Fire TV 4K Stick Maxは、WiFi環境と4K対応のテレビ(モニター)があれば、Amazonプライムビデオだけでなく、様々な動画配信サービスを高画質と迫力のある音声で映像コンテンツを楽しむことができます。
新しくFire TVの購入を検討しているのであれば、Fire TV 4K Stick Maxが最適な選択肢です。しかし、Fire TV Stick 4Kを既に保有している場合、「Fire TV Stick 4K Maxに買い換える必要があるのか?」と悩みました。
結論からいうと、買い換えても後悔はしません。
WiFi6対応のルーターを持っていないため、WiFi6になったことでの体感の変化はわかりませんが、明らかにアプリの切り替えや動作がキビキビと快適になりました。また再起動も早くなりました。4Kコンテンツの視聴体験の改善は実感できませんでしたが、「やっぱり、性能が上がると随分と違うな」と実感できます。
使い始めて1年以上経過しているのであれば、思い切って買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。※2024年1月現在、Fire TV 4K Max 第2世代が最新版です。
なぜ人は新しいものを欲しがるのか
Fire TV Stick 4K Maxのように、既に持っている製品の新しいバージョンが発売されたときに、買い換えるべきなのかを悩む人は多いのではないでしょうか。高価な商品であれば「まだまだ使える」という自制心が働きますが、手が届く価格帯だと悩みが絶えません。
新しい製品を欲しがる理由は、主に以下の点に集約されます。
機能や性能の向上への期待
- 従来のFire TV Stick 4Kよりも40%パワフルに
- WiFi6対応
- リモコンが第3世代となりボタンと機能が追加
新しい体験や価値への期待
- 自宅での映像体験がこれまで以上に向上する可能性
- リモコン操作が便利になると意外といいかもしれない
所有することによる満足感
- 最新のFire TV Stickを保有することによる満足感
合理的な視点から考えれば、まだまだ利用可能な製品である場合でも、新しい製品への欲望や、新しい製品がもたらす満足度や効用を過大評価し、新製品の購入を決意することがあります。
「物欲の神」の意向だけではなく、新製品によって得られる快感を自分の中で勝手に最大化しているのだから仕方ありません。こうなるとポチることから逃れることはできません。
FIre TV 4K Max第2世代は、処理能力が向上
Fire TV Stick 4K Maxは、CPU、メモリ、GPUのスペックがあがっています。またWiFi6対応となり、通信速度が速くなり通信の安定性が向上するため4KやHDRなど高画質の映像がより安定して見られます。
CPUの性能向上(Fire TVの頭脳)
Fire TV Stick 4K Max 第2世代のCPUは、MediaTek MT8696Tというモデルで、クアッドコア2.0GHzです。一方、Fire TV Stick 4K / Fire TV Stick(第3世代)のCPUは、MediaTek MT8695で、クアッドコア1.7GHzの処理能力です。Fire TV Stick 4K Max 第1世代は1.8GHZでした。そのため、アプリの起動や操作がよりスムーズになりました。
GPU(グラフィックスの処理)の性能向上
グラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)も動作速度が650MHzから800MHzに向上し、より多くの情報を処理できるようになりました。これにより、映像の描画や再生がより滑らかになり、動きの速いスポーツやアクション映画の再生で、よりスムーズで動きの追従性の高い映像を楽しむことができます。
メモリの性能向上
Fire TV Stick 4K Maxはメモリがが増強されが2GBとなりました。Fire TV Stick(第3世代)では 1.0GB、Fire TV Stick 4Kでは 1.5GB でした。これにより、大容量のデータを処理する際に、よりスムーズに動作するようになり、アプリの処理速度が速くなりました。高画質や高フレームレートのコンテンツをより安定して視聴できるようになりました。
ストレージ容量の増量
Fire TV Stick 4K Maxでも8GBだった容量が、4K Max 第2世代では、倍の16GBになりました。一般的な使い方であれば8GBでも問題はありませんでしたが、アプリをたくさん使いたいという方には朗報です。
WiFi6対応
Wi-Fi5の最大通信速度は6.9Gbpsですが、Wi-Fi6では9.6Gbpsとなり最大通信速度が1.4倍高速になります。4KやHDRなどの高画質な映像のストリーミング(大容量データ)の送受信にかかる時間が短縮され、より快適に利用できるようになります。
まとめると下表にようになります。
Fire TV | Stick(第3世代) | Stick 4K | Stick 4K Max 2nd |
---|---|---|---|
CPU | クアッドコア 1.7GHz MediaTek MT8695 |
クアッドコア 1.7GHz MediaTek MT8695 |
クアッドコア2.0GHz MediaTek MT8696T |
GPU | 650MH | 650MH | 850MH |
メモリ | 1GB | 1.5GB | 2GB |
ストレージ | 8GB | 8GB | 16GB |
WiFi | WiFi 5 | WiFi 5 | WiFi 6E |
Fire TV Stick 4K Maxの性能が改善されていることは一目瞭然です。
リモコンの操作性が向上
Fire TV 4K MAXに付属するリモコンが第3世代となり、下記のボタンと機能が追加されました。
- アプリボタンが追加されてアプリへのアクセスが容易に
- 番組表ボタンが追加されライブ配信中の番組や放送予定を一覧できる
- 音声認識ボタンのデザインが変更(Alexaのアイコンが表示)
下記の2種類のパターンのリモコンがあります。
- ① Prime Video、Netflix、TVer、ABEMA
- ② Prime Video、Netflix、DAZN、ABEMA
ボタンの割り当ては変更できません。
Hulu、ABEMA、Prime Video Channel、Redbull TV に対応しています。
いままでは、一旦ホームに戻ってからアプリを選び直していたので、ボタン一発でアプリを切り替えられるのがとても便利です。アプリボタンの割り当てを自分で変更できるともっと便利になるのですが、、、。
と、思ったら「Alexa対応音声認識リモコン Pro」に目が止まりました。2つのカスタムボタンを、よく使うアプリやAlexaコマンドを割り当てられるとあります。
「物欲の神様!」
物欲の神様から逃れることなどできず、「Alexa対応音声認識リモコンPro」も購入してしまいました、、、。
「Alexa対応音声認識リモコンPro」については象と散歩: Alexa対応音声認識リモコン Pro は買うべきリモコンか?をご覧になってください。
Fire TV Stick 4K Max 第2世代
Fire TV Stick 4K Max 第2世代の発売が発表されました。
- 2.0 GHzクアッドコアプロセッサ
- 次世代Wi-Fi 6E
- 16GBストレージ
と更に進化しています。残念ながらリモコンはProではなさそうです。
しかし、Fire TV Stick 4K Maxの第2世代の発売を控えて、2023年10月15日まで 第1世代が半額セールとなっています(第1世代の販売は既に終了)。
買いで間違いありません。