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Post Date:2021年2月18日 

小型ミラーレスカメラの魅力

Pentax Q10 ダブルズームキット

「カメラを手にしたのはいつですか?」

写真を趣味としていなければ、昔、買ったデジカメはあるけど、最近はスマホでしか写真を撮っていないという方が多いのでないでしょうか?

写メという言葉があったときは、カメラで撮った写真と携帯で撮った写真は明確に別として分類されていましたが、いまや日常の中では 写真=スマホ です。

データからみてもデジカメ市場は瀕死の状態です。

下図は、一般社団法人 カメラ映像機器工業会の統計データから国内出荷台数をグラフにしたものですが、スマホのカメラの性能向上に反比例してデジカメの需要は衰退しています。

2020年の国内デジカメ出荷台数は、はコロナの影響もあってか、ピーク時の1/10程度となり、20年前より少なくなっています。

デジカメ国内出荷台数

それでも趣味としてカメラを楽しんでいる人もいるので、専門的なカメラ(一眼レフ)の需要は一定度はあるのではないかと思い、レンズ交換式カメラに絞ってグラフ化してみましたが、

一眼レフの国内出荷台数も2013年をピークに下落していました、、、。

一眼レフ・ミラーレス国内出荷台数

そんな需要が落ち込むデジカメ市場の中で健闘しているのがミラーレスカメラです。

2020年はピーク時の4割程度となっていますが、2018年に一眼レフの出荷台数を追い越しています。


ミラーレスカメラとは

一眼レフカメラでは、レンズを通した画像をカメラの中にあるミラー(鏡)で反射させ、ファインダーで被写体を確認することができます。

ミラーレスカメラは、この光学ファインダーで被写体を確認できる機構がなく、電子的な画像を液晶モニターで確認します。光学ファインダーで視るための反射させる鏡がカメラの中にないからミラーレスです。

ミラーレスカメラの特徴は

  • 軽量・小型
  • 一眼レフより安価
  • レンズを交換できる

と、手軽にカメラで撮る楽しみが味わえます。


小型ミラーレスカメラ

Pntax Qシリーズは、「小型・軽量」「レンズを交換できる」といったミラーレスの特徴を最大限に生かしたカメラです。2011年に初代が発売され、その後、ミラーレス全盛期の2012年から2014年にQ10からQS-1へと変遷していきました。

とても小さく、片手に乗るサイズで、手軽に持ち歩けるカメラです。レトロなデザインとカラーバリエーションは年代性別を問いません。

Pentax Q サイズ 重量 発売年
Q10 3.35 x 10.2 x 5.8 cm 180g 2012年
Q7 3.35 x 10.2 x 5.8 cm 180g 2013年
QS-1 3.40 x 10.5 x 5.8 cm 203g 2014年

随分と前に、標準ズーム/望遠ズームがセットになっていたQ10ダブルズームキットを購入しましたが、未だに中古はもちろんのこと、新品も出回っているのに驚きです。

Qシリーズは専用(小型)レンズが豊富にあり現在でも販売されています。一眼レフのレンズのように高価ではないので、レンズを交換するという楽しみ方もできます。

座敷箒(短柄) レンズタイプ レンズの説明
01 STANDARD PRIME 標準単焦点 人の自然な視野に近い画角で、風景撮影やポートレートなど、様々な被写体に適したレンズ
02 STANDARD ZOOM 標準ズーム 広角から中望遠域をカバーする使いやすい標準ズームレンズ
03 FISH-EYE フィッシュアイ 人間の視覚を超えたワイドな画角、遠近感を強調した立体感のある写真効果を演出
04 TOY LENS WIDE 広角単焦点 まるでトイカメラで撮影したような柔らかな味わいの描写を手軽に楽しむことができる広角レンズ
05 TOY LENS TELEPHOTO 望遠単焦点 望遠レンズにして、まるでトイカメラで撮影したような写真効果が得られるレンズ
06 TELEPHOTO ZOOM 望遠ズーム スポーツや風景など対象と距離のある場合に適した望遠ズームレンズ
07 MOUNT SHIELD LENS 標準単焦点 ボディキャップの感覚で使用できる薄型コンパクトレンズで、トイカメラで撮影したような写真効果が得られる
08 WIDE ZOOM 超広角ズーム 被写体まで距離のとれない狭い空間や、広大で遠近感を強調した風景写真などが撮れる広角ズームレンズ(生産終了

自分なりの写真を

カメラの知識もまるでないのに望遠レンズで使いたいという理由でQ10を購入しましたが、色々とイジっていると、

  • F値(絞り)
  • シャッター速度
  • ISO感度

の値を変更することによってボケブレができ、味わいのある写真が撮れるということが素人なりに理解できました。

望遠レンズで、F値を小さくする(絞りを開く)と、ピントが合う範囲が狭くなり、被写体にピントを合わせると、それ以外がボケてそれっぽい写真が撮れます。

望遠ズームでF値を下げて撮影

またシャッタースピードを遅くして撮ったブレのある写真も味わいがあります。

望遠ズームでシャッター速度を落として撮影

レンズは、ダブルズームキットに04を追加した下記の3種類のレンズを使っていましたが、値段がとっても可愛いかったので 07を購入してみました。

  • 02 STANDARD ZOOM(標準ズーム)
  • 04 TOY LENS WIDE(広角単焦点)
  • 06 TELEPHOTO ZOOM(望遠レンズ)
  • 07 MOUNT SHIELD LENS(標準単焦点)

マウントシールドレンズは、「これレンズなの?」という薄さで、レンズもピンホールのようです。しかし、このレンズで撮った写真のチープ感は素敵です。

Pentax Q10 / 07 MOUNT SHIELD LENS

片付けなきゃと思いながら何気なく撮った部屋の写真ですが、焦点範囲が狭いのでいい感じに周りをボカしてくれます。

07 MOUNT SHIELD LENS で撮影した部屋

Q10ダブルズームキットを購入したので、普段は標準ズーム(02)を装着していますが、いまさらながら標準レンズの 01 STANDARD PRIME が欲しくなってしまいました、、、。


オススメのミラーレスカメラ

普段から持ち歩くことを考えると型落ちモデルの小型ミラーレスカメラが価格的にもオススメです。

Q10の性能で十分にカメラを楽しめていますので、Q10という選択肢もありかとは思いますが、Q10を使っていて不便なのは、撮った写真を直ぐに共有できないことです。

いまの時代、日常使いのカメラとするのであれば、Bluetoothなど無線でスマホと連携できる機能は必須です。あとは見た目の可愛さですかね。

メーカー 型落ちモデル
OLYMPUS PEN E-PL9
Cannon EOS M100
FUJI FILM X-A5
Panasonic DC-GF9

スマホで写真を撮って加工する時代だからこそ、カメラが持つ本来の光の調節機能を活かしたボケブレは写真を撮る楽しみを教えてくれます。

ステイホームの中、カメラの使い方を学ぶのも悪い時間の過ごし方ではありません。

Post Date:2018年3月1日 

海外出張時の三種の神器(プライベート編)

シティレーン ロカ スリップオン

海外へ出張に行くときに荷物のパッキングで悩むのが、余暇を過ごすためのグッズです。仕事なので余暇は二の次なのは仕方ありませんが、工夫して余暇も楽しみたいです。そこで今回は、限られたスーツケースのスペースに収納できる余暇グッズを紹介します。

出張時のビジネスグッズの三種の神器は、

  1. スーツ(シャツ、ジャケット、パンツ)
  2. ビジネス シューズ
  3. ビジネス バッグ

です。

しかし、この三種の神器は余暇時間には不要です。もちろん、ビジネスとプレジャーで兼用できるものもありますが、オンオフは切り替えたいものです。

改めて、余暇に必要となるものが何かを考えてみると、出かけるときのバッグ、そして履きやすいシューズ、あとはカバンを持たないときにもポケットに突っ込める財布が、出張時の三種の神器(プライベート編)だと思います。

  1. バッグ
  2. シューズ
  3. 財布

但し、バックとシューズはスーツケースの中でかさ張ります。ビジネスを優先させる出張では、プライベート用はコンパクトであることが必須です。


TO&FRO BACKPACK SQUARE(バックパック スクエア)


TO&FRO backpack 収納

布製で軽量、且つ、コンパクトに収納できるのが、機能的なトラベルギア(トラベルグッズ)ブランドのTO&FROが提供するBakpack Square(バックパック スクエア)です。生地は軽くて薄い「KITE(トンビ)」で、撥水性にも優れていて多少の雨でも中に染み込むことはありませんし、上の写真のように内側にあるポケットに畳んで収納できるのでパッキングしたときにかさ張りません。重さも僅か180gです。

TO&FRO Bakpack Square(バックパック スクエア)は、軽量でコンパクト収納が可能ですが、リュックとしては13.1ℓ~18.6ℓの容量があり、重量も5kgまでOKとあるので旅先で使うには最適なリュックです。

TO&FRO backpack チャック

普段は、チャックをしてフラップをまるめてボタンで留めて使います(下の写真)。そして、荷物が多い場合はフラップを伸ばした状態で使うと最大容量となります。買い物をしたときなどには意外と便利です。

色はネイビーとグレージュがありますが、汚れが目立たないと思いネイビーにしました。以前はナイロンのリュックサックを使っていましたが、TO&FRO バックパック スクエア はデザイン性にも優れていて見た目もカワイイので気に入っています。

TO&FRO backpack

ROCK SPRING

ROCK SPRING FULLBREAT(ロックスプリング フルブレス)

荷物にならない普段靴としておススメなのが、ROCK SPRING(ロック スプリング) FULLBREAT(フルブレース)です。素材がポリエステル系の素材とゴムを織り込んでいるので、潰してスーツケースに詰め込めますし、ソールも軽量のEVAラバーで140gと超軽量です。

チェコ共和国のブランドは日本ではあまり馴染みがありませんが、デザインもポップでカワイイです。ユニセックスのシューズですが、女性向けのデザインもあります。

Rock Spring Over(Ladies)

踵を潰してサンダルのように履くことができ、メッシュで通気性もよいので、ホテルではスリッパの代わりにもなりますし、移動の飛行機でも活用できます。また汚れても洗えば乾きも早いので旅先で助かります。

購入時にはサイズに気をつけてください。海外製というのと素材のせいなのか、普段よりひとまわり小さいサイズを選ばないと、踵を潰さずに靴として履いたときにパカパカです。

下の写真が、自分が履いているRock Springですが、かなり年期が入ってきました。

ROCK SPRING(ロックスプリング)

CitiLane Roka Slip-ons(シティレーン ロカ スリップオン)

CitiLane Roka Slip-ons

CROCS(クロックス)といえばサンダルの代表格ですが、こちらはスニーカータイプのクロックスです。メッシュなので長時間履いていても蒸れないし、シンプルなスニーカーデザインも飽きがこなくていい感じです。スリップオン(Slip on)または、スリッポンとは、ひもや留め具の無い靴のことを指します。

シティレーン ロカ スリップオンは、街中でもスニーカーとして履けますし、樹脂素材で直ぐに乾くので。海や川で水の中にも靴のまま入れます。メインビジュアルにした写真はシティレーン ロカ スリップオンを履いたまま海に入ったときのものですが、速乾性ではロック スプリングを凌ぎます。当然、汚れても宿泊先に戻って洗面所や浴室で洗って直ぐに乾かせますし、拭いてしまえば一瞬です。

またスーツケースの中でつぶれていても元の形状に直ぐに戻るので、型崩れを気にせずスーツケースに放り込めます。

難点は、靴の横幅が狭いことです。素足で履いて長時間歩いたら、くるぶしの下が擦れて出血してしまいました。街中を歩くときには、くるぶしが隠れるタイプの靴下(ショートソックス)が必須です。

ユニセックス デザインですが、女性用のカラーとサイズのシティレーン ロカ スリップオン ウィメン もあります。


NOMADIC(ノーマディック) 財布

NOMANDIC(ノーマンディック)財布01

普段は長財布を使っていますが、海外だとちょっと出かけるときに財布を手に持って出かけるのは何となく不安です。しかし、そのためにバックを持つのも面倒です。NOMANDIC 二つ折り財布 SA-01は、ジーンズのポケットに入れることができますし、伸縮性のあるスパイラルコードが付属しているのベルトループに付ければ紛失防止になります。

  • 紙幣
  • 小銭
  • クレジットカード
  • ルームキー

と、必要なものはすべて収納できますし、海外で迷いがちな小銭も分けて入れられます。値段も旅行用と割り切って購入できる価格です。メインの財布としてではなく、旅行やアウトドアのときに使うセカンドウォレットとして最適です。


本当に必要なもの

これが、三種の神器なのかと思われるかもしれませんが、プレジャー用のバックや靴があると余暇のときの行動範囲が広がります。また財布も海外での紛失、盗難は心配ですが、出し入れに手間がかかるのも嫌です。バックパックを背負って、ポケットに財布を入れれば自由度があがりますし、速乾性の靴であれば汚れも心配しなくてすみます。

出張用として紹介しましたが、プライベートの旅行でも活躍できるグッズたちです。

Post Date:2018年1月13日 

海外出張時に活躍するワイヤレス ポータブル スピーカー (JBL GO)

JBL GO and JBL DUET MINI BT

出張時に最適なポータブル・ワイヤレス・スピーカーとは | 象と散歩 で次に買う、ワイヤレスポータブル スピーカーについて記載していましたが、イヤホンが壊れてJBL DUET MINI BTを購入するときに、併せてJBL GO(レッド)も購入しました。って、ことで今回は、LIFETRONS Drumbass IIIと別れを告げてJBL GO が旅のお供です。


JBL GO とは

JBL GOは、老舗スピーカーメーカーのJBLが2015年に発売を開始したポータブル ワイヤレス 小型スピーカーです。幅83mm×高さ68mm×奥行き31mm で重さは130gです。再生時間は、1.5時間の充電で5時間再生できます。

ブラック、イエロー、オレンジ、グレー、ティール、ピンク、ブルー、レッドと豊富なカラーバリエーションがあり、JBLのマークを前面に出していますが、シンプルでカジュアルなデザインです。

JBL GO

使ってみて便利だったのは、オートパワーオフ機能です。再生がされていないと10分間で電源が切れるので、音楽をかけたまま寝たとしても音楽の再生が終わると電源が切れるので、バッテリーを無駄使いすることがなく、充電する回数を節約できます。


新しくなったJBL GO2(2018.10月更新)

2018年5月に、JBL GOの基本的な性能は引継ぎつつ、防水対応(防水性能IPX7IPX7)を装備してJBL Go2として新しくなりました。幅86mm×高さ71.2mm×奥行31.6mm で重量は184gとほぼ同サイズですが、54g重くなりました。再生時間は5時間と変わりませんが、充電時間が1時間多くなり、2.5時間となっています。

デザインは丸みを帯び柔らかになり、ベーシックカラーは6種類です。

JBL GO2

アウトドアでの利用を想定しての防水対応のようですが、バスルームでも臆することなく使うことができます。


JBL GO の音量・音質は?

LIFETRONS Drumbass III と同じ3W出力ですが、JBL GOの方が音量はかなり大きく感じます。音質は少々難ありです。製品説明では、JBL独自の40mm径フルレンジスピーカー(1基)を装備し、サイズを超えた広がりと奥行きがある高音質を実現とありますが、音の抜けが悪く、高音域がカットされ、少しこもった感じで中音域が強調されています。そのためラジオなどの音声は、輪郭がはっきりとしていて聞き取りやすいです。

それならボーカル曲にも合うのではと、Tristan Prettyman(トリスタン・プリティマン)の アルバム Twentythree をかけると、やっぱりこもった感じが否めません。にしても、海外で ♪ 午前4時、新聞配達の少年が来たのに、私は眠れない ♪(Love Love Love) と歌われると、時差ボケ ソングかと思ってしまいます。

Tristan Prettyman Twentythree

Twentythree
トリスタン・プリティマン

ジャンル: ポップ 
Released: January 01, 2002


音質の違いを確認するために、一緒に購入した JBL DUET MINI BT(イヤホン) で同じ曲を聞き比べてみました。JBL DUET MINI BT(イヤホン)の方がバスドラやベースの響きも感じらるし、全体的にクリアなサウンドです。

下表は、JBL GO と JBL DUET MINI BT の周波数特性です。

JBL GO / JBL GO 2 180Hz - 20KHz
JBL DUET MINI BT 20Hz - 20KHz

JBL GO / JBL GO 2 では、低音の厚みを感じる100Hz帯がカットされています。本体を振動させて低音を感じさせているので、小さなボディでは180Hz以下をカットしなければならなかったのかもしれません。

イヤホンとポータブルスピーカーというプロダクトの違いがあるので単純に価格では比較できませんが、3,000円の差が素人にもわかる音質の差として感じられます。

ちなみに、『JBL DUET MINI BT(デュエット ミニ ビーティー)』は、5,000円を切るエントリーモデルながら高音質といわれた「E25BT」をベースに、各パーツをアルミ仕様にすることで、高級のあるデザインと高耐久性を実現したワイヤレスイヤホンです。HARMAN公式通販価格で¥6,880(税抜)と1万円を切るイヤホンとしては、デザイン、音質も満足できるイヤホンです。


JBL GOは買うべきか?

JBLということで変に期待をしてもらいたくもないので、厳しめに書いていますが、ホテルの部屋でBGMとして音楽を流したり、ラジオを聴くためのワイヤレス ポータブル・スピーカーとしては、十二分にその価値を発揮してくれると思います。出張時に最適なポータブル・ワイヤレス・スピーカーとは | 象と散歩  で掲げた

  • 小型で音量があり、音質がよい
  • 長時間再生でき、USBで充電できる
  • デザインがよく、スーツケースに放り込める

という目的に、

  • 普段使いではないので安価に済ませたい

という項目を追加すれば、おススメできるスピーカーです。


JBL GOで音楽をより気持ちよく(iPhone編)

JBL GOの音質は、前述したように高音域がカットされてこもった感じです。で、あればイコライザーで高音域をブーストすればいいのではないかと思い、iPhoneのイコライザー機能を使ってみました。

iPhoneでは、[設定]から[ミュージック]を選択すると下の方にイコライザーの設定があります。

23種類のプレセットが用意されていますが、この中から『Treble Booster』を選択します。

Treble Booster

曲を流しながらイコライザの設定を変更すると、違いが明確にわかると思います。 すべての設定を試してみましたが、JBL GO には、Treble Booster が 最適な設定です。

往きのシルクエアで、唯一あった日本語の映画『君の名は』(英語字幕版)を観ました。エンディングに流れていた『なんでもないや(movie ver.)』が印象的だったので、この曲で「イコライザなし」と「Treble Booster」で聴き比べてみました。

イコライザでTreble Boosterを設定した方がサウンドクリアになり、こもった感じがなくなります。

君の名は。

イコライザ設定を使うと JBL GO いいじゃんと思えます。

ただミュージックの設定を変更してしまうと、イヤホンで聴いたときにもイコライザの設定が適用されてしまうので、いちいち戻すのが、ちょっと面倒です。そこで、iOSの音楽再生アプリ Wireless Hi-Res Player ~Stellanova~ を使ってみました。Stellanova でイコライザを設定(Treble Booster )ができます。また iPhone のミュージックで作成したプレイリストもそのまま適用されます。

これで快適なホテル生活が過ごせそうです。

Post Date:2017年12月17日 

出張時に最適なポータブル・ワイヤレス・スピーカーとは

DrumBass III

海外出張に行くときには、いつも写真左上の小型のBluetoothスピーカー(LIFETRONS Drumbass III)を持って行っています。4年ほど前にシンガポール航空の機内販売の雑誌を見ていたときに、物欲の神が降臨して衝動買いした逸品です。それ以来、出張のときには必ずスーツケースに入れています。確か当時シンガポールドルで90ドル(7,500円)ぐらいでした。

Lifetrons SwitzerlandDrumBass III は、日本の店舗で販売されているのは見たことがありませんが、かつては、海外の空港の電化製品や旅行グッズのお店で見かけました。購入してから随分と経ちますが、現在でも Lifetrons Switzerland で販売されています。目まぐるしく入れ替わるデジタルガジェットの中で息の長い製品です。

Ø43mm x 55mm と手のひらに乗る小型サイズですがデザイン性に優れ、出力3W のモノラルスピーカーながら音質はクリアで、低音の響きもスピーカーを置いたテーブルなどを通して感じられますし、音量もホテルの部屋で音楽やニュースを楽しむのには十二分です。また3時間の充電で10時間駆動するというのも海外のホテルのコンセントを占有しないので助かります。そして付属のケースも小洒落ていますが実用的です。ハードケースなのでスーツケースにポンと放り込んで持ち運べます。

image

海外に持っていくスピーカーに求めるもの

LIFETRONS Drumbass III は、海外に持っていくポータブル スピーカーとしては、自分の求める下記の条件を満たしてくれています。

  • 小型で音量があり、音質がよい   
  • 長時間再生でき、USBで充電できる
  • デザインがよく、スーツケースに放り込める

最近ではアウトドアで仲間で集まったときに使うワイヤレスモバイルスピーカーをアクティブスピーカーと呼んでいるようです、海外に持っていくというの前提としたニッチなニーズに応えてくれるスピーカーの選択肢は意外と少ないということがわかりました。


小型で音量があり、音質がよい

なるべく荷物を少なくしたい海外への旅行・出張では、小型であることは必須条件です。但し、小型であるということと音量、音質は反比例します。正直、小型で音量があり。音質が良いというのは矛盾した要求です。音量、音質については、ホテルの部屋でBGMとして音楽を流したり、ニュースを聴くのに遜色のないレベルと割り切りましょう。

ただ、スピーカーの価格と音質は正比例します。Amazonなどのレビューなどでも1,000-2,000円ぐらいのスピーカーで高音質と書かれているものがありますが、経験上、安価なイヤホンやスピーカーで音質がよいと思ったものはありません。


長時間再生でき、USBで充電できる

海外のホテルでは、使えるコンセントが少なく限られている場合もあります。昨今、毎日の生活の中で充電しなければいけないガジェットが増えているので、なるべくコンセント占有しないように、長時間再生ができるスピーカーが望ましいです。また荷物の削減にもなるので、専用の充電器などを必要としないマイクロUSBで充電できるものを選びましょう。


デザインがよく、スーツケースに放り込める

自分が持つものなので、「あ、これいいな」と思えるものを購入しましょう。持っていて ”うれしい”、”楽しい” と思えるガジェットであれば長く愛用できます。

また海外に持っていくことを前提とすると、そのままスーツケースに放り込んでも壊れない堅牢なスピーカーか、若しくはスピーカーを損傷させないためのキャリングケースが必要です。


次に買うべきポータブルスピーカーは、

充電式のスピーカーの致命的欠点はバッテリー寿命です。いくら気に入っていても徐々にバッテリーが劣化して、再生時間が短くなっていきます。当初は10時間の再生時間を誇っていた Drumbass Ⅲ も、4年という月日を経て、再生時間はその半分くらいになりました。まだまだ現役として活躍できそうですが、上記のコンセプトを持つ、次の候補となり得る小型ポータブルスピーカーをいくつか探してみました。


JBL GO

老舗スピーカーメーカーのJBLが2015年に発売を開始したポータブル ワイヤレス 小型スピーカーです。幅83mm×高さ68mm×奥行き31mm で重さは130gです。サイトでは、文庫本よりひとまわり小さいサイズと紹介されています。再生時間は、1.5時間の充電で5時間再生できます。

以前、店頭で音を聞いてみましたが、Drumbass Ⅲ と同じ出力3.0Wで、ホテルの部屋でBGMを流すには十分な音量と音質です。価格が公式販売サイトでも3,800円と破格の値段です。音量、音質は価格と反比例すると書きましたが、JBL GO にはかなり惹かれています。

カジュアルなデザインで、JBLのマークを前面に出していますので、「JBLだよね」という満足感が得られます。カラーもブラック、イエロー、オレンジ、グレー、ティール、ピンク、ブルー、レッドと多彩で自分好みの色を選べます。

傷がつきにくく、衝撃を吸収するシリコン製とありますが、キャリングケースがサードパーティーで販売されております。合わせて購入しても5,000円でお釣りがくるというのは魅力的です。


Bose SoundLink Micro

Bose SoundLink Micro は、Bose SoundLink シリーズのポータブル ワイヤレス スピーカー です。高さ35mm × 幅98mm × 奥行98mm、重さ 290gです。4時間の充電で最大6時間の連続再生が可能です。値段は少し高めですが、Bose SoundLink のシリーズなので音量、音質も期待できそうです。

アウトドアをコンセプトにしたスピーカーで「ボディはヘコミや傷にも強いため、道に落としたり、砂まみれになっても大丈夫」とありますから、キャリングケースがなくてもスーツケースにもそのまま放り込むことができそうです。

「アウトドアだぜ!」という主張の強さがありますが、飽きのこないシンプルなデザインは、ホテルの部屋でもマッチしそうです。ボディカラーには、ブラック、ブライトオレンジ、ミッドナイトブルーがあります。マイクが内蔵されているので、スピーカーフォンとしても使えます。

Bose SoundLink Microは、SoundLink シリーズだからというだけで、購入理由に十分なり得ます。


SONY ワイヤレスポータブルスピーカー SRS-XB10

SONYのワイヤレス ポータブル スピーカというコンセプトには共感できますが、卵型のSRS-X1(2012)、次にキューブ型のSRS-X11(2015)、そして円柱型のSRS-XB10(2017)と、数年毎にモデルチェンジを繰り返す、計画的陳腐化の戦略が好きにはなれません。

といいながらも卵型のSRS-X1は一時期使っていました。デザインも愛らしく結構気に入っていましたが、Drumbass III を手に入れて養子に出してしまいました。その流れを組む SRS-XB10 は音質、音量とも期待ができそうです。

SRS-XB10は、最大出力5W、約Φ75mmx91mm で 259 g です。4.5時間の充電で連続再生時間は、驚愕の16時間です。これならば数日の出張であれば充電の必要もなさそうです。

SRS-XB10もサードベンダーからキャリーケースが発売されています。


CREATIVE MUVO MINI

クリエイティブ・ミューボ・ミニは、幅190mm×高さ59mm×奥行37mm、重さ 288g 、長方形のフォルムが素敵です。カラーバリエーションは、ブラック、ホワイト、ブルー、レッド。1.3インチフルレンジドライバー×2 でステレオ再生が可能で、 低音用のバスラジエーターも前面に搭載しています。またスピーカーフォンの機能もあります。

充電時間3時間で、連続10時間再生できます。19cmワイドと少し大きいですが、シンプルな形状なのでスーツケースのスペースを有効に使えそうです。


最後に、、、

今回紹介したポータブル ワイヤレス スピーカーは、旅先に持っていくスピーカーとしての選択です。音楽を音楽として楽しみたいのであれば別なポータブルスピーカーを選びましょう。

荷物にの片隅にそっと忍ばせることができるスピーカーも、ひとつは持っていてもよいのではないでしょうか。

製品名 サイズ 重量 出力 充電時間 再生時間
JBL GO 83×68×31mm 130g 3W 1.5h 5h
Bose SoundLink Micro 35×98×98mm 290g 4h 6h
SONY SRS-XB10 Φ75x91mm 269g 5W 4.5h 16h
CREATIVE MUVO MINI 190×59×37mm 288g 3h 10h
Post Date:2016年2月11日 

飛行機の中での快適な音空間

audio-technica カナル型イヤホン ノイズキャンセリング ATH-ANC23

時差ボケを解消する3つの方法 | 象と散歩 で紹介した audio-technica カナル型イヤホン ノイズキャンセリング ATH-ANC23 を何回か機内で使ったのですが、思った以上に快適でおススメできます。普段からノイズキャンセリング機能付きのイヤホンを使うのであれば別な選択肢があると思いますが、飛行機や電車での長距離移動のときだけに利用するのであればこれが最適解です。


ノイズキャンセリングの仕組み

audio-technica ATH-ANC23 のノイズキャンセリングの仕組みについては取説に説明がありました。

ヘッドホンに内蔵された小型マイクロホンで周囲の環境騒音(乗り物内での騒音やエアコンの空調音など主に300Hz以下の騒音)を集音し、その逆位相音を出して騒音を打ち消す仕組みになっています。その結果、環境騒音が低減して聞こえます。
audio-technica ATH-ANC23 取扱説明書から

ヘッドホンに内蔵された小型マイクロホンがどこにあるかと探してみると、オーディオ テクニカのロゴマークを囲む円の中に3か所のスリットがありました。ここから集音して、その逆位相音を生成して騒音を軽減させているようです。

オーディオテクニカ ノイズキャンセリング イヤホン

集音した音に対しての逆位相音を出しているので、ノイズキャンセリング機能をONにすると、少し耳に圧を感じます。


機内で使うノイズキャンセリング イヤホンの外せない条件

飛行機でノイズキャンセリング イヤホンを使う理由はもちろん騒音対策ですが、機内での利用を考えると下記の条件を満たすことが必要です。

  • ミニプラグである
  • 単4電池で長持ちする
  • 耳に付けたまま寝れる
  • 高価なものではない

ミニプラグである

国際線の飛行機に乗るときには、機内の映画は楽しみのひとつです。ノイズキャンセリングされた快適な環境で映画をみるためにはミニプラグであることは必須です。Bluetoothで接続するワイヤレス タイプだと機内エンタメを楽しむためには使えません。

audio-technica ATH-ANC23 には2ピンの航空機用変換プラグも付属しています。

audio-technica カナル型イヤホン ノイズキャンセリング ATH-ANC23 航空機用変換プラグ

しかし、最近の飛行機は、そのままミニプラグを利用することができます。

ANA国際線のプラグ形状

上の写真は、ANAの国際線のヘッドホンジャックです。ジャックは2ピンですが下の穴にイヤホンのミニプラグを差し込めば、ステレオで聴くことができます。

ANA国際線のヘッドホンプラグ

ヘッドホンのプラグは2ピンですが、よく見ると一方(写真の右)はミニプラグです。


単4電池で長持ちする

ノイズキャンセリング イヤホンを普段は使わないのであれば、充電タイプではなく、どこでも購入できる電池で動くことが大切です。単4電池であればコンビニや空港でも購入できます。

また映画をみたり、音楽を聴いたりしているとき以外でも、ノイズキャンセラーとして使うので、機内では電源は常時ONです。

audio-technica ATH-ANC23 は単4電池1本で60時間動作します。出発前に新しい電池に交換していけば、日本に戻ってくるまで電池交換する必要がありません。

audio-technica カナル型イヤホン ノイズキャンセリング ATH-ANC23 電池ボックス

耳に付けたまま寝れる

機内での快適な睡眠にはノイズキャンセリング イヤホンは必須です。カナル式イヤホンであれば顔を横にしてもさほど邪魔にはならないのでノイズキャンセリングされた状態で眠ることができます。また荷物にもならないので気軽に持っていくことができます。


高価なものではない

飛行機に乗るとき、電車やバスで長距離を移動するときだけの利用であれば、毎日使うものではないので、あまり高価なものは選択できません。しかし、安かろう悪かろうでも困ります。そういう意味では audio-technica ATH-ANC23 は性能面でも価格面でも納得ができます。

ただシャビーです。

上記のふたつについては、カタログ値とレビュー内容から検討から外れましたが、AKG カナル型 ノイズキャンセリングイヤホン K391NC がもう少し安ければ、こちらを買いたかったのですが、、、


ノイズキャンセリングの世界は無音ではない


audio-technica カナル型イヤホン ノイズキャンセリング ATH-ANC23

ATH-ANC23は300Hz以下の環境騒音を90%削減するとあります。確かに機内では「ゴォーーー」という低音はかなり軽減されますが、決して無音の世界になるわけではありません。

環境騒音のガイドライン には、

会話音の音響エネルギーは大部分が 100Hz~6kHz の周波数領域に存在し,そのうち 300Hz~3kHzは会話の理解に最も重要な役割を果たして いる。

という記載があります。つまり人の声やアナウンスは、ノイズキャンセリング状態でも結構はっきりと聞こえるということです。

実際にノイズキャンセリング イヤホンを使ってみないと、環境騒音がどの程度カットされるのかはわからないと思います。しかし、どのくらい騒音が提言できるかのイメージは、下記の動画をみればわかると思います。

KING JIM デジタル耳せん MM1000 は、300Hz以下の環境騒音を90%(-20db)削減とあり、カタログ値上は audio-technica ATH-ANC23 のノイズキャンセリング機能と同等です。



【余談】機内ではトマトジュースが美味しいらしい

飛行機の騒音の中では味覚も変わるという記事がありました。機内では、うま味成分のアミノ酸を多く含むトマトジュースが、地上で飲むより美味しく感じるようです。ぐっすりと寝るためにも飲酒は控えてトマトジュースを頼みましょう。

原文はこちらから。

On planes, savory tomato becomes favored flavor | Cornell Chronicle

日本語の記事はこちらになります。

トマトジュースが機内で人気の理由 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

象と散歩:人気の投稿(過去7日間)