Apple Watch と決別をして、Withings ScanWatch にしてから半年が過ぎました。
Apple Watch は、スマホを出さずに完結できる "スマホの代替" としての機能が充実しているのでとても便利でした。
しかし、その利便性の代償として、毎日の充電という苦行があります。
これが、Apple Watch に別れを告げた理由です、、、。
充電の束縛からの解放
「毎日充電しなくていい!!」
というのは、常に腕にしているスマートウォッチにとっては大きな意味があるということがこの半年で実感できました。
Apple Watch の駆動時間は最大18時間ですが、ScanWatchは「最大30日間充電不要」です。実際に使ってみても20日以上は充電せずに使えています。
この30日間というのは他のスマートウォッチと比較して、ずば抜けて長い駆動時間です。
また、バッテーリー低下の通知(4%)から1日以上は普通に使えるので、1日の途中でバッテリー切れるといったことがありません。
また、自宅では Withings Sleep で睡眠計測をしていますが、旅行や出張時には ScanWatch で睡眠計測もするので、バッテリーの消費が多くなります。しかし、出発前日にフル充電をしておけば、1-2週間の不在でも充電器を持ち歩く必要がないというのも安心です。
なぜスマートウォッチではデジタルを受容するのか
日本時計協会のデータをみると腕時計の世界生産の7割がアナログ時計です。
【引用】日本時計協会 - 2021年ウォッチの世界生産(推定値) |
デジタルネイティブではない世代としては、針で時を刻まれた方が、残り時間(あと何分)、経過時間(どれくらい経った)が直感的に分かるのでアナログ時計の方が好きです。
またアナログ時計では、常に時間を物理的な針で示しているので、時計をチラ見したときに時間がわかるというのも地味にありがたいです。
アナログ時計とスマートウォッチのハイブリッド
そんなアナログ時計の良さを活かした、シチズン エコ・ドライブ Riiiver は、充電不要のアナログ時計なスマートウォッチです。
洗練されたデザインで、針で色々なことを表すという発想が素敵です。「LINEで通知あり」とかまでなら針の動きで把握することができます。また加速度センサーが搭載されているので、活動量計の機能もあります。
かなり惹かれましたが、スマホの代替までとはいかなくとも、通知内容を把握するための小型スクリーンと心拍数などの健康管理機能は捨てられない、、、。
小型スクリーンを搭載しながらも長時間駆動、心拍数などのセンサーを備えたアナログ時計型のスマートウォッチとなると、候補は限られ、
- Withings ScanWatch
- SKAGEN JORN
の 2つでした。
Withings Scan Watch には、小さなスクリーンがあり、送信者、メッセージの一部、次の予定 などが表示されます。
また、SKAGEN ハイブリッドスマートウォッチJORN は、デザイン変更可能なE-inkディスプレイを搭載していますが、最大2週間の駆動で、価格もお手頃です。
Withings ScanWatch
Withings(ウィジングズ)は、フランスのヘルス・テック企業です。WiFi体重計(Body Cardio)、睡眠計測パッド(Sleep)を愛用していたので、Withings ScanWatch を購入。
デザイン的には 42mm の方が好みでしたが、大きな時計は好きではないので 38mm を選択。湾曲した面のサファイアガラスが腕時計感を更に醸し出し、カジュアルでもスーツにもマッチします。
付属のバンドはシリコン製ですが、専用のミラネーゼリストバンド、専用レザーバンド/ミラネーゼバンドが別売されています。
後から専用レザーバンド(ブラック)を購入しました。
バンドの取り外し方は、購入したバンドのケースの裏側に記載されていましたが、簡単です。
専用バンドでなくても、同じような仕様の18mmのバンドであれば ScanWatch 38mm に取り付けられるのではないかと思います。ScanWatch 42mm のバンド幅は 20mm です。
SacnWatchの健康管理機能
ScanWatchでは、歩数、階段の昇降、心拍、運動(ウォーキングやサイクリングなど自動判定)などが記録されます。
また睡眠時の心拍数、呼吸の乱れ、血中酸素も記録できますが、夜間は時計を外してWithings Sleep(睡眠パッド)で記録し、外泊したときだけ睡眠時もScanWatchを使っています。
残念ながら日本ではScanWachのすべの機能を使えません。酸素飽和度(SpO2)は利用できるようになりましたが、心電図(ECG)などは、まだ日本では利用できません。
Apple Watchでは、ECGも日本でも利用可能となっているのでWithingsにも頑張ってもらいたいところです。
下記が現在、日本でも利用できる健康管理機能となっています。
ScanWatch 健康管理機能 | 日本 |
---|---|
心電図(ECG) | |
酸素飽和度:医療用 SpO2 | |
酸素飽和度:血中酸素 | ✔️ |
呼吸スキャン: 呼吸障害と夜通し連続の血中酸素 | ✔️ |
心拍動通知:不規則な心拍動 | ✔️ |
心拍動通知:心房細動の徴候 |
詳細は、ScanWatch - 私の地域では現在、どの様な健康関連の機能が利用できますか? – Withings | Support を参照してください。
アップデートでさらに使い勝手がよくなった
2022年3月末にScanWatchのファームウェアがアップデートされ、
- アクティビティ・リマインダー
- 新たな針の動作
が追加されました。
アクティビティ・リマインダーで、直近1時間でアクティビティがないと通知されます。夜間や既に目標を達成していると通知がないというのは気が利いています。
- 「Unwind with 100 steps(100ステップ歩いて体をほぐそう)」
- 「Let's go for a walk(散歩しよう)」
- 「Take some time for a walk(散歩の時間を!)」
- 「Think about taking a lunch walk(お昼に散歩をしたら?)」
など、いくつかのパターンで通知されます。
新たな針の動作というのは、針待避機能のことです。時計の短針、長針の何れかが小さいな円形スクリーン上にあるときに、通知があると、文字を見やすくするために針が(おおよそ)10時10分になります。
ダイヤルボタンを押したときにも同様の動きです。
これ滅茶ありがたい。
ScanWatch を使う上での注意点
通知を受け取るためには、スマホ側とHelth Mate(Withingsのアプリ)での設定が必要です。また、Helth Mate App がバックグランドで起動していなければ通知は受け取れません。
「ScanWatch - 通知の有効化」に設定方法が記載されていますが、日本語の画面だとこんな感じです。LINEやインスタも、もちろん通知を受信することが可能です。
またスマホ(iPhone)の通知設定で、「プレビューを表示」を「常に(デフォルト)」にする必要があります。
アナログなスマートウォッチはちょうどいい
Withngs ScanWatchは、Apple Wathcほど高機能ではありませんが、
- 充電の呪縛から解放
- アナログ時計への懐古
- 健康状態の追跡
を重視するであれば、「ちょうどいい」ハイブリッド・スマートウォッチです。
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