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Post Date:2021年5月8日 

木の香りを日常生活に取り入れる

無印良品 アロマディフューザー

ふと懐かしい香りがして、過去の記憶が蘇ることがありませんか?

特定の香りが、それに結び付く記憶を呼び起こす現象をプルースト効果(現象)と言うそうで、小説家プルーストの小説が由来となっているとあります。

フランスの作家マルセル・プルーストの『失われた時を求めて』という小説の中で、主人公がマドレーヌを紅茶に浸した際、その香りで幼少時代を思い出す場面があり、その描写が元になっているということである。

【引用】においと記憶 | 日医on-line


檜と白檀は和の香り

日本人にとってのソウル・フラグランスをは、檜(ヒノキ)とお線香の香りでしょうか。

「檜舞台に立つ」と言われるように檜は日本人にとって特別な樹木で、その香りは多くの人に愛されています。檜の香りは、針葉樹の香りであるαピネン、重厚感ある樹木の香りであるαカジノールなどから構成されていて、リラックス効果もあるそうです。

また、お線香の香りは、白檀(ビャクダン)=サンダルウッドの香りです。白檀には鎮静効果や沈静瞑想効果があると言われていますが、まさにお寺のイメージですね。檜木の香りと違って白檀のスモーキーな香りは好みが分かれるかもしれません。


精油(エッセンシャルオイル)で香りを楽しむ

そんな檜や白檀の和の香りは、精油(エッセンシャルオイル)でも楽しめます。

日本アロマ環境協会によると、精油について下記のように説明されています。

精油(エッセンシャルオイル)は、植物の花、葉、果皮、果実、心材、根、種子、樹皮、樹脂などから抽出した天然の素材で、有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質である。各植物によって特有の香りと機能を持ち、アロマテラピーの基本となるものである

【引用】(公社) 日本アロマ環境協会 | アロマを楽しむ | 精油とは

油(オイル)とはありますが、実際には油ではなく揮発性の芳香物質です。

100%天然と記載されていても安価なものから高価なものまでたくさんありますが、「無印良品」やデパートなどに店舗を構える「生活の木」でなら安心なエッセンシャルオイルが購入できます。 


精油(エッセンシャルオイル)の楽しみ方

精油(エッセンシャルオイル)は揮発性なので、最も簡単な楽しみ方は木や石に染み込ませて自然に揮発させる方法です。「アロマウッド」「アロマストーン」として販売されています。

アロマストーンは珪藻土などが使われていますが、水槽用のろ過装置に入れる”ろ材”も多孔質なのでアロマストーン向けです。

簡易アロマストーン

とてもお手軽ですが、垂らしたオイルの自然気化なので、ほのかな香りを楽しむ方法です。

しっかりと香りを楽しみたいのであれば、アロマディフューザーが必須です。


生活の木のディフューザー

生活の木のエッセンシャルディフューザーは、精油を霧状の微粒子にして噴霧する方式で、水も熱も使いません。

6-21畳で利用可能とありますが、直径7.2cm 高さ13.2cmと小型で、USB電源で使えます。優れものですが、「生活の木」のエッセンシャルオイルのボトルを直接差し込むので他社の精油は使えません。


無印良品のディフューザー

無印良品のアロマディヒューザーは、水に精油を数滴垂らし超音波で振動させてミストにして香りを拡散させる方式です。

USB充電式で6時間の充電で2時間コードレスで使用できます。USB電源を挿した状態なら80mlの水で4時間連続利用ができます。

6-8畳で利用可能なもので、直径8.1cm×高さ14.5cm と、こちらも小型です。

お手軽な「生活の木」のディフューザーをポチリとしようと思いましたが、「生活の木」以外のエッセンシャルオイルが使えないので、無印良品のアロマディフューザーを購入。

小さなボディですが、いい感じで香りを広げてくれます。

無印良品 アロマディフューザー

2段階でライトの明るさを変更できますが、白色で暖色系でないのがちょっと残念です。

点灯した状態の 無印良品 アロモディフューザー

木の香りを楽しむ

精油(エッセンシャルオイル)

エッセンシャルオイルは下記に分類されるそうです。有名なラベンダーはフローラル系です。

  • シトラス系(CITRUS)
  • フローラル系(FLORAL)
  • ハーブ系(HERBACEOUS)
  • カンファー(樟脳)系(CAMPHORACEOUS)
  • ミント(MINTY)
  • スパイス(SPICY)
  • 樹脂/ムスク(RESINOUS/MUSKY)
  • ウッディ/アース(WOODY/EARTHY)

ウッディ(樹木)系に分類されるエッセンシャルオイルは、森の木や湿った土の香りを彷彿させ、森林浴をしているような心地よさを感じさせてくれます。

ヒノキ科のエッセンシャルオイルには、

  • ヒノキ
  • サイプレス(イトスギ)
  • シダーウッド(バージニア)

などがあります。

シーダーウッドは紛らわしいのですが、バージニアヒノキ科ですが、アトラスは、和名ではアトラススギと杉の名が付きますがマツ科で香りも異なります。

  • サンダルウッド(白檀)
  • ユーカリ
  • ティーツリー
  • シダーウッド(アトラス)

などもよい香りです。

ヒノキよりも木の香りを強く感じられる無印良品のシダーウッド(バージニア)の香りが気に入っています。

イノセント」にもヒノキ科のエッセンシャルオイルがあります。


テレワークも香りで捗る?

テレワークでの仕事も良い香りのもとだと捗るような気がします。昼食後であればスッキリとしたユーカリの香りが、頭をクリアにして集中力を高めてくれます。

ユーカリの精油にも、

  • グロブルス
  • ラディアータ

といった種類がありますが、グロブルスの方が「スーッ」とした香りが強いです。

無印良品のユーカリ精油は、この刺激が強いグロブルスなので頭がスッキリとします。

午前は「シダーウッド」の木の香りでリラックス。そして、午後のまどろみ時間帯には、スッキリとした「ユーカリ」の香りで、テレワークを満喫しましょう。

Post Date:2021年5月5日 

Beats Solo3 のイヤーパッドがボロボロになった

Beats Solo 3 のサウンドクオリティはとても高く、バッテリーの持ちもよいので気に入っています。ただ購入してから2年でイヤーパッドがボロボロになってきました。

iPhoneとMacBookAirとの切り替えもすぐにできるし、リモート会議でも活躍しているのでイヤーパッドの交換を決断。

Beats Solo 3 のイヤーパッド交換の費用を調べてみると、Beats の修理サービス料金 - Apple サポート 公式サイト に修理料金が掲載されていて 14,740円 とあります。

いくら何でも高すぎ、、、。

互換品でもいいかと Beats Solo 用の交換用イヤーパッドをAmazonで検索してみると、幾つかの種類がありますが、何も正規の修理代金の1/10程度と安価です。

自分で交換するというのは少々不安がありましたが、Amazonでの評価が6,000件以上ある、各国の先人たちが交換を試みた Beats Solo2.0 & 3 対応の SoloWITの交換用イヤーパッドを選択。

SoloWITは、SoloWIT Online によると中国のJindawei Science And Technology Co., Ltd., が扱っている商品のようです。


SoloWIT 交換用イヤーパッド

イヤーパッドのカラーバリエーションがありますが、もとの色に近いシャドーグレーを購入。

ユーザーガイドに日本語での交換手順があり、交換に必要な取り外し器具も付属しているので、手順に従って交換していくだけです。


イヤーパッドを剥がすコツ

付属品にピックのような三角形のオープナーで古いイヤーパッドを剥がしていきますが、ヘッドホンを壊してしまいそうでちょっと怖い。

説明書に「古いクッションのプラスチック製のベースを取り外す必要があります」とあるので隙間にオープナーを差し込みますが、簡単には剥がれません。

必ず慎重に操作して」との注意書に従い、テコの原理を利用して、隙間に差し込んだオープナーを捻りながら周回させると徐々に剥がれてきます。

2箇所の凸部分を壊してしま話ないように、ゆっくりと丁寧に剥がします。

本体に粘着テープが残るので丁寧に剥がしましたが、まだ粘着剤が残ってベタベタしています。

付属のクリーニングペーパー(Wet)でキレイに拭き取り、ドライシート(Dry)で仕上げます。

拭き取ると割とキレイになりました。

交換の手順にも右耳(R)から取り外すようにと記載されていますが、Beats Solo 2.0 & 3 用の交換用イヤーパッドには左右があります。充電用USBポート部分の凹部があるのが右耳となるので間違えないように。

またテープカバーを剥がすのに苦労しました。爪では剥がせなかったので、2箇所の穴の空いている部分から針を差し込んで持ち上げてみると剥がせました。

あとは、本体にある2箇所の突起とイヤーパッド側にある穴を合わせて貼り付けます。

失敗した場合の予備テープも付属されていますが、予備テープがあるということは失敗するケースがあることが想定されているということです。先ずは、テープ部分から紙を剥がす前に、試しに装着してみると、どのように貼り付ければいいかがわかります

右耳が完了したら、左耳のイヤーパッドも同じ手順で剥がして交換します。


最後の重要なステップ

粘着を安定させるために、数冊の本を挟んだ状態で8時間置いてくださいとあります。

これで交換作業は完了です。


イヤーパッドの交換は思ったよりは簡単

最初に右耳のイヤーパッドを剥がすときは、ドキドキでしたが、あとは意外と簡単でキレイに交換できました。

正規品のイヤーパッドより少し柔らかいですが装着感も悪くないし、色もフィットしています。

Beats Solo 以外にも Beats Studio 2 & 3 の交換用イヤーパッドもありますので、Beatsのイヤーパッドがボロボロになったら、我慢して使い続けないで、自分で交換してみてはいかがでしょうか。

Post Date:2021年5月4日 

Googleスプレッドシートの更新された値を知る

ゾウでもわかる Google Apps Script

Googleスプレッドシートの特定セルの値が更新されたらかを知る方法についての説明です。

スプレッドシートでのプロジェクト計画管理については、スプレッドシートでプロジェクト計画を作成する方法 - Google Workspace ラーニング センター に説明があります。またこの中で更新を通知する方法として、通知を追加する でスプレッドシートの通知設定についての説明もあります。

これだけでも便利なのですが、ステータスが更新されたときなど特定のセルが更新されたときだけ通知をするなどは GoogleAppsScript での作成が必要となります。


onEdit()

GoogleAppsScriptではトリガーの設定をしなくても、特定のイベントに応じて動くシンプルトリガーという関数があります。詳細の説明は、Simple Triggers | Apps Script | Google Developers にありますが、スプレッドシートでは下記の3つの関数が使えます。

関数名 イベント
onOpen(e) スプレッドシートを開いたとき
onEdit(e) セルの値を変更したとき
onSelectionChange(e) 範囲選択をしたとき

onEdit を使えば、シートの値が変更されたときに実行されて、引数として変更された内容を取得することができます。慣習としてイベント時の引数として e を使っていますが、onEdit(parm) とすれば、parm を引数として使うことができます。引数で何が取得できるかの詳細は、Event Objects の Editに記載があります。

単一セルの変更なら、

  • e.oldValue
  • e.value

で、変更前の値、変更後の値も取得できますが、コピペで複数セルの値が変更された場合には使えません(残念)。但し、e.range で変更された場所を確認することができるので、行と列を指定して変更後の値であれば取得することができます。


変更されたシート名と変更内容を取得する

下記は、変更されたシート名と変更された範囲、変更内容を表示する簡単な例です。

sourceはスプレッドシートオブジェクトで、e.source.getActiveSheet() で変更イベントが発生したシートを取得できます。

function onEdit(e) {
  var sheet = e.source.getActiveSheet()
  console.log('シート名  =', sheet.getName())
  console.log('変更範囲  =', e.range)
  console.log('変更前の値 =', e.oldValue)
  console.log('変更後の値 =', e.value)
}

シート1のA1セル(空白セル)にaaaと入力してログを確認すると、下記のようにログが出力されます。

シート名 = シート1
変更範囲 = {columnEnd:1, columnStart:1, rowEnd:1, rowStart:1}
変更前の値 = undefined
変更後の値 = aaa

e.range の中身は、

  • columnEnd(終了列)
  • columnStart(開始列)
  • rowEnd(終了行)
  • rowStart(開始行)

となっています。順番が不思議な感じがしますが、全て1なので1行目1列の値が更新されたことを示しています。

※rangeを出力すると、"toString:" から "rowStart:" までの長い出力となります。次例のように必要な項目だけを指定すると出力内容を特定できます。(2022/05/05 追記)

function onEdit(e) {
  var sheet = e.source.getActiveSheet()
  console.log('シート名  =', sheet.getName())
  console.log('変更範囲(開始行)  =', e.range.rowStart)
  console.log('変更範囲(終了行)  =', e.range.rowEnd)
  console.log('変更範囲(開始列)  =', e.range.columnStart)
  console.log('変更範囲(終了列)  =', e.range.columnEnd)
  console.log('変更前の値 =', e.oldValue)
  console.log('変更後の値 =', e.value)
}

変更前の値はないので、undefined となって、変更後の値は、入力した aaa がセットされています。

次にA1セルの値を aaa から bbb に変更すると、ログは下記のように出力されて aaa が bbb に変更されたことがわかります。

シート名  = シート1
変更範囲  = {columnEnd:1, columnStart:1, rowEnd:1, rowStart:1}
変更前の値 = aaa
変更後の値 = bbb

では次に B1に AAA, B2に BBB がある状態で、この値をA1-A2にコピペします。

複数セルが更新されたので、更新前も更新後の値も取得できません。変更の範囲は rowEnd が2になったので、1から2行目の1列目の値(A1,A2)が更新されたことがわかります。

シート名  = シート1
変更範囲  = {columnEnd:1, columnStart:1, rowEnd:2, rowStart:1}
変更前の値 = undefined
変更後の値 = undefined

【注意】シンプルトリガーは、スクリプトエディターから手動でも実行できますが、手動で実行した場合には当然ですが、引数には何も入っていません。動作を確認する場合にはシートの値を変更して確認してください。


複数範囲の変更された値を取得する

前のサンプルコードで rangeでどの範囲が変更されたかは行と列の開始と終了でわかるのでこの値を使って変更内容を表示させる例となります。

変更行と変更列で二重ループにして個々の値を取得します。

3-6行目は、変更開始/終了行、変更開始/終了列をそれぞれ取得しています。

また10行目の sheet.getRange(row, col).getValue() で指定した行と列のセルの値を取得しています。

function onEdit(e) {
  var sheet = e.source.getActiveSheet()
  var rowStart = e.range.rowStart //変更開始行
  var rowEnd = e.range.rowEnd //変更終了行
  var columnStart = e.range.columnStart //変更開始列
  var columnEnd = e.range.columnEnd //変更終了列

  //変更行の確認
  for (var row = rowStart; row <= rowEnd; row++) {
    //変更列の確認
    for (var col = columnStart; col <= columnEnd; col++) {
      console.log(row + '行' + col + '列目 =', sheet.getRange(row, col).getValue())
    }
  }
}

上の例と同じく B1に AAA, B2に BBB がある状態で、この値をA1-A2にコピペします。ログを確認すると、

1行1列目= AAA
2行1列目= BBB

A1セル(1行1列目)に AAA が、A2セル(2行1列目)がセットされたことがわかります。


onEditの限界

とってな便利なonEditですが、シンプルエティターとしての限界があります。例えば、特定のセルが更新された場合にメールを送信するなどをしようとすると、

Exception: スクリプトにはその操作を行う権限がありません。

と、メール送信の権限がないと言われてエラーとなってしまいます。

メールやチャットルールに投稿するなどをする場合には、onEdit関数ではなく、トリガーを設定する必要があります。


シート変更時に関数を実行する

トリガーを選択すると、スプレッドシートの起動時、変更時などに特定の関数を実行することができます。スプレッドシートで使えるイベントは下記の4種類です。

イベントの種類 関数が実行される条件
起動時 スプレッドシートを起動したとき
編集時 スプレッドシートを編集したとき
変更時 スプレッドシートを変更したとき
フォーム送信時 フォームを送信したとき

編集時と変更時の違い

編集時」では、行の追加・削除、列の追加・削除を含めてスプレッドシートに何らかの変更があった場合に起動されますが、「変更時」では、セルの値が変更された場合だけ起動されます。

注意事項は、トリガーで起動した場合にパラメータで値が取得できるのは「編集時」だけ です。インベントの種類を「変更時」にすると、下記のようにエラーになってしまいますので、

TypeError: Cannot read property 'rowStart' of undefined

イベントの種類は「編集時」を選択 してください。

スプレッドシートの変更時に実行されるトリガー

下記の例は、変更行と変更列の二重ループではなく、getRangeで変更された値を配列として取得する方法です。

function modifiedSells(e) {
  var sheet = e.source.getActiveSheet()

  //変更行数
  var numberOfRows = e.range.rowEnd - e.range.rowStart +1
  //変更列数
  var numberOfClums = e.range.columnEnd - e.range.columnStart+1
  //変更された値を取得
  var values = sheet.getRange(e.range.rowStart, e.range.columnStart, numberOfRows, numberOfClums).getValues()
  
  console.log(values);
}

getRangeは、

Sheetオブジェクト.getRange(開始行, 開始列, 行数, 列数)

で範囲を指定して複数の値を取得できます。

9行目で変更された行数を11行目で変更された列数を求めて、変更された値を Values に格納しています。

例えば、コピペによる複数行(2行)、複数列(2列)の値が更新された場合は、下記のように表示されます。

[ [ 'AAA', 'BBB' ], [ 'CCC', 'DDD' ] ]

最初の行の変更値は、values[0][0]、values[0][1]で(AAAとBBB) で、

次の行の変更値が、values[0][0]、values[0][1]で(CCCとDDD)となります。

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