波による静音性と立ち上がりの速さに、加熱による衛生面の安心感を加えた、バランス重視の加湿方式です。

スチーム式ほど電気代が高くならず、超音波式ほど衛生面に気を使わなくてよい点が特徴で、「毎日長時間使う」「音は静かにしたい」「清潔さも大事」「でも電気代も重要」といった、少し欲張りな条件を満たしてくれます。

ただし注意したいのが、加熱方式、加熱温度は機種によって大きく異なるという点です。ハイブリッド式と書かれていても、実際には単なるヒーター補助にとどまり、加熱温度が低いモデルもあります。

衛生面を重視するなら、100°C加熱を明記している製品であれば、レジオネラ対策という観点でも安心感が高く、スチーム式の衛生面と、超音波式の使いやすさを、うまく両立していると言えます。

ただし、タンク全体を常に100°Cにしているわけではないため、タンク内に バイオフィルム ができる可能性は残ります。また、超音波式である以上、振動板にはカルキが付着しやすく、定期的な洗浄は必要です。


ハイブリッド式に絞り、3機種で比較検討

ここまで見てきたように、「衛生面」「加湿力」「静音性」「電気代」の4つをバランスよく満たす方式として、最終的に ハイブリッド式 を選ぶことにしました。

次に悩んだのが、「どのハイブリッド式を選ぶか」 です。

候補に挙げたのは、純日本製ではありませんが、日本企業が企画・品質管理を行い、海外のODM/OEMメーカーで製造している加湿器です。

もちろんシンプルなデザインというのも欠かせません。下記の3つのハイブリッド式加湿器を候補として調べてみました。

下表は基本的な性能です。

ハイブリッド式加湿器 比較表
項目Modern Deco 6.5LEPEIOS HM730THREEUP HB-T2425
方式超音波+加熱超音波+加熱超音波+加熱
タンク容量6.5L6L4.2L
最大加湿量550ml/h650ml/h420ml/h
消費電力(ヒーターON)280W210W135W
消費電力(ヒーターOFF)25W25W35W
連続加湿時間約60時間(弱・OFF)約60時間(弱・OFF)-
適用畳数和10/洋17木11/鉄18和7/洋11
除菌方式UV+加熱加熱
静音性静音35dB(静音)静音
給水方式上部給水上部給水上部給水
アロマ対応
サイズ約22×22×37cm25.4×16×34.5cm23.5×18×30.5cm
重量約2.0kg1.85kg1.9kg
メーカ価格13,999円11,550円19,980円

この3機種を比較している中で気がついたのが、前述した"加熱方式、加熱温度は機種によって異なる"ということです。表記上は「超音波+加熱(ハイブリッド)」となっていますが、実際の加熱の考え方や仕組みは同じではありません。

まず、THREEUP(スリーアップ)の HB シリーズ についてです。

  • 加熱温度の明記がない
  • ヒーターON時の消費電力が 約135W とかなり低い

という点から、水を100°Cまで加熱しているとは考えにくい仕様です。

除菌を目的とした高温加熱というよりも、暖かいミスト的な補助的なヒーターに近いと考えられます。

次に、Modern Deco と EPEIOS HM730 ですが、こちらは加熱方式が異なります。

  • Modern Deco

    → いったん超音波でミスト化した水蒸気を、後段のヒーターで温める方式

    → ミストは温かくなりますが、水そのものを沸騰させてから放出する仕組みではない

  • EPEIOS HM730

    少量の水を先に加熱し、その後、超音波で微細なスチームとして放出

    → 水を高温処理したうえでミスト化するため、衛生面の考え方が明確

EPEIOS(エペイオス)ハイブリッド加湿器 HM730 タンク

左側の長方形に凹んだ部分で水を温めます。モノリスのような板がヒーターになっています。


なぜ EPEIOS HM730を選んだのか

Modern Deco と EPEIOS HM730 で最後まで悩みましたが、乾燥する時期は毎日使う家電なので、電気代も重要な判断材料でした。

ヒーターON時の消費電力は、Modern Deco が約280W、EPEIOS HM730 が約210W。この 70Wの差 は、1か月単位で考えると数百円レベルの違いになります。

そして、決め手となったのは、加熱方式の考え方です。"UV+ミストの加熱""加熱した水をミスト"にする方が加熱処理という意味では衛生的な感じがします。

また、Amazonレビューを生成AIで「満足度」「衛生面」「静音性」「デザイン」についてをまとめてみましたが、EPEIOS HM730は好評です。

項目Modern DecoEPEIOSTHREEUP
満足度高め非常に高い普通
衛生面の評価普通一番高い低め
静音性の評価普通最も高い普通
デザイン良い良い良い

「650ml/h ハイパワー加湿で『湿度不足による諸問題 徹底解決!』と謳われていますが、実際に使ってみると加湿量は多いけど、ミストが細かいので床が濡れることもありません。

EPEIOS HM730 の加湿量

また意外に、上から給水できるのが便利でした。


6Lタンクは便利だけど

タンク容量が大きい加湿器は、水を入れる回数が減るという点ではとても便利です。実際、6Lクラスであれば使い方次第では、数日間、長ければ丸1週間ほど給水せずに使うこともあります。

給水の手間が減るのは助かりますが、タンク内に水が長時間残り続ける という点では、衛生面に少し不安も感じます。「楽さ」と「安心感」は、必ずしも一致しません。

勧められた銀イオン水を入れて使ってみたところ、確かにタンク内にぬめりが発生しません。「す、すごい!」しかし、継続して使うには銀イオン水はコストが高いのが悩ましいところです。

MANIMANI 銀イオン水 詰め替え用

同じ銀イオン系なら、AG+ フィルターのような交換式の方がコスパがよく、実用的かもしれません。

いずれにしても、加湿器を使う以上、タンクの定期的な清掃を意識する必要があります。


リモコンがあれば

購入時にチェックをするのを忘れてしまいましたが、EPEIOS HM730 にはリモコンが付属していませんでした。

これまで使っていた加湿器では、

「Alexa, 加湿器をつけて」

と声で操作したり、4時間後に自動でOFF といった使い方ができていたため、その点では少し不便に感じています。

リモコン操作や音声操作といった家電のスマートホーム化にすっかり慣れてしまっていたこともあり、余計にそう感じるのかもしれません。

とはいえ EPEIOS HM730 は、リモコンがなくても 衛生面・加湿量・経済性を重視する人にとって、ぴったりの選択肢だと思います。

Post Date:2019年12月31日 

快適な温度と湿度の関係

Levoit 超音波式加湿器 LV-550HH

夏よりも冬の方が、朝起きたときに口の中が乾いていたり、喉が痛かったりします。そのため冬は寝るときにも乾燥を防ぐためにスチーム加湿器を使っています。しかし、長年使っていたスチーム式加湿器から異音が聞こえるようになり、この冬、ついに寿命を迎えてしまいました。

そこで、加湿器を購入する前に「なぜ冬は乾燥するのか?」「そもそも湿度ってなに?」という基本的なことを調べ、睡眠に最適な加湿器について考えてみました。


温度と湿度の関係

一般的にいう湿度とは、相対湿度を指します。空気中の水分は、温度によって保有できる水分量が異なるため、10℃、20℃、30℃では、空気中に含むことができる水分の最大量(飽和水蒸気量)が異なります。

飽和水蒸気量 – Wikipedia によると

温度 飽和水蒸気量
10℃
9.4g/㎥
20℃
17.2g/㎥
30℃
30.3g/㎥

とあります。つまり気温の低い冬は、そもそもが夏と比べると空気中に水分を蓄えることができないので「冬は乾燥している」ということになります。

また飽和水蒸気量が相対湿度の分母となるので、湿度50%といっても温度によって空気中の水蒸気量が異なります。温度10℃、湿度50%のときの空気中の水蒸気量は4.7g/㎥ですが、30℃のときは、同じ湿度50%でも空気中の水蒸気量は、15.15g/㎥と3倍以上になります。

飽和水蒸気量 相対湿度 水蒸気量
10℃
9.4g/㎥
50%
4.7g/㎥
20℃
17.2g/㎥
50%
8.6g/㎥
30℃
30.3g/㎥
50%
15.15g/㎥

暖房すると湿度が下がる理由

室温10℃ 湿度50%の場合、空気中の水蒸気量は4.7g/㎥です。加湿せずに部屋を温めていくと、湿度の分母となる、飽和水蒸気量は、15℃で12.8g/㎥、20℃で17.2g/㎥、25℃では23.0g/㎥と上昇し、分子の空気中の水蒸気が同じであれば、湿度は下がっていきます。

(※エアコンを利用すると結露により更に空気中の水蒸気量は減少します)

室温10℃で50%だった湿度は、25℃になると湿度20%になり、湿度50%にするためには水蒸気量が-6.8g/㎥も足りなくなります。単に室温を上げただけだと湿度は下がってしまいます。

部屋を暖めると湿度が下がる

また気温の低い冬は、飽和水蒸気量が少ないので、そもそも夏場よりも乾燥しています。


快適な温度と湿度

温度と湿度の組み合わせで体感を示す指数に 不快指数 というものがあります。快適指数の方がポジティブに捉えられるのにと思いきや、気象庁の説明によると

気温と湿度による「むし暑さ」の指数。風速が含まれていないので体感とは必ずしも一致しない。

【引用】気象庁|予報用語 気温、湿度

と、「蒸し暑さ」を表す指数なので、ネガティブな言い回しということなのですね。

不快指数は、下記の式で求められます。

不快指数=0.81×気温+湿度(%)×(0.09×気温-14.3)+46.3

気温25℃、湿度20%なら

0.81×25+20%×(0.09×25-14.3)+46.3=71.775

不快指数は、およそ72です。これを下表に当てはめると ”暑くない" となります。

不快指数
体感
55未満 寒い
55(以上)- 60(未満) 肌寒い
60(以上)- 65(未満) 何も感じない
65(以上)- 70(未満) 快い
70(以上)- 75(未満) 暑くない
75(以上)- 80(未満) やや暑い
80(以上)- 85(未満) 暑くて汗が出る
85以上 暑くてたまらない

単に乾燥していないというだけでなく、不快指数が 65-70 の ”快い” だと、よく眠れそうです。


睡眠な最適な湿度

睡眠に最適な温度と湿度については、日本睡眠化学研究所の良い睡眠の条件に記載がありました。

香りについては、ラベンダーやカモミールなどの香りによってリラックス出来るとスムーズな入眠が可能になる。温度については夏場は約25℃~26℃、冬場約22℃~23℃、湿度については50%~60%が理想的である。

【引用】良い睡眠の条件|日本睡眠科学研究所

冬の 22℃~23℃ というのは、暖房を付けていないと保てない温度なので、少し高いような気もしますが、寝る前に部屋を温めて入眠時の温度ということであれば納得ができます。

下表は、温度と湿度に不快指数を加えた表です。上記の条件と、下表を組み合わせると室温が20℃~23℃で、湿度が50%~60%の間が、体感的にも快いと感じ睡眠時の快適な条件ではないかと思えます。

不快指数(温度と湿度)

冬は加湿器を使おう

ということで、冬は加湿器を使って湿度をあげましょう。

加湿器には大きく、加熱式超音波式気化式の3種類があります。簡単な特徴を下表に示します。

最も手軽なのは超音波式加湿器ですが、水を振動で細かくして放出する方式なので、いちど雑菌の温床となってしまうと、雑菌散布機となってしまうのが最大の欠点です。ダイソン 超音波式加湿器 【dyson hygienic mist】など水の雑菌を除菌する効果を謳う超音波加湿器もありますが高価です、、、。

ダイソンハイジェニックミスト 加湿器 MF01 は、ダイソンの扇風機と同じコンセプトの独特なデザインで下記の機能が特徴的です。

  • 夏は扇風機、冬は加湿器の1台2役
  • 水に潜む99.9%のバクテリアを除菌
  • 風量は10段階、湿度は~70%で調整可能
  • 最大連続18時間運転

気化式加湿器は、風によって水を気化させるので雑菌の放出が少なく、もっとも自然な加湿方式です。パナソニック、シャープなど家電メーカから気化式加湿器が販売されていますが、バルミューダが販売するバルミューダ Rain(レイン)も気化式加湿器です。(でも、高価、、、)

高い機能性とシンプルなデザインが売りのバルミューダですが、バルミューダ レインは、大きな壺といった感じです。自然な加湿方式である気化式を用いて、他には類をみない水の補給が上から注ぐというのが、如何にもバルミューダらしいこだわりを感じさせます。


  • 風量は5段階、湿度は40~60%で設定可能
  • 消費電力は2W(最小)~23W(最大)
  • 連続加湿時間 6~25時間

加熱式(スチーム式)加湿器は、熱い蒸気を放出するので、衛生的です。また、暖房を消したあとも室温の低下を防げます。電気代は他の加湿器に比べて高くなりますが、冬の寝室には最適です。但し、水道水を加熱して蒸発させた際に発生するカルシウム、シリカ、鉄などの蒸発残留物(スケール)が加湿器内部に付着し、長期間放置すると石のように固まってしまいます。

超音波式
仕組み  超音波の振動でミスト(細かい水滴)を生成
利点 ・電気代が安価
欠点 ・雑菌や汚れをそのまま放出
・水滴が付く

気化式
仕組み  濡れたフィルターに強い風を当てて気化  
利点 ・水蒸気粒子が細かい
・雑菌がでない
・電気代が安価
欠点 ・音がうるさい
・筐体が大きい

加熱式(スチーム式)
仕組み ヒーターで水を加熱して蒸発       
利点・熱で殺菌
・熱い蒸気で室温も上昇
欠点・機器の清掃が面倒
・消費電力が大きい(電気代が高い)
・結露が起こりやすい

最終的に選んだ加湿器は

大容量で静音、そして湿度が調整できるものをということで、Levoit  温冷ミスト 超音波式加湿器 LV-550HH を購入しました。

Levoit(レーヴォイット)の加湿器はデザイン性も高くリビングに最適です。

2024.1時点で購入できるのは、後継機の Levoit LV600S です。超音波式と加熱式のハイブリッドで、温ミストを利用時には、ヒーターで100℃まで加熱させるので除菌にも効果的ですが、ミストは触れる温度になります。またAlexaにも対応しています。

Levoit 温冷ミスト 超音波式加湿器 LV-600HHの特徴
  • 超音波式と加熱式のハイブリッド
  • 6.0Lのタンクで、温ミスト利用で12〜30時間の連続運転
  • 最大加湿量 500ml/h(温ミスト利用時)
  • 大型パネルに温度と湿度を表示
  • リモコン操作可能

と、盛りだくさんの機能です。 日中家にいるときにずっと加湿器を付けていてもタンクが空にならないので重宝しています。また湿度設定ができるので床に置いていても床面に水滴が付くようなこともありませんでした。

※メインビジュアルの写真は、加湿量レベル5(最大)でミスト感を出そうと思ったのですが、、、、。


安物の加熱式加湿器は買わない方がいい

寝室用に購入した アイリスオーヤマ 加熱式加湿器 タンク容量1.9ℓ SHM-260D-C は2ヶ月という短命に終わってしまいました。

アイリスオーヤマ SHM-260D-C

スチーム式の短所である蒸発残留物(スケール)が電熱プレートに付着すると、安全装置が働いて直ぐに停止するようになってしまいました。

毎日、清掃すれば朝までは稼働すますが、清掃を怠ると直ぐに止まってしまいます。流石に毎日の清掃は面倒くさい。

2台目なので安価なモノでいいやと安易に選んでしまいましたが、結局は「安物買いの銭失い」でした。

ダイソン hygienic mist(ハイジェニック ミスト)バルミューダ Rain(レイン)までとはいかなくとも、象印 スチーム式 加湿器 EE-RM35-WA にすればよかった、、、。

象印が電気ポットので培った枯れた技術なので安心して使えそうです。外見は魔法瓶そっくりですが、その形状から清掃も簡単そうです。

冬の安眠のコツは湿度のコントロールにあります。スチーム式の加湿器を使って良質な睡眠を!

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