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Post Date:2008年10月31日 

マインドマップについて改めて考える

マインドマップは書籍で学び、我流で描き続けてきましたが、無料セミナーへのお誘いがあったので参加してきました。

色とセントラルイメージの必要性

書き方については、書籍やネットで学習することができます。私自身も「トニー・ブザン 頭がよくなる本」などで、色やセントラルイメージの必然性については理解していたつもりでした。実際、今回のセミナーで、自己紹介用のマインドマップのセントラルイメージに誰が見ても山と分かる富士山と大きな赤い口を描き、出身地の鯱を横に描いていた「名古屋出身の山口さん」などイメージとして記憶に残っています。(山口さん実名ですみません。)

また、色のないマインドマップに色を付けていくことで、鮮明に記憶に残っていくことも体験できました。色やイラストにより、「楽しめ」「記憶」されます。


マインドマップをチームで利用する

マインドマップは、個人の思考ツールやノート術として、実際に使ってみると素晴らしいツールであることがわかりますが、チームでの仕事での利用方法を模索していました。そんな中、チームビルディングの実習もあり貴重な体験ができました。マインドマップの基本は思考の発散です。思いつくままにブランチを伸ばして、メンバーの思考を発散させます。他社の意見がでると、それに対しての連想も広がっていきます。メンバーの意見を決して否定することなく、先ずは思いつくままブランチを広げて、そこから、共通項をまとめたり、面白いアイデアをピックアップします。そして最終的に意見を集約し、セントラルイメージを決めていきました。本来であればここで、マインドマップを書き直す必要があるとは思いますが、新しい試みでした。ブレインストーミングの場合なども似たような方法を使いますが、どうしても収束を試みてしまいます。先ずは発散させる、この大切さを実感できました。

ゲシュタルト心理学(Gestalt Psychologie)

ゲシュタルトの説明もありましたが、簡単にいってしまえば、脳はゲシュタルト(全体性)を求めているので、足りない部分を補完しようとする。また脳の思考パターンは、放射状にブランチを伸ばしていくのがよく、マインドマップはこれに適しているということでした。

この足りない分を補完したくなるというのは、メンバーのアイデアを引き出すには適しているかもしれません。予めメインブランチとそこからブランチが伸ばされたマインドマップを使った実習がありましたが、確かにブランチが伸びているとそこに何かを記載したくなります。思考を制限してしまう可能性もありますが、予めメンバーにある程度の雛形を作成したマインドマップを配布して描いてきてもらうと会議も捗るかもしれません。企画の初期段階で3CやSWOTなどを利用する場合も有効かと思いました。早速作ってみたのが下記の例です。
コミュニケーションツールとしてのマインドマップ

どうしてもマインドマップ1枚で理解してもらおうと思ってしまいますが、実際には人の描いたマインドマップを渡されても完全に理解することはできません。但し、それを説明されると記憶にも残ります。マインドマップは共有するためには、説明が必要であるということも今回改めて感じたことです。

まとめ

マインドマップをチームとしての仕事に使っていくよいヒントが得られたセミナーでした。メンバーのアイデアを事前に掘り起こし、会議の中でも「発散」「連想」させていくというチームビルディングのマインドマップを仕事の中で是非活用していきたいと思います。


Post Date:2008年10月28日 

秋といえばアオリイカ?

エギングにチャレンジ
房総に釣りに出かけると、エギングを楽しんでいる人たちがいます。エギングとは餌木(エビに似せたルアー)でイカを釣ることです。初心者にはちょっと難しそう...。でも釣ってみたいです。


ということで、エギングに関する書籍を探してみました。いくつかの書籍が出版されていましたが、「見てわかる!アオリイカのエギング」海悠出版 (2006/11) \1,260を購入しました。最新本ではありませんが、「DVDで一目瞭然」というワーディングに惹かれました。初心者にとっては、写真、イラスト、テキストよりも映像から得られる情報の方が多く、とてもわかりやすかったです。








□必要な道具
今回、買いそろえた用具です。ラインとリーダーに使用するPEラインとフロロンカーボンは、普段使用しているナイロンの糸に比べて高価です。amazonで「ゴーセン(GOSEN) PEアオリイカエギ 100m ホワイト 1号 GS-470」がリーダー用のフロロンカーボンも付いて、\2,058で出ていたのでこちらを購入しました。PEラインは、色分けされているものとありましたが、値段には勝てません。










・ライン(リールに巻く糸)
エギングにはPEラインというポリエチレン製の縒り糸を使います。比重が軽く、餌木がゆっくり沈み、且つ、弾性がないために竿の動きに反応して、餌木がよく動きます。糸が細いとライントラブル(絡まり)が多いので、初心者は、1.0号。(すべて受け売り。)

実際に使ってみると確かにゆっくりと餌木が沈み、ラインを見ていると餌木の着底もわかりました。(DVD様々です。)

・リーダー
道糸に直接餌木を付けるのではなく、リーダーにフロロカーボンと呼ばれる糸を使用します。堅く重いので餌木が頭から沈むのにも適しています。(すべて受け売り。)

ラインとリーダーを結ばなければなりません。電車結びという方法が紹介されていましたので、安いナイロンの糸を利用して数回練習してからラインとリーダーを実際に結んでみました。

・餌木
近所の釣具店を覗いてみると、1000円程する餌木が並んでいましたが、100円と書かれたかごの中から3.0号、3.5号のオレンジとピンクの餌木を2個づつ購入。

・エギングスナップ
餌木の交換が楽ということで、エギングスナップも買いました。

・ロッド(釣り竿)、リール
エギング専用で8FT(2.44m)前後のロッドがいいと記載されていましたが、保有しているダイワのCROSSBEAT 662LFSを使いました。6'6"(1.99m)とちょっと短いですが、秋のイカは遠投をしなくても釣れるとありますし、初心者には、長い竿は扱いづらいです。エギング専用のロッドも廉価版があります。最初から高価な道具を揃えるのもいいですが、リールもなければ、「CB エギングビシバシセット 7.6F Vケース入」ぐらいから初めてもいいのではないでしょうか。







□準備
リールのドラグの調整が必要とあったので、DVDを見ながら500mlのペットボトルをぶら下げてドラグを500gに調整しました。2段シャクリのイメージトレーニングもしました。後は実際に釣りにでかけるだけです。日中でも釣れるとありますが、朝(夕)まずめの方が釣れるという情報をもとに、ネットで目的地の千葉県鋸南郡の日の出時刻を調べました。日の出は6時前。天候は曇り。朝早いと現地で仕掛けをセットするのも手間なので、餌木もセットして就寝です。

□初めてのエギング
2008年10月26日
朝、4時に自宅を出発しました。館山道の鋸南保田で降りて、5時30分に到着。まだ薄暗い中、多くの釣り師がいました。早速、防波堤から記念すべき第一投。イメージングトレーニングは十分です。餌木が着水したらフェザーリング(糸の出を手で押さえる)。ラインのフケ(弛み)を少し巻き取ります。じっとラインを見つめていると、「フッ」とラインが緩みました。餌木が着底したようです。「杉原講師!DVDの通りです」。そこから2段シャクリです。さすがにイメージングトレーニング通りとはいかず、かなりぎこちない動きです。それでもシャクってはリールを巻き、また着底するまでラインをじっと見つめます。PEラインはとても軽いので竿先で何度か絡めてしまいましたが、徐々にコツがわかってきました。時計が6時を過ぎたあたり、餌木が着底する前にラインが引かれます。「これがアタリ?」、リールを巻くと、「重い!」、慌てずにゆっくりとリールを巻いていくと「ブシュッ、ブシュッ」と水を吐きながら海面にイカが現れました。初ヒットです。ラインを短くしてからゆっくりとイカを引き上げます。まぎれもないアオリイカです。感激ものでした。しかし、そこから1時間、アタリはまったくありません。明るくなったから「餌木を交換しよう」と紫系の餌木に交換。スナップだと確かに交換が楽です。餌木を交換するとすぐにアタリがありました。先程よりちょっと足が短いイカでした。隣のお兄さんが「スミイカ(甲イカ)」と教えてくれました。10時から用事があったので、8時前に竿をたたみました。釣果はイカ2杯。満足です。

 
カメラを忘れたので戻ってきてから記念撮影。左がアオリイカ、右がスミイカです。お昼ご飯はイカ刺。堅そうなところは、バターで軽く炒めて食べましたが、アオリイカもスミイカもとても美味しかったです。

□今回学んだこと
やはり、何事にも事前の調査と準備、そして最低限の投資が必要であるということを実感しました。これは仕事でも一緒です。また動画の方が親しみやすく、動きを伴うものは伝えやすいということも改めて考えさせられました。
Post Date:2008年10月21日 

世界ICTサミット2008/世界ICTカンファレンス

日経産業新聞35周年記念という名の下でICTに関するサミットとカンファレンスが継続して開催されています。

□世界ICTサミット2008(日本経済新聞社、総務省主催)
10月02日 次世代ネット社会の構築

世界ICTカンファレンス(日本経済新聞社主催、総務省後援)
10月20日 第1回 豊で夢ある社会の実現
11月06日 第2回 日本企業の国際力強化
11月26日 第3回 セキュアなネット社会の実現に向けて

そうそうたるメンバーですが、入場は抽選で無料です。世界ICTカンファレンスの第2回以降は、これから申込み(2008年10月21日現在)なので、興味のある方は参加されたらいかがでしょうか。

ICTとは何か
ICTとは、Infomation and Comunication Technologyの略で情報通信技術と訳されていますが、IT(Information Technology)に情報の共有を意味するコミュニケーションが加わったものです。世界ICTサミットでは、総務省からe-Japan戦略、e-Japan戦略Ⅱでの基盤整備について話がされ、昨日開催された第1回 世界ICTカンファレンスでは、eからuへ(ユビキタスネット社会の中での情報の利活用)という内容でu-Japan政策が紹介されていました。要は、基盤整備から情報活用に進んだ結果、コミュニケーションという要素が重要になったということでしょうか。

CGM
世界ICTサミットでは、デビッド・チャオ氏が2008年末には、コンシューマートラフィック(YouTube、Blog、Wiki)がエンタープライズトラフィック(企業)を超えるという話をしていました。総務省情報通信政策研究所(IICP)が平成20年7月に発表した「ブログの実態に関する調査研究の成果」でも2008年1月現在にネットで公開されている国内のブログの総数は、1,690万件(記事数で13億5000万件)、データ総量では42テラバイトと記されています。この数字を見ると誰もが情報を発信する時代になったと改めて実感します。しかし、1ヶ月に1回以上記事が更新されているアクティブなブログは2割弱 (約300万)であるとか、ブログの更新継続率が、1年後で30%、2年後で10%、3年後では3%という数字からすると、氾濫する情報の中で情報収集する際の鮮度、精度をどう高めるかということが重要な課題であることが分かります。

情報検索
検索エンジンの上位に表示される内容が、必ずしも最新で信頼できる情報という訳ではありません。では、どうやって自分が欲する情報にたどりつけばよいのでしょうか。「自分と同じものを好きな人たちは、他に何が好きなのか?」が分かるソーシャル・レコメンドサービスと謳われた goronto(ゴロント)というサービスがあります。goronto は、自分の好きな本や音楽を登録すると、それと同じものを好きな人の別な好きなものが分かるというサービスです。自分と同じ趣味趣向を持つ人であれば、その人が見た映画を面白いと感じる可能性は高いでしょう。ICTカンファレンスでもファーストサーチ&トランスファの徳松哲一氏がソーシャルリコメンデーションの可能性について語っていました。しかし、自分の趣味趣向を登録するようなサービスだとハードルが高くなってしまいます。リコメンデーションの成功事例として挙げられる、amazon の協調フィリタリングは情報収集の仕組みにあると思います。検索エンジンでも最近試行されていますが、同じ趣味嗜好の人を自動的に判別し、リコメンドするような仕組みができる時代もそう遠くはないと思います。

余談:
徳松氏が朝日新聞に掲載されていた記事について触れていたので検索してみました。
「心当たりある?電子メール、ウソ確率は手書きの1.5倍」
 asahi.comに米国リーハイ大(ペンシルベニア州)での実験結果の記事が掲載されています。メールで嘘を書きやすい理由が、手書きの文章は、責任を問われやすいと感じからということらしいですが、ネットの匿名性以外にも情報の信頼性を揺るがす問題がメールコミュニケーションにあるということが示唆されています。

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