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Post Date:2009年4月7日 

復活!プロ野球

日経TRENDY 2009/04号

「復活!プロ野球」という特集記事が6ページにわたって掲載されていました。
記事の中で、球団の主な収入として、

1.チケット販売
2.放映権収入
3.広告・スポンサーシップ
4.飲食・物販

が、あげられています。パリーグは放映権収入が少なく、スポンサー企業に頼らざるを得ないのは、素人目にもわかります。

ここ数年、千葉ロッテマリーンズ、北海道日本ハムファイターズ、東北楽天ゴールデンイーグルスなど、地元密着型の経営を行い、ファンを大切にし、チケット収入や物販で収益を上げてようとしている努力は、報道などからも伺えます。しかし、パリーグの各球団の08年度の観客動員数が、前年比で上回っているということは知りませんでした。

各球団とも集客手段として、ファウルゾーンに拡張したフィールドシートを設置し、選手やボールの動きを間近に感じられるような工夫がされているようです。実際に見て、応援して楽しむというのが、スポーツ観戦の基本です。観客の安全面や、セキュリティの問題はあるのかもしれませんが、臨場感あふれる観戦は魅力的です。

一方で福岡Yahoo! JAPANドームの「シスコゾーン」のように情報端末を設置し、タッチパネルによるオンデマンド情報提供というテクノロジーとの融合も試みられています。(シスコゾーンを希望される方には、Ciscoという名には違和感ないのでしょう。)

その他にも映画館などでもブームとなったプレミアムシートのように、ワンランク上の贅沢が味わえるような席や、家族やグループでの観戦、カップルでの観戦など、様々な企画席があります。またチケット購入や、来場などでポイントが貯まる、FSP (Frequent Shoppers Program : フリークエント・ショッパーズ・プログラム)の仕組みも導入されています。

画一したサービスから多様化したサービスへの変化、顧客(ファン)の囲い込み、差別化など、プロ野球でもCRM的マーケティング要素が必要だということですね。

日本人が好む弁当シリーズでも、「駅弁」「空弁」に続く「球弁」(たまべん)も展開されているようです。パリーグではありませんが、中日ドラゴンズの球弁のページ には「女性向け球弁」など、様々なお弁当が紹介されています。

パ・リーグでは、事業会社である「パシフィック・リーグ・マーケティング (略称「PLM」)を設立しています。これは、チケット収入を考えた場合に、自チームファンの集客だけではなく、対戦相手ファンの来場も必要であることを考えると、球団間の連携は、至極自然なことだと思います。PLMでは、各種ネットサービスも展開し、パリーグの全試合をネットでリアルタイムに動画配信しています。

視聴率収入の激減(マスの崩壊)が、顧客を意識したサービスに繋がっているとは皮肉なものですが、CRMやネットサービスを勉強する上でも、今後も目が離せないプロ野球業界です。

来場観戦できない試合を楽しめるだけではなく、参加型のオンラインサービスなども面白そうです。集客では、当日来場を促す携帯メールによるエリアマーケティング。オンラインチケット販売の促進、当日の試合状況、天候などによるフレックス・プライスの多様化など、まだまだ色々できそうですね。

Post Date:2009年4月3日 

JALとGoogle

JALの「国内出張 Style Magazine」に「オススメ出張NAVI」というコーナーができました。
スタイリッシュな出張のためのGoogle活用術。Googleが出張を、そして空の旅をサポートします。
と、あります。
第1回目は、Gmailの紹介です。基本編では、Gmailの基本機能の説明を、上級編のおまけには、Gmail Labsで紹介されているTipsについても触れられています。まだ第1回目なので、この先両社がどのように連携を深めていくのか解りません。

JALは、これまでも国内線の予約内容がGoogleカレンダーに取り込めるとか、 「旅ガジェ」のようなiGoogleガジェットを提供してきましたが、日本市場ではなかなか覇者となれないGoogleがエアラインと手を組んでどのような展開をしていくのかを見ていきたいと思います。

WEBメールの利用率

現状の各社のウェブメールの利用者数のデータをネットで探してみました。MarkZineにコムスコアの調査結果が掲載されていました。それによると2008年11月時点でのウェブメール利用者は、3,240万人で前年比で22%の成長とあります。Yahoo!メールは、ウェブメール利用者の80%以上が利用しています。一方Google Gmailは、8%と、大きく水をあけられています。大学では、Gmailのサービスを利用するところが増加していますが、ウェブメール利用者全体でみるとまだまだですね。



Post Date:2009年3月28日 

iPhone/iPod TouchでFreeMind


iFreeMind 

FreeMind互換のiPhone/iPod Touchアプリケーションです。無償版のFreeMind Lite では、PCのFreeMindで作成したマインドマップを表示する機能しかありませんが、確認をしてみました。
上図がFreeMind 0.9.0 RC1で作成したマインドマップで、下図がFreeMind Liteでの表示です。日本語の表示は問題ありません。ブランチの広がり具合と各ノードの色は再現できていますが、残念ながらアイコンは削除されています。但し、iTunesの添付画像では、アイコンも表示されていますので、もしかしたらFreeMindのバージョンが0.8であれば完全互換なのかもしれません。しかし、FreeMind 0.9.0 もRC3となり、もうすぐ正式版になるかと思いますので、0.9との互換は必須かと思います。
有償版のiFreeMind は試していませんが、説明を見る限りでは、PCで作成したFreeMindの編集や、iPhone/iPod Toucdで作成したマインドマップをPC側で編集が可能なようです。WiFi経由でdのファイルをPCとやりとりできるのは便利です。左図がiFreeMind のサンプル画像ですが、とてもFreeMindっぽいです。
議事録をiPodで作成して、PCで完成させて配布するなど、PCのFreeMindと連携を必要とするのであれば重宝するかもしれません。個人的にはiBlueSky(mindmapping) を利用していますが、iFreeMindに切り替える必然性は感じませんでした。

iBlueSky については、iPhone/iPod touchでMindMap(iBluesky) を参照してください。





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