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2024年2月24日

ゼンマイ式ポモドーロタイマーで集中力アップ!ポモドーロテクニックと書く瞑想の時間管理

ゼンマイ式ポモドーロタイマー

集中力が途切れて、作業が進まない…そんな悩みはありませんか?

そんな悩みを解決してくれるのが「ポモドーロテクニック」です。本記事では、ポモドーロテクニックで使うポモドーロタイマー(ゼンマイ式トマト型キッチンタイマー)を紹介します。


ポモドーロテクニックとは?

ポモドーロテクニックは、25分間の集中作業と5分間の休憩を繰り返すことで、集中力を維持し、効率的に作業を進めることができる時間管理術です。イタリア語で「トマト」を意味する「ポモドーロ」という言葉が由来で、考案者が学生時代に愛用していたトマト型のキッチンタイマーから名付けられました。


ポモドーロテクニックのメリット

ポモドーロテクニックには、以下のようなメリットがあります。

  • 集中力が高まる
    短時間で集中作業を行うことで、集中力を維持しやすくなる
  • 作業効率が上がる
    集中力が高まることで、作業を効率的に進めることができる
  • 時間の使い方を意識するようになる
    時間を区切って作業することで、時間の使い方を意識するようになる
  • 達成感を得られる
    25分間集中して作業を完了することで、達成感を得られる
  • ストレスが軽減される
    休憩を挟むことで、ストレスを軽減できる

ポモドーロテクニックの活用例

ポモドーロテクニックは、勉強や仕事など、様々な場面で活用することができます。

  • 勉強:集中して勉強したいときに
  • 仕事:資料・企画書・設計書の作成など、集中力を必要とする作業に
  • 読書:長時間読書をするときに、集中力を維持するために
  • 書く瞑想:一定時間、書く作業に集中して瞑想をするとき
参考資料

ポモドーロテクニックを実践してみませんか?

ポモドーロテクニックは、誰でも簡単に実践できる時間管理術です。集中力が途切れてしまうと悩んでいる方は、ぜひポモドーロテクニックを試してみてください。

参考資料

ゼンマイ式トマト型キッチンタイマー

ポモドーロテクニックで、25分の作業集中時間と5分の休憩を計測するタイマーのことをポモドーロタイマーと言いますが、ポモドーロタイマーの日本語の直訳は、「トマト型計時器」です。また、かつてはキッチンタイマーと言えばゼンマイの力で動くアナログのタイマーでした。

つまり、ポモドーロテクニック名前の由来ともなり、公式サイトのロゴにもなっているゼンマイ式トマト型キッチンタイマーこそが、正統派のポモドーロタイマーです。


ゼンマイ式トマト型キッチンタイマーの魅力

ゼンマイ式トマト型キッチンタイマーには、以下のような魅力があります。

  • 集中力を高める
    チクタクという音と時間経過が視覚的に分かるので、集中力を高められる
  • レトロなデザイン
    レトロなデザインが可愛らしく、インテリアとしても楽しめる
  • シンプルな操作
    ダイヤルを回すだけのシンプルな操作でわかりやすい
  • 電池不要でエコ
    ゼンマイ式なので、電池が不要でエコです

おすすめのゼンマイ式トマト型キッチンタイマー

Amazonで販売されているゼンマイ式トマト型キッチンタイマーの中で、おすすめは下記のPrime対象の2つです。同じような形状ですが、違いは「目盛り」が上部にあるか、下部にあるかというのと、トマトのヘタの形状です。どちらも中国製です。

2つのポモドーロタイマーを比較
ブランド名 Pomya Aramox
サイズ (W)72mm x (H)55mm (W)63mm x (H)45mm
重さ 90g 80g
タイマー 1-60分 1-60分
トマトのヘタ ヒトデ型 5本 縦線入り 6本
目盛り位置 上部(ダイヤル部) 下部(本体部)
目盛りを指す矢印 下部(本体部) 上部(ダイヤル部)
タイマーの動き 時計回り 反時計回り

Pomya ゼンマイ式トマト型キッチンタイマーの特徴

幅が72mm、高さが55mmと、Aramoxのゼンマイ式トマト型キッチンタイマーより少し大きめです。上部のダイヤル部分に目盛りがあり、目盛りは反時計回りで増えているので(0の右が5)、タイマーをセットすると目盛りが反時計回りに動くことになります。

Pomya ゼンマイ式トマト型キッチンタイマー

Aramox ゼンマイ式トマト型キッチンタイマーの特徴

幅が72mm、高さが45mmと小ぶりのトマトです。上部のダイヤル部分に目盛りを指す矢印あり、目盛りは時計回り(右回り)で増えているので、タイマーをセットすると矢印が反時計回りに動きます。

Aramox ゼンマイ式トマト型キッチンタイマー

Aramoxのゼンマイ式トマト型キッチンタイマーを選んだ理由

価格も同等でデザインもほぼ同じですが、下記の2つの理由からAramoxのゼンマイ式トマト型キッチンタイマーを選びました。

  • 小ぶりの方が可愛らしい
  • ヘタのデザインが好み
ゼンマイ式ポモドーロタイマー

ゼンマイ式トマト型キッチンタイマーの使い勝手

ゼンマイ式トマト型キッチンタイマーは、レトロな見た目で可愛らしいだけでなく、25分間の作業と5分間の休憩を繰り返すポモドーロテクニックを実践するのに最適なタイマーです。また、10分間の「書く瞑想」にも使用しています。

1分-60分までのタイマーをセットできますが、正確な時間管理には向きません。

しかし、ポモドーロテクニックや書く瞑想を実践する上では、あまり時間を意識しすぎない、ゆるい時間管理の方が適しているのではないかと思います。残り時間の確認でも、「あと3分ぐらいか」という感覚での把握の方が、時間に追われすぎずに疲れません。

また、「カチカチ」という動作音は、時間の流れを感じられ、限られた時間の中で作業しているという実感を得られます。

トマト型ポモドーロタイマーの時を刻む音とベル音は、下記の動画で確認してください。

実際にゼンマイ式トマト型キッチンタイマーを使ってみて、デジタルタイマーよりも集中力が高まり、作業効率がアップしました。

時間管理にこだわりすぎず、ゆるい時間の流れの中で集中したいときには、ぜひゼンマイ式トマト型キッチンタイマーを試してみてください。


ゼンマイ式ポモドーロタイマーの使い方

ゼンマイ式ポモドーロタイマーは、ダイヤルを回すことでゼンマイのネジが巻かれます。

ポモドーロテクニックでの使い方:
  1. 時計回し(右回し)で、ダイヤルを最大の手前の55まで回してネジを巻く
  2. 25分間の集中作業のセット:反時計回り(左回し)でダイヤルを25のメモリまで戻す
  3. ベルが鳴ったら作業を終了
  4. 時計回し(右回し)で、ダイヤルを55まで回してネジを巻く
  5. 5分間の休憩のセット:反時計回り(左回し)でダイヤルを5のメモリまで戻す
  6. ベルが鳴ったら休憩終了

これを繰り返しますが、注意点は、タイマーをセットする前にネジを十分に巻くために55まで回してからダイヤルを戻してセットすることです。特に5分のときは、いきなり5にセットしてもベルが鳴りません。


ゼンマイ式ポモドーロタイマーの注意点

ゼンマイ式のタイマーに過度の期待をしてはいけません。下記を理解して購入してください。

  • ゼンマイ式タイマーは、ゼンマイの力で動き、ダイヤル位置も正確ではないので、時間誤差が生じる
  • 動作音がするため、他に人がいる環境では不向き
  • 壊れることを前提に使う

正確な時間で動作音がない方が性に合っているという方には、デジタル式タイマーをお勧めします。


購入後に気がついた2つのポモドーロタイマーの違い

作業時間として25分を設定するポモドーロテクニックでは、ダイヤル部分に目盛りがあるPomyaの方が実用的だったのではないかと少し後悔しています。

Pomyaは、タイマー起動時に動くのは上部のダイヤル部分なので、ポモドーロテクニックの作業中に三角形の矢印を自分に向けておけば、目盛り部分が時計回りに動き、残り時間が簡単に目視できます。

一方、Aramoxは目盛りが動かず、上部の矢印が反時計回りで動きます。そのため、終了時間の0を見えるように置くと、残り15分からしか確認できません。

ゼンマイ式ポモドーロタイマー

使ってみて、気がつきました、、、。


集中時間はゆるい時間管理がいい

現代は、正確な時間に刻まれて生活をしているからこそ、集中して作業を行う時間には、遊び心を持った、ゆるい時間管理でいいのではないかと思います。

小型でシンプルなデザイン、そして多機能なダイソーの時計付きキッチンタイマー(税込330円)も持っています。安価で実用的なタイマーではありますが、面白みはありません。

ダイソー キッチンタイマーとゼンマイ式ポモドーロタイマー

一方、ゼンマイ式トマト型キッチンタイマーは、正確な時間管理には向きませんが、レトロな見た目で可愛らしく、カチカチという動作音も心地良いです。

25分間の集中作業と5分間の休憩を繰り返すポモドーロテクニックは、ゼンマイ式トマト型キッチンタイマーと相性抜群です。また、書く瞑想では、10分間の集中して書く時間を計測するのにも役立ちます。

ゼンマイ式トマト型キッチンタイマーを使った、ゆるい時間管理で、ストレスを軽減させながら集中して「勉強」「仕事」「書く瞑想」に挑んでみてください。

2024年2月5日

万年筆沼へようこそ!21K中字と14K軟調中字の違いとは

MDノートとプロフェッショナルギア 金 中字

ジャーナリングを始めるにあたって、速く長時間書き続けられる万年筆を探していました。 14金 軟調中字21金 中字で悩んだ末、14金 軟調中字のパイロット ヘリテイジ912 SM(ソフトミディアム)を選びました。

しかし、21金のペン先もずっと気になっていたため、物欲の赴くままにセーラー万年筆 プロフェッショナルギア 金 中字も購入。

そこで今回は、14金 軟調中字21金 中字を実際に使用した書き心地の違いについてレビューします。


プロフェッショナルギアの特徴

セーラー万年筆のフラッグシップモデルであるプロフェッショナルギアは、2003年に発売されました。発売当初の中字の価格は2万円(税別)でしたが、その後、原材料費や人件費、物流費などの上昇の影響を受け、2回の価格改定が行われました。

2020年まで価格が据え置かれていたのも驚きですが、ここ数年で価格が1.5倍に上昇しています。

下図は、ペン先の原材料である金とイリジウム(ペンポイント)の価格推移と、プロフェッショナルギアの価格推移を比較したものです。

万年筆の原材料の価格推移とプロフェッショナルギアの価格推移
※ イリジウムは表を整えるために0.3g単位に変換

プロフェッショナルギアの価格改定は、原材料費の高騰からも理解はできるのですが、、、。


21Kのペン先の魅力

プロフェッショナルギアの最大の特徴は、21金のペン先です。セーラー万年筆は1969年以来、50年以上にわたり21金のペン先の開発と製造にこだわり続けている、世界で唯一の21金のペン先を使用する万年筆メーカーです。

高い加工技術とコストの影響が受けいやすい21金のペン先をこの先も提供していってもらいたいと思います。

「プロフェッショナルギア 金」の21金のペン先は、ゴールドとロジウムのバイカラーが美しく、高級感のある仕上がりです。2021年1月製造分から、ペン先の刻印が新しいロゴに変更となり、従来の「1911」の刻印もなくなりました。

プロフェッショナルギア 金 中字のペン先

万年筆の金ペンのK表記について

万年筆の金ペンには、14K、18K、21Kなどの記載がありますが、これは金の含有率を表しています。金の純度はカラット(K)という単位で表され、24分率という特殊な基準が使われています。

具体的には、以下のように換算できます。

  • 24K = 24/24 = 100%
  • 21K = 21/24 = 87.5%
  • 14K = 14/24 = 58.3%

数字が大きくなるほど金の含有率が高くなり、より柔らかい書き心地になる傾向があります。

下記は、一般的な万年筆のペン先の金の含有率による違いです。

  • 14K:比較的硬めの書き心地で、耐久性に優れている
  • 18K:14Kと21Kの中間の硬さで、滑らかな書き心地と耐久性のバランスが取れている
  • 21K:柔らかい書き心地で、筆記時の負担が少なく、滑らかなインクフローを楽しめる

セーラー万年筆の21Kと14Kの違いについては下記の説明がありました。

【図】セーラー万年筆:21金ペン先の特徴

セーラー万年筆の21Kペン先は、しなやかな弾力と安定性を両立するように設計されています。適度な柔らかさによって、軽いタッチで線の強弱やインクの濃淡を表現することができます。また、ペン先の開きを抑えることで、インクフローの安定性を実現しています。


短軸の利点?

プロフェッショナルギアは、他の万年筆と比べて同軸が少し短く、全長129mmです。短軸のメリットは、携帯性の良さです。シャツの胸ポケットにも収まる長さで、持ち運びに便利です。

軸長140mmのパイロット カスタムヘリテイジ912と比較した写真がこちらです。

パイロット カスタムヘリテイジ912とセーラー万年筆 プロフェッショナルギアの長さの違い

キャップを外して書くと、掌に収まる長さで「短っ!」と感じますが、尻部にキャップを装着すると全長149mmとなり、筆記に適した長さになります。

パイロット カスタムヘリテイジ912とセーラー万年筆 プロフェッショナルギアの尻部にキャップを装着したときの長さの比較

また、重心のバランスもキャップを尾部にはめた方が良いです。


プロフェッショナルギア 中字の書き味

プロフェッショナルギアの中字は、インクフローが非常に良好で、筆圧をかけずに速く書いても線がかすれたり、インクが出ないといったことがありません。軽いタッチで素早く長い線を描いても、安定したインク供給が行われていることがよくわかります。

プロフェッショナルギア 金 中字で長い線を書く

インクフローが良いといっても、パイロット カスタムヘリテイジ 912 ソフトミディアムと比べるとインク量は少なく、中字でも細い線もきれいに書けます。そのため、日本語(漢字)を書くのに適した中字の万年筆と言えます。

中字なので細い線が美しいプロフェッショナルギア

フェザータッチと呼ばれているので、21Kはもっと柔らかいだろうというイメージがありましたが、実際に書いてみると、紙へのペン先のタッチは「カスタムヘリテイジ912 SM」の方が柔らかいと感じました。これはインク供給量にも起因していると思いますが、プロフェッショナルギア中字の書き心地をオノマトペで表すと「さらさら」です。「ぬらぬら」とした書き心地を求めるなら「カスタムヘリテイジ912 SM」です。


ペン先の大きさ

下の写真は、パイロット カスタムヘリテイジ912 SMとの比較です。「大判」という表示から、もっと大きいイメージを持っていましたが、ペン先の大きさはパイロットの10号のペン先とほぼ同じです。

パイロット カスタムヘリテイジ912とセーラー万年筆 プロフェッショナルギアのペン先比較

違うメーカーで、ペン先のタイプも中字と軟中字の比較となりますが、前述した通り書き心地が違うので、使う人の好みとなってしまいます。

万年筆 ペン先 筆感 書き心地
Professional Gear Medium
21K
さらさら 硬すぎず柔らかすぎない絶妙なバランス
Custom Heritage 912 Soft Medium
14K
ぬらぬら 筆圧によって線の太さを変化させることができ、繊細な表現が可能

21Kはインク供給量が多くなくても途切れがないという点を考慮すると、ジャーナリングのように速く書き続けるための万年筆であれば、プロフェッショナルギアの方が向いていると考えられます。


プロフェッショナルギアのデメリット

最大のデメリットは価格です。

販売価格は、33,000円(税込)です。Amazonや楽天で安価に購入できる場合もありますが、最初の1本としては、選びづらい価格帯と言えるでしょう。

もう一つのデメリットは、デザイン性の選択肢が少ないことです。

飽きのこないシンプルなデザインで、ボディカラーはブラックのみ、装飾部は金か銀を選択できます。年齢、性別を問わず、長く使える落ち着いたデザインとカラーですが、選択肢が少ないと感じられる方もいるかもしれません。インペリアブラックというカラーも存在しますが、価格はさらに高くなります。


プロフェッショナルギアは買うべき一本か?

LAMY SafariやMD万年筆も書き心地は良いと感じていましたが、14金 軟調中字や21金の中字を使ってみると、素人でもわかる歴然たる差があります。特に、万年筆らしい字が書ける中字のペン先は、価格によって差が大きく出ます。

プロフェッショナルギアの中字は、滑らかで柔らかい書き心地と、鮮明なインクフローを実現し、細かい字も美しく書ける万能的な万年筆です。

プロフェッショナルギア 中字を使えば、道具にふさわしい美しい字を書きたいという気持ちが自然と湧いてきます。

価格はそれなりにしますが、

  • 次の万年筆が欲しくなる
  • 書きづらいから使うのをやめてしまう

といったことを考えると、初めての万年筆としてもオススメできます。

万年筆選びに迷っているなら、「プロフェッショナルギア 中字」を検討してみてはいかがでしょうか。滑らかな書き心地と鮮明なインクフローが生み出す至極の筆記体験は、あなたの日々をより豊かに彩り、文字を書く喜びを与えてくれることでしょう。

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