釣れなくても楽しめればと思っていましたが、挫けそうになります。
気持ちを高めるためには、新しいエギンググッズが必要です。でも餌木では高揚感がいまひとつ。アドレナリンが分泌されません。かといって予算上の制約もあります。
何かないかと、釣具屋で模索すると、エギング魂が擽られる逸品を発見しました。
tailwalk Hugwar (テイルウォーク ハグウォー) 83MT Closer
テレスコ(振り出し)タイプ。車や自転車を利用したランガンに最適。「エギを結んだまま移動できる」機動性はこのアイテムならでは。従来のテレスコロッドとは一味違う「ガイドスペック」などコンパクトロッドの決定版といえる。ハードケース付き。
※ランガンとは、Run=走る&ガン=銃を意味し、釣り場を走って移動して、ポイントを見つけては銃のようにキャストするということからきている造語です。(Run眼ではありません)
房総を自動車で移動するときにも、都度都度ロッドをたたのむは結構な手間ですし、餌木を外す度にリーダーが徐々に短くなっていきます。予算は少しオーバーしていますが、これなら十二分にアドレナリンも分泌されそうです。
先週、師匠は南房総でキロオーバー(1kg以上)を釣り上げたといっていました(アオリではなくモンゴウイカ)。週末の天気予報はよくありませんでしたが、日曜日の朝なら問題なさそうです。
と、いうことで房総に行ってきました。現地でエギングのセットをするのは結構な手間ですが、自宅で tailwalk Hugwar 83MT Closerにリールも餌木もセットして、楽ちんスタートです。
が、しかし、やっぱり釣れません。周辺でも夜中にコウイカをあげていた方はいましたが、明け方はまるで駄目です。このまま撤退は許されない!と、餌木をタコ餌木(タコやねん)に変更です。
タコやねんについては、タコ・エギングで触れていましたが、5月に2杯の釣果がでています。
ビビットでアクティブなシェイクが実行できているかはわかりませんが、海底で餌木の移動と停止を繰り返します。
左の写真は、館山の漁港であげた真ダコです。
イカは、内臓をとって皮を剥ぐのも簡単ですが、タコは滑りがあり調理しづらいです。
サイズはあまり大きくありませんでしたが、試しに一部を刺身にしてみましたが、味はいまひとつ。家族の評判もいまひとつです。残りは塩ゆでにして、サラダとして食しました。
・・・
場所を漁港内に移動して、タコ・エギング開始です。時間は朝7時少し前。8時前には帰路に着きたかったので、45分勝負です。湾内も海草が多く、何度も海草を釣り上げてしまいましたが、
暫くして、ずっしりとした重さがのってきました。
「おっ、お、重い」
途中でタコに張りつかれてしまうと上がらなくなってしまうので、竿をたてて引き上げます。
今日も釣れないという消極的発想で、玉網は車からだしていません。周辺で釣りをしている人の姿もありません。足下までの高さはあまりないので海面までタコをあげてから、一気に引き上げました。
「バシっ!」という異音が響きました。
その瞬間、ロッドの先端部分が手前に折れ曲がり、目の前で虚しくぶらさがっていきます。
その瞬間、ロッドの先端部分が手前に折れ曲がり、目の前で虚しくぶらさがっていきます。
釣り上げた真ダコは、60cm超でキロ・オーバーでした。夕方に近所の方が集まったので、足は、タコ焼きに、頭部(胴部)は、タコライスにして7名の胃にすべて収まりました。
しかし、その代償がHugwar骨折とは...。入院手続きをして、修復可能かの確認が必要です。
(下の写真は、骨折してしまった先端部)