最近のお気に入りは、パナソニックから発売されている目もとエステ EH-SW50です。酷使された目を優しく癒してくれます。
「目もとエステ」と女性をターゲットにした商品名ですが、ローンチの時点から男性利用者も意識していたようです。カラーも目もとエステ シルバー調 EH-SW50-S、目もとエステ ピンク EH-SW50-Pと男性と女性を意識した2種類があります。またローンチ前のキャンペーンも男性利用者を意識しているものでした。
新幹線車内でパナソニックの新商品「目もとエステ」を試せる!
パナソニックは2012年8月24日まで、新商品「目もとエステEH-SW50」(9月1日発売)を品川 - 新大阪間の新幹線利用客に貸し出すイベントを実施していました
昨今、OA機器やスマートフォンなどの使用時間が増えるとともに、目の乾燥、疲れや目の下のクマに悩む女性が増えており、目もとケア市場が盛り上がりを見せているといいます。 また、女性だけでなく、デスクワークや車の運転等で目をよく使う男性も、目周りの悩みが増えているとのこと。exciteニュース
新幹線で目もとエステ体験の実施内容については、パナソニックのホームページに掲載されています。女性向けの美容用品を男性向けに販売するのは、素人目にもかなりハードルが高いのではないかと思いますが、上記のニュースをみて、やはり市場の新規開拓に体験マーケティングは有効な手段なのかと感じました。
体験マーケティングとは
体験マーケティングとは、通常、マンションの購入や車の購入など高額商品を購入してもらうために行う手段です。マンションであれば、モデルルームを用意し、ディーラーであれば試乗車があります。高額商品の場合には、購入者側も「これ、ください。」というノリでは購入できません。慎重に検討して、体験することが購入の決め手となるのだと思います。ただ一般的に体験マーケティングは費用もかかるために、ターゲットを絞ることが重要であると言われています。
また、体験マーケティングは、目もとエステ EH-SW50のように過去に経験をしたことがないような商品にも有効です。目もとエストを経験したことがある男性は少ないと思います。また目もとエステが疲れにも有効だということも知りません。
新幹線の東京‐大阪というビジネス路線での無料貸し出しは、まさにターゲットを絞ったマーケティングとなっています。但し、働く男女ということで男性を完全にターゲットとしているわけではありませんでした。また目もとエステというコピーではなかなか男性客は手を出しにくかったのではないかと思います。世の疲れたサラリーマンが集うマッサージチェアの体験コーナーで、目もとエステが体験できれば更に男性客を取り込むことができるのではないかと勝手に思ったりします。
ネットで疑似体験とターゲット別コンテンツ
現在の商品説明ページのキャッチコピーは、「働く目もとに、温感リセット」です。これであれば、商品名が「目もとエステ」であっても男性客も購入しやすくなります。
また、最初の商品コンセプトは、女性向けだったのかもしれませんが、その後にアップされた商品体験動画は、エステ商品というよりは、目の疲れがとれるということを強調し、目を酷使する男性の体験談も掲載されています。こちらのキャッチコピーも「働く目もとを、温感リセット」です。
実際に商品を購入する前に量販店に見に行ったのですが、男性には禁断の女性用エステコーナーに展示されており、近寄ることができませんでした。スマートフォン、タブレット、PCと昨今更に目を酷使するようになりました。こうした目の疲れを訴える男性向けコンテンツと購入への導線が確保されていれば、販売は拡大するのではないかと思います。
目もとエステの使用感
パナソニックの目もとエステの商品説明ページに掲載されていますが、
- 温感ヒーター
- スチーム効果
- リズムタッチ
が、とても気持ちが良いです。バンドは邪魔くさいのでソファーで横になって目もとに乗せて、軽く押さえて使っています。温度は高(低は38℃、高は40℃)、リズムパターン2で利用しています。下記の強弱の幅が大きい3分間は、指先で目もとをリズミカルにタッチされているような感じです。
Panasonic 商品説明ページから引用 |
目もとエステは、男性に受けない?(2018.1追記)
商品のモデルチェンジを繰り返し現在は、EH-SW65 となっています。
商品説明動画は、完全に女性向けです。
しかし、2018年2月発売予定の EH-SW66 では、オフィスでという利用シーンで男性モデルが使われています。男性にも使ってもらいたいというメッセージですね。