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2022年4月3日

34"スケール アップライト・ベースという選択

Upright Bass Ibanez UB804

「ウォーキングベースを弾くならアップライト・ベースで弾きたい!」

でも、流石にコントラバス(ダブルベース)は買えないなあと、エレクトリック・アップライト・ベース(Electric Upright Bass)を検討。

最初にいいなと思ったのは、Hallstat WBSE-850です。アップライト・ベース初心者が自宅で手軽に楽しむのであれば十分そうです。

アコースティックのコントラバスと比べると音はエレキベースに近いですが、アップライトはカッコいい。

ハルシュタットという名前から「オーストリア?」と思いましたが、日本のキョーリツコーポレーションの「Hallstat」という弦楽器ブランドのEUBです。

Hallstatシリーズには、安価なウッドベース(コントラバス)もあります。


アップライト・ベースを本当に弾けるのか?

エレクトリックだとはいえ、やっぱりEベースと比べてアップライト・ベースは下記の点から演奏難易度が高そうです。

  • スケールが長い(フレット間隔が広い)
  • ネックが太い
  • 指板のカーブ(R)がきつい
  • 弦高が高い
  • ポジションマークがない

Eベースのスケール長は 864mm(34") ですが、Hallstat WBSE-850 のスケール長は1,050mmです。

下表は、コントラバス(ミディアム)とEベースのレギュラー・ゲージでの弦の太さの比較となりますが、弦の太さは然程変わりません。

G弦D弦A弦E弦
SPIROCORE®Medium1.30mm1.73mm2.08mm2.79mm
Regular Gauge1.14mm1.65mm2.16mm2.67mm

しかし、弦高が高くて、テンションが強い、さらにネックが太いので弦を押さえるは大変そうです。

そして弦の値段も高い、、、。

更に初心者にとっての難易度が高いのは、ポジションマークもないので、正しい音程で弾くにはかなりの練習が必要そうです。


34" Electric Upright Bass(EUB)

と、悩んでいたら、このロングスケールのエレクトリック・アップライト・ベースのハードルを下げてくれる34インチスケールのEUBを見つけました。

  • Eベースと同じ弦
  • 弦高が低い
  • ポジションマークもある

NS Design(NSデザイン)のOMNIシリーズIbanez(アイバニーズ)Upright Bass に一般的なEベースと同じ34インチ(864mm)スケールのEUBがありました。

NS Design NXT4a もいいなと思いましたが、価格で Ibanez UB804-mob を選択。

UB804の方がWBSE-850と比べてさらにフレットレスベースに近い音ですが、いい感じです。


Ibanez UB804-mob

UB804-mobを楽天でポチりましたが、楽器もネットで購入する時代です。

しかし、箱がデカい。

Upright Bass Ibanez UB804

フレットレス・ベースを縦にしたような感じですが、ネックは太く、ポジションマークは26フレットまであります。

Upright Bass Ibanez UB804

スタンドはドラムブランドのTAMA® Roadpro(ロードプロ)シリーズをベースとした専用スタンドです。高さと角度の調整で、座位、立位と演奏スタイルが選べます。

Upright Bass Ibanez UB804

とても安定してUB804を支えてくれるスタンドですが、脚を広げると1辺が76cmとかなり場所をとります。

UB804専用スタンドの脚

また、フローリングの上に直接スタンドを置くと、床に低音がかなり響きます。騒音防止のためにマットなどを敷きましょう。

Upright Bass Ibanez UB804

フレットレスベースと似て非なるモノ

UB804に張られている弦は、D'Addario® ECB81 でフレットレスベースに使うフラットラウンド(凹凸がほとんど無いツルツルとした弦)です。レギュラーゲージより細い0.45-1.00(インチ)です。

これなら簡単に弾けるかと思いましたが、実際に弾いてみると、ネックが太いし、縦に構えるので、左手のポジションも何か違う。

また、指板のカーブ(R)も思った以上にあり、右手もEベースと同じような指先でのピッキングだとうまく音ができません。

Upright Bass Ibanez UB804

ウォーキング・ベース・ラインを練習する前に、先ずは、エレクトリック・アップライト・ベースの弾き方から学ばなくては、、、。

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