日本では、まだまだ先進的なネット利用者にしか利用されていないTwitterですが、一般紙などにも固有名詞が掲載されるようになると認知が拡大し、携帯を媒体とした情報伝達ツールとして利用者が増加していくのではないかと思います。
※ Twitterとは、What are you doing ? (いまなにしている?)を投稿していくサービスですが、何のことやらという方は、Twitterの紹介映像を参照してみてください。
イランのミニブログ、米が中断延期要請 当局への抗議を支援?
米国務省高官は16日、イランの大統領選を巡る抗議デモの参加者らが情報交換の手段として利用しているミニブログ「ツイッター」に、サーバー増強のためのサービス中断を遅らせるよう要請していたことを明らかにした。改革派ムサビ元首相の支持者による抗議活動への事実上の間接支援とも受け取られかねず、波紋を呼びそうだ。
ツイッターは登録者同士が短いメッセージを投稿し合うサービス。イランでは当局による情報統制が強まる中、改革派を支持する若者らがデモ鎮圧の映像を投稿したり、集会の情報を連絡し合ったりするのに活用している。同高官によれば「イランで重要な通信手段になっていることをツイッター側に伝えた」という。
ツイッターにサーバーを提供しているNTTアメリカによると、当初はイラン時間の16日昼にサービス中断を予定していたが、17日未明に延期して1時間程度、作業をした。中断予定を発表後、イラン在住とみられるツイッターのユーザーから延期を求める声が殺到したためという。(ワシントン支局)(17日 19:25)
【日経ネットから引用】
イラン抗議活動「ツイッター」で連携 米政府も「支援」Twitterの話題性を検索できる「CrowdEye」
2009年6月18日9時21分
【ワシントン=望月洋嗣】イラン大統領選をめぐる抗議活動の参加者らが「ツイッター」と呼ばれるウェブ上のコミュニケーションサービスを使って連絡をとり合っていたことが、米メディアなどで話題になっている。規制から漏れた数少ない通信手段として若者らが活用したようだ。
米国務省のケリー報道官は16日、米政府もツイッターでのやりとりを通じて投票後の混乱を見守っていたことを明かし、「新たな社会メディアの力を自覚した」と語った。米政府は、抗議活動参加者がイランの日中に連絡をとり続けられるよう、ツイッターの運営会社が16日に予定していたメンテナンス作業の時間をずらすよう要請。会社側も応じたという。
ツイッターは最大140字のメッセージを書き込んでやりとりできるサービス。あらかじめ決めた人々との間で連絡をとり合ったり、共通の興味を持つ不特定多数の人と情報交換したりできる。手軽な情報ツールとして人気を呼び、オバマ米大統領が利用していることでも知られる。
ロイター通信によると、イラン当局は投票日から、携帯メールや特定のウェブサイトを規制。携帯電話もつながりにくい状態が続いた。ところがツイッターは通常通り使えたため、ムサビ元首相を支持する若者らが「デモは5時から」「車は使うな」などと連絡を取り合って抗議活動を組織したという。
【asahi.comから引用】
2009年6月18日に「Twitter」で何が話題になっているかが分かる検索エンジン「CrowdEye」のβ版がリリースされました。「ブログ・リサーチの活用方法」でブログ検索については紹介しましたが、リアルタイムな話題性を検索できると意味では面白いサービスです。下記は、CrowdEyeで「iran election」を表示した内容になります。左側に時系列での投稿数とタグ・クラウド、右側は、上部(Popular Links:)に関連リンクが表示され、下部(Tweets:)にTwitterの投稿内容が表示されます。
Twitterの利用者数
サービスを拡大するTwitterですが、そのビジネスモデルは不明確です。設立者の1人であるEvan Williams氏は、過去にBloggerをGoogleに売却しているので、Twitterもビジネスモデルが定まらなかったとしても、十分に成長させてから売却ということも視野にあるのかもしれません。Twitterの世界制覇へのペースが乱れない。本日(米国時間4/24)朝、comScoreが2009年3月期におけるアクセス統計データを発表した。このデータによれば、Twitter.comへの世界中からの訪問者数は、3月1ヵ月で980万から1910万へと95%の増加を示した。米国内からの訪問者数が930万であることに対応して、世界レベルでも大幅増となっている。
【Tech Crunch 2009年4月25 から引用】