使い道を考えずに「安い!」というだけで買ってしまった TP-Link WiFiスマートプラグでしたが、取り敢えずベッドサイドライトに使ってみました。
音声コントロールでライトを点灯、一定時間が経過したら消灯といった、シンプルな使い方ですが、思った以上に使い勝手がよく、追加で2個セットを購入してしまいました。
TP-LinkのKasa製品は、2022年にKasaシリーズが生産終了となり、Tapoシリーズとなりました。(2023年1月追記)
スマートプラグと言ってもできるのは通電と遮断です。しかし、使い方次第でスマートライフに大きく貢献してくれます。
TP-Link WiFiスマートプラグの使い方
3個のスマートプラグを「ベッドサイドライト」「扇風機」「水槽照明」で使用しています。
ベッドサイドライト
最初に購入した1個を前述したようにベッドサイドライトに使用しています。音声で点灯、消灯するだけではなく、Kasaアプリでスマートアクションを設定して15分後に自動消灯するようにしています。以前は、ベッドに入ってからダラダラと本を読んだりしていたのですが、自動消灯にしてからはベッドは寝る場所となり、安眠にも貢献してくれています。
寝室に入ったら
と言って、ベッドに潜り込み、15分後に自動消灯されます。
自動OFFは、Kasaアプリのスマートアクションから登録できますが、登録できるのは最大3つまでです。
扇風機
ベッドサイドにクリップ式の扇風機を付けているのですが、こちらもスマートプラグを付けて音声でのON/OFFとタイマーコントロールをできるようにしました。
ベッドに入ったら、
といって、3時間後に自動でOFFとなります。
水槽照明
イソギンチャクの飼育用のLEDスポットライト(水槽の照明)をアナログ式のプログラムタイマーで点灯・消灯を自動化していましたが、こちらをスマートプラグに変更しました。
アナログ式のプログラムタイマーよりサイズが小さくなったので、水槽用のコンセントまわりがすっきりしたのと、「ジジジジ」という駆動音がなくなり静かになりました。
自動プログラムは、Kasaアプリで端末を選択して、”おでかけモード” で開始時間、終了時間、繰り返し(曜日設定)の設定ができますので、毎日8:30に点灯して、20:30に消灯するようにしています。
Alexaでも音声コントロールはできますが、音声でコントロールすることはほとんどありません。
TP-Link WiFiスマートプラグ導入前の確認事項
購入してからの「使えなーい!」という悲劇をなくすために、下記について事前に確認をしておきましょう。
コンセントの向き
Amazonの購入ページに
逆さし防止のために極性付きプラグを採用。電気をより安全にご利用いただけます。
という記載はありましたが、実際にコンセントに差し込むまで、この意味がわかっていませんでした。
コンセントの二つの差し込み口には、ニュートラル(左)とライブ(右)があり、左側のサイズの方が大きくなっています。TP-Link WiFiスマートプラグは、プラグのサイズが左右によって異なっているので逆には差し込めないようになっています。
下記は、四国電力のコンセントの穴の大きさの違いの説明ですが、子供向けなのでとても分かりやすいです(笑
テレビや扇風機(せんぷうき)などの電気製品のプラグを差し込む「コンセント」は、よくみると右と左の穴の長さがちがいます
穴の長さは、長いほう(通常左)が9mm、短いほうが7mmです。
長いほうの穴は、接地(せっちがわ)といい、「アース線」につながっています。一方、短いほうは電圧側といい、100V(ボルト)の電圧がかかっています。
このように、コンセントの2つの穴には、右と左でそれぞれ違う役割がありますが、電気製品のプラグはどちらの向きに差し込んでも使えるので、心配ありません。※アース線とは、万が一、コンセントにいつも使っている電気よりも大きい電圧の電気が流れたときに、その大きな電気を地面(地球)に逃す働きがある線です。
なので、安価な延長ケーブルなどでコンセントの差し込み口が左右同じサイズのものには、スマートプラグは差し込めません。またサイズが6.6x4.0x4.2cmと横幅が6.6cmあるので延長タップに差し込むと使えなくなる差し込み口ができてしまいます。事前にコンセントの差し込み口のサイズと設置方法についての検討が必要です。
家電の動作確認
利用を考えている家電が、TP-Link WiFiスマートプラグでコントロールできるかを事前に確認しましょう。
スマートプラグの動作は、電源プラグの抜き差しと同じなので下記の方法で確認できます。
- スイッチをONにして対象家電を動作している状態にする
- 電源プラグをコンセントから抜き取る
- 再度、電源プラグをコンセントに差し込む
これで動作しない家電にはスマートプラグは使えません。
使い方は自分次第
クリスマス時期になったらツリーの点灯と消灯を自動化、目覚まし替りにテレビを付ける、就寝時の加湿器の自動OFF、間接照明、アロマポッド、電気香取器など使い方は色々と考えられます。象と散歩: Alexa + スマートリモコンでスマートホーム化の促進 で紹介した、ラトックシステム RS-WFIREX4 と共にスマートリモコンとスマートプラグを活用して、家電の音声操作、時間制御、IFTTT(イフト)との連携でスマートホーム化を図りましょう。
スマートリモコンと違って赤外線リモコンを使うわけではないので、ON/OFFが失敗するということはなく安定したコントロールができます。また遠隔からでもON/OFFの状態も確認できます。
Amazon から純正スマートプラグが発売(2020.7.18追記)
このブログをアップした2日後に、Amazonが純正のスマートプラグを発売しました。
サイズは、7.0x3.6x3.8cm とTP-Link WiFiスマートプラグと同等ですが、Amazon Echo ユーザーにとってはアドバンテージがあります。
- 他社のアプリが不要
- 極性プラグではない
TP-Linkのスマートライトを使っていたので、同じ会社のスマートプラグを選択したというのもありましたが、他にスマート家電を使っていないのであれば、Alexaアプリだけで設定可能です。定型アクションを使えば、決まった時間でのON/OFF、スイッチを入れてから一定時間経過後にOFFなどの設定ができます。
また極性プラグではではないので、どちらの方向でもコンセント、電源タップに差し込むことができます。
Amazon Echo ユーザーの初めてのスマート家電化として最適ではないでしょうか。
スマートホーム化を支えるWiFiルーター
こちらは再掲となりますが、スマートホーム化が進むと、自宅のWiFiに接続する機器が増加します。今回、紹介したTP-Link WiFiスマートプラグも2.4GHz帯のWiFi接続が必要です。接続する台数が増えるとWiFiスピードが遅くなったり、接続台数オーバーで切断されてしまいます。スマートホーム化の折にはWiFiルータの強化の検討も執拗です。
TP-Link Archer A10 は、値段の割に高性能です。最大接続数が48台、同時に複数の端末と通信し、高速接続を実現するMU-MIMOという技術が使われています。要はたくさんの端末を接続できて、高速でのWiFiを提供してくれます。また5GHzと2.4GHzでSSIDを分けらます。
このWiFiルーターも、できることは少ないですが、Alexaで音声コントロールが一部可能です(ブリッジモードでは音声操作できません)。
といえば、ゲストネットワークのコントロールが音声でできます。
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