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Post Date:2009年12月7日 

房総エギング(11/28,12/5)

今週先週と、2週続けて土曜日に館山方面にエギングに出かけました。

2009年11月28日 房総エギング

師匠曰く、今年はイカの成長が遅いのではないかと言っていたので、携帯したエギは2.0号~3.5号。正午前には出かけなければならないので、「朝まずめ」勝負です。

暗いうちは、風も結構ありましたが、有名な堤防に着くと釣り人がいっぱい。こんな人がいるところでは、エギングは無理と思いもう少し南下。

先日、「海釣りドライブマップ〈1〉東京湾~房総半島」を購入しました。いつもエギング出かける範囲はカバーしているので、いままで知らなかった場所にも行ってみようと思いきや、結局はいつもと同じです。

□海釣りドライブマップ<1>東京湾~房総半島
□出版社:つり人社
□サイズ:B4版
□価格:¥1,500+税

●詳細なポイント紹介
●釣具店、エサ屋、渡船屋の場所と電話番号を掲載
●シーバス情報も満載!






6時だと大部明るくなってきますが、まだ海中はハッキリは見えません。2.5号のピンク系のエギをキャストしていると、何かがエギに付いてくるのが見えます。エギを制止させると「キュン」とアタリがありました。先ずは1杯目をゲット。


辺りが明るくなると少し先にアオリイカが群れて漂っているのを発見。んー。今シーズンは偏光グラスさまさまです。ナチュラル色のエギに変更してキャストすると、その中の何杯かがエギをチェイスしてきました。

手前まで寄せて、十分に焦らしてからゆっくりとエギをフォールさせます。

アオリイカは通常泳いでいるときは、透明で少し白っぽく見えます。なので地方によっては「白いか」とも呼ばれていますが、エギをチェイスして興奮してくると右側の写真のように黒く変色します。

ヒットです。スミを吐いたので一瞬見えなくなりましたが、リールを捲いて水面にイカが現れると2杯付いています。初めての経験と興奮しましたが、水面からあげると1杯は離脱。残念。

結局、見えイカ狙いで、6時から7時半の1時間半で200~300g程度のサイズを5杯でタイムアップです。まだ本当はエギングを続けたかったのですが....。

2009年12月5日 房総エギング

今週、池袋で時間を潰す機会があったので、iPhoneのGoogleマップで釣具屋と検索。駅近くに上州屋があったのでベルトに付けられるようなエギケースがないかと立ち寄ってみました。

エギをケースごとなくしてしまってから、キャップを付けて荷物にそのまま詰め込んで持ち運んでいたのですが、エギの交換に時間がかかってしまいます。無論、エギを交換せずに同じものを使うエギンガーもいますが、自分はエギも場所もすぐに換えてしまいます。またラン&ガンでは手にエギケースを持っていると邪魔になります。

SHIMANOから条件に適合するようなエギケースが発売されていましたが、池袋の上州屋にはありませんでした。

シマノ(SHIMANO) PC-211E Sephia エギケース10S Lサイズ
M : 3×20.5×14cm ¥1,180
L : 4×24.5×16.5cm ¥1,250
注意)Mサイズの収納号数について2~3号でも針傘の径がφ16mm以上のものは、Lサイズをお使いください。Sephia Keen3号(EG-230E)、07SephiaZR についてもLサイズをご利用ください。



2号~3.5号すべてのエギが収納できて、出し入れが早くできるものが欲しい。ネットで探して購入しようかと思いましたが、ふと棚の下に目をやると、シマノ(SHIMANO)のエギストッカーⅡが置かれています。


シマノ(SHIMANO) WB-136B エギストッカーII

エギングタックルをシステム的にセットアップできる2代目エギストッカー。

●2.0~4.0号までのサイズが最大18個収納できるようサイズアップ
●フィッシングタオルなどの取り付けに便利なループ付
●ウエストベルトと着脱式ショルダーベルトの併用で体にしっかりフィット&がっちり固定
●可動仕切りで、小型のエギも取り出しがスムーズ
●取り出してそのまま洗える底部穴開き構造の内部ケース
●イカスミなどの汚れがしみ込まず簡単に拭き取れる、イージーメンテの特殊防水加工生地
●雨や潮が浸入しにくい被せブタタイプ
●ピンオンリールを取り付けても、キャスティング時に邪魔にならないピンオンリールホルダー
●濡れたエギを乾燥させるよう側面はメッシュ仕様(WB-136Bは本体とフロントポケットに装備)







腰に装着してみましたが、結構大きく感じます。やっぱりもう少し小さなものをと思いましたが、18本の餌木が収納できるということは、普段使っているエギが全部入りということです。暫く悩めど、お買い上げ。

昨日、実際に使ってみましたが、エギの出し入れは素早くできます。また前方のチャックには、ラインカッター、リード、エギスナップを入れました。装着具合も、お腹の前にケースを持ってくるとエギングをしている最中は、気にはなりませんでした。但し、ハードな移動(テトラを渡り歩く様な)の場合は邪魔になってしまうかもしれません。

閑話休題

先週、見えイカがまだいたので、サイト狙いで6時に現地到着。天気予報では徐々に風が強くなり、お昼からは雨となっていましたので午前中勝負です。海は澄んで底まで見えます。

エギングを開始して暫くすると、見覚えのある方が登場。

「しっ、師匠」

しかし、今日は大量のイワシを追いかけてきた鯖が見えます。港内をひと周りしましたが、視界の範囲ではイカを確認できません。やっと足下に子イカを発見し、エギをサイズダウンさせて狙うも敢えなくスミを吐かれてその姿を見失いました。

堤防中程のエギンガー(師匠ではない)がコウイカをヒット。

一杯も釣れないまま、師匠は、「これから北上する」といって去ってしまいました。自分も移動しようかと迷いましたが、風が強くなり天気が崩れるとの予報で、移動しても釣果は期待できません。ここでも徐々に風が吹き始めましたが、幸いにも追い風です。

取りあえず、食事と、腹ごしらえをしてから再チャレンジです。堤防先端が空いたのでそちらに移動。追い風で普段よりも遠くにエギがキャストできます。

2-3投し、テンションフォールでエギを落としていると、ラインが大きく引かれました。慌ててロッドを立てて合わせます。更にラインが大きく引かれて「ヂィィー」とドラグが鳴ります。これはデカイ。

何度かジェット噴射で抵抗されます。バラさないようにテンションを張ったままゆっくりとリールを巻いて寄せてくると、大きな「アオリイカ」です。

先週と同程度ならタモは要らないと思い、今日はタモもギャフも持っていません。足下であげようと試みますが、上がりません。苦戦しているように写ったのか、

「タモ貸そうか?」と、天使の声。ありがとうございます。



家に戻ってサイズを測ると760g。夢のキロアップには届かないにしても、いままで釣った中では、一番大きなアオリでした。(しかし、釣ったイカのサイズを測るようになるとは...。)

師匠にも弟子の勇姿を見て欲しかったです。

ちなみに今回のエギは、右写真のデュエル(DUEL) アオリーQ RS 3.0号 SAJ(シルバーアジ)です。サイトエギングの場合は、視認性の高いオレンジやピンクを使っています。今シーズンは、サイトでも水中の餌木が見えれば、ナチュラルカラー系を多用しています。

アオリイカの眼球自体は非常に優れ、構造的には色の識別が可能なようですが、脳が小さく、情報の全てを処理できず、色の判別もできないのではないかという学説があります。オレンジやピンクなどのエギを抱いてくるのも、色の識別ができないからと考えた方が自然です。アオリイカが、エギの形、動き、光の反射加減でエサと間違えているのであれば、なるべく餌となる魚に似ている餌木の方がよいのではないかと考えています。


オーロラコアメスアオリという餌木


池袋でエギストッカーIIと併せて、変わり種の餌木も購入しました。デュエル(DUEL)/ヨーヅリ(YO-ZURI) アオリーQ RS 3.0号 OCFA(オーロラコアメスアオリ)です。その名の通り、メスアオリに似せてオスアオリを誘う不埒な餌木です。発想的には非常に面白いですね。また、この餌木の特徴はアイがなく、ボディにアオリの目が描かれています。(愛がないとはやっぱり不埒な餌木です。)
しかし、オスがメスを追いかけるのは産卵時期?ということは、春までお預け?

左写真は少しライトを当てていますが、よくよく見るとアオリっぽいです。
Post Date:2009年12月4日 

簡単テキストマイニング ExcelでKWIC (その2)

ExcelでKWICを実現する「簡単テキストマイニング ExcelでKWIC」の続きです。
KWICとは、KeyWord In Context の略で、キーワード前後の文章を抽出する技術です。

Excel KWIC

A B C D E F G
1 キーワード KWIC
2 文字数 20
3 出現位置 2
4
5 出現頻度 1st 2nd Befor KWD KWD After KWD 検索対象文章
6 2 1 51 キーワード前後の文章を抽出する技術です。 KWIC によって文脈を簡単に理解することができま KWICとは、KeyWord In Context の略で、キーワード前後の文章を抽出する技術です。KWICによって文脈を簡単に理解することができます。

前回は、A6セルのキーワードの出現頻度までだったので、今回はキーワードの出現位置からになります。

B6はキーワードが最初に出現する位置で、C6が2番目に出現する位置になります。ここで求めたキーワード開始位置を使ってD6、F6でキーワード前後の文章を表示します。

指定した文字列が出現する位置を求めるには、Excelのfind()を利用します。

B6セルの説明

B1で指定したキーワードがG6の中で最初に出現する開始位置です。検索開始は1文字目からです。
=find($B$1,G6,1)

上記だとB1に指定したキーワードがG6で出現しない場合にエラー(#VALUE!)となりますので、iferror()関数を使って、キーワード存在しない場合に"-"を表記させます。

=iferror(find($B$1,G6,1),"-")

C6セルの説明

B1で指定したキーワードがG6の中で2番目に出現する開始位置です。言い換えると最初にキーワードが出現した以降で、次に最初に出現する位置となります。

最初に来ワードが出現した位置はB6です。しかし、

=find($B$1,G6,B6) ・・・① 1文字目から検索

と記載するとB6の位置からキーワードが始まっているので、B6と同じ結果になってしまいます。B6の位置から+1する必要があります。若しくは厳密にキーワードの長さ分を加算します。

=find($B$1,G6,B6+1) ・・・② 1+1=2文字目から検索
=find($B$1,G6,B6+len($B$1) ・・・③ 1+4=5文字目から検索

可視化するとこんな感じです。
K W I C

そしてエラーの場合には”-“を表示するという処理を付け加えると下記のようになります。

=iferror(find($B$1,G6,B6+len($B$1)),"-")

次に本題のキーワード前後の文章の表示です。キーワード後の方が簡単なので先にF6セルの説明をします。

F6セルの説明

文字列の一部を切り取るには、mid(文字列,開始位置,文字数)関数を使用します。

A B C
1 アオリイカ、コウイカ、カミナリイカ、ジンドウイカ、ミミイカ
2
3

上記のA1セルの中で"コウイカ"は、7文字目から始まり、4文字です。

Excelで表記すると、下記のようになります。

キーワード後の文字列を切り出すためにも、このmid()関数を使用します。キーワードの直後からB2セルで指定した分だけG6から切り出します。切り出し開始位置は、1番目のキーワードであれば、B6にキーワードの長さを加算した、1+4=5文字目になります。

=mid(G6,B6+len($B$1),$B$2)

2番目の出現位置からは

=mid(G6,C6+len($B$1),$B$2)

となります。

ここからが小技です。今回の仕様では、B3に"1"か"2"と入れることによって、キーワードの出現位置が1番目か、2番目かを選択できるようにしています。これをindex()関数を使って実現しています。

A B C D E
1 アオリイカ コウイカ カミナリイカ ジンドウイカ ミミイカ
2
3

=index(A1:E1,2)

とすると、A1:E1までの中で2番目の内容が返ってくるので「コウイカ」となります。

=index(A1:E1,5)

は、ミミイカです。

Excel KWICでは、

=index(B6:C6,$B$3)

で、B3セルに指定したn番目のキーワード開始位置を求めることができます。

=mid(G6,index(B6:C6,$B$3)+len($B$1),$B$2)

これにエラーの場合は、何も表示しないという処理を加えると

=iferror(mid(G6,index(B6:C6,$B$3)+len($B$1),$B$2),"")

となります。





Post Date:2009年12月1日 

簡単テキストマイニング ExcelでKWIC

KWICとは、KeyWord In Context の略で、キーワード前後の文章を抽出する技術です。KWICによって文脈を簡単に理解することができます。これはテキストマイニングの技術としてだけではなく、Yahoo!やGoogleなどの検索結果にも利用されています。例えば下記はGoogleで"NPSとは"で検索した結果になります。
2008年7月19日 ... そして、推奨者から批判者の比率を減算したものが、ネットプロモータースコアー(NPS)です。つまり、30%が推奨者で、20%が批判者であれば、NPSは10%となります。もし推奨者が20%で批判者が30%であれば、NPSは-10%となります。 ...
このようにキーワードを中心とした文章が掲載されていると全体を読まなくとも指定したキーワード(特定の語彙)がどのように使われているかを理解することができます。KWICを使った検索機能は、日本語では難しい係受け分析を使用するよりも、キーワード(特定の語彙)の使われ方を知る有効な手段です。但し、KWICでは、「パンが美味しい」と記載されている文章は5件というような定量的表記はできません。

EXCELでKWIC

以前、紹介したTTM: Tiny Text Minerでは、このKWICの機能を有していません。それを補う場合にEXCELで簡易的にKWICを実行してみましょう。

EXCEL KWICの完成形は下記のようになりますが、キーワードが複数回出現する文章の対応がいまひとつです。時間があれば今度はVBAで作成してみようと思います。

A B C D E F G
1 キーワード KWIC
2 文字数 20
3 出現位置 2
4
5 出現頻度 1st 2nd Befor KWD KWD After KWD 検索対象文章
6 2 1 51 キーワード前後の文章を抽出する技術です。 KWIC によって文脈を簡単に理解することができま KWICとは、KeyWord In Context の略で、キーワード前後の文章を抽出する技術です。KWICによって文脈を簡単に理解することができます。

項目説明:

入力項目

B1 検索対象とするキーワードを入力します
B2 キーワード前後の表示する文字数を指定します
B3 何番目に出現するキーワードを対象とするかを入力します
G6 検索対象とする文章

出力項目

A6 B1で入力したキーワードがG6の文章の中に何回出現するかを表示します
B6 G6の文章の中でB1で指定したキーワードが最初に出現する位置を表示します
C6 G6の文章の中でB1で指定したキーワードが2番目に出現する位置を表示します
D6 B2で指定した文字数分、キーワード前の文章を表示します
E6 B1で指定したキーワードを表示します
F6 B2で指定した文字数分、キーワード後の文章を表示します

では、順次説明をしていきます。

キーワードの出現頻度:

今回のEXCEL KWICでは、複数回出現するキーワードの対応ができていません。しかし冗長的な表現となっていますが、出現頻度が2回以下であれば、2回目に出現する位置でのKWIC表記は対応しています。出現頻度が多いキーワードは、別な工夫が必要となるので、先ずは文章内でのキーワードの出現頻度を求めます。

Excelでは、指定した文字をカウントしてくれるような関数が提供されていないので、文字列の出現頻度を求めるには工夫が必要です。そのため対象文章からカウントしたい文字列を削除して、その差分をカウントしたい文字列の長さで除算して求めます。

=(元の文章の長さ-元の文章から文字列を削除した長さ)/文字列の長さ

A B C
1 アオリイカ、コウイカ、カミナリイカ、ジンドウイカ、ミミイカ
2
3

上記で"イカ"が何回出現するかをカウントするためには、

1)文章の長さを求める
=len(A1)
結果:29

2)カウントしたい文字列を削除した文章を作成する
=substitute(A1,"イカ","")
結果:アオリ、コウ、カミナリ、ジンドウ、ミミ

3)カウントしたい文字列を削除した文章の長さ
=len(substitute(A1,"イカ",""))
結果:19

4)元の文章と文字列を削除した文章の差
=len(A1)-len(substitute(A1,"イカ",""))
結果:29-10=10

5)カウントしたい文字列の長さ
=len("イカ")
結果:2

6)出現頻度を求める
=(len(A1)-len(substitute(A1,"イカ","")))/len("イカ")
結果:(29-19)/2=5

これで"イカ"の出現頻度5回を求めることができます。

余談となりますが、この方法を用いると例文のように区切り文字で文字列が連続している場合に何個の文字列があるかも求めることができます。

=(len(A1)-len(substitute(A1,"、","")))+1

区切り文字"、"の個数+1が文字列の個数になるというわけです。

Excel KWICのA6のセルは、
=(len(G6)-len(substitute(G6,$B$1,"")))/len($B$1)
と記載します。

と、いうことで今回はここまで。
続きは次回以降に書きます。






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