下記で紹介した『iro-utsushi 木軸 モクメ 細字』『hocoro シロ 筆文字』と、2種類の万年筆のつけペンを使っています。
- パイロット iro-utsushi<いろうつし> 木軸
- セーラー万年筆 hocoro<ほころ>筆文字
しかし、万年筆でもEF(極細字)とF(細字)しか使ったことがなかったので、もう少し太い字が書けるペンも使ってみたいと、MD PAPER PRODUCTS®︎の『MDつけペン 中字』を購入。
MD PAPER PRODUCTS(MDペーパープロダクト)は、1950年創業の日本の文具メーカーであるミドリが自社開発しているMD用紙(ミドリダイアリー用紙)の魅力を伝えるためのブランドです。MD用紙はクリーム色でとても書き心地のよい紙です。
トラベラーズノートでもMD用紙のリフィルを愛用していますが、『MDノート<新書>』の
- 無駄を削ぎ落としたシンプルさ
- 新書という絶妙なサイズ
- 180°フラットに開く使いやすさ
- 書き心地のよい紙
- 万年筆で書いても裏写りしない
から、最近ではMDノート<新書>派にもなりつつあります。ノートがボロボロになるのが好きではないのでノートカバー(透明)を付けて使っています。
そのMD PAPER PRODUCTから発売されていた『MD万年筆』のペン先を使用したつけペンが『MDつけペン』です。
MDつけペン
ペン軸は、紙パウダー入り合成樹脂のMAPKA(マプカ)が使用されていて、紙51%、ポリプロピレン 41%配合なので紙製品に分類される環境にやさしい素材です。
艶消しの薄いクリーム色は、チープな感じがまるでありません。六角形のフォルもとても握りやすいです。
ペン先はステンレスでMD万年筆のペン先(ニブ)と同じです。鷹のクチバシのように曲がった独特のフォルムです。
ペン先にはハート穴がなく、スリットだけが入っているの特徴的です。
ペンの重さは42gとありますが、これはケース込みの重さで、本体は実測で11gでした。それでもiro-utsushi, hocoro よりも少し重さを感じます。
【商品】
「書く」を愉しむ
とても書きやすいペンで、ペン先をどの角度で紙に当てても書けます。初めてのM(中字)でしたが、「万年筆で書きました!」という文字になります。
細字に比べると線の太さのムラや、インクの濃淡がハッキリとするので、文字に味わいが生まれます。これはこれでちょっと気持ちいいかもしれません。
文字を生み出す美しい音
MDつけペンと同じペン先のMD万年筆の動画を見ると、文字を生み出す美しい音を奏でています。
細字のペン先だともう少しカリカリとした音になりますが、紙の上を滑らかに滑りながらも心地よい音を奏でてくれます。
思った以上に MDつけペンの書き味がよいので、MD万年筆もちょっと欲しくなってしまいます。
ペン先を保護するペンキャップが欲しい
万年筆のつけペンは基本的には同じペン先を長く使うことになります。『hocoro』は独自の機能でペン先を保護しますが、『MDつけペン』にはゴムキャップも付いていません。
持ち運ぶペンではありませんが、保管時にはペン先をカバーしたい。
ガラスペン使いの方々によると、ペン先を保護をするキャップとして『くつわ HiLiNE プニュグリップ』がよいとのことなので、文房具屋さんで見かけたら買おうと思います(単価が安い商品はネットだと割高、、、)
万年筆のつけペンで文字を書くことを愉しむ
『iro-utsushi』にもM(中字)があるので、『iro-utsushi 木軸 M(中字) ブラック』にしようかと思いましたが、折角なら違うタイプのペンにしようと『MDつけペン』を購入しましたが、とても気に入りました。
『iro-utsushi 木軸』『hocoro 筆文字』『MDつけペン』と、それぞれ特徴を持ったつけペンです。
自分の気に入った万年筆のつけペンを見つけて、文字を書くひとときを愉しんでください。