美しい文字は、印象を良くするだけでなく、自分自身にも自信を与えてくれます。また、万年筆で書く文字は独特の質感や雰囲気があり、大人な魅力を醸し出します。
そんな万年筆で書く美文字に憧れ、書籍を購入して美文字の練習を始めましたが、普段のノートやメモ書きは横書きで、縦書きで文字を書くことは皆無です。
「横書きの練習をしなければ」
そこで、これらのコンテンツと後述するいくつかのWebサービスを使って横書きの練習を開始しました。
横書きのコツ
大江静芳氏の「美文字に近づく 横書きの綺麗な書き方」という動画で横書きのバランスについて学ぶことはできますが、一文字一文字がキレイに書けるのが前提です。
美文字に近づく 横書きの綺麗な書き方
「ひらがな」と「カタカナ」を練習しよう
常用漢字だけでも2,000文字以上ありますが、それに比べてかな文字(ひらがな/カタカナ)は合計で92文字しかありません。ひらがな/カタカナの練習を通じて、美文字の基礎をしっかりと学びましょう。
大江静芳氏が講師を務めたNHKまる得マガジン「8大法則でたちまち美文字」のテキストは、非常に分かりやすく説明されています(MOOKとしても発売されています)。さらに、「静芳(せいほう)のYouTube書塾」に「ひらがな」と「カタカナ」の書き方が解説された動画が公開されています。
テキスト付録の「かな文字の練習帳」とYouTube動画の説明を参考にして以下の手順で練習します。
- 練習帳の文字をなぞる(右脳的練習):
美しい文字のかたちをイメージしながら、文字をなぞって書いていきます。 - 動画の説明を見ながら書く(左脳的練習):
YouTube動画の解説を聞きながら、文字を書いていきます。
「右脳的練習」と「左脳的練習」を交互に繰り返すことで、美文字の定着を図ります。
※ MOOK(ムック)とは、「Magazine(マガジン)」と「BOOK(ブック)」の略語で、本と雑誌の中間的な性質を持った出版物のことです
右脳で形を覚える
「8大法則でたちまち美文字」の付録①「ひらがな」と付録②「カタカナ」を使用しますが、そのままだと文字が大きいので縮小コピー(A4からB5に縮小)します。
そして、縮小コピーをした用紙の上にトレーシングペーパーを重ねて、繰り返しなぞることで文字の形とバランスを右脳に記憶させます。
- 『8大法則でたちまち美文字』の付録をA4からB5へ縮小でコピー
- B5としてコピーした「ひらがな」と「かたかな」の2枚をA4 1枚としてコピー
- トレーシングペーパーでなぞる
見本は縦書きに右から縦書きで「あいうえお」と右から左に書かれていますが、左から横書きで「わらやまはな…」と書くか、文字の形を覚えることに徹して「わをん、やゆよ」と左から縦書きに書いていきます。
繰り返し何回も書いて、文字の形を脳にしっかりとインプットしましょう。
左脳で理解する
左脳で文字の書き方を理解するために、大江静芳氏のYouTubeチャンネル「静芳(せいほう)のYouTube書塾」の動画を見ながら方眼罫/5mmのレポート用紙に書いて練習しています。
長い動画なので倍速視聴でタイパです。1.75倍速でも十分に説明を理解できますし、テンポよく書いて行けます。1.75倍速で再生すると、「ひらがなの書き方 全文字解説」は20分24秒、「カタカナの書き方 全文字解説」は12分28秒です。
つご30分弱ですので毎日の練習にちょうどいい時間です。
算用数字
ひらがな/カタカナと合わせて算用数字も練習しておきましょう。下の動画は「ボールペンで算用数字の書き方」ですが、万年筆でも書き方は同じです。
漢字の練習は?
基本的な美文字のコツについては、「8大法則でたちまち美文字」で学ぶことができますが、漢字を一文字ずつ練習するのは大変な作業です。文部科学省の学習指導要領によると、小学校で習う常用漢字だけでも1,006字もありますので、これだけでも気が遠くなりそうです。
学年 | 漢字数 |
---|---|
第一学年 | 80 |
第二学年 | 160 |
第三学年 | 200 |
第四学年 | 200 |
第五学年 | 185 |
第六学年 | 181 |
合計 | 1,006 |
「静芳(せいほう)のYouTube書塾」の動画で、小学校1年生と2年生の漢字ぐらいは練習しようと思っていますが、まだ見られていません。
- 常用漢字の美文字レッスン/小学1年生で習う文字 前編
- 常用漢字の美文字レッスン/小学1年生で習う文字 後編
- 常用漢字の美文字レッスン/小学2年生で習う文字 前編
- 常用漢字の美文字レッスン/小学2年生で習う文字 後編
好きな文章で練習する
普段書いている文章や、好きな言葉で文字の練習をすることで、全体的な文字のバランスを含めて確認できるので漢字を一文字づつ練習するよりも効率的です。実際に入力した文章をお手本として表示してくれたり、練習帳を作成できるサービスを使うと、より実践的な練習ができます。
ペン字場
『ペン字場』こちらも同じく、入力した15文字までの文章で練習用紙を作成できます。1行15文字でなぞり書き用が5行あるので練習用紙としては優れています。
ペン字の味方
『ペン字の味方』は、自分で練習したい文章を入力して作成した練習用紙をダウンロードできます。
また、 練習用紙一覧 | 『ペン字の味方』から小学生で習う常用漢字(1,006字)の練習用紙などもダウンロードして利用できます。
ペン字のお手本変換ツール
『ペン字のお手本変換ツール』は、練習用紙のダウンローなどの機能はありませんが、入力した文字のお手本を表示してくれます。文字サイズを変更できるのが便利です。
漢字の書き順
字の練習をするようになって、自分の漢字の書き順がいい加減だったことを再認識しました。美しい字を書くためには、書き順は非常に重要です。
書き順の確認には、漢字の正しい書き順(筆順) を使っています。左上の検索窓に調べたい漢字を入力して検索すると、書き順がアニメーションで表示されます。
グリッド表示でコマ送りにすると漢字のバランスを意識した書き順がわかるので、美文字練習の参考になります。また「ポイント」には漢字の書き方のアドバイスなども表示されています。
3,000円で美文字練習を練習を始めよう
テキスト1冊とネットの無料コンテンツで美文字練習ができます。
初期投資は、テキスト、つけペン、ボトルインクで合計で3,000円です。
- テキスト(8大ルールでたちまち上達!)
- つけペン(iro-tsushi 木軸 中字)
- ボトルインク(PILOT ブルーブラック 30ml)
3,000円で毎日30分を楽しむことができるだけでなく、趣味と実益を兼ねているため、自己投資として非常にコストパフォーマンスが高いのではないでしょうか。
初めて万年筆を使うのであれば、こちらの動画も参考となります。
0 件のコメント:
コメントを投稿