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Post Date:2009年6月1日 

連敗記録

アオリが釣れません。エギング5連敗中です。
釣れなくても楽しめればと思っていましたが、挫けそうになります。

気持ちを高めるためには、新しいエギンググッズが必要です。でも餌木では高揚感がいまひとつ。アドレナリンが分泌されません。かといって予算上の制約もあります。

何かないかと、釣具屋で模索すると、エギング魂が擽られる逸品を発見しました。

tailwalk Hugwar (テイルウォーク ハグウォー) 83MT Closer

テレスコ(振り出し)タイプ。車や自転車を利用したランガンに最適。「エギを結んだまま移動できる」機動性はこのアイテムならでは。従来のテレスコロッドとは一味違う「ガイドスペック」などコンパクトロッドの決定版といえる。ハードケース付き。



※ランガンとは、Run=走る&ガン=銃を意味し、釣り場を走って移動して、ポイントを見つけては銃のようにキャストするということからきている造語です。(Run眼ではありません)


房総を自動車で移動するときにも、都度都度ロッドをたたのむは結構な手間ですし、餌木を外す度にリーダーが徐々に短くなっていきます。予算は少しオーバーしていますが、これなら十二分にアドレナリンも分泌されそうです。

先週、師匠は南房総でキロオーバー(1kg以上)を釣り上げたといっていました(アオリではなくモンゴウイカ)。週末の天気予報はよくありませんでしたが、日曜日の朝なら問題なさそうです。

と、いうことで房総に行ってきました。現地でエギングのセットをするのは結構な手間ですが、自宅で tailwalk Hugwar 83MT Closerにリールも餌木もセットして、楽ちんスタートです。

が、しかし、やっぱり釣れません。周辺でも夜中にコウイカをあげていた方はいましたが、明け方はまるで駄目です。このまま撤退は許されない!と、餌木をタコ餌木(タコやねん)に変更です。

タコやねんについては、タコ・エギングで触れていましたが、5月に2杯の釣果がでています。

ビビットでアクティブなシェイクが実行できているかはわかりませんが、海底で餌木の移動と停止を繰り返します。

左の写真は、館山の漁港であげた真ダコです。

イカは、内臓をとって皮を剥ぐのも簡単ですが、タコは滑りがあり調理しづらいです。

サイズはあまり大きくありませんでしたが、試しに一部を刺身にしてみましたが、味はいまひとつ。家族の評判もいまひとつです。残りは塩ゆでにして、サラダとして食しました。
・・・

場所を漁港内に移動して、タコ・エギング開始です。時間は朝7時少し前。8時前には帰路に着きたかったので、45分勝負です。湾内も海草が多く、何度も海草を釣り上げてしまいましたが、

暫くして、ずっしりとした重さがのってきました。

「おっ、お、重い」

途中でタコに張りつかれてしまうと上がらなくなってしまうので、竿をたてて引き上げます。

今日も釣れないという消極的発想で、玉網は車からだしていません。周辺で釣りをしている人の姿もありません。足下までの高さはあまりないので海面までタコをあげてから、一気に引き上げました。

「バシっ!」という異音が響きました。


その瞬間、ロッドの先端部分が手前に折れ曲がり、目の前で虚しくぶらさがっていきます。

釣り上げた真ダコは、60cm超でキロ・オーバーでした。夕方に近所の方が集まったので、足は、タコ焼きに、頭部(胴部)は、タコライスにして7名の胃にすべて収まりました。

しかし、その代償がHugwar骨折とは...。入院手続きをして、修復可能かの確認が必要です。
(下の写真は、骨折してしまった先端部)


Post Date:2009年5月28日 

原点回帰

村上春樹氏の新作長編小説『1Q84』(全2巻)のamazonでの予約が合計で1万冊を超えたというニュースが、先日ありました。私もその中のひとりです。発売前にも関わらずamazonランキングは、1Q84(1)が、本で1位、1Q84(2)が2位と上位を独占しています。
1Q84(1)1Q84(2)
著者: 村上 春樹(むらかみ はるき)
出版社: 新潮社
価格: 1,890円

またTVニュースでは、発売前に5万冊が増刷になり、先行販売をする都内の書店の様子が流れていました。

もともと人気作家ですが、話題性づくりにも成功しています。今回の作品は、事前に作品のテーマや内容を一切明らかにしていません。新潮社の「1Q84」の告知ページを見てもタイトルと発売日だけです(でも、flash)。amazonの「商品の説明」にも内容の記載はありません。

壁と卵とシステム
村上春樹氏は、今年2月にイスラエルの文学賞「エルサレム賞(Jerusalem Prize)」の授賞式でのスピーチが話題となりました。
If there is a hard, high wall and an egg that breaks against it, no matter how right the wall or how wrong the egg, I will stand on the side of the egg.

※ エルサレム・ポスト(Jerusalem Post) Israel is not the egg. から引用
「壁と卵」だけが大きくとりあげられましたが、本質は誰が構築したシステムなのかにあると思います。

閑話休題

1Q84』の人気は、数ヶ月前の「壁と卵」での著者の認知度と作品の内容が謎であるという話題性が相成って村上春樹ワールドのファン以外にも興味を持たれた結果ではないかと思います。

しかし、考えてみると、少し前までは書籍の内容を購入前に知るということは、あまりありませんでした。新聞や雑誌での書評、新聞広告、交通広告、ポスターなど、受動的に目にすることはあっても、能動的に探すことはできませんでした。能動的な探索は、実際に書店で手にとることでけです。マイナーな作品であれば内容不明は宿命だったのです。

ネット販売モデルでは、実際の商品を見せることができないため、より多くの情報を提供することによって商品を説明しなければなりません。更に集合知という名の主語が曖昧なレビューや☆の数によって商品の選択を促します。そこには個人の価値観はありません。

1Q84』は、郵便受けに投函されたamazonの包みを開けるときに、書店で見つけた本を手にするときの「ワクワク感」を想い出せてくれるかもしれません。
Post Date:2009年5月26日 

速く読む技術(速読力)

マインドマップ読書術
著者: トニー・ブザン TONY BUZAN
監訳: 近田 美季子(ちかだ みきこ)
出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン
価格: 1,260円

トニー・ブザン 天才養成講座の『マインドマップ超入門』に続く、第2弾です。読書能力も技術として捉えて、4倍以上速く読める術(分500~600文字が、2500文字)が書かれています。無論、小説を速読する必要はありませんが、ビジネス書、解説書、新聞、雑誌、ネット上のレポートなど情報収集をする上で、速読は欠かせない技術です。

新書でいえば、1ページ600文字で200頁とすると、12万文字になります。分間1000文字で読むと2時間。2500文字で読めれば、48分で読破できることになります。

本書には、Exerciseもあり、速く読むために必要なことが習得できます。私自身も、「速く読むと、理解が浅いのでは?」と考え、また「読み過ごした!」と思い、読み戻りをしがちです。

以前、速く読むためのトレーニングとして、家にあったメトロノームのテンポで1行をづつを読み、徐々に速度を上げていくということを試してみましたが、不思議と読む速度をテンポに合わせようとします。

情報が氾濫する中、人間の処理能力を高めなければならないという現状は、決して喜ぶべき状況ではありませんが、独自の発想もない一般人には、情報収集量を高める速読技術は不可欠です。

ということで、マインドマップ読書術の1章~4章までの内容をマインドマップにしてみました。



本書の内容は、トニー・ブザン 頭がよくなる本の第四章 「もっと速く能率よく読む方法」の焼き直しです。マインドマップ有機的学習法(MMOST:Mind Map Organic Study Technique)についても、トニー・ブザン 頭がよくなる本の第九章 「マインドマップによる有機的学習法」に記載されている内容となります。こちらを読まれてもいいかもしれませんが、マインドマップ読書術は、非常に読みやすい体裁になっていますので、マインドマップに興味がなく、速読法に興味がある方でも簡単に読むことができる一冊かと思います。

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