「ウォーキングベースを弾くならアップライト・ベースで弾きたい!」
でも、流石にコントラバス(ダブルベース)は買えないなあと、エレクトリック・アップライト・ベース(Electric Upright Bass)を検討。
最初にいいなと思ったのは、Hallstat WBSE-850です。アップライト・ベース初心者が自宅で手軽に楽しむのであれば十分そうです。
アコースティックのコントラバスと比べると音はエレキベースに近いですが、アップライトはカッコいい。
ハルシュタットという名前から「オーストリア?」と思いましたが、日本のキョーリツコーポレーションの「Hallstat」という弦楽器ブランドのEUBです。
Hallstatシリーズには、安価なウッドベース(コントラバス)もあります。
アップライト・ベースを本当に弾けるのか?
エレクトリックだとはいえ、やっぱりEベースと比べてアップライト・ベースは下記の点から演奏難易度が高そうです。
- スケールが長い(フレット間隔が広い)
- ネックが太い
- 指板のカーブ(R)がきつい
- 弦高が高い
- ポジションマークがない
Eベースのスケール長は 864mm(34") ですが、Hallstat WBSE-850 のスケール長は1,050mmです。
下表は、コントラバス(ミディアム)とEベースのレギュラー・ゲージでの弦の太さの比較となりますが、弦の太さは然程変わりません。
G弦 | D弦 | A弦 | E弦 | |
---|---|---|---|---|
SPIROCORE®Medium | 1.30mm | 1.73mm | 2.08mm | 2.79mm |
Regular Gauge | 1.14mm | 1.65mm | 2.16mm | 2.67mm |
しかし、弦高が高くて、テンションが強い、さらにネックが太いので弦を押さえるは大変そうです。
そして弦の値段も高い、、、。
更に初心者にとっての難易度が高いのは、ポジションマークもないので、正しい音程で弾くにはかなりの練習が必要そうです。
34" Electric Upright Bass(EUB)
と、悩んでいたら、このロングスケールのエレクトリック・アップライト・ベースのハードルを下げてくれる34インチスケールのEUBを見つけました。
- Eベースと同じ弦
- 弦高が低い
- ポジションマークもある
NS Design(NSデザイン)のOMNIシリーズ と Ibanez(アイバニーズ)Upright Bass に一般的なEベースと同じ34インチ(864mm)スケールのEUBがありました。
NS Design NXT4a もいいなと思いましたが、価格で Ibanez UB804-mob を選択。
UB804の方がWBSE-850と比べてさらにフレットレスベースに近い音ですが、いい感じです。
Ibanez UB804-mob
UB804-mobを楽天でポチりましたが、楽器もネットで購入する時代です。
しかし、箱がデカい。
フレットレス・ベースを縦にしたような感じですが、ネックは太く、ポジションマークは26フレットまであります。
スタンドはドラムブランドのTAMA® Roadpro(ロードプロ)シリーズをベースとした専用スタンドです。高さと角度の調整で、座位、立位と演奏スタイルが選べます。
とても安定してUB804を支えてくれるスタンドですが、脚を広げると1辺が76cmとかなり場所をとります。
また、フローリングの上に直接スタンドを置くと、床に低音がかなり響きます。騒音防止のためにマットなどを敷きましょう。
フレットレスベースと似て非なるモノ
UB804に張られている弦は、D'Addario® ECB81 でフレットレスベースに使うフラットラウンド(凹凸がほとんど無いツルツルとした弦)です。レギュラーゲージより細い0.45-1.00(インチ)です。
これなら簡単に弾けるかと思いましたが、実際に弾いてみると、ネックが太いし、縦に構えるので、左手のポジションも何か違う。
また、指板のカーブ(R)も思った以上にあり、右手もEベースと同じような指先でのピッキングだとうまく音ができません。
ウォーキング・ベース・ラインを練習する前に、先ずは、エレクトリック・アップライト・ベースの弾き方から学ばなくては、、、。
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