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Post Date:2010年3月21日 

春エギング開始

そろそろ暖かくなってきたので、心はエギングに向いていましたが、雪が降ったり、風が強かったりでなかなかエギ初めにでかけることができませんでした。東京湾口海況図で海水温をみても先週時点では、館山周辺はまだ14℃。陸っぱりからのエギングにはまだちょっと早そうです。

しかし、逸る心を抑えきれずタックルベリー新橋店を覗いてみると、エギングロッドが並べてありました。現在使用しているロッドは、

【秋】小型アオリイカ

秋サイズの小型のアオリイカ用として、YAMASHITA Naory Feeling Shaft LT762MLを使用しています。ロッドの長さが7'6”(2.29m)と短めなのと、自重が116gと軽く、漁港の足下や係留されている船の間を探るのには丁度よい感じです。またファーストテーパーなので2~2.5号の小さめの餌木を使って軽くシャクルだけで、餌木がダート(左右に動く)します。ロッドパワーはミディアム・ライトと柔らかめでファーストテーパーとの組合せにより、スラック(ラインを緩めに出した状態)ジャークにより餌木が手前に寄らずに動かし続けることもできます。また小さなあたりをロッドで感じることもできます。所謂サイト(見えイカ釣り)に最適な一本です。

ヤマシタ(YAMASHITA NAORY) ナオリー Feeling Shaft LT762ML

●MAXエギ:2.7号
●ライン:0.4~0.8PE
●長さ:7フィート6インチ
●長さ:2.29m
●セクション(継数):2本
●仕舞寸法:1.17m
●先径:1.9mm
●元径:9.6mm
●カーボン含有量:95%
●グラス含有量:5%
●ガイド個数:10個
●標準自重:116g
価格:¥13,597+配送料無料(amazon)

【オール・シーズン】小型・中型アオリイカ

最初に購入したエギングロッドがメジャークラフト Zaltz ZAT-832Eです。ロッドの長さは2.5mと扱いやすい長さです。またテーパー(アクション)は、レギュラー・ファーストで、フォール中(餌木を沈めている)に変に餌木に動きを与えることもありません。ロッドがロッドパワーは、ミディアムと、3.0号の餌木を使用するのに丁度よい感じですが、3.5号になると若干ロッドがビビる感じがします。2段シャクリはこのロッドで習得しました。昨秋シーズンもこのロッドで800g弱のアオリイカをあげています。

メジャークラフト Zaltz(ザルツ) ZAT-832E
●エギ:2.5~3.5号
●ライン:0.6~1.2PE
●長さ:8フィート3インチ
●長さ:2.5m
●セクション(継数):2本
●パワー:ミディアム
●アクション:レギュラー・ファースト
●トップ:MNSTガイド
●ティップ:LDBSGガイド
●バット:LCSGガイド
●リールシート:ネオスタンダードVSSリールシート
価格:¥11,900+配送料無料(amazon)


【移動用】テレスコタイプ

そしてもう1本が、持ち運びが便利であるという理由で購入したテレスコタイプ(振り出し式)のtailwalk Hugwar (テイルウォーク ハグウォー) 83MT Closerですが、二度の入退院を繰り返し、その後、ガイドが壊れてそのまま放置されています。どうも相性がよくなかったようです。

新しいロッドに求める要素

現有しているロッドに足りていない要素を考えると以下の4点です。

(1) 遠くに飛ばすことができる長い竿
(2) 3.5号の餌木を快適に操れる竿
(3)風に強いインターラインの竿
(4) ちょっと高価な竿

ちょっと高価な竿という意味では、宮澤氏が宣伝するダイワ(Daiwa) ソルティスト エメラルダスは惹かれます。特にディップを交換することでライトロッドとミディアムロッドの2本分を兼ねて、1.8号から3.5号の餌木をカバーするダイワ エメラルダス ソルティスト(Daiwa Emeraldas Saltist) ST 83M-DT 【DOUBLE TIPS CONCEPT MODEL】は、YAMASHITA Naory Feeling Shaft LT762MLメジャークラフト Zaltz ZAT-832Eを保有していなければ即購入のロッドです。値段的にもロッドを2本購入したと考えるとお得です。

ダイワ(Daiwa) エメラルダス ST 83M-DT
●エギ:1.8~3.5号(L:1.8~3.0号、M:2.5~3.5号)
●ライン:0.5~1.2PE
●長さ:8フィート3インチ
●長さ:2.52m
●セクション(継数):2本
●仕舞寸法:130cm
●自重:105g
●先径:L:1.4mm、M:1.5mm
●元径:11.4mm
●カーボン含有率:97%
●パワー:ライト、ミディアム
●テーパー:ファーストテーパー
●ガイド:HVFグラファイト、Kガイド仕様
価格:¥33,830+配送料無料(amazon)

ST 83M-DTは、よいロッドだと思うのですが、これだと現有ロッドとかぶるのであり得ないし...。そうすると少し長くて堅い竿かインターライン、且つ値頃感のあるものと考えると、残された候補は2つになります。

ダイワ(Daiwa) E-Gee 86MH
●エギ:2.5~4.0号
●ライン:0.6~1.2PE
●長さ:8フィート6インチ
●長さ:2.6m
●セクション(継数):2本
●仕舞寸法:135cm
●自重:145g
●先径:1.8mm
●元径:11.4mm
●カーボン含有率:87%
●パワー:ミディアム・ヘビー
●ガイド:SICガイド
価格:¥11,250+配送料(amazon)

ダイワ(Daiwa) E-Gee EG83MI
●INTERLINE MODEL(撥水コートインターライン)
●エギ:2.5~3.5号
●ライン:0.8~1.0PE
●長さ:8フィート3インチ
●長さ:2.51m
●セクション(継数):2本
●仕舞寸法:131cm
●自重:125g
●先径:1.3/2.6mm
●元径:11.4mm
●カーボン含有率:95%
●パワー:ミディアム
価格:¥13,524+配送料無料(amazon)

と、いう考察を踏まえて、タックルベリーに置かれているロッドを眺めていると、ダイワ(Daiwa) E-Gee 86MHが特売の値札が付けられていました。一旦、店舗をでてiPhoneで価格を調査すると、上記の値段よりも安価であることがわかり、即購入です。

2010年3月14日 エギ初め

房総は、風も強かったのですが、竿下ろしもしたかったので、「かつうら海中公園」までのドライブを理由にでかけました。そもそも外房では、エギングをしたことがなかったので、幾つかのポイントをまわって勝浦近くの漁港でエギ初め式です。

8.3ftとは、たった10cmしか違いませんが、結構長いと感じました。先ずは、3号の餌木を付けてキャスト、追い風だったのでキャスティング距離の違いは分かりませんでしたが、シャクってみると、やはり少し堅いという感じがします。もう少し軽くシャクった方がいいのかと考えて2投目。着底する前に2-3回、軽くシャクリを入れた後のフォール中にラインがフケました。あわせてみるとアタリです。

と、いうことでめでたくエギ初めで初アオリをゲットです。
その後、3.5号の餌木も試してみましたが、Zaltz ZAT-832Eで感じるロッドのブレはありませんでした。今年の春シーズンは、ダイワ(Daiwa) E-Gee 86MHを中心に使ってみようと思います。
Post Date:2010年3月19日 

ラジオ回帰

IPサイマルラジオ放送が開始

3月15日からIPサイマルラジオがradiko.jpで試験放送が開始されました。東京地区では下記のラジオ局の放送が聴けます。

TBSラジオ
文化放送
日本放送
ラジオNIKKEI
interFM
TOKYO FM
J-WAVE

IPサイマルラジオは、IP Simulcast Radioと表記されていますが、Simulcastとは、simultaneous(同時)+broadcasting(放送)の造語かと思われます。

インターネットラジオチューナーについては、過去に何回かブログでも記載していますが、Sony VGF-WA1は、現在も自宅のBGMマシーンとして朝晩活躍をしています。しかし、これは音楽を流すためであり、ラジオ放送を聴くためではありません。

自宅のコンポにはラジオチューナーも付随していますが、アンテナを接続しないと受信できません。一時期、地下鉄線内でAMラジオの再配信をしているのを知り、携帯ラジオを購入しましたが、ラジオは、いつの間にか、iPodに代わり、ポッドキャスト(Podcast)を聴くようになってしまいました。

それでも、FM放送は、J-WAVEがSony VGF-WA1で聴けるのでたまに聴いていますし、最近では、TOKYO FMがiPhoneアプリを出しているので、こちらも散歩中などに聴いたりしています。しかし、AMラジオはすごく久しぶりだったのでとても新鮮に感じました。しかもステレオ放送なんてスゴすぎる。

自分の音楽情報の原点が、ラジオ関東の全英トップ20にあることを思い出しました。
IPサイマルラジオ:アクセス殺到で混乱

民放ラジオ13局で作るIPサイマルラジオ協議会が15日、インターネット上でも地上波と同時放送する「IPサイマルラジオ」の試験配信をスタートさせた。若者のラジオ離れや都市部の高層ビルなどで生じる難聴取を解消するのが狙いだが、初日はアクセスが殺到し、サイトにつながらないなどの混乱が生じた。

同協議会に参加するのはTBSラジオや文化放送などの在京の7局と、毎日放送、FM802など在阪の6局。それぞれ放送免許で規定された首都圏の1都3県と関西の2府2県でしか聴けないシステムになっている。

同協議会事務局は「アクセス数が未知なところがあった。ユーザーの皆さんには迷惑をおかけしているが、(今年9月からの)本格運用に向け、十分検証したうえで対応したい」と話した。

【引用:毎日新聞 3月15日配信】
アクセス数は記載されていませんが、初日はアクセス不可となる程の人気だったようです。聴ける環境さえあればラジオの需要はあるということなのでしょうか。

ラジオ聴取率(ちょうしゅりつ)

ラジオの聴取率(ラジオは視聴率ではなく聴取率)が気になり、調べてみると
視聴率調査のビデオリサーチ、ラジオ調査結果を発表 ラジオは意外と聞かれている

株式会社ビデオリサーチは、首都圏、関西圏、中京圏の3地区において、それぞれ自主ラジオ個人聴取率調査を実施し、6月度の調査結果を発表した。
今回から、ラジオの聴取率が『個人』を対象としたため、「ラジオ個人聴取率」に呼称が変更された。

調査によれば、首都圏で1週間にラジオを聞く人の割合は70.2%、1週間の平均聴取時間は14.4時間、関西圏では同じく72.9%が1週間に平均15.3時間ラジオを聞き、中京圏では76.9%が1週間に平均13.8時間ラジオを聞くという結果が出た。
聴取場所としては、いずれも主に自宅内となっているが、中京圏では車の中が44.8%と自宅内を上回った。

【引用:ファインドスター 広告ニュース 2009年7月7日配信】
昨年の6月のデータですが、タイトル通り、ラジオは思った以上に聴かれているというのが、素直な感想です。2010年3月10日にビデオリサーチが首都圏ラジオ調査(2010年2月度調査結果)を発表していました。首都圏ラジオ調査の結果は、“データコーナー/分析事例ご紹介から”新規会員登録をすると閲覧することができます。

上記の記事は、“到達率<ウィークリーリーチ>”の数値を用いているかと思われますが、首都圏ラジオ調査の結果は年代別になっていて全体での聴取率は分かりません。

年代別でみた場合は、1週間で5分以上ラジオを聴くのは、M1/F1層で5割、M2/F2層は7割弱、M3/F3層では8割強という結果になっています。

※到達率(ウィークリーリーチ):1週間に5分以上ラジオを聞いた人の割合

調査方法は、首都圏(東京駅を中心とする半径35km圏)内から3,000人を無作為系統抽出法でサンプリングし、郵送によるアンケート調査をしているとあります。有効回答率は、93.6%と記載されていますが、郵送方式で有効回答が90%を越えるというのは驚きです。よほど謝礼がよいのでしょうか。

無作為系統抽出法

無作為抽出とは、母集団からランダムサンプリングしてくる方式。系統抽出とは、名簿録(嘗ては住民基本台帳)から一定の間隔(100件毎に1件)で抽出する方式です。ということで、無作為系統抽出法とは、この2つを組み合わせて、ランダムサンプリングをして、その中から一定の件数毎(例えば100件毎)にデータを抽出する方法のことです。

中学生のラジオ視聴率が急上昇?

ラジオ女子、聴取率を牽引 中学生、テレビやネットじゃ物足りない? (産経新聞) 2010.1.2

という記事が掲載されていました。昨年0.3%だった中学生の聴取率が1.9%に急上昇と本文でも紹介されていますが、

左記のグラフから中学生の聴取率が上昇したといって問題がないのでしょうか。



3000件のサンプルの年齢分布が分かりませんが、無作為抽出をもとにしているので、人口分布に伴っていると仮定します。そこで都道府県別にはなっていませんが、年齢別に人口が記載されている、国立社会保障・人口問題研究所の“人口統計資料集(2010)”の数値を当てはめて考えてみます。

表2-3 性,年齢(各歳)別総人口:2008年から12-69才を抽出し、中学生(13-15才)の構成比を計算すると5%になります。

調査対象が3,000人で毎回94%の有効回答があるとすると、中学生のサンプル数は、

3000人×94%×5%=141人

となります。H20の中学生の聴取率は、0.3%、H21は、1.9%とありますから、ラジオを聴いているという人数は、

H20 141人×0.3%=0.4人
H21 141人×1.9%=2.3人

つまり、サンプル数が141人では、0.3%は1人未満になってしまうし、2人がラジオを聴いたと回答するだけで、1.9%となるので、急上昇という結論は計算上のマジックということになります。

また0.3%を回答者を実数の最小値1人と仮定すると、1.9%は6人となり、中学生のサンプル数は320人弱になり、首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)の中学生の構成比は全国平均の2倍以上ということになります。

首都圏の中学生人数が記載されているデータは見つかりませんでしたが、政府統計の総合窓口e-Statで探してみると、統計でみる都道府県のすがた2010の中に都道府県別の3階級人口割合が記載されているものがありました。

3階級人口(年齢3区分)とは、年少人口[15歳未満]、生産年齢人口[15~64歳]、老年人口[65歳以上]の3区分です。首都圏の年少人口の構成比が全国平均と大きく差異がなければ、中学生の構成比が全国平均の2倍にはならないであろうと考えました。

2008年年少人口構成比
全国平均13.5%
埼 玉 県13.7%
千 葉 県13.4%
東 京 都11.8%
神奈川県13.5%
【参考:統計でみる都道府県の姿2010】

東京都は、年少人口比率が、全国平均よりも低く、その他の3県は全国平均並の構成比です。このことから首都圏の中学生の構成比率が全国平均の2倍はないと推測されます。

中学生のラジオ聴取が極端に上昇しているとは上記数値からは判断できない。

ラジオの媒体価値

次は、広告といった観点からラジオの媒体価値をみてみたいと思います。

2010年2月22日に2009年の日本の広告費は5 兆9,222 億円、前年比11.5%減というニュースリリースが電通から発信されています。

インターネットの広告費が新聞の広告費を上回ったと各メディアでも話題となっていましたが、ウェブ広告単体でみると対前年99%で横這いです。一方モバイルは対前年112.9%と不況下の中でも成長を続けています。そもそもPCとモバイルをネットといった一括りでみてもよいのかという問題はあります。

【2009年 日本の広告費:電通】
順位 媒体 広告費 対前年比
1.テレビ1 兆7,139 億円89.8%
2.インターネット7,069 億円101.2%
3.新聞6,739 億円81.4%
4.雑誌3,034 億円74.4%
5.ラジオ1,370 億円88.4%

現状でラジオの広告価値は高いとは言えませんが、IPサイマル放送により聴取環境が変化し、聴取者の増加も期待できますが、それよりもネットと融合することにより、リスナーとのコミュケーション方法、商品連携、情報提供そのものが大きく変化する可能性があります。そうなると媒体としての価値も高まるのではないでしょうか。

今後iPhoneなどマルチデバイス対応も図られると思いますが、是非、インターネットラジオ機も発売してもらいたいものです。

そういえば、IPサイマルラジオを聴いて受信レポートを送付するとBCLカードは送られてくるのでしょうか?

今日の一曲

Sade Agu(シャーデー・アデュ)が率いるSade。エキゾチックな容姿と甘く切ない歌声に魅惑されます。初めて聴いたのは、Diamond Lifeで、一世風靡したsmooth operator が納められています。今回お勧めする曲は Lovers Rock 1曲目のBy your side です。

Oh when your cold
I'll be there
To hold you tight to me
Oh when your alone
I'll be there by your side baby

などと、囁かれると胸キュンものです。

iTunesで探してみると、Sade-Tribute Saxtributionというアルバムが見つかります。トリビュートアルバムとあるので、誰かがコピーしているのかと思いきや、本人が歌っています。

Sade - By your side

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