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2022年10月4日

大人の普段使いの万年筆(MUJI アルミ丸軸万年筆)

MUJIアルミ丸軸万年筆

万年筆を使うとちょっと大人になった気分です。

使いづらいと思われがちな万年筆ですが、慣れればとっても書きやすい筆記用具です。筆圧が必要なく楽に書けるで疲れないですし、インクの滲み、濃淡、線の強弱なども味となって自分が書いた文字にも愛着が持てるようになります。

ボールペンと比べるとインクの交換頻度が高い、書いて直ぐ手を置くとインクが付いてしまうという難点はありますが、それすらも愛おしくなれる筆記用具です。


MUJI アルミ丸軸万年筆という選択

LAMY safari が、とっても書きやすいので2本使っています。

LAMY safari 万年筆

無印良品のアルミ丸軸万年筆のシンプルなデザインには惹かれて購入しましたが、1,090円1,590円(税込)という価格からあまり期待はしていませんでした。

※MUJIの価格改定で1,090円から1,590円になりました(2023年2月追記)

アルミ丸軸万年筆とインクカートリッジ

しかし、使ってみると「とっても書きやすい!

万年筆には太いボディが多いですが、アルミ丸軸万年筆は細い軸なので、他の筆記用具からも違和感なく乗り換えらるのではないでしょうか。

MUJIではOEM先についての記載はありませんが、ペン先の装飾、太さを表すFの文字、IRIDIUM POINTの記載が、ドイツのSCHMIDT(シュミット)社のペン先と酷似しています。

MUJIアルミ丸軸万年筆のペン先

安価な万年筆にありがちな、暫く使っていないとペン先が乾いて文字が書けなくなってしまうということもありません。


文字の太さ

万年筆の太さ(文字)は、下記のような記号で表されています。

  • Extra Fine(極細字)
  • Fine(細字)
  • Medium(中字)
  • Broad(太字)

漢字はアルファベットと比べて細かいので、日本ではF(細字)の万年筆が好まれているようですが、同じF(細字)でも、メーカーによって若干太さは異なります。

MUJIアルミ丸軸は、商品説明に細字とありますが、LAMYのF(細字)よりも若干細い文字となるのでノート書きにも向いています。


MUJIインクカートリッジの互換品は?

MUJIで2本で105円150円(税込)でインクカートリッジが販売されていますが、近くに無印良品がないと不便です。またインクの色もブラック(黒)だけです。

※MUJIの価格改定で105円から150円になりました(2023年2月追記)

しかし、MUJIアルミ丸軸万年筆は、欧州共通規格の製品なので、同じ欧州共通規格のインクカートリッジが互換として使えます。

日本ブランドではOHTO(オート)、海外ブランドでは、Schneider(シュナイダー)が安価に手に入ります。また、OTHOではブルーブラック、シュナイダーではミッドナイトブルーといった濃紺色のインクが選べます。

OHTOのインクカートリッジには、MADE IN AUSTRIAと記載がありますが、MUJIのアルミ丸軸万年筆のリフィルもMADE IN AUSTRIAとあるので、もしかたしたら同じもの??

下の写真は、OTHO(左)、MUJI(中央)、シュナイダー(右)の各インクカートリッジですが、どちらも問題なく使えます。

MUJIアルミ丸軸万年筆の互換インクカートリッジ

普段使いの万年筆として

LAMYを長年使っているので慣れてしまっているというのもありますが、MUJIアルミ丸軸万年筆は、LAMYに比べて滑らかでない(硬い)感じがします。しかし、書きづらいというわけではありません。最初からこの万年筆を使っていれば違和感はないかと思います。

The 無印良品というデザインのシンプルさは好みが分かれるところかもしれませんが、プラスチック製の安価な万年筆より、こだわりを主張してくれます。

また、

  • インクカートリッジ購入のハードル
  • インク色がブラックしかない

というのも前述した、OHTO(オート)のインクカートリッジであれば入手しやすく、ブルーブラックも使えます。

1,090円1,590円という価格で、この書き心地であれば十分ですし、シンプルなアルミボディも飽きなく使えそうです。気軽に使える普段使いの万年筆として最適ですし、これから万年筆を使ってみようという方にもお勧めできる逸品です。

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