自分の過去ブログ「沖縄の三線を奏でる」をみると、三線を始めたのは5年前のことだったのかと、、、道具は人工皮から本皮強化張りの三線へと進歩をしていますが、演奏家としての進化は皆無です。
それでも本皮の三線の響きが素敵なので、憧れのカチャーシー(三線の速弾き)をカッコよく奏でたいという願望は捨てきれませんでした。
※カチャーシーとは「かきまぜる」という意味で沖縄の手踊りのことですが、三線の速弾きの曲のこともいいます。
唐船ドーイ、豊年音頭は、初心者でも弾ける?
カチャーシーの代表作といえば「唐船ドーイ」ですが、少しアレンジされた新歌(こーうた)の「豊年音頭」の方が運指が単純です。先ずは「豊年音頭」から攻略していきましょう。この曲はリズムさえしっかりとれれば、それっぽく聞こえます。
かつて、イエロー・マジック・オーケストラが「ABSOLUTE EGO DANCE」で14:11のリズムにすることで沖縄のグルーブを再現していましたが、簡単にいえば「タタ タタ タタ タタ」ではなく「タッタ タッタ タッタ タッタ」と跳ねる感じです。
このリズムをキープすることができればカッコよく弾くことができます。最初は無理せずゆっくりからスタートして徐々に速弾きの練習をしていきます。
カチャーシーの練習用CDを選ぶ
「よなは徹 プレゼンツ カチャーシー・ア・ゴーゴー」など聴いている分には十二分にカッコいいのですが、このCDを聴いて自分がカチャーシーを弾いてる姿が想像できません。
自分でも弾けそうな気がするCDを探して見つけたのが「三線で聴きたい弾きたい 沖縄のうた BEST16」に収録されている「豊年音頭~嘉手久~唐船ドーイ」です。歌もない入っていない三線だけの楽曲なので、しっかりと三線の音を聴けるので初心者のカチャーシーの練習用にピッタリです。更にうれしいことに楽譜付きです。iTunesでも配信されていますが、こちらは楽譜がありませんので、CD版がおススメです。
自分なりのタブ譜を作成しよう
三線で聴きたい弾きたい 沖縄のうた BEST16 に付属している譜面は、五線譜にエエ四が記載されているものなので、純粋なエエ四よりは、各音の長さがわかる分、わかりやすくなっています。それでも初心者には少しハードルが高いので、このCDに付属している楽譜をオリジナルのタブ譜に変換して練習します。
タブ譜については「沖縄の三線を奏でる」でも記載していますが、どの弦 の どのポジション を押さえて、どのくらいの長さで引けばいいかがわかるシンプルな楽譜です。最初の画像は「豊年音頭」をタブ譜に変換したものです。
三線のタブ譜は下図をベースに記載します。本当はどの指でも記載できるといいのですが、三線の運指では、七尺も八も小指で押さえますので便宜的に0から4としています。
例えば、「エ」であれば、女弦(みーぢる)の解放弦なので女弦に「0」と記載します。下記が「豊年音頭」の出だしです。
これをエエ四式のタブ譜にしたのが下記になります。
どちらでも、自分の好みで使ってみてください。
下の画像をクリックするか、ここから三線タブ譜のテンプレート(PDF)がダウンロードできますのでご自由にお使いください。
初心者だからカチャーシーなんて無理と思わず、チャレンジしてみてください。
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