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Post Date:2008年3月26日 

宅急会社のWEBサービス

スキー場に荷物を送りたい

 子供のスキー教室があり、スキー場に荷物を送りたかったので、サイトで調べてみました。
「佐川急便」「クロネコヤマト」「ペリカン便」の三社を比較しました。 宅配便で荷物を受け取ることはあっても送ることは、ほとんどないので各サイト共に見るのは初めてでした。

1.ナビゲーション

(1) パン屑リストの採用
最近、業種を問わず、ナビゲーションでパン屑リストを採用しているサイトが多いですね。確かに色々と調べているとサイト内で迷子になり、先程まで見ていたページに戻れなくなって、またトップページに戻って最初からというケースも多々あります。パン屑リストがあると現在位置がわかるというよりも、元のページ(一覧ページの最初とか)に戻るのに便利なのではないでしょうか。

「佐川急便」=×
「クロネコ」 =○
「ペリカン」 =○

(2)タイトル
最近のブラウザは、タグで展開する方式が多いので、複数のページを展開しているときは、タグに表示されるタイトルが目安になります。特に情報のコモディティ化により、一般消費者が簡単に価格やサービスを比較できる昨今、タイトルには企業名ぐらい入れて欲しいものです。

クロネコはお馴染みのロゴを利用していて一目でクロネコのページであることがわかります。

「佐川急便」=○
「クロネコ」 =◎
「ペリカン」 =×

(3)目的のサービスに直ぐにたどり着けるか?
今回は、単にサービスを比較するだけではなく、実際にスキー場に荷物を送りたかったこともあり、
目的に近い名称をクリックしてみました。

「佐川急便」=荷物を送る
「クロネコ」=集荷を依頼する
「ペリカン」=集荷を申し込む

「佐川急便」は、宅配便商品一覧の中に「飛脚スキー便」があり、こちらをクリック。

「クロネコ」は、いきなり申し込みのページになりそうだったので、一度トップページに戻って、商品・サービスから宅急便を選びましたが、スキーという文字は見あたりませんでした。サービス内容の商品・サービス名一覧をクリックするとやっと「スキー宅急便」というリンクが見つかります。

「ペリカン」は、サービスの一覧に「スキーペリカン便」があったのでこちらをクリック。

「佐川急便」=○
「クロネコ」 =×
「ペリカン」 =○

2.情報の探しやすさ・わかりやすさ

今回得たい情報は、重要度からすると
(1)ネットで申し込めるのか
(2)配達は間に合うのか
(3)本日、自宅に集荷に来てくれるのか
(4)料金(そんない違わないという概念がある)

「佐川急便」の「飛脚スキー便」のページでは、重要とした(1)から(3)までの情報がこのページでは、得られませんでした。また料金も運賃とサービス料金というのがあり、ピンと来ず、この時点で佐川急便は脱落してしまいました。

「クロネコ」の「スキー宅急便」では、集荷申し込みはこちらというリンクがあったので、ネットで集荷を依頼できるのであろうと想像できました。また概要のところで、何日前までに発送すればよいかが記載されていました。料金と必要日数のリンクもあり、こちらで容易に調べることができました。

「ペリカン」の「スキーペリカン便」のページでは、今日自宅に集荷にきてくれるのか、という疑問以外は、ページの先頭で解決されます。また料金検索は、当該ページからできるようになっています。

3.コンバージョン

実際に申し込むに当たって、「クロネコ」と「ペリカン」でのコンバージョンについても考察しました。結果から言えば、今回は「ペリカン便」の利用です。

1)フリーダイヤルの番号も併記されていたので、最悪ネットでわからなければ、電話をればいい。
2)往復割引以外にもネットでの集荷申し込みでも割引が適用されていた。
3)送り状をパソコンで作成できると記載があったので集荷時に時間を要しないと判断。

もしかしたら他社のサービスの方が優れていたのかもしれませんが、申し込みに至るまでの情報取得、初めての利用に対する不安要素の排除、ネットでの利便性、お得感という点で「ペリカン便」は分かりやすくサイト内で誘導ができていると感じました。またコンバージョンに至る最終ページで必要な情報が分かりやすく整理できています。

たまたま自分の利用状況に該当していたのかもしれませんが、今回の利用方法は、特異ではなく、至極一般的ではないでしょうか。こうした利用者の目的、状況をペルソナとして整理をして、シナリオを作成したサイト内誘導ができているのだとしたら素晴らしいですね。
Post Date:2008年3月17日 

インターネットラジオチューナー

WiFiオーディオ VGF-WA1Sony WiFiオーディオ VGF-WA1 を購入

きっかけとなったのは、九十九電機が3月1日から発売を開始したゼン・ティーコム製のインターネットラジオチューナ「i.Radio」(NTD-9000)でした。17,800円という価格設定に購買意欲をそそられましたが、有線LANでの接続でスピーカーがないというのはちょっと利用に則しません。数年前にもインターネットラジオチューナーの購入を検討していたので、昨今の発売状況を調べていた時にこの製品にたどり着きましたた。

i.Radioは、「
世界中の放送局が聴き放題のインターネットラジオチューナー」と謳われていますが、VGF-WA1のキャッチコピーは、

・音源は、PCの音楽ライブラリー
・いい音・簡単・ワイヤレスなプレーヤー

発売当初は、
有料のLIVE365.comにしか対応していなかった点からもSONYとしては、ネットラジオとしての機能をオプション程度にしか扱っていないことが伺えます。ファームウェアのアップデートで他のネットラジオが聴けるようにしたのは、LIVE365.comの無料お試し期間が終了した後の顧客からのクレーム対応で偶発的なものなのかもしれません。

日本ではあまり馴染みのないネットラジオですが、海外では、チャンネルも多彩で、ビットレートが高いものも多くあり、Jazz、Classic、Pops、Rockと様々なジャンルの音楽が十二分に満喫できます。

SONYのVGF-WA1は、17,028円(Amazon購入時)で、前述のファームウェアのアップデートにより、20局が任意に登録できるようになり、メニューからSHOUTcastJ-WAVE Brandnew-Jも選択できます。製品の質感、音質ともに価格とモデルからすれば十分に満足できるものです。無線LAN環境さえ有していれば、まさに最強のBGMマシンとなります。逆に言えば他の機能は必要としません。

嘗て、リビングにBOSEの「Wave Music System」を置き心躍らせ、いつの間にかその座をi-Podに譲ってしまっていた消費者にとっては、たまらない逸品ではないでしょうか。

ターゲット顧客と商品販売戦略の方向性を多少修正するだけでブレークする商品ではないかと思います。

...BOSEでネットラジオ版の「InterNet Wave Music System」が発売されれば即購入ですけど。

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