エギングにチャレンジ
房総に釣りに出かけると、エギングを楽しんでいる人たちがいます。エギングとは餌木(エビに似せたルアー)でイカを釣ることです。初心者にはちょっと難しそう...。でも釣ってみたいです。ということで、エギングに関する書籍を探してみました。いくつかの書籍が出版されていましたが、「見てわかる!アオリイカのエギング」海悠出版 (2006/11) \1,260を購入しました。最新本ではありませんが、「DVDで一目瞭然」というワーディングに惹かれました。初心者にとっては、写真、イラスト、テキストよりも映像から得られる情報の方が多く、とてもわかりやすかったです。
□必要な道具
今回、買いそろえた用具です。ラインとリーダーに使用するPEラインとフロロンカーボンは、普段使用しているナイロンの糸に比べて高価です。amazonで「ゴーセン(GOSEN) PEアオリイカエギ 100m ホワイト 1号 GS-470」がリーダー用のフロロンカーボンも付いて、\2,058で出ていたのでこちらを購入しました。PEラインは、色分けされているものとありましたが、値段には勝てません。・ライン(リールに巻く糸)
エギングにはPEラインというポリエチレン製の縒り糸を使います。比重が軽く、餌木がゆっくり沈み、且つ、弾性がないために竿の動きに反応して、餌木がよく動きます。糸が細いとライントラブル(絡まり)が多いので、初心者は、1.0号。(すべて受け売り。)実際に使ってみると確かにゆっくりと餌木が沈み、ラインを見ていると餌木の着底もわかりました。(DVD様々です。)
・リーダー
道糸に直接餌木を付けるのではなく、リーダーにフロロカーボンと呼ばれる糸を使用します。堅く重いので餌木が頭から沈むのにも適しています。(すべて受け売り。)ラインとリーダーを結ばなければなりません。電車結びという方法が紹介されていましたので、安いナイロンの糸を利用して数回練習してからラインとリーダーを実際に結んでみました。
・餌木
近所の釣具店を覗いてみると、1000円程する餌木が並んでいましたが、100円と書かれたかごの中から3.0号、3.5号のオレンジとピンクの餌木を2個づつ購入。・エギングスナップ
餌木の交換が楽ということで、エギングスナップも買いました。・ロッド(釣り竿)、リール
エギング専用で8FT(2.44m)前後のロッドがいいと記載されていましたが、保有しているダイワのCROSSBEAT 662LFSを使いました。6'6"(1.99m)とちょっと短いですが、秋のイカは遠投をしなくても釣れるとありますし、初心者には、長い竿は扱いづらいです。エギング専用のロッドも廉価版があります。最初から高価な道具を揃えるのもいいですが、リールもなければ、「CB エギングビシバシセット 7.6F Vケース入」ぐらいから初めてもいいのではないでしょうか。□準備
□初めてのエギング
2008年10月26日
朝、4時に自宅を出発しました。館山道の鋸南保田で降りて、5時30分に到着。まだ薄暗い中、多くの釣り師がいました。早速、防波堤から記念すべき第一投。イメージングトレーニングは十分です。餌木が着水したらフェザーリング(糸の出を手で押さえる)。ラインのフケ(弛み)を少し巻き取ります。じっとラインを見つめていると、「フッ」とラインが緩みました。餌木が着底したようです。「杉原講師!DVDの通りです」。そこから2段シャクリです。さすがにイメージングトレーニング通りとはいかず、かなりぎこちない動きです。それでもシャクってはリールを巻き、また着底するまでラインをじっと見つめます。PEラインはとても軽いので竿先で何度か絡めてしまいましたが、徐々にコツがわかってきました。時計が6時を過ぎたあたり、餌木が着底する前にラインが引かれます。「これがアタリ?」、リールを巻くと、「重い!」、慌てずにゆっくりとリールを巻いていくと「ブシュッ、ブシュッ」と水を吐きながら海面にイカが現れました。初ヒットです。ラインを短くしてからゆっくりとイカを引き上げます。まぎれもないアオリイカです。感激ものでした。しかし、そこから1時間、アタリはまったくありません。明るくなったから「餌木を交換しよう」と紫系の餌木に交換。スナップだと確かに交換が楽です。餌木を交換するとすぐにアタリがありました。先程よりちょっと足が短いイカでした。隣のお兄さんが「スミイカ(甲イカ)」と教えてくれました。10時から用事があったので、8時前に竿をたたみました。釣果はイカ2杯。満足です。カメラを忘れたので戻ってきてから記念撮影。左がアオリイカ、右がスミイカです。お昼ご飯はイカ刺。堅そうなところは、バターで軽く炒めて食べましたが、アオリイカもスミイカもとても美味しかったです。
□今回学んだこと
やはり、何事にも事前の調査と準備、そして最低限の投資が必要であるということを実感しました。これは仕事でも一緒です。また動画の方が親しみやすく、動きを伴うものは伝えやすいということも改めて考えさせられました。