2008年7月6日に「7月といえばノコギリクワガタ」というタイトルでブログをアップしましたが、今年もノコギリクワガタの季節となりました。
法事で中央線の国立府中ICの付近に出かけていました。法事が終わってから親族で早めの夕飯にでかけたのですが、食事を終えお店をでると辺りはトワイライトの世界。ここから少し足を伸ばせば、いつも訪れている八王子郊外のクワガタ収集ポイントです。しかし、今日のスタイルは昆虫採集に最も似合わないダブルの礼服です。懐中電灯も持ち合わせていません。
しかし...、
気になったら先ず行動です。樹液がでているか、路脇のコナラをチェックするぐらいならできます。
例年であれば有望なポイントである、山道沿いの住宅街にあるのコナラの大木に到着したのは日が完全に沈んで暗くなった頃でした。礼服での昆虫採集に、若干の引け目を感じ、人がいないことを確認してから車を降ります。暗がりの中、iPod Touchを懐中電灯代わりにコナラをチェックしますが、道路面には樹液がでていません。
仕方がないので、礼服に黒革の靴で藪に足を踏み入れます。
裏側には少し樹液がしみ出している部分があり、カナブンや蛾が僅かな樹液に群がっています。暗い部分はiPod Touchを頼りに目を凝らして見ていると大きな黒い影が見えます。コクワガタかと手を伸ばして捕獲してみると、ノコギリクワガタでした。
少し早い時間帯でしたが、ちゃんといました。一匹捕獲できたので本日は終了。また日を改めて出陣です。
写真は、自宅に戻ってから撮影したものです。結構立派な顎です。
そういえば、まさに昨年捕獲したノコギリクワガタ達の子孫がケース内で羽化してきています。ノコギリクワガタは羽化した後、成虫の姿で更に1年休眠します。活動を始めるのは来年のこの時期です。
下の写真は、6月にサナギになっていたノコギリクワガタを撮影したものです。