Translate

ラベル :エシカル の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル :エシカル の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
Post Date:2024年7月22日 

DCモーターは不要?コスパ最高!MUJIサーキュレータ18畳で猛暑を乗り切る

【無印良品】360度首振り機能付きサーキュレーター18畳 MJ-OCF18

エアコンだけに頼らず、DCモータの扇風機と同じくDCモーターの小型サーキュレーターを併用していましたが、小型サーキュレーターではリビングでは物足りなさを感じていました。そこで出会ったのが、無印良品のサーキュレーター18畳モデル(低騒音ファン・大風量タイプ)。ACモーターということで当初は懐疑的でしたが、実際に使用してみると、これが想像以上の快適さを提供してくれました。

無印良品サーキュレーター18畳の特徴:
  • 低騒音ファン 最大風量運転時 45db未満(40-45db)
  • パワフルな風量 最大風量運転時 約2.8m/s以上
  • 360°首振り 上下首振り なし/45°/90° 左右首振り なし/90°/120°/180°/360°
  • 消費電力 強:15W 中:11W 弱:7W (50Hz/60Hz)

ACモーターの常識を覆す、驚きの静音性と省エネ性能

ACモーターとは思えない静音性。最大風量でも45db未満という数値は、図書館とほぼ同等の静けさです。それでいて、最大風速2.8m/s以上の風を生み出し、可動域360°のサーキュレーターが、部屋の隅々まで空気を力強く循環させます。

そして、特筆すべきはその省エネ性能。なんと、弱風モードでは驚きの7W!中風で11W、強風でも15Wです。2023年モデルの消費電力はは30Wでしたが、最新モデルでは消費電力が半減し、DCモーターに匹敵、いや、それ以上の省エネ性が実現されています。

そして、無印良品のサーキュレーターは、小型よりも大型の方が消費電力が低いという驚愕の事実が!

  • 6畳モデル  (強:25W 中:22W 弱:17W)
  • 18畳モデル(強:15W 中:11W 弱:7W)

これは、モータの違いと羽の大きさによって大型モデルの方が効率的に風を生み出せるように設計されているためだと思いますが、電気代の高騰が気になる昨今、この省エネ性能は嬉しいポイントです。

これなら、電気代を気にせず一日中快適に過ごせます。まさに、ACモーターの概念を覆すサーキュレーターと言えるでしょう。


扇風機としても大活躍!洗濯物も速乾!

18cm径の大きな羽根が生み出す面の広い風は、扇風機として直接体に当てても心地よく、暑い夏を快適に過ごすための頼もしい味方となります。

さらに、部屋干しの洗濯物にも効果絶大です。洗濯物の下から風を当てることで、乾燥時間を大幅に短縮でき、風を当てることで生乾きの臭いも解消できます。梅雨の時期や、花粉が気になる季節にも大活躍間違いなしです!


無印良品らしいミニマルデザインで、どんな部屋にも馴染む

無印良品らしいミニマルで洗練されたデザインは、このサーキュレーターの魅力の一つ。無駄を削ぎ落としたシンプルなフォルムは、和室の落ち着いた雰囲気にも、洋室のモダンな空間にも、違和感なく馴染みます。

主張しすぎない機能美は、その存在感を確かなものにし、洗練された空間を演出してくれます。


操作性には課題も

風量調節が3段階のみで、リモコンが付属していない点は、少し残念なポイントです。

特に、本体の操作パネルは床に置くと見づらく、ボタンも小さいため操作しづら。リモコンがあれば、スマートスピーカーと連携させて音声操作も可能になるのですが…。

【無印良品】360度首振り機能付きサーキュレーター18畳 MJ-OCF18

手動での操作だと、うっかり消し忘れて外出してしまうことも。今後の改善に期待したいところです。


まとめ:猛暑を快適に、賢く、そしてスタイリッシュに乗り切るならコレ!

無印良品のサーキュレーター18畳モデルは、DCモーターを超える静音性と省エネ性能を誇りながら、価格もお手頃という、まさに「コスパ最強」の名にふさわしいアイテムです。

【無印良品】360度首振り機能付きサーキュレーター18畳 MJ-OCF18

リビングの居住空間性を快適にするのはもちろん、部屋干しの強い味方としても大活躍。以前「風を彩る!美しいDCモーター扇風機とサーキュレーターの最強コンビネーション」で、DCモーターのサーキュレーターをお勧めしていました。

これは、DCモーターの下記の特徴からです。

  • 省エネ性
  • 静音性
  • 微風を生み出す安定した回転

しかし、部屋の空気を循環させるサーキュレーターに微風は不要なので、低消費電力・低騒音ファンの『無印良品 サーキュレーター18畳』にはDCモーターを超える実力があります

シロカのDCモーター扇風機と組み合わせれば、扇風機で冷房の冷たい空気を遠くまで届け、サーキュレーターで部屋の空気を循環させることができます。デザイン性、機能性、そしてコストパフォーマンス、全てを兼ね備えたこのコンビで、今年の夏を快適に乗り切りましょう!

Post Date:2023年7月1日 

小型サーキュレーターの選び方

象だって涼しみたい by DALL·E 2

サーキュレーターは、直進性の高い風を送り出し室内の空気を循環させます。エアコンと併用すると夏は冷気を部屋全体に循環させ、冬は暖気を足元に運んでくれます。また梅雨時は部屋干しの衣類に風をあてることで生乾きを防いでくれます。

今夏は、DCモーター扇風機と併用でスタートしましたが、オールシーズンで使うサーキュレーターを選ぶ基準としたのが下記の3つです。

サーキュレーターを選ぶ基準
  • ① 静音でエコなDCモーター
  • ② コンパクトでシンプルなデザイン
  • ③ 部屋の空気を循環させるために十分な風量

DCモーターの扇風機を使って実感した静音性は、寝室やリビングなどのくつろぎの場所では重要な要素です。そして夏場はリビングに扇風機と2台置きになるので、物理的に邪魔にならないコンパクトさと、部屋に調和し、見た目にも美しいシンプルなデザインが求められます。もちろんサーキュレータとして空気循環を十分にできる風量があるというのは欠かせません。


おすすめの小型サーキュレーターブランドとモデル

DCモーター」「コンパクトサイズ」「シンプルなデザイン」「十分な風量」という条件に、価格を鑑みて候補としたのが、下記の3機種です。

  • アイリスオーヤマ PCF-BD15T
  • 山善 YAR-BD182
  • TAKASYOU XR-LRK02(2024年モデル XR-YY03)

アイリスオーヤマ PCF-BD15T

アイリスオーヤマのDCモーター サーキュレーターの中で、PCF-BD15Tの機能性から生まれたシンプルなデザインが素敵です。独自に開発された前面カバーである特殊形状スパイラルグリルと、ドーム型のデザインによって、直線的な風で、遠くまで届くスパイラル気流を作り出します。

アイリスオーヤマ PCF-BD15T

PCF-BD15Tは、風量を微風から強風まで5段階で調節することができます。また、上下左右に首振りする機能も備えており、3Dランダム送風が可能です。これにより、広いスペースでも均一な風を届けることができます。

このサーキュレーターの適用床面積は16畳となっており、一般的なリビングや寝室などの広いスペースでも効果的に使用することができます。快適な空気の循環と換気を実現し、室内の快適度を向上させることができます。

【PCF-BD15Tの特徴】
  • 特殊形状スパイラルグリルで直進性の高い気流
  • 風量5段階調節3Dランダム送風
  • 強制攪拌機能(部屋の空気を攪拌して温度ムラを少なく)
  • 2/4/8時間の切タイマー

山善 YAR-BD182

山善のYAR-BD182は、温度センサー機能を備えたDCモーター制御のサーキュレーターです。さらに、静音モードや立体首振り機能も搭載されており、寝室やリビングなどのさまざまなシーンで快適な空気循環を実現します。デザインもコンパクトでシンプルですが、26畳までカバーしてくれます。

山善 YAR-BD182
【YAR-BD182の特徴】
  • 温度センサーで設定温度に合わせて自動でON/OFF(24/26/28℃の3段階)
  • フロントガードとリアガードを外して水洗いができる
  • 2/4/8時間の切タイマー

TAKASYO XR-LRK02

XR-LRK02は、軽量でコンパクト、そしてシンプルなデザインのDCモーターの小型サーキュレーターです。

XR-LRK02 グレー/ホワイト

上下左右に自動首振りができて、イオン除菌やアロマ対応の機能もあります。風量は6段階調節できて、最大で5.5m/sのパワフル送風で20畳までの部屋の空気を循環できます。静音性は3機種の中で最も高いです。風量1では静に空気を攪拌してくれます。

マイナスイオンを発生させて空気中の細菌やウイルスを除去するイオン除菌機能がありますが、その効果については科学的な根拠は不十分です。また自動運転モードでは、温度センサーによって自動で風量を変化させてくれます。

@リビングでの使い方
  • 3Dランダム送風
  • イオン機能
  • 自動運転モード
XR-LRK02 ホワイト

リビングではDC扇風機と併用していますが、室温が30°Cぐらいまでであれば冷房なしで過ごせます。

@寝室での使い方
  • 首振左右(風が直接当たらない斜め上)
  • イオン機能
  • 風量1

で使っています。

寝室では天井や壁にあたって反射した風が優しく身体を包んでくれるので、とても快適な睡眠環境となりました。

【XR-LRK02の特徴】
  • イオン除菌機能
  • 3Dランダム送風機能
  • 温度センサーによる自動モード
  • アロマ対応
【XR-LRK02のデメリット】
  • 前面カバーの取り外しにネジを外さなければならない
  • リモコンを格納できる場所がない(他2機種はある)

XR-LRK02は販売終了となり、最新モデルは更にパワーアップしたXR-YY03です。(追記:2024/07)


アイリスオーヤマ・山善・高昇を比較する

下表は候補とした3機種の比較表です。

アイリスオーヤマ 山善 TAKASYOU
型番 PCF-BD15T YAR-BD182 XR-YY03
サイズ cm 22.2D x 22.2W x 29.6H 23D x 22W x 31H 24D x 24W x 31H
重量 約1.5Kg 2.61kg 1.6kg
消費電力 18W 22W 15W
適用床面積 16畳 26畳 32畳
左右 80° 80° 90°
上下 80° 90° 90°
3D首振り ⚪︎ ⚪︎ ⚪︎
風量 5段階 5段階 12段階
風の到達距離 17m - 32m
静音(最小風量) 35db以下 約30dB 39dB以下
自動切タイマー 2/4/8時間 1/2/4時間 1-10時間
温度センサー 24/26/28℃
マイナスイオン

エコで静かな小型DC サーキュレーターを使って快適な居住環境を構築しましょう。

Post Date:2023年6月22日 

風を彩る!美しいDCモーター扇風機とサーキュレーターの最強コンビネーション

XR-LRK02 グレーとホワイト

夏の訪れと共に、快適な涼風を求めてさまざまな方法を模索してきました。数年前にバルミューダーの扇風機を購入しましたが、DCモーターが作り出す微風の心地よさは想像以上でした。またバルミューダーは存在感のある扇風機にはデザインが重要であることも教えてくれました。

そして、さらなる「快適さ」と「効果的な風の循環」を実現するためにサーキュレーターと組み合わせてみたら、これが、

「とっても、いい。」

DCサーキュレーターで部屋全体の空気を循環させ温度や湿度の均一化し、DC扇風機で広範囲に心地よさと涼しさを体感できる微風を送ることで、効果的な涼風が享受できます。

DCサーキュレーターとDC扇風機は、最高で最強な組み合わせです。


サーキュレーターと扇風機の違い

扇風機とサーキュレーターの違いは前述していますが目的の違いから羽根の形状や動作方法が異なります。

  • 扇風機:
    広範囲に優しい風を作り出し、人が涼をとることを目的
  • サーキュレーター:
    直線的で強力な風を作り出し、部屋全体の空気を循環させることを目的

羽の違い

一般的に扇風機の羽根は平面的な形状をしており、角度がついていて回転しながら風を広範囲に送ることができます。一方、サーキュレーターの羽根は風切り羽根と呼ばれ、直線的で広範囲に風を送るために、幅広く、片側がカーブ状になっているものが多いです。風切り羽根は高速で回転し、風を一方向に強力に送り出すことができます。


動作の違い

扇風機は涼をとるためのものなので人に風があたる範囲での可動域ですが、サーキューレーターは上下も90°まで動き、360°に回転したり、上下左右に首を振りながら広範囲の空気を拡散させることができまるものもあります。


なぜDCモーターなのか

DCモーターの扇風機/サーキュレーターには下記の特徴があります。

  1. 省エネ:
    DCモーターはACモーターよりもエネルギー効率が高く、消費電力が少ないため、省エネルギーな運転が可能
  2. 安定した回転速度:
    DCモーターは一定の電圧で電流が流れるため、低速回転(微風)から高速回転まで安定した回転を実現
  3. 静音性と振動の少なさ:
    DCモーターは騒音や振動が少ないので、静かな動作音でリラックスできる快適な空間を提供可能

これらの特徴により、DCモーター 扇風機/サーキュレーターは、エネルギー効率の高さ、安定した回転速度、静音性などを備えており、快適な風を効率的に提供することができます。微風を求めるならDCモーター扇風機/サーキュレーターの一択です。

さらに、DCモーターなら省エネルギーな運転により電気料金の節約や環境負荷の軽減にも貢献できます。


オススメのDCモーター サーキュレーター

DCモーター扇風機との併用になるので、

  • 小型で邪魔にならない
  • シンプルなデザイン
  • 安心な価格

という観点で探して、TAKASYOU(高昇) サーキュレーター XR-LRK02 を購入。最新モデルは、XR-YY03です。(追記:2024/7)

xr-lrk02-gy

Amazonでは、ブランド名がTENTSU(天通)となっていますが、製品の箱にも保証書にも輸入元 TAKASYOU(株式会社高昇)とあります。ちなみに生産国は中国です。

XR-LRK02 はTAKASYOが輸入元

株式会社高昇は2006年に岡本夫妻でデザイン会社としてスタートした企業ですが、現在では、美咲氏が株式会社高昇、昇氏が株式会社天通の代表取締役社長を務めているようです。

また天通のサイトではメーカー希望小売価格:¥15,200(税込)とありますが、高昇(TAKASYOU)オンラインストアでは¥6,380で販売されています。

下記は、サーキュレーターXR-LRK02の製品紹介動画です。

  1. 小型(W24cm×D24cm×H31cm 2.2Kg)
  2. シンプルで可愛らしいデザイン
  3. 3D首振り(左右 80° 上下90°)
  4. マイナスイオン発生&除菌機能
  5. 温度センサーによる自動モード
  6. ハイパワー送風 18m
  7. リモコン付き
【引用】高昇ストア

と、なかなかの優れモノです。自動モードは温度によって風量も変更されるので、『3D首振り』+『マイナスイオン』+『自動モード』で使っています。

XR-LRK02-GY わかりやすいコントロールパネル

3D首振りもなかなか可愛らしい動きで愛着が持てます。

xr-lrk02
【引用】楽天市場

動かすときにカワイイ持ち手が意外と便利です。

XR-LRK02の持ち手

「高昇?」「天通?」「いくらなの?」と、購入前に調べていたときは少し心配していましたが、サイズ感と使い勝手がよかったので、グレーに続いて2台目としてホワイトも購入。

寝室とリビングに置いています。普段、家電操作のON/OFFは「Alexa, ...」と言って操作しているのですが、音声操作だとON/OFFしかできないので、寝室ではリモコンが必須です。

XR-LRK02は販売終了となり、最新モデルは更にパワーアップしたXR-YY03です。(追記:2024/07)


オススメのDCモーター扇風機

下にあげた3モデルは何もサーキュレーターとしても利用ができますが、部屋の空気の循環は、小型DCモーターサーキュレーターに任せて、扇風機は涼風にあたるために使っています。

DCモーター扇風機を選択するポイントは2つです。

  1. どのような風を提供してくれるのか
  2. 部屋にマッチするシンプルなデザイン

The GreenFanはとても完成度の高い風を届けてくれますが価格が高い、、、。

そこで、2万円台中盤で風へのこだわりを強く感じる kamomefan(カモメファン) と 安価でデザイン性が高いsiroca(シロカ) の3つをお勧めします。

オススメと言いながらも kamomefan は、購入のときの候補としながらも、結局、買っていないので、実際に使ったことはありません。


BALMUDA(バルミューダー)The GreenFan

BALMUDA The GreenFan

『独自の二重構造の羽根により、The GreenFanは一般的な扇風機に比べて風が約4倍に広がります。』

BALMUDA The GreenFan 二重構造の羽

とありますが、下の写真でもわかるように直線的に風を届けるのでなく、大きく広がっていくのがThe GreenFan の最大の特徴です。この大きな面で移動する空気の流れが自然に近い風を感じさせてくれます。

【引用】amazon.co.jpから

Kamomefan(カモメファン)+c series

2022年モデルからNakashima Braid R-04 という名前の新しい羽になりました。

【引用】楽天市場から

「風のやさしさ、キメの細かさを維持しながら、風量や到達距離が向上」とあり、到達距離は、他メーカーの扇風機を圧倒する最大25メートルです。

【引用】kamaefan +c シリーズ 風の到達距離

更に静音性も向上しているとあります。一度は使ってみたい扇風機です。


siroca(シロカ)

2台目のDCモーター扇風機と購入したのが、『siroca siroca DCリビング扇風機 SF-L251』です。シロカの扇風機には、音声認識、人認識センサー、ハンドサインなど多機能モデルもありますが、付加機能がないベーシックモデルのため価格も抑えられています。

siroca DC 扇風機 SF-L251

シンプルでスタイリッシュなデザインです。バルミューダーと同じくヘッド部でボタン操作できます。リモコンの収納方法がカワイイ。

siroca DC 扇風機 SF-L251

AC/DCコンバーターが内蔵されているのでコンセントがスッキリというのがステキです。

siroca DC 扇風機 SF-L251

風は面で身体にあたるというよりは、直線的な風ですが、気持ちよい微風を届けてくれます。電源をOFFにすると首が正面に戻ってくるという日本企業の製品らしい小技を持っています。

下記の動画にシロカ独自の「ふわビューン技術」が紹介されています。

「やさしい」から「パワフル」な風までシーンに合わせた使い方ができるコスパの高いDCモーター扇風機です。

Post Date:2023年3月8日 

USB PD対応でエコなリン酸鉄リチウムイオン電池のモバイルバッテリー

リン酸鉄リチウムイオン電池のモバイルバッテリー

PJB(PHIL JONES BASS) NANOBASS X4C というベースアンプが PD対応でDC12V/1.5A以上のモバイルバッテリーで駆動するというので、ベースアンプの購入を前提に12V以上が給電できるUSB PD対応のモバイルバッテーリーを検討。

いま保有している Danboard(ダンボー) のモバイルバッテリーは、デザインはとても可愛いのですが、5V/1A 3000mAhと小容量で過去の規格です。コロナ禍でモバイルバッテリーの出番がなかったので、スマホが新しくなってもモバイルバッテリーを買い替える必要がありませんでしたのでちょうどいい機会です。

モバイルバッテリーを検討するには、充電に必要な電力は機器によって異なります。Apple製品の電源アダプターの規格は下記の通りです。

機種電圧(V)電流(A)消費電力(W)
iPhone12以降9V2.2A20W
iPad9V2.2A20W
Mac Book Air20V1.5A30W

しかし、上記に記載した電圧よりも低くても充電はできます。

出張のときに Mac Book Airの電源アダプタを忘れて、近くにあった 3COINS+plus でPD対応 最大出力20WのUSB充電器を1,000円で購入しました。

3COINS PD対応20W USB充電器

USB充電器には、USB-AとType-Cの2ポートがあり、

ポート対応規格出力
USB-AQC3.0対応5V/3A, 9V/2A, 12V/1.5A
Type~CPD対応5V//3A, 9V/2.2A, 12V/1.67A

と、Type-Cで最大20W(12V/1.67A)の出力があります。30Wが必要なMac Book Airが充電できるか心配でしたが、充電時間はかかりますがちゃんと充電できます。

1,000円でしたが、なかなかの優れものでプラグも折り畳み式で持ち運びにも便利です。

※QC3.0とは、QualcommのSnapdragonチップセットを搭載したAndroidスマートフォンなどで、最大18Wで従来の4倍速で充電ができる規格でことです。iPhoneはQC3.0ではなく、独自の「Apple Fast Charge」という規格で同じく最大18Wで高速充電できます。


USB PD対応モバイルバッテリーとは

USB PDとは「USB Power Delivery」の略で、USB Type-Cのコネクタで大きな電力を供給できる規格です。5V、9V、15V、20Vの4つの電圧(初期が 5V,12V, 20Vだったので12Vも対応した機器も多い)に対応した電力を供給できます。

最新のPD 3.0では、最大240W、電圧が0.5V単位で可変、電流が最大5Aとなりました。更に充電器とデバイス間で双方向の通信が可能となったので、充電器がデバイスの状態を把握することがで、より効率的な充電が実現になったとあります。

PD対応のモバイルバッテリーだと、

  • スマホなどの急速充電ができる
  • 消費電力が大きいノートPC、Nintndo Switchなどでも使える
  • 同じUSB電源が他のモバイル機器でも使える

というメリットがあります。但し、USB PD対応でもType-Cの出力が9V/2.2Aまでというモバイルバッテリーも多いので、必要な電圧(V)と電流(A)の確認が必要です。

また電圧(V)×電流(A)=電力(W)なので、9V/2.2Aも12V/1.67Aも同じ20W出力となりますが、電圧が9Vでは動作しない機器もあります。


12V以上の電圧で供給できるモバイルバッテリー

12V/1.5A以上を必要とする PJB(PHIL JONES BASS) NANOBASS X4C の動作確認済み推奨 モバイルバッテリーのひとつしてサイトに掲載されているのが、CIO SMARTCOBY PRO で12V/2.5A 最大30Wの出力です。

CIO SMARTCOBY Pro - 30Wのスペックは、下記の通りです。

CIO SMARTCOBY PRO - 30W
サイズ77×56×26mm
重さ183g
入力5V/3A, 9V/2.22A, 12V/1.5A
出力(USB-A)5V/5A, 9V/3A, 12V/2.5A
出力(Type-C)5V/2.4A, 9V/2.22A, 12V/1.67A(Max 30W)
バッテリー充電式リチウムイオン電池
電池容量10,000mAh
充電時間2.2時間(20Wで充電)
サイクル回数500回

CIO SMARTCOBY PRO - 30Wで、iPhone12なら2.2回充電できるとあります。MacBook Air も0.6回充電できます。

iPhone12の電池容量は2,815mAhなので単純計算だと 10,000mAh ➗ 2,815mAh で3.5回となりますが、2.2回とバッテリー容量の60%程度です。

これは、スマホを充電するための電圧返還で30%-40%がロストするのと、モバイルバッテリーの電池の劣化を考慮しているからです。

モバイルバッテリーの容量 × 60% ➗ スマホのバッテリー容量 = 充電可能回数

CIO(シーアイオー)の特徴は何といってもコンパクトで大容量ですが、バッテリー残量がLEDで1%単位で表示されるのも洒落ています。


リン酸鉄リチウムイオン電池という選択

ポータブル電源を購入を検討するときにリン酸鉄リチウムイオン電池を知りました。リン酸鉄リチウムイオン電池のメリットは、

  • 安定性・安全性が高い

    リン酸鉄は、高温や過充電などの環境下でも化学的に安定しているため一般のリチウムイオン電池と比べて火災や爆発の危険性が低い。また低温下でも安定動作する

  • 長寿命(サイクル回数が多い)

    一般的なリチウムイオン電池のサイクル寿命は300-500回程度、リン酸鉄リチウムイオン電池は1,000回以上

  • 環境に優しい(廃棄時)

    電解質として有機溶媒ではなく水溶性のリン酸塩を使用しているため有害物質を含んでいない

です。利用頻度が高いモバイルバッテリーでは長寿命が大きなアドバンテージとなります。またPD3.0で出力する電力が大きいモバイルバッテリーであれば安全性も大事です。

リン酸鉄のモバイルバッテリーで探すと、ELECOM(エレコム)のDE-C39-12000シリーズがありました。

12V/1.67AとCIO SMARTCOBY PROよりも電圧が少し低いですが、PJB NANOBASS X4C の 12V/1.5A以上という基準はクリアしています。

ELECOM DE-C-12000シリーズ
サイズ78×17×159mm
重さ310g
入力5V/2.4A, 9V/2.22A, 12V/1.67A
出力(USB-A)5V/2.4A
出力(Type-C)5V/2.4A, 9V/2.22A, 12V/1.67A(Max 20W)
バッテリー充電式リン酸鉄リチウムイオン電池
電池容量12,000mAh
充電時間3時間(20Wで充電)
サイクル回数1,000回

電池容量は12,000mAhあるので、容量の6割で計算するとiPhone12なら2.6回充電できます。また12V/1.67Aあるので Mac Book Air の充電も可能です。

最大のメリットは、サイクル回数が1,000回とCIO SMARTCOBY PRO と比べて倍長く使うことができます。

また大容量のモバイルバッテリーは安全性も大切なので、安かろう悪かろうでは困るので日本のメーカーの方が安心できます。10,000mAh以上あれば大抵のスマホは複数回充電できるので災害時の備えにもなります。

  • モバイルバッテリーの利用頻度が高い
  • タブレットも使っている
  • いざというときはラップトップの充電にも

という利用を考えるのであれば、リン酸鉄リチウム電池のモバイルバッテリーの ELECOM DE-C39-12000シリーズはオススメです。


DEC-C39-12000の使用感

310gは、ずっしりと重く感じます。鞄が更に重たくなりましたが、厚さが17mmなので鞄の内ポケットに収まります。Mac Book Airでも充電できるか試しましたが一応充電可能です。

手のひらサイズのモバイルバッテリーではありませんが、ベースアンプを動かすことが主目的だったので、小さくて可愛いよりも実用性重視です。

Type-CケーブルとType-Cからライトニングに変換できるコネクタで色々なケーブルを持ち歩く必要もなくなりました。

バッテリーの残量は4段階のLEDでしかわかりませんが、そんなに細かく知る必要もないので不自由はないと思います。

リン酸鉄のモバイルバッテリー

ソーラパネルで充電

Ecoなモバイルバッテリーを購入したので、ソーラーパネルでモバイルバッテリーを充電してみました。ソーラパネルは、象と散歩: 室内でスマホの充電ができるソーラーパネルを選ぶ で紹介した Jackery SolarSaga 60 です。

Jackery SolarSaga 60 にはUSB-AとUSB Type-Cの出力ポートがあるので、充電する機器を直接繋げます。Type-Cの出力は5V/3A(15W)ですが、リン酸鉄リチウムイオン電池のELECOM DE-C39-12000も充電できます。

晴天の日中という制限はありますがエコな充電ができます。

日中はリン酸鉄リチウムイオン電池のポータブル電源 EcoFlow RIVER 2(象と散歩: いまどきのポータブル電源の選択で悩む) に充電して、夜間にポータブル電源からリン酸鉄リチウムイオン電池のモバイルバッテリーに充電するとエコ度倍増です。

Post Date:2022年11月20日 

室内でスマホの充電ができるソーラーパネルを選ぶ

窓際でスマホを充電 Jackery SolarSage 60

ソーラーパネルがあれば、電気が使えない状況が暫く続いたとしても一部の家電やスマホの利用を継続することができます。

太陽光で電気がつくれるというのは、ちょっと楽しそうですが、値段もそれなりにするので防災グッズとして購入するにはハードルがあります。


ソーラパネルの普段使い

ソーラパネルを日常的に使うことを考えると、

  1. 日中太陽光でポータブル電源を充電
  2. 夜間にポータブル電源でPCやスマホを充電

ですが、ソーラーパネルの利用をイメージしてみると

  • 外に出したり、片付けるのは面倒くさい
  • 強風やゲリラ豪雨が心配
  • ポータブル電源も外に出す必要がある
  • 1日中日が当たる場所がない

と、あまり普段使いには適してなさそうです。


ソーラーパネルでスマホが充電できれば十分

普段使いであれば、ソーラーパネルを部屋の中で広げて、スマホなどの充電ができるぐらいが現実的かもしれません。

  • 広げてもあまり大きくない
  • 収納性が高い(コンパクト)
  • USB Type-A/Cの出力がある
  • 充電能力に信頼性があるもの

といったソーラーパネルであれば、普段使いができそうです。


Jackery SolarSaga 60 が求めた解だった

ポータブル電源では EcoFlowを選びましたが、ソーラーパネルでは、上記の条件を満たしてくれるものが、Jackery SolarSaga 60 / JVCケンウッド BH-SP68-C でした。

JackeryとJVCケンウッドは業務提携していますが、スペック的には同じで色が異なります。色味はJVCケンウッドの方がよかったのですが、Jackeryをセールで購入。


コンパクトなソーラーパネル

横に広げても86cmなので窓半分のサイズなので、窓に寄せてパネル全面に太陽光を当てることができます。

何より部屋で広げても邪魔にならないサイズですし、収納するときはこの半分になります。ひとつ上の SolarSaga 100 になると122cm に。発電量は68Wから100Wになりますが、部屋で使うにはちょっと邪魔くさいサイズです。

Jackery SolarSaga 60寸法/重量
展開時サイズ幅855x高さ535x奥行5mm
収納時サイズ幅425×高さ535×奥行35mm
重量2.76 kg

足もマジックテープで固定され、二つ折りに閉じると取っ手があり持ち運びに便利です。

Jackery SolarSage 60は収納もコンパクト

また取手の内側凹凸部に磁石が入っているので、閉じたときに簡単に開いてしまうこともありません。

磁石で二つ折りに閉じる SolarSage

SolarSaga 60 は、広げたときのサイズが86cmですが、発電パワーの差はありますが、部屋の中での普段使いを考えたらSolarSaga 60がベストです。


SolarSage 60の出力ポート

Jackery SolarSaga 60にはUSBが出力あるので直接スマホなどを充電することができます。これは部屋の中での普段使いには重要です。Type-Cの出力は最大15Wなので、スマホの急速充電、タブレットの充電はもとより、時間はかかりますが、MacBookAirも充電することができます。

USBポートがあるJackery SolarSage 60

中央のLEDは充電可能な電力が供給できているときは緑色に点灯します。

出力端子電圧
USB Type-A 出力5V/2.4A(12W)
USB Type-C 出力5V/3A(15W)
DC出力 DC7955/790922V/3.09A(68W)

DC出力のプラグは、DC7955/7909で(外径:7.9mm、内径5.5mm、内芯:0.9mm)のオスです。ポータブル電源のDC INがDC7955/7909であればそのまま接続できますが、

保有しているポータブル電源のEcoFlow River MaxはXT60、Suaoki S601がDC5521なので変換プラグが必要です。

SuaokiのDCプラグは5521ですが、5525でも充電可能でした。XT60には、DC5521からXT60の変換ケーブルが使えます。

値段は少し高くなりますが、DC7599/7909のマルチ変換コネクタもあります。

USB出力ポートとDCケーブルはサイドにあるポケットに収納されています。

USBポートと充電ケーブルはサイドポケットに収納

室内でソーラーパネルを使う

窓越しの日差しでも思っていた以上にしっかりと充電できます。ただソーラーパネル全面に太陽光が当たっていないとスマホの充電に時間がかかったり、充電できなかったりします。

窓にソーラーパネルをぶら下げた方が効率的に太陽光に当てられますが、窓枠に木ネジを刺すのを躊躇い、窓の下に置いて使っています。


充電時間

部屋には陽が入らないようにスクロールカーテンの内側にソーラーパネルを置いてみました。

窓の外からみた SolarSage 60

11月だと窓際にソーラパネルを置いてもパネル全面で太陽光を受けられるのが、12:30 - 16:00 ぐらいです。

快晴の日にiPhone8をUSB Type-Aで充電すると 14% → 100%まで3時間かかりました。また SuaokiS601(222W)は、20%ぐらいから充電してみると100%近くまでは充電できましたが3.5時間という時間の中ではフル充電には至りませんでした。

それでも十分に使える範囲です。

スマホやポータブル電源への充電だけどと大した節電にはなりませんが、太陽光で充電できるというのは、科学の実験みたいでワクワク感もあります。

もちろん、いざというときに、どの位の時間で充電ができるかを知っておくことも重要です。


まとめ

部屋に陽が差すのであれば室内(窓際)でソーラーパネルを使いましょう。

  • コンパクトサイズ
  • 収納が簡単
  • USB出力ポートがある

というのが、ソーラーパネルの室内利用に外せない3大要素です。現時点では Jackery SolaSage 60 は、コスパもよくコンパクトながら実用的なソーラーパネルです。

象と散歩: いまどきのポータブル電源の選択で悩む」では、バッテリー寿命と充電時間から EcoFlow River 2(256W)をオススメしています。Jackeryのソーラーパネルを充電するには変換ケーブルが必要となりますが、

  • EcoFlow River 2
  • Jackery SolarSage 60

は、最強の組み合わせです。

キャンプ、車中泊、防災のためだけではなく、普段使いとしてポータブル電源とソーラーパネルを活用してください。

象と散歩:人気の投稿(過去7日間)