ダイエットのきっかけのひとつは、体重だけではなく血圧でも注意された点でした。メタボ診断もウェストだけではなく、血圧・血糖・血清脂質のうち2つ以上が基準値を超えていることが条件となっています。指摘されたのは下の血圧が高いということでした。
メタボの基準についての詳細は メタボリックシンドロームの診断基準 | e-ヘルスネット 情報提供 にありますが、メタボの基準での血圧高値とは、最高(収縮期)血圧が130mmHg以上、最低(拡張期)血圧が85mmHg以上のいずれか、または両方の場合です。
血圧の下が高い原因としては、肥満、睡眠不足、過労、ストレス、運動不足、飲酒、喫煙などで、肥満も原因のひとつです。
ということで、ダイエットの結果として自分が健康になれたかのバロメーターのひとつとして、血圧を測定しています。
血圧計にもとめることは
家庭用の血圧計には指先で測るタイプ、手首で測るタイプ、上腕部で測るタイプの3種類があり、上腕部で計測するタイプには腕帯を巻く上腕式と腕を挿入するアームイン式があります。正確さを求めるなら計測は多少面倒でも心臓に近い上腕部で測るタイプが良いとされています。
また総合的な健康管理を考えると長期間のデータを閲覧でき、体重、体脂肪、運動量、心拍などのその他の計測データと一元管理できること。そして簡単に閲覧できるということが重要です。そのためには血圧測定結果のデータを簡易にアップロードできることも必要です。
Withingsの血圧計は上腕式でBluetoothでスマホと連携でき、Withingsのワイヤレス体重計、活動量計と連携してデータを管理できるので、 Withings Wireless Blood Pressure Monitor を購入しました。
Wihingsのワイヤレス血圧計は、スマホが前提となっているのでスマホがないと計測もできません。しかし、コードもパネルも必要ないのでとてもスタイリッシュです。計測方法も簡単で、腕に巻いて電源スイッチを入れると自動的にBluetooth接続されてアプリが起動します。
ワイヤレスでスマホと連携できる血圧計としては、その他に オムロン 上腕式血圧計OMRON HEM-7510Cがあります。しかし、オムロンのワイヤレス血圧計は、従来型の血圧計にオプション機能として、計測結果をスマホに簡単に転送できるというものなので、同じワイヤレス血圧計といってもコンセプトには大きなちがいがあります。
下記は、2023年6月時点のモデルHEM-7600Tです。
血圧の正常値とは
血圧に関しては、2014年に日本人間ドック学会の健康診断の新基準の発表で、健康血圧は最高血圧147、最低血圧94というのが物議を呼びましたが、健康診断新基準「血圧147は正常値」でいいのか:PRESIDENT Online - プレジデント にあるように、検査結果の統計値からその数値範囲以内にある人は、現時点で健康である割合が高いと意味合いだと思います。
日本高血圧学会ではこんなパンフを作成しています。
下記のガイドラインは、日本高血圧学会:The Japanese Society of Hypertension によるもの(赤字が高血圧といわれている範囲です。詳細については、高血圧治療ガイドライン2014 を参照してください。
分類 | 最高血圧/最低血圧 |
---|---|
至適血圧 | <120 かつ <80 |
正常血圧 | <130 かつ <85 |
正常高値血圧 | 130~139 または 85~89 |
I度高血圧 | 140~159 または 90~99 |
II度高血圧 | 160~179 または 100~109 |
III度高血圧 | ≧180 または ≧110 |
(孤立性)収縮期高血圧 | ≧140 かつ <90 |
しかし、正常域血圧である、至適血圧、正常血圧、正常高値血圧って何???と思ってしまいます。至適血圧(してきけつあつ)とは、
脳、心臓、腎臓などの臓器が、脳梗塞や心臓病、腎臓病といった障害を起こさないための、理想的な血圧の値のこと。1997年に米国の合同委員会によって設定された。 正常血圧は、収縮期血圧が130mmHg未満で拡張期血圧が85mmHg未満。これに対し、至適血圧は収縮期血圧が120mmHg未満で拡張期血圧が80mmHg未満と低い値になっており、正常血圧の人よりも長寿であるともいわれている。
とあるので、正常血圧よりも望ましい血圧の範囲です。また正常高値血圧(せいじょうこうちけつあつ)は、高血圧予備軍を意味します。
Withngs ワイヤレス血圧計での判定
Withingsワイヤレス血圧計での判定はWhoのガイドラインに基づいているとありますが、日本高血圧学会のガイドラインと同じです。
高血圧の分類がMild、Moderate、Serverとなっています。日本でも以前は軽症度、中等症、重症といわれていたのもが2009年の日本高血圧ガイドラインからⅠ度、Ⅱ度、Ⅲ度というように改名されました。
Withingsワイヤレス血圧計が示す、SYSとは Systolic pressure の略で、収縮期血圧=最高血圧、DIAは、Diastolic pressure の略で、拡張期血圧=最低血圧のことです。
英語表記 |
日本語名 |
SYS (収縮期) |
DIA (拡張期) |
---|---|---|---|
Optimal blood pressure | 至適血圧 | <120 | <80 |
Normal blood pressure | 正常血圧 | <130 | <85 |
Slightly high blood pressure | 正常高値血圧 | 130-139 | 85-89 |
Mild Hypertension | Ⅰ度高血圧 | 140-159 | 90-99 |
Moderate Hypertension | Ⅱ度高血圧 | 160-179 | 100-109 |
Sever Hypertension | Ⅲ度高血圧 | >180 | >110 |
Withingsワイヤレス血圧計では、上記に基づいてカラーでも判定結果が表示されます。
(左が測定後の結果表示、右が測定履歴からの表示)
Withingsワイヤレス血圧計の自動モードが便利
日本高血圧学会に家庭での血圧測定方法についての説明(血圧を測定しましょう)がありますが、
- 朝晩の測定
- 測定2回の平均値
とあります。Withingsワイヤレス血圧計の設定には自動モードがあって、Automatic modeの設定をすると間隔をあけて3回の測定を行い、その平均値をとってくれます。測定間隔は30秒-120秒まで設定できます。
また測定時間が記録されて朝晩の判定が自動的にされています。測定履歴の参照では朝に計測した血圧と夜に測定した血圧を選択して表示させることもできます。
Withingsワイヤレス血圧計の電池交換
Withingsワイヤレス血圧計は、単四電池4本が必要です。電池の残量についてはスマホから確認することができます。
電池交換のときには注意が必要です。電池を入れる方向が説明書をみてもわかりにくいので電池交換の際には下記を参考にしてください。
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