Translate

Post Date:2020年3月8日 

データの大切さを「都道府県別新型コロナウイルス感染者数マップ」から考える

Coronavirus COVID-19  2019-nCoV

各種イベントの中止、TDLやUSJの休園、プロ野球や大相撲の無観客試合、学校の臨時休校、企業のテレワーク推進など、身近にもあっという間に新型コロナウィルスの影響が広まっています。

マスクだけでなく、SNSでの拡散からトイレットペーパー、ティッシュペーパーなども小売店の棚からなくなりました。経済産業省が マスクや消毒液やトイレットペーパーの状況 ~不足を解消するために官民連携して対応中です~ (METI/経済産業省) で現状について伝えていますが、実際に近所のスーパーなどで伽藍とした棚をみると不安を煽られます。

台湾では、デジタル担当政務委員(大臣)の唐鳳(オードリー・タン)氏(38)がマスクの在庫情報を政府がリアルタイムで提供して、アプリで店舗の在庫状況を確認できるというのが、日本でもニュースになっていましたが、流通のデータがそんなに細かく取得できるというのに驚きです。やっぱりこれからはデータの時代です

日本でも、流通データまでは取得できなかったとしても、昨今、オリンピックチケットの抽選販売を行ったばかりなので、国が一括購入をしてECで販売するのことぐらいはできないものかと思ってしまいます。


感染者数を可視化

米ジョンズ・ホプキンス大学の集計データによると、3月7日時点で世界の感染者数が10万人を超えたとニュースサイトに記載されていたので、データソースを探してみたところ、

ジョンズホプキンス大学システム科学工学センター(CSSE)が、Coronavirus COVID-19 (2019-nCoV)、モバイル版は、Dashboard Coronavirus COVID-19 (Mobile) というサイトで世界の新型コロナウイルス感染者数を地図とグラフで可視化して提供していました。

もちろん、日本の感染者数も確認することができます。

Coronavirus COVID-19  2019-nCoV (Japan)

3月7日時点のデータでは、

  • 感染者数:420名
  • 死者数:6名
  • 退院者:46名
  • 現患者数:368名

とあります。

しかし、残念ながら日本という一括りで都道府県別には分けられていません

ちなみに日本にマーキングされているもうひとつは、集計上は Others となっているダイアモンドプリンセスに関するデータについてです。

Coronavirus COVID-19  2019-nCoV (diamond princess cruise ship)

都道府県別新型コロナウイルス感染症患者数マップ

日本では、同じような形でデータを可視化しているところはないかと探してみると、「都道府県別新型コロナウイルス感染者数マップ」(2020/11 更新終了)が、ジャッグジャパン株式会社より公開されていました。こちらのデータは都道府県別にマッピングされています

都道府県別新型コロナウイルス感染者数マップ(3月7日時点)

COVID19_Japan - For publication に記載されている説明を読むと、

本マップは、米国ジョンズ・ホプキンズ大学のシステム科学工学センター (CSSE) が公開している「 Wuhan Coronavirus (2019-nCoV) Global Cases (by Johns Hopkins CSSE)」に着想を得て、日本国内にフォーカスして公開しております。本マップはジョンズ・ホプキンズ大学とは一切関係ありません。

とあり、Operations Dashboard for ArcGIS を使っていて、グラフをクリックすることで、表示するコンテンツを絞り込むことができます。

例えば、「直近一週間の感染者増加数(男女別)」棒グラフで3月7日を選ぶと他のグラフ、地図が連動して変化し、15名の感染者数都道府県別の内訳数と場所が地図上で表示されます。

都道府県別新型コロナウイルス感染者数マップ Coronavirus COVID-19 Japan Case  2019-nCoV (Mar7)

データソースについては、

原則、自治体発出の文章を基準についており、1日1回公開の厚生労働省発出の文章によって二重チェックと採番の反映を行う。自治体発出の文章が間に合わない場合のみ、記者会見のストリーミング動画を一次ソースにする場合がある。

と、記載されていますが、データ更新もむちゃくちゃ早いです。


データの即時性

都道府県別新型コロナウイルス感染者数マップの最終更新日は、閲覧時点で2020/3/7 23:41となっていますが、その時点のデータでは、

都道府県別新型コロナウイルス感染者数マップ Coronavirus COVID-19 Japan Case  2019-nCoV
  • 感染者数:461名
  • 死者数:6名
  • 退院者:69名

と、ジョンズホプキンス大学システム科学工学センター(CSSE)のデータと41名の差があります。このブログを書き始めた時点のデータが443名だったので数時間の間にデータが更新されていました。


CSVデータもダウンロード可

データはCSV形式でダウンロードすることもできます。CSVデータは、Creative Commons「BY-NC 国際4.0」として提供されています。

都道府県別新型コロナウイルス感染者数マップ(CSVデータ)

フォーマットについては、「新型コロナウイルス感染者数マップ」について – J.A.G JAPAN に説明があります。


CSVデータを使ってみた

CSVデータを実際に使ってみました。

都道府県別新型コロナウイルス感染者数マップ(日次集計)

ただ、このグラフには、現時点の患者数がなかったので、実患者数累計=累計-(退院数累計+死亡合計)で求めグラフを作成してみました。

日本の新型コロナウイルス感染者数 累積

新型コロナウイルス感染者数が地図やグラフで可視化されているサイト

上記で紹介した、ジョンズホプキンス大学システム科学工学センター(CSSE)の Coronavirus COVID-19 (2019-nCoV)、ジャックジャパンの 都道府県別新型コロナウイルス感染者数マップ 以外にも下記のサイトで同じような地図とグラフでデータの可視化がされています。(参考:COVID-19 Maps & visuals | CIDRAP

新型コロナウイルスをマップ化しているサイト一覧

しかし、日本の新型コロナウイルス感染者に関しては、都道府県別で確認できる、ジャックジャパンが提供する都道府県別新型コロナウイルス感染者数マップが最も優れています。

ジャックジャパン株式会社の関係者みなさまの努力に敬意を表したいと思います。「新型コロナウイルス感染者数マップ」へのご寄付について – J.A.G JAPAN というページもありますので、賛同される方は是非。(サイトの更新は2020年11月で終了しています。)

Post Date:2020年3月1日 

バタフライボードは、not only ホワイトボード but also ノートブック

バタフライボード2

ノート型ホワイトボードのイノベーションはマーカーにあった | 象と散歩 で限りなくホワイトボードに近いとしてバタフライボードを紹介していましたが、正直、メインに使っていたのは nu board でした。

ノート型のホワイトボードの使い方としては、アイデアや考えをまとめるときに使っていますが、少人数でのディスカッションでホワイトボードの代替として使うことは皆無です。

アイデアや考えをまとめるという点で大切なことは、

  • 視認性が高い
  • 部分的消去(修正)が可能
  • 一時的に保存可能

です。そういう点では、通常のホワイトボードマーカーよりも細い文字が書けるマーカーとノート型ホワイトボードというのはとても相性がよいです。しかし、「いつでも」、「どこでも」を考えると

  • 持ち運びやすさ(ポータビリティ)

も大切です。

バタフライボードにも、1枚、1枚のボードと同じように磁石で付けられる別売のジャケットカバーがあります。

バタフライボードジャケット

しかし、別売、カバーだけで1,980円もする、、、。と、購入を渋ってみたものの、バタフライボードを裸でカバンやデイバッグに突っ込んで持ち歩くには抵抗がありました。

持ち運びには、nu board のA4サイズをサステナブルノーとして使っていました。nu board には、1ページ毎にクリアシートが付いて、ノートの持ち運びで擦れて消えてしまうということを防いでくれます。また、見た目は、リングノートそのものです。

しかし、ホワイトボードの宿命で、描いたものを暫く放置していると、やはり消しづらくなります。消そうと水を使ってしまうと素材が紙なので、ボードがふやけてしまいます。また表紙も紙素材でノートを止めているリングも細いので1年ぐらいでかなりボロボロに、、、。

と、いうことで再び、最近、バタフライボードに戻ってきました。


バタフライボードの最大メリットは耐久性だった

バタフライボードの最大の特徴は持続可能性にありました。ハードコーティング仕様で200日経過しても描いたものが消えるとありますが、それでもやっぱり消えづらくなります。しかし、特殊低発砲素材で完全防水のバタフライボードは、水を含ませたメラミンスポンジで軽くこすれば、全てを洗い流してくれます。また丸洗いも可能です。

金額的にはnu board は、バタフライボードの半額程度ですが、持続可能性(サステナブル)であるということは、気に入った文具を長く使うことにとって、とても重要なことであるということを改めて感じました。


もうひとつの特徴長は独立性

バタフライボードは、大きく広げて使うことができます。(実際には横にはマグネットがないので並べて置いているだけです。)

バタフライボード2を4枚繋げる

しかし、パーソナル利用で便利なのは、大きく使うより、4枚を独立して使えるということでした。複数枚にアイデアを書いて、並べて確認できます。ノートなら見開きで2枚までですが、複数枚に描いたものを見比べながら、アイデアをまとめることができます。


バタフライボードを持ち歩こう!

バタフライボードには、クリアボードが2枚付属していますが、これは描いたものが擦れて消えなくするためのもので、キャリング用ではありません。

バタフライボード2には2枚のクリアボードが付属

裸でバタフライボードを持ち歩くことに抵抗を感じていましたが、ジャケットも全体をカバーするわけではないので、文房具屋で見かけたA4のファイルケースを購入しました。金額的にも安価ですし、すっぽりとバタフライボードが入るのでデイパックに無造作に突っ込むことができます。

バタフライボード2をA4ファイルケースで持ち運ぶ

でも、カワイクないと思っていたら、Amazonでフェルト素材のA4ファイルケースを見つけました。これならカバンがなくても持ち運べます。


バタフライボードに最適なマーカーは?

バタフライボード 極細ホワイトボードペンシル

バタフライボードにはバタフライボードマーカーと、0.5mm 極細ホワイトボードペンシルの専用マーカー2種類が付属しています。極細ホワイトボードペンシルは、細かい字も書ける優れものです。黒以外に青色と赤色があります(別売)。

同様に nu board のホワイトボードマーカー(0.6mm)も同様に細い線が描けます。またこちらのペンは乾くと擦っても消えない。消えにくいホワイトボードマーカーです。マーカーの色は黒の他に、青、赤、緑があります。

共にホワイトボードマーカーとは思えない細字レベルですが、何れもキャップを外しておくと直ぐに乾いて書けなくなってしまうという弱点があります。

細字を好むのであれば、0.5mm 極細ホワイトボードペンシルがよいかと思いますが、自分は、もう少し太く(0.8mm)、イレーザーも付いている、PILOT ボードマスターS(極細)が経済性の面からも気にいっています。色は黒、赤、青の3種類です。

間違えたらすぐに消せるという意味でもイレーザー付きは理にかなっています。

文房具店で購入すると1本150円(税別)で、別売のインキカートリッジ 80円(税別)もあるのでより経済的です。しかし、オンラインでは少し割高です、、、。先ずは近くの文房具店で探してみてください。


200円でホワイトボード

最後に200円で作れる自宅用のメモ用ホワイトボードについて紹介します。ダイソンで売っているマグネットホワイトボードシートをA4ファイリングボードに挟んでホワイトボードにします。ダイソンでは、100円のホワイトボードも売っていますが、200円でちょいとお洒落になります。

  • マグネット ホワイトボード シート 100円(税別)
  • A4ファイリングボード100円(税別)
200円でホワイトボード

マグネットシートには色々な色がありますので、気分で合わせて色を変えてみるのも新鮮です。

ダイソン マグネットホワイトボードシート

PILOTボードマスターS(極細)なら、黄色は勿論、緑や青でも結構視認性を高く保てます。

カラーホワイトボード(緑)

バタフライボードの 1/20 以下のコストですが、自宅でメモ帳代わりに使うのであれば十分です。

Post Date:2020年2月25日 

テレビはもういらない、動画配信サービスはテレビを駆逐できるか?

DMM.make 55インチ モニター

テレビはもういらない」の続編です。

Amazonプライムビデオ、Netfilx、Hulu、Paraviなど、日本でも随分と有料動画配信サービスが台頭してきましたが、先日、日経プラス10で「動画配信サービス急成長!」という特集がありました。

ちなみに日経プラス10の視聴は、テレビ東京が提供するBOD(ビジネスオンデマンド)で見ました。FireTVアプリからの登録であれば大画面でみることができます。

番組の中では、Hulu、Paravi、AbemaTVなどテレビドラマのスピンオフ、見逃し配信で需要が拡大しているとありました。Netflixは2019年9月に日本の利用者が300万人超と発表がありました。またNetflixを追いかけるHuluも「2018年度 決算説明資料」に契約者数が202.8万人(2019年3月)とあります。


日本で利用者の多い動画配信は?

dTV 2018年6月時点で400万人(dTVが劇場版映画を製作 独自性で海外勢に勝てるのか:日経クロストレンド)とありますが、2016年3月28日時点で500万人(dTV、会員数が500万人を突破--映像配信サービスとして国内初)という記事もあります。実態は????

プレス資料として明確に契約者数を掲載しているのは、Huluだけなので、他の調査資料を調べてみました。

ICT総研|市場調査・マーケティングカンパニー の「2019年 有料動画配信サービス利用動向に関する調査」にある「利用している有料動画配信サービス」では、

  1. Amazonプライムビデオ(66%)
  2. Netflix(21%)
  3. Hulu(19%)

の順となっています。

また 映像メディア総合研究所の「映像メディアユーザー実態調査2019」有料動画配信サービスの利用率(回答者:5934人/複数回答)では、

  1. Amazonプライムビデオ(8.7%)
  2. Netflix(2.5%)
  3. Hulu(2.4%)

と、同順位となっています。

何れの調査資料もNetflixとHuluは僅差です。Netflix 300万人(2019年9月)、Hulu 203万人(2019年3月)という契約者数の公表値は発表時期が異なっているので、実際はもう少し差が小さいのかもしれません。また最も利用者が多いと思われるAmazonプライムビデオについては、契約者数(プライム会員数)は公表されていません。

そこで、ICT総研、映像メディア研究所の順位比率と公表されているHuluとNetflixの契約者数から推測してみます。Huluの契約者は、FY19は四半期毎に10万人増加し、2019年9月末で220万人と仮定しました。

ICT総研の調査結果の比率からAmazonプライムビデオの利用者数を計算すると、764万人(Huluを基準)~943万人(Netflixを基準)です。また映像メディア研究所の調査結果の比率からは、797万人~1,044万人となります。

Huluの公表値は2019年3月時点ですが、両社の調査からHuluとNetflixの差が小さいことから、Amazonプライムビデオの利用者数を850万人としてみました。

しかし、dTVの会員数の謎は不明のまま、、、。


動画配信サービスの比較

下表は、上位3社のサービス比です。コンテンツ数には差がありますが、下記3社は、海外ドラマ、日本ドラマ、洋画、邦画、アニメ、オリジナルコンテンツなどあります。4Kコンテンツに関しては、プライムビデオ、Netflixが対応していますが、Netflixはプレミアムプランでないと見られません。またコンテンツ数も多いわけでもないので現時点ではフルHDで十分かと思います。

またAmazonプライム・ビデオは月額500円とありますが、プライム会員サービスに含まれているので年会費4,900円だけで見られます。コンテンツも充実してきており、最近、ER緊急救命室 全15シーズンもアップされたので、可処分時間の配分に苦労しそうです。

月額(税込み)
フルHD
(1,080p)
4K
(2,160p)
Amazonプライム・ビデオ 500円
(年会費4,900円)
Netflix 1,320円
(スタンダード)
1,980円
(プレミアム)
Hulu 1,026円
×

さらに Amazon Prime Video チャンネルでは、別料金で楽しめるチャンネルがあり、NHKオンデマンド(月額990円 税込)、東京ビジネス オンデマンド Select(月額550円 税込)などもあります。ただ、BODは一部のコンテンツに限定されているので、Fire TV Stick を使うのであれば、アプリをインストールして閲覧する方がお得です。


動画配信サービスはテレビを駆逐できない?

Netflix、Hulu、Amazonプライムビデオもオリジナルコンテンツを作成していますが、各テレビ局や映画のコンテンツの配信が中心となっています。

また日経プラス10の中でも、テレビドラマのスピンオフ、見逃し配信によって動画配信サービスが成長していると言っていましたが、下表がテレビ局との提携状況になります。

動画配信サービス 提携TV局
Hulu 日本テレビ
Paravi TBS、テレビ東京
AbemaTV テレビ朝日
FODフジテレビ

ジャニーズのタレントが出演する番組も一部配信サービスの対象にもなったりと、テレビ放送コンテンツの再利用は拡大傾向です。またスピンオフでのコラボなど、日本のテレビ局は、動画配信サービスとの共存方向の姿勢です。

海外ドラマが観たいと思って契約したHuluでしたが、最近は、ドラマの見逃し配信、スピンオフ(番外編)、それにアニメが幅をきかせるようになってしまいました。


テレビ不要の最大ネックはテレビ?

大画面で動画配信サービスをみようとすると、

  1. Fire TV、Apple TV などの利用
  2. Android TVの利用

のふたつに大別されるかと思います。Android TVは、テレビ受像機そのものです。

SONY BRAVIAでは、リモコンにHulu、Netflixなど動画配信サービスがチャンネルのひとつとして登録されているモデルがあります。テレビというハードウェアも、また動画配信サービスと歩み寄ろうとしています。

SONYブラビア リモコン

また、Fire TV、Apple TV、Chromecast の接続先もテレビという方が大半だと思います。

その理由は、テレビの普及率と大型モニターの選択肢の少なさです。


テレビ普及率

さよならTV、テレビはもういらない? | 象と散歩 では、平日にリアルタイムにテレビを見る人の割合を年代別にグラフしてみましたが、下図(グラフ)は、消費動向調査 平成31年(※長期時系列表は最新月を参照) 3月調査 にある「主要耐久消費財の普及率の推移」のテレビ普及率の推移です。

1975年に普及率90%を超え、99%以上の世帯で保有されていたテレビですが、2014年調査結果から下がり、2019年3月には97%弱になっています。下がったといっても97%の普及率です。

しかし、この統計値には、独り暮らしの世帯は含まれていないので、実際のテレビの普及率は、もう少し小さくなるのかもしれません。

テレビ普及率(消費動向調査)

また同資料の中に、「主要耐久消費財の買替え状況の推移(二人以上の世帯)」という項目があり、これをみるとテレビの買換えは約10年サイクルです。動画配信サービスが閲覧できるテレビが既にあり、買い替え時期でもなければ、あえてテレビ受像機を大型モニターにするという選択肢はなさそうです。


大型モニター(4K対応50インチ以上)

モニターは、以前はパソコンの外部ディスプレイという位置づけでしかありませんでしたが、ここ数年、リビングに置ける50インチ以上の4Kモニターも販売されるようになりました。しかし、まだまだ選択肢は少なく、Amazonで検索してみても、自分が使っているDMM.makeの55インチディスプレイを含めて、55インチの大型ディスプレイは4機種しか扱われていません。

これでは認知も進まない、、、。

下記は4機種の比較表となりますが、リビングで映像コンテンツを楽しむであれば、Fire TVやapple TVとモニターをHDMI接続ますが、サウンドバーなどで音声出力するには、モニターから出力する必要があるので、モニターの光デジタル出力は必須です。そう考えると選択肢は2機種しかありません。

メーカー 型番スクリーン入力端子 音声出力 スピーカー
DMM.make DKS-4K55DG355インチHDMI2.0×3
・AV入力
・VGA
・PC音声入力
・USB2.0×2
・イヤホン
光デジタル
10W×2
JapanNext JN-V5500UHDR55インチ・HDMI1.4×2
HDMI2.0×1
・VGA
・DisplayPort
・イヤホン
光デジタル
5W×2
I-O DATA EX-LD4K552DB54.6インチHDMI2.0×3
・RGB
・DisplayPort
・イヤホン 5W×2
AcerEB550Kbmiiipx54.6インチ・HDMI1.4×2
HDMI2.0×1
・DisplayPort
・Mini D-sub
・イヤホン5W×2

まだまだニッチ市場で、50インチ以上の大型モニターを購入するというのはかなりマニアックな世界なのかもしれません。

需要も少ないのかもしれませんが、安価でよい商品を出している DMM.make DISPLAY には頑張ってもらいたいところです。


テレビ局の方向性

在京民放5局は、見逃し配信を広告付き無料で TVer としてオンデマンド配信をしています。当初は、スマホやタブレット向けだけでしたが、Android TV、そしてAmazon Fire TVアプリにも対応し、テレビで見られるようになりました。

自分にとっては、日テレ以外のドラマもFireTVで見られるようになったわけですが、可処分時間には限りがあるので、実際に視聴する番組が増えているわけではありません。それでも、選択肢は広がりました。

更に民放各局は、TVerでリニア放送(ネット同時放送)の実験しています。ネットでリアルタイムにTVが視聴できるようになれば、テレビチューナーは無用の長物となります。


NHKの方向性

NHKは、NHKオンデマンドで「見逃し見放題パック」と「特選見放題パック」の二種類のオンデマンド配信を提供しています。Amazonプライムビデオチャンネルで提供しているのは、「特選見放題パック」です。

またNHKも2020年3月1日からNHKプラスとしてリニア配信を予定しています。ブラウザとアプリで視聴できるようになります。

放送受信料についての考え方が気になるところでしたが、

NHKプラスは、受信料を財源とする、 放送を補完するサービスで、受信契約者ご本人のほか、ご本人と生計を同一にする方は、利用申込みと認証の手続きを経ていただければ、追加のご負担なくご利用いただけます。NHKがご利用にあたって費用を請求するようなことはありませんので、ご注意ください。

と、いまのところテレビ放送を補完するサービスとして考えているようです。


テレビがない生活とは

テレビがないといっても別に世捨て人のような生活をしているわけではありません。

モニターをDMM.make の55インチディスプレイにして、サウンドバーを購入したことによって、好きな映画やドラマを楽しむ環境も充実しました。

ニュースはラジオと、Huluの日テレニュース24(リアルタイム配信)だったのですが、BODを契約してから経済ニュースについても充実させることができました。
もともと朝の時間帯は、ラジオを聴いていたのですが、少しだけ形を変えて、

アレクサ、J-waveをかけて

になりました。

若干、Amazonのサブスクリプションモデルにハマり気味かとも思いますが、大型モニターとサウンドバーにFire TV Stick、そしてAmazon Echoで映像、音楽ともに充実したものとなりました。

象と散歩:人気の投稿(過去7日間)