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Post Date:2018年1月13日 

海外出張時に活躍するワイヤレス ポータブル スピーカー (JBL GO)

JBL GO and JBL DUET MINI BT

出張時に最適なポータブル・ワイヤレス・スピーカーとは | 象と散歩 で次に買う、ワイヤレスポータブル スピーカーについて記載していましたが、イヤホンが壊れてJBL DUET MINI BTを購入するときに、併せてJBL GO(レッド)も購入しました。って、ことで今回は、LIFETRONS Drumbass IIIと別れを告げてJBL GO が旅のお供です。


JBL GO とは

JBL GOは、老舗スピーカーメーカーのJBLが2015年に発売を開始したポータブル ワイヤレス 小型スピーカーです。幅83mm×高さ68mm×奥行き31mm で重さは130gです。再生時間は、1.5時間の充電で5時間再生できます。

ブラック、イエロー、オレンジ、グレー、ティール、ピンク、ブルー、レッドと豊富なカラーバリエーションがあり、JBLのマークを前面に出していますが、シンプルでカジュアルなデザインです。

JBL GO

使ってみて便利だったのは、オートパワーオフ機能です。再生がされていないと10分間で電源が切れるので、音楽をかけたまま寝たとしても音楽の再生が終わると電源が切れるので、バッテリーを無駄使いすることがなく、充電する回数を節約できます。


新しくなったJBL GO2(2018.10月更新)

2018年5月に、JBL GOの基本的な性能は引継ぎつつ、防水対応(防水性能IPX7IPX7)を装備してJBL Go2として新しくなりました。幅86mm×高さ71.2mm×奥行31.6mm で重量は184gとほぼ同サイズですが、54g重くなりました。再生時間は5時間と変わりませんが、充電時間が1時間多くなり、2.5時間となっています。

デザインは丸みを帯び柔らかになり、ベーシックカラーは6種類です。

JBL GO2

アウトドアでの利用を想定しての防水対応のようですが、バスルームでも臆することなく使うことができます。


JBL GO の音量・音質は?

LIFETRONS Drumbass III と同じ3W出力ですが、JBL GOの方が音量はかなり大きく感じます。音質は少々難ありです。製品説明では、JBL独自の40mm径フルレンジスピーカー(1基)を装備し、サイズを超えた広がりと奥行きがある高音質を実現とありますが、音の抜けが悪く、高音域がカットされ、少しこもった感じで中音域が強調されています。そのためラジオなどの音声は、輪郭がはっきりとしていて聞き取りやすいです。

それならボーカル曲にも合うのではと、Tristan Prettyman(トリスタン・プリティマン)の アルバム Twentythree をかけると、やっぱりこもった感じが否めません。にしても、海外で ♪ 午前4時、新聞配達の少年が来たのに、私は眠れない ♪(Love Love Love) と歌われると、時差ボケ ソングかと思ってしまいます。

Tristan Prettyman Twentythree

Twentythree
トリスタン・プリティマン

ジャンル: ポップ 
Released: January 01, 2002


音質の違いを確認するために、一緒に購入した JBL DUET MINI BT(イヤホン) で同じ曲を聞き比べてみました。JBL DUET MINI BT(イヤホン)の方がバスドラやベースの響きも感じらるし、全体的にクリアなサウンドです。

下表は、JBL GO と JBL DUET MINI BT の周波数特性です。

JBL GO / JBL GO 2 180Hz - 20KHz
JBL DUET MINI BT 20Hz - 20KHz

JBL GO / JBL GO 2 では、低音の厚みを感じる100Hz帯がカットされています。本体を振動させて低音を感じさせているので、小さなボディでは180Hz以下をカットしなければならなかったのかもしれません。

イヤホンとポータブルスピーカーというプロダクトの違いがあるので単純に価格では比較できませんが、3,000円の差が素人にもわかる音質の差として感じられます。

ちなみに、『JBL DUET MINI BT(デュエット ミニ ビーティー)』は、5,000円を切るエントリーモデルながら高音質といわれた「E25BT」をベースに、各パーツをアルミ仕様にすることで、高級のあるデザインと高耐久性を実現したワイヤレスイヤホンです。HARMAN公式通販価格で¥6,880(税抜)と1万円を切るイヤホンとしては、デザイン、音質も満足できるイヤホンです。


JBL GOは買うべきか?

JBLということで変に期待をしてもらいたくもないので、厳しめに書いていますが、ホテルの部屋でBGMとして音楽を流したり、ラジオを聴くためのワイヤレス ポータブル・スピーカーとしては、十二分にその価値を発揮してくれると思います。出張時に最適なポータブル・ワイヤレス・スピーカーとは | 象と散歩  で掲げた

  • 小型で音量があり、音質がよい
  • 長時間再生でき、USBで充電できる
  • デザインがよく、スーツケースに放り込める

という目的に、

  • 普段使いではないので安価に済ませたい

という項目を追加すれば、おススメできるスピーカーです。


JBL GOで音楽をより気持ちよく(iPhone編)

JBL GOの音質は、前述したように高音域がカットされてこもった感じです。で、あればイコライザーで高音域をブーストすればいいのではないかと思い、iPhoneのイコライザー機能を使ってみました。

iPhoneでは、[設定]から[ミュージック]を選択すると下の方にイコライザーの設定があります。

23種類のプレセットが用意されていますが、この中から『Treble Booster』を選択します。

Treble Booster

曲を流しながらイコライザの設定を変更すると、違いが明確にわかると思います。 すべての設定を試してみましたが、JBL GO には、Treble Booster が 最適な設定です。

往きのシルクエアで、唯一あった日本語の映画『君の名は』(英語字幕版)を観ました。エンディングに流れていた『なんでもないや(movie ver.)』が印象的だったので、この曲で「イコライザなし」と「Treble Booster」で聴き比べてみました。

イコライザでTreble Boosterを設定した方がサウンドクリアになり、こもった感じがなくなります。

君の名は。

イコライザ設定を使うと JBL GO いいじゃんと思えます。

ただミュージックの設定を変更してしまうと、イヤホンで聴いたときにもイコライザの設定が適用されてしまうので、いちいち戻すのが、ちょっと面倒です。そこで、iOSの音楽再生アプリ Wireless Hi-Res Player ~Stellanova~ を使ってみました。Stellanova でイコライザを設定(Treble Booster )ができます。また iPhone のミュージックで作成したプレイリストもそのまま適用されます。

これで快適なホテル生活が過ごせそうです。

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